いつの間にかロケット団に入っていた件について 作:レイノート
本日は大晦日ということもあり、少し短めになります。
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あっ、皆さんこんにちはホオズキ・シズオです。
ボスとの会食を終えた後に、たまたま助けたナゾノクサを保護していたら何故かジムリーダーのエリカさんの家にお呼ばれすることになりました。
ふふっ、何言ってるか分からないだろう。俺もわかんない。
「お待たせ致しました」
先程来ていた着物とは別の着物に着替え直していたようだ。
いやぁ~エリカさん美人だから何着ても似合っちゃうな。
「もうホオズキさんたらお世辞がお上手ですこと」
おっと心の声が漏れていたようだ。
思わず出た本音だからちょっと恥ずかしい。
エリカさんもこころなしか嬉しそうだしよかった。
「では改めまして、この度はナゾノクサを助けて頂き誠にありがとうございます
貴方の勇気ある行動により、小さい命が救われました
感謝の言葉しかごさいません」
改めて感謝の言葉を言われると少し照れる。
あんまり家族以外の人から御礼を言われた事ないから、ちょっぴり嬉しい。
「此度の事につきましては、感謝の気持ちとしてこちらをお受け取りください」
エリカさんは小さな小箱を取り出す。
まさか玉手箱!?開けたら年取るあれじゃないよね!?
「ご安心ください、そのような怪しい代物ではございません
こちらはつきのいしと呼ばれる貴重な石ですわ」
おっふ……そんな貴重な物、逆に受け取りにくいですよ!
てかナチュラルに心読むのもやめてください!
ナツメさんでも読めなかったのに!
「嫌でもこんな貴重な物を受け取れませんよ
それに俺じゃなくてスピアーのおかげですし……」
「そんなにご謙遜なさらないでください
ホオズキさんの優しさはナゾノクサが教えてくれました
それでなくとも目を見れば、貴方が慈悲深い殿方というのは見て取れます」
そ、そこまで言われると悪い気はしないな。
まあ単純に争い事が苦手ってだけですけどね。
「だからこそ、この石は貴方にこそ相応しい……
どうぞ、お受け取りくださいまし」
ここまで言われてしまったら受け取る他ないよな。
人の感謝は素直に受け取るものだっておばあちゃんも言ってたしね。
「分かりました、大切に扱わせて頂きます」
俺もエリカさんに深々と頭を下げる。
これで一件落着。さて早く戻らないとな。
「今日はありがとうございました、では私はこの辺で失礼します」
俺は立ち上がりエリカさんに挨拶を済まして部屋を出ていこうとした時、
「お待ちください、もしよろしければなのですが……携帯番号を交換しませんか?」
……………………はい?
こんな絵に書いた大和撫子のエリカさんと電話番号交換してもいいんですか?
ならば答えは一つだァ!
「よ、喜んで!!」
[エリカside]
あれは私が稽古に夢中になっていた時でした。
ジムトレーナーの方々とのバトルを終え、ゆっくりとしているとナゾノクサがいなくなっている事に気づきました。
私は直ぐに人を集め、ジム内から周辺地域にかけて捜索をしましたが、ナゾノクサは見つかることはありません。
ジュンサーさんにお声かけをして、捜索願いを出し私はその足で探し回りました。
もうダメかもと一瞬脳裏をよぎる。
最悪な結果を考えてしまう。
諦めてはダメ、そう思い私は最後の望みをかけてポケモンセンターへと向かう。
息を切らしながら、何とか辿り着くとそこには探していたナゾノクサと一人の殿方。
無事に保護されていたことに安堵する。
「(良かった……本当に良かった……)」
ホオズキ・シズオさん。
ナゾノクサを保護してくれた殿方の名。とても素敵な名前ですわ。
自分の功績を鼻にかけることの無い謙虚な姿も素敵な方。
あぁ……これは相応の対応せねばいけないと思った私は、自身の屋敷へと招待する。
「ふふっ」
思わず笑みが零れてしまう。
私を気遣い、それでいて素直な人柄が輝いて見える。
何ででしょうか、殿方に対してここまでの興味を持つのは初めてでした。
この気持ちはなんでしょう……ホオズキさんと話しているととても楽しい。
なので私はまた彼と話したいと思い、自身の番号を伝える。
この気持ちを知るには……彼ともっと話せねば分からないだろう。
[翌日]
どうもこんにちはホオズキ・シズオです。
朝からスーパーハイテンションでいたら、ラムダさんに怒られました。
流石に自分でもおかしいテンションだったので反省しよう。
今日は休みなので、ニドランとスピアーと遊んでいた。
二匹とも楽しそうなので、俺も嬉しい。
あぁ……仕事での疲れが癒されるよマジで。ポケモンセラピーってすごい。
「幸せ……」
少し余韻に浸っていると電話が掛かってきた。
誰だ、今日は休みだと言うのに。
「もしもし、ホオズキです」
「おうラムダだ、休みの時にすまないな」
ラムダさんからの電話とは珍しいな。
休みの日とかは、気遣って電話とかはしてこないのに、なにか緊急の用かな。
「すまないがお前には明日からジョウト地方に行ってもらう」
………………えぇえええええええええ!?まさかの左遷!?
[to be continued]
またしても縁を作る男、ホオズキ・シズオ。
なんだろう……美人ばかり縁を作るのをやめてもらってもいいですか?
とまぁ冗談はさておき、アンケートは暫く実施するのでそちらもよろしくお願いします。