東方回転精   作:匿さん

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年始で忙しかったので初投稿です。





三話 「初出勤」

朝起きると、知らない天井が目に入った。

 

「え、どこ?ここ?」

 

少し考えて、

 

「あっそっかぁ」

 

夢じゃなかったのかぁ、本当に東方の世界に来たのか、そういえば僕は元の世界に戻れるのだろうか?体が妖精だから出れないとかあるんじゃないのかな。

 

でも、そう考えると初日に香霖堂で雇ってもらえたのはかなりラッキーだな。しかも、住処がないみたいなことを言ってみたら、空き部屋まで貸してくれたし。

 

帰りてぇなぁ、、、

 

そんなことを考えていると部屋の扉がノックされる。幻想郷では珍しく洋風な構造の家だと昨日、霖之助さんが自慢していた気がする。

 

「もう起きてるかい。ユウ?」

 

「起きてますよ店長」

 

ユウ、この世界での俺の名前だ。

 

名付け親の店長曰く、妖精みたいな様々な現象の権化は、名前が付く事で己という存在がはっきりするらしい。知らんけど。

 

チルノとかクラピとかもそんな感じなのかな。

 

「店長か、案外悪くない響きだな。とりあえず、用意ができたら業務内容を説明するから店の方まで来てくれ」

 

「分かりました」

 

香霖堂って外の世界の物も取り扱ってるんじゃなかったっけ、色々感づかれないように気をつけなきゃ。一応、生まれたばかりの妖精というていだしねえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました」

 

「意外と早かったね、それじゃあ早速ここ、香霖堂について説明していこうか」

 

それから、約30分みっちり説明された。基本情報は僕が知っている香霖堂と大して変わらないようで安心したが、外の世界のものだけでなく、妖怪用や魔法、果ては冥界の道具まで扱ってるとは知らなんだ。

 

「基本的なことはざっとこんな感じだが、今日君にやってもらいたいのは店番だ」

 

「えっ、いきなり店番なんてやって大丈夫なんですか?」

 

「客なんて滅多に来ないからね」

 

「自分で言ってて悲しくないんですか、、、」

 

「とりあえず、僕は隣の蔵で外の道具の鑑定をしてるから、よろしく頼むよ」

 

「はい!店長!」

 

店長が出て行ってから物であふれかえっている店内を見回してみる。玩具にゲーム機、PCから洗濯機、ブラウン管テレビまである。中には、怪しげなお札や僕の背丈より大きい刀もあった。

 

「あっ!ファミコンじゃん」

 

見慣れた小豆色の機体が目に入る。

 

「でも電気がないからなぁ」

 

そんな現代ではなかなかお目にかかれない珍しい品々を眺めていると、

 

「なんだこれ、仮面?」

 

ふと目に入ったのは、虹の模様が入った仮面だった。何か特別というわけではないが、どこかで見たことがあるように感じてならなかったのだ。

 

「どっかで見たことがあるような…なんだっけ?」

 

なんとなく思い出せそうな気がしたが、ドアの小窓にちらつく人影によって遮られる。

 

「あれ?お客って来ないんじゃ…」

 

などとつぶやくと同時に勢いよくドアが開かれる。

 

「文々。新聞号外でーす!」

 

 




遅くなってスイマセン、ダクソとかバレットフィリアやってました

主人公の能力開花はあと数話待ってください…
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