ジャスティスダンガンロンパX4  強くてコロシアイ再履修   作:M.T.

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非日常編②(学級裁判前編)

コトダマリスト

 

【モノクマファイル①】

モノクマファイル①

被害者は【超高校級のバレーボール選手】玉越翼。

死亡推定時刻は午前0時10分頃。

死体発見場所は校舎1Fの保健室。

死因は失血死。

上半身の前側に刃物で斬りつけられたと思われる深い切創と、腹部に複数の刺し傷が見られる。

刺し傷は背中にまで貫通している。

 

【校則の十四番目の項目】

死体を三人が発見した時点で死体発見アナウンスが放送されるが、クロはカウントされない。

 

【黒いゴミ】

知崎君が保健室に落ちているのを見つけた。

どうやら剥がれたネイルのようだ。

 

【小鳥遊さんの検視結果】

おそらく犯人は、刃物で斬りつけた後でトドメを刺すために何度も刺したと思われる。

切り傷は左肩から右脇腹に向かって走っているので、犯人は右利きの可能性が高い。

斬った後で何度も刺しているので、犯人は素人だと思われる。

 

【小鳥遊さんの証言】

研究棟にある古城さんの研究室を探しに行ったら鍵がかかっていた。

モノDJに鍵を開けてもらって中に入ると、マナが甲冑を着て寝ていた。

 

【謎のメッセージ】

保健室の床に血で『4Q』と書かれていた。

筆跡から見て玉越さんが生前に書いたものとみて間違いない。

メッセージの右横に不自然に血がついている。

 

【マナ宛の手紙】

マナが持っていた手紙。

深夜にインターホンが鳴り、出てみるとドアの隙間に挟まっていたらしい。

『脱出の手掛かりになりそうな物を発見。夜の2時に【超高校級の考古学者】の研究室の前に集合。モノクマに怪しまれるといけないから、誰にも言わずに一人で来る事』と書かれている。

ブロック体で書かれているため、犯人の特定は不可能。

 

【マナの証言】

手紙に書いてあった古城さんの研究室に行こうとしたところ、いきなり後頭部を殴られたらしい。

 

【たんこぶ】

マナの後頭部にたんこぶができていた。

少し血も出ていて、かなり強く打撃を受けたようだ。

 

【お医者さんなりきりセット】

保健室のロッカーから1セット無くなっていた。

男子用は額帯鏡と白衣、女子用は露出度高めのナース服と網タイツが入っていて、全員のサイズに対応している。

無くなったのは館井君用。

 

【遅効性の下剤】

保健室からなくなっていた。

 

【血のついた電マ】

保健室に無造作に置いてあった。

よく見ると血が少量付着している。

 

【購買部の購入履歴】

午前0時50分に紙オムツが一点購入されている。

 

【コピー機の履歴】

昨日の午後9時頃に利用されている。

印刷内容は手帳のメモ機能のスクリーンショット。

 

【金ピカの日本刀】

古城さんの研究室のもの。

刃の部分が血塗れになっている。

 

【古城さんの研究室の甲冑】

古城さんの研究室の曰く付きの甲冑。

 

【壊れた蝶ネクタイ型変声機】

マナがガチャガチャの景品で当てたもの。

ゲットした直後に壊れて使い物にならない。

 

【糸がついたセロテープ】

サムターンに貼り付けてあった。

何故かセロテープに糸が付いている。

 

【死体発見アナウンス】

聖蘭さん、私、秋山君の順に玉越さんを発見した直後にアナウンスが鳴った。

 

【血のついた白衣】

焼却炉に捨ててあった。

背中側に血がついている。

 

【血のついた額帯鏡】

焼却炉に捨ててあった。

血がついている。

 

【薬品の瓶】

焼却炉に捨ててあった。

ラベルが燃えてしまっているため、中身まではわからない。

 

【水道水の入ったペットボトル】

トラッシュルームのゴミ箱に捨ててあった。

元は食峰君が朝食作り用に水道水を溜めていたもの。

食峰君が厨房に来た時には、何故か数本持ち出されていた。

 

