いつの間にかロケット団に入っていた件について   作:レイノート

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どうもクソ投稿者です。
ただいまアンケートでは、シロナ様とミカンちゃんの激突でたいへん驚いております。
期間はまだまだ設けるのでご安心ください。


第7話「ギャルと悪党といかりまんじゅう」

皆さんこんにちは、ホオズキ・シズオです。

今日はオフなので、コガネシティに観光にしに来ました。

いやぁ~ヤマブキシティと同じぐらい人が多く、賑わっている。

有名なコガネ百貨店やラジオとう等、回るところが多くて大変だな。

 

 

 

「でもこういう所ってすごい勉強になるよな」

 

 

 

何がなんでも売るという姿勢が商売繁盛にも繋がっているというのは紛れもない事実だろう。

言葉巧みに相手に商品を買わせる話術には目を見張るものがある。

押しの強さもまた大切なのかと思ってしまう。

といけない……今日はオフだと言うのに、仕事の事を考えてしまった。

ロケット団に入ってからは仕事にやりがいを感じるようになったから、色んな事を仕事に生かせないか考えるのが癖になってしまったんだよな。

 

うん、今日は仕事を考えるのは禁止。

さーてまずはコガネ百貨店にでも行きますか。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

わーお凄い人だな。

平日とはいえ、人の入りが多い。

流石はコガネ百貨店だ。

ん?あの長蛇の列は一体なんだ?

 

 

 

「本日限定!チョウジタウンのいかりまんじゅうを限定販売しております!!

 

先着順となりますのでご了承ください!」

 

 

 

おお~いかりまんじゅうと言えばチョウジタウン屈指の名産品だ。

食べたら飛ぶぞと言われる程の美味さであるとか何とか。

これは重畳、早速並ぶとしよう。

 

 

 

 


 

 

 

ふう、危なかった……俺で最後の一箱だったからギリセーフ。

屋上でゆっくり堪能するとしよう。

 

 

 

「ええ!?もう売り切れなん!?」

 

 

「申し訳ありません……全て売り切れとなっておりまして……」

 

 

 

店員は申し訳なさそうにして、ピンク髪の少女に謝っていた。

あれまぁ……販売時間に間に合わなかったのか。

あの少女には残念としか言えないけど、早く屋上に行こう。

 

 

 

「うわーん!!限定販売やから楽しみにしとったのに!!」

 

 

 

と少女は大声で泣き始めてしまった。

え!ちょ!そこで泣き始めちゃうの!?

確かに食べ物の怨みは恐ろしいとは聞くけども、泣き始めるとは予想外だった。

まずいな、このままだと他のお客さんにも迷惑かけちゃうしな。

どうせ一人で食べ切れる量じゃないし……

 

 

 

「ねぇ、君

 

お兄さん、いかりまんじゅう買ったんだけど一人じゃ食べきれないから一緒に食べない?」

 

 

「え?本当…?」

 

 

 

下手すると誘拐犯みたいな言い方になっちゃったけど、俺は断じてそんな事はしないからね!?

女の子が悲しむ姿なんて見たくないしね。

無事に泣き止んでくれたからよかったよ。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

「んまぁーい!!最高や、いかりまんじゅう!」

 

 

 

満面な笑みでいかりまんじゅうを頬張る、この少女の名はアカネちゃんと言うらしい。

友達との用事でいかりまんじゅうの販売に間に合わなかったそうだ。

それならば仕方ないね。

友達想いのいい子じゃないか、そんないい子には沢山食べて貰おう。

 

 

 

「ホオズキさん、ホンマにありがとうな」

 

 

「気にしなくていいよ、一人じゃ食べきれなかったしね」

 

 

 

一、二個食べて残りはヌオーに食べてもらおうと思ってたし、アカネちゃんは本当に運がよかったよ。

 

 

 

「ホオズキさんは、コガネにどないな用できたんや?」

 

 

「今日は仕事がオフだから…コガネシティを観光しに来たかな」

 

 

 

と言ってもコガネ百貨店以外、特に行くところを決めていない。

やっべ…どうしよう。

 

 

 

「それならうちが案内したろうか?

 

コガネの事ならこのアカネちゃんに任せとき!」

 

 

 

なん…だと…?

こんな可愛い女の子が案内してくれる?

いや流石に…こんな怪しい男と一緒にいたら勘違いされそうだしな。

 

 

 

「うちじゃ…不満?」

 

 

 

うっ…やめるんだアカネちゃん。

その上目遣いは俺に効く。

ここまでお願いしてくれてるんだから…お願いしようかな。

 

 

 

「じゃあ…お願いします」

 

 

 

 


 

 

 

あれから俺は夢のような時間を過ごした。

アカネちゃんに導かれるまま、ラジオ塔から穴場のスポットまで色んな所を楽しむ事が出来た。

これって実質デートじゃないか?いやこんな冴えない男が彼氏じゃ失礼か。

やめておこう……虚しくなるから……

 

 

 

「今日は楽しかったよ、ありがとう」

 

 

「こんなの礼のうち入らんわ、今度はもっとすごいところに連れて行くさかい

 

あっ、これうちの電話番号あげるわ」

 

 

 

なんだろう…嬉しいんだけども……

アカネちゃんだけに限らないけど、エリカさんやナツメさんもよくこんな得体の知れない男にホイホイ電話番号渡せるんだ。

最近の女の子ってこんなに大胆なの?え……肝が据わりすぎじゃない。

 

 

 

「あ、ありがとう……でもたまたま知り合った人に電話番号渡すのはちょっと危ないと思うんだけど」

 

 

「なんでや?

 

ホオズキさんめっちゃ優しい人やから大丈夫や」

 

 

 

めちゃくちゃ純粋すぎて逆に怖い。

確かに俺だったからいいけど、あんまりこういうことしちゃダメだからね!?

はぁ…でも楽しかったからいいや。

 

 

 

「じゃあまた機会があったら宜しくね」

 

 

「ほな、さよなら~」

 

 

 

こうして俺はコガネシティを後にした。

次に会うとすれば、もっと成長しているだろうな。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

[アカネside]

 

 

 

ホンマにええ人やったな。

うちみたいな知らん奴に、あんなに親切にしてくれるなんて思いもしなかったわ。

コガネの色んなとこ案内したけど、楽しんでくれてこっちも嬉しかったし。

顔もむっちゃ好みやったし、今度アタックしてやるさかい。

それまで女の子らしさ磨かなアカンな。

 

 

 

 

 

 

[to be continued]

 

 

 

 




えーと読者様からの質問でホオズキ君はなぜあんなにモテるんですかという質問が来ておりました。


A、彼の優しさですかね


彼みたいな優しさを持つことが大切だと思います。
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