いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

4 / 30
どーもクソ投稿者です。
お気に入り登録者の皆様、こんな駄作をお気に入りにして頂き誠にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。


第3話「エスパーレディ」

どーも皆さんこんにちは、ホオズキ・シズオです。

前日、自分の手でポケモンを捕まえた事に心が踊っている元一般人です。

スピアーは無口だけど、凄く懐いていて大変嬉しい。ニドランとも仲良くやってくれてるみたいだし良かった。

 

今日は休暇を貰い、ヤマブキシティまで足を運んでいた。

と言うのもラムダさんからお前働き過ぎだから、三日程休んで来いと言われてしまい、前々から行きたかったというのもあり来た次第。

残業とかも特にしてないし、最近買い取った土地から大量に出てきた進化の石とかの買い手を探したり、タマムシシティにあるゲームコーナーの改築、後は万が一に備えて団員の職業訓練の打診をしたぐらいなのになぁ。

これ一般団員クラスの仕事だと思うんだけどね。(※違います)

 

でもまぁ、久々の休みだし今日は思いっきり羽を伸ばすとしよう。

カントー随一の大都会だ、楽しんでいくぞ!!

と普通の若者ならショッピングにうつつを抜かすだろう。

俺は何をするかって?

シルフカンパニーの見学ツアーに参加しています。

だってモンスターボールの加工を生で見れるって言うし、何なら今後のビジネスライフに生かせるものがないか見ておきたいじゃない。

ショッピングとか食べ歩きとかあんまりしないタイプだし、こういう色んな物を見れるところの方が好きなんだよね。

 

 

 

「すごい勉強になったな」

 

 

 

流石は世界的大企業のシルフカンパニー。

こうして見学ツアーをする程、自身の商品に自信を持っていることの表れだろう。

まさか特典でモンスターボールが貰えるなんて思ってもなかったし、太っ腹だな本当に。

まだ時間もあるし、適当に街でも見ていこうかな。

おっ、あそこにジムがあるしちょっと覗いていこう。

各ジムによって異なるが、挑戦者とジムリーダーのバトルの見学をできるところもある。

調べたところ幸いにもヤマブキジムは、見学可能ということなので行くことにした。

 

 

 

 

 


 

 

[ヤマブキジム]

 

 

 

わぉ……バトルフィールドめちゃくちゃ広いですね。

各ジムによっては、障害物やフィールドに加工を施しているところもあるから特色が出やすい。

しかし、ここヤマブキジムは障害物がなく平坦なフィールドだった。

なんというか……普通だな。シンプルイズベストなんて言葉もあるし、うん……そういうことにしよう。

 

 

 

「これよりジム戦を開始します」

 

 

 

おっ、ジム戦が始まるぞ。

生のジム戦は初めてだから心が踊るな。

 

 

 

「チャレンジャー・カズマ対ジムリーダー・ナツメ

 

レディーファイっ!!」

 

 

 

両者モンスターボールを取りだし、ポケモンを繰り出す。

挑戦者のカズマはブーバー、ジムリーダーのナツメはフーディンを繰り出した。

どちらのポケモンも気合十分といった感じで、よく育てられているのが分かる。

 

 

 

「先手必勝!!ブーバー、かえんほうしゃ!」

 

 

 

先手を打ったのはブーバー。

大きく息を吸い、フーディンへとかえんほうしゃを放つ。

 

 

 

「フーディン……ひかりのかべ」

 

 

 

フーディンは臆することもなく、ひかりのかべを展開しかえんほうしゃを防ぐ。

す、凄い……こんな大迫力のバトルは初めてだ。

本気と本気のぶつかり合いでしか見れないこの手に汗握る緊張感。

ポケモンバトルって……凄い……!

 

 

 

「フーディン……そのままサイコキネシス」

 

 

 

フーディンは両手に持ったスプーンを交差させ、サイコパワーでブーバーを中に浮かせ拘束する。

ブーバーは手足をバタバタ動かすも、何も出来ずにそのまま地面へと叩きつけられた。

 

 

 

「嘘だろ……!ウゾダドンドコドーン!」

 

 

 

一撃決着。

エスパータイプの恐ろしさの片鱗を味わった挑戦者は、悔しさのあまりに叫んでいた。

流石に俺もこの決着には驚く。

あの挑戦者も間違いなく実力者なのだが、ジムリーダーのナツメはその上を行く実力者。

勝負の世界は恐ろしい。

 

 

 

「…………」

 

 

 

決着がつき、フーディンをモンスターボールへと戻したナツメは横目でこちらの事を見ていた。

見学者が珍しいのかな?

もしかして俺に気がある?そんなわけないか、あんなスタイルが良い黒髪ロングの美人さんが…………自分で言っててめちゃくちゃ悲しくなるからやめよう……

見学者用の席から立ち上がり、出口に向かおうとした時だった。

 

 

 

「すみません」

 

 

 

と一人の男性が俺に声をかけてきた。

なんだ?俺なにかしちゃいましたか?

 

 

 

「いきなりお声をお掛けして申し訳ありません

 

私、ここでジムトレーナーをしているものです」

 

 

「あっ、これはどうもご丁寧にありがとうございます」

 

 

 

なんでジムトレーナーの方が俺に声を?

うーんなんだろう、この感覚前にも感じたような。

 

 

 

「お時間があれば良いのですが

 

ジムリーダー・ナツメが貴方にお会いしたいと申しております」

 

 

 

…………はい?

ジムリーダーのナツメさんが俺と会いたい。

どうして、何もしてないよ俺。まぁ……会うだけならいいか。

 

 

 

「分かりました、時間も大丈夫ですしお願いします」

 

 

 

 


 

 

 

応接室に案内された俺は出されたお茶に舌鼓を打ちつつ、ナツメさんが来るのを待っていた。

それにしてもこのお茶美味しいな、後で銘柄聞こうかな。

ガチャと出入口の扉が開く音が部屋に響く。

黒いロングを靡かせながら、入ってきたのは件のジムリーダー・ナツメさん。

近くで見ると益々美人だな。まさにこういう人の事を高嶺の花って言うんだろうな。

 

そんな考えをしているとナツメさんは俺の対面のソファーに腰を落とす。

 

 

 

「あのぉ……それでご要件というのは……」

 

 

「…………貴方には聞きたい事があるの……」

 

 

 

聞きたい事?

なんだろう……俺のスリーサイズでも聞きたいのかな?

 

 

 

「貴方も…………超能力者なの?」

 

 

 

はい?

俺が超能力者なわけないじゃないですか。

手から波動みたいなのも出せませんよ笑。

 

 

 

「違いますよ

 

俺みたいな一般人が超能力者なわけないじゃないですか……あはは……」

 

 

 

ナツメさんは俺を舐め回すかのように凝視している。

ええ……なにこれ新手のプレイか何かで……

いくら美人でもそういうのはちょっと困ります。

 

 

 

「どうやら嘘ではないようね……失礼したわ」

 

 

 

どうやら納得していただいたようだ。

あぁ……よく分からないけど良かったよ。

 

 

 

「私は超能力者なの、あなたの心を読もうとしたけど全く読めなかったの」

 

 

 

はい……?

超能力者って超能力者?

マジかよ……本物を初めて見たよ……

挨拶がわりと言わんばかりに空中で手も触れずにスプーン曲げていた。

すげぇ……これで遠くにあるものが自在に手元に持ってこれますね。

 

 

 

「貴方はこの力を見て気持ち悪いとは思わないの?」

 

 

「え?だってこんな力あれば、色々できるじゃないですか

 

俺は少なくとも気持ち悪いとは思いませんし、寧ろ羨ましいですよ」

 

 

 

と俺は正直な意見を述べた。

だって実際あったら便利だし、使ってみたいという子供心みたいなものがある。

ナツメさんはマジかこいつみたいな顔をして固まっていた。

俺そんな失礼なことを言っちゃったかな?

 

 

 

「フフッ……面白い人、良ければまたお話してくれないかしら?」

 

 

 

とナツメさんはそう言うとメモ用紙を渡してきた。

 

 

 

「私個人の番号よ、時間が空いた日があればお茶でもしましょう」

 

 

 

え?嘘嘘嘘!?

こんな美人さんからのお誘いなんてご褒美でしかないですよ!

ありがとうございます!!

 

 

 

「よ、喜んで!?」

 

 

 

こうして俺は、新たな出会いに恵まれた。

 

 

 

 


 

 

[翌日]

 

 

 

どうも、朝からテンションが高いホオズキ・シズオです。

昨日はよく分からないけど、ナツメさんの電話番号を手に入れた事で、変なテンションになっていてラムダさんに怒られました。

でも幸せなのでOKです。

三日間の連休も無事に消化し、またいつもの業務に戻ったわけですがこちらも順風満帆と言える結果でした。

進化の石の買い手も見つかり、ゲームコーナーの地下にアジトを作ったり、団員達も積極的に職業訓練に励んでいたりとボスからお褒めの言葉を頂きました。

ラムダさんは、お前はすげぇよと若干コイツやばいわみたいな目で見られてちょっとショックを受けましたよ。

俺ただ、真面目に働いてるだけなのになぁ……ショボーン……

 

とそんなことをしていたら事務所の電話が鳴る。

慌てて受話器を取ると、出たのはなんとボスであった。

 

 

 

「ぼ、ボス!?おはようございます!」

 

 

「あぁ、おはよう

 

すまないがホオズキ、お昼に少し時間を作れないか?

 

お前と食事に行きたいと思うんだが」

 

 

 

……………………えぇぇぇぇぇぇえええええ!??

 

 

 

 

 

[to be continued]




ロケット団でのホオズキ君の評価はこんな感じです。


サカキ様→優秀な部下


ラムダ→コイツやっば、優秀な部下


一般団員→あの人すげぇ!、憧れの人


と言った感じになっています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。