【焼却炉のスイッチ】

焼却炉を起動させるためのスイッチ。

スイッチは鉄格子で封じられている。

鉄格子の間隔は腕一本も通せない程狭い。

スイッチには何故か血がついている。

 

【古城さんの証言】

夜中に校舎に甲冑を着た落武者の霊が現れたらしい。

 

【亡霊の声】

落武者の霊は不気味な笑い声を上げていた。

しわがれた男の声だったらしい。

知っているのは私、知崎君、古城さん、越目君の4人だけ。

 

 

 


 

 

 

エレベーターが止まると、扉が開いた。

目の前には裁判所のような部屋が広がっており、席が環状に並べられていた。

その奥では、モノクマとモノDJが専用の席で偉そうにふんぞり返っていた。

 

『やっと全員来たね。それでは、全員自分の名前が書かれた席について下さい!』

 

そう促され、全員自分の席につく。

時計回りに、秋山君、加賀君、マナ、古城さん、越目君、食峰君、聖蘭さん、小鳥遊さん、館井君、玉越さん、知崎君、ネロ、響さん、私、目野さん、闇内君の順に並んだ。

 

『ヘイヘイヘーイ!!!全員席についたなァ!!!』

 

『それでは、始めましょうか!お待ちかねの学級裁判を!』

 

 

 

《学級裁判 開廷!》

 

 

 

モノクマ『ではまず裁判の簡単な説明をしておきましょう。学級裁判では『仲間を殺した犯人は誰か』について議論をし、その結果はオマエラの投票によって決まります!』

 

モノDJ『もし正解ならクロのみがオシオキ!!不正解ならクロのみが『卒業』、それ以外の全員がオシオキだぜYEAH!!!!』

 

聲伽「それより、アレは何?」

 

そう言ってマナは、玉越さんの証言台を指差した。

玉越さんの証言台には、玉越さんのモノクロの顔写真にバレーボールの模様が描かれた遺影が飾られていた。

 

モノDJ『へいへい愛ガール!!翼ガールに対して『アレ』はねえんじゃねえのか!?』

 

モノクマ『玉越サンだってオマエラの仲間だったんだから、死んだからって仲間外れはカワイソウでしょ?』

 

越目「ふざけんじゃねえ!!玉越ちゃんの死を弄びやがって!!」

 

響「悪趣味にも程があんだろクソが!!」

 

二匹がゲラゲラと笑うと、越目君と響さんが怒りのあまり怒鳴りつけた。

二人は最近玉越さんと仲がよかったものね…

すると、ネロが冷静に口を挟んだ。

 

ネロ「おいおい、今はそんな事気にしてる場合か?」

 

秋山「確かにね…玉越さんの為にも、早く犯人を見つけないと。腐和さん、議長をお願いできるかな」

 

腐和「えっ、わ、私…!?」

 

いきなり議長って言われても…

何というか、心の準備が…

 

聲伽「確かに、緋色ちゃんはおまわりさんやけんね!うちも緋色ちゃんが一番議長にふさわしいと思う!」

 

越目「そ、そうだな!腐和ちゃんなら安心だぜ!」

 

知崎「うわっ、さすが粧太おにい。緋色ちゃんの金魚のフンだねえ」

 

越目「う、うるせえ!」

 

ネロ「まあいいんじゃねえか?バカガキ一人の為に突っ込んでいくような奴が犯人だとは考えにくいからな」

 

いちいち一言二言多いわね…

 

腐和「……わかったわ。このままだと議論が進まなさそうだし、私がやるわ。まずは事件当時の状況を振り返りましょう」

 

 

 

ーーー 議論開始!! ーーー

 

 

 

秋山「じゃあ俺がモノクマファイルを読むよ。被害者は《【超高校級のバレーボール選手】玉越翼》。死亡推定時刻は《午前0時10分頃》。死体発見場所は《校舎1Fの保健室》」

 

越目「クソッ…玉越ちゃん…何で…!!」

 

秋山「死因は《失血死》。上半身の前側に刃物で斬りつけられたと思われる深い切創と、腹部に複数の刺し傷が見られる。刺し傷は背中にまで貫通している。以上だよ」

 

知崎「刃物?何を使ったんだろうねぇ!」

 

聖蘭「やはり《ナイフ》でしょうか?」

 

館井「卑劣な………!!」

 

ちょっと待って、今おかしい発言をした人がいなかった?

 

 

 

《ナイフ》⬅︎【モノクマファイル①】

 

「それは違うわ!!」

 

《論 破》

 

 

 

聖蘭「ええと、私が何かおかしな発言をしましたか?」

 

腐和「モノクマファイルをよく見て。『刃物で斬りつけられたと思われる深い切創』と『背中まで貫通する刺し傷』があると書かれているでしょう?ナイフだと、刃渡りが足りないと思うの」

 

聖蘭「あっ……」

 

古城「じゃがそのモノクマファイルとやらが捏造かもしれんじゃろう!!」

 

小鳥遊 “それはないと思います。検視結果と一致していたので”

 

秋山「うん、じゃあ凶器は長めの刃物と見て良さそうだね」

 

腐和「そうね。じゃあ次は凶器について話し合いましょうか」

 

 

 

ーーー 議論開始!! ーーー

 

 

 

目野「古城さんの《ツルハシ》の斬殺丸はどうでしょう!?名前にも『斬殺』と入っているじゃないですか!」

 

古城「貴様、ワシを疑っておるのか!?」

 

加賀「まず刃渡りが足りないと思うんだが……」

 

館井「………厨房の《刺身包丁》はどうだ?」

 

知崎「じゃあ怪しいのは満おにいだね!」

 

食峰「お、オレじゃねえぞ!!」

 

越目「闇内の《腰に差してる刀》は?」

 

闇内「な…!拙者は無実でござる!!」

 

秋山「うーん、常識的に考えて古城さんの《研究室の日本刀》じゃないかな」

 

あの人の意見に賛成したい。

 

 

 

《研究室の日本刀》⬅︎【金ピカの日本刀】

 

「それに賛成よ!!」

 

《同 意》

 

 

 

腐和「凶器は古城さんの研究室にあった金ピカの日本刀だと思うわ」

 

聲伽「ああ、あのゴージャスな刀やね!」

 

目野「そんなものがあったんですか!!」

 

腐和「ええ。古城さんの研究室に血のついた日本刀があったの。あれが凶器と考えていいんじゃないかしら」

 

加賀「なるほど、確かに日本刀で斬りつけたと考えれば納得がいくな」

 

腐和「これで死因と凶器は明らかになったわね」

 

加賀「だが返り血は?刀で斬ったりなんかしたら血を浴びそうなものだが」

 

ネロ「確かになァ…夜時間中だと風呂やランドリーも使えねえしな」

 

腐和「じゃあ犯人はどうやって返り血を防いだのか、議論してみる必要がありそうね」

 

 

 

ーーー 議論開始!! ーーー

 

 

 

知崎「《魔法》じゃない?というわけで久遠おにいが犯人だと思いまーす!」

 

加賀「俺は君を何だと思ってるんだ?」

 

聲伽「血を防げそうなもの…あっ、《レインコート》とかは!?」

 

目野「購買部の購入履歴にはレインコートはありませんでしたよ!」

 

響「《シーツ》じゃねえのか?」

 

ネロ「クマ公共の用意した《コスプレグッズ》が怪しそうだがなぁ」

 

あの人の意見に賛成したい。

 

 

 

《コスプレグッズ》⬅︎【血のついた白衣】

 

「それに賛成よ!!」

 

《同 意》

 

 

 

腐和「ネロの言う通り、返り血を防いだものは白衣だと思うわ。トラッシュルームの焼却炉に、背中側に血のついた白衣が捨ててあったの」

 

食峰「ああ、確かにあったな!!でも何で後ろ向きなんだ!?」

 

腐和「多分、返り血を防ぐために後ろ前に着たからだと思うわ」

 

 

 

小鳥遊「ん……」

 

《反 論》

 

 

 

腐和「小鳥遊さん?」

 

小鳥遊 “確かにその推理は一見筋は通ってると思います。でも、それだと説明できない事があります。今からそれを説明していきます”

 

 

 

ーーー 反論ショーダウン開始 ーーー

 

小鳥遊「ん…」

 

小鳥遊 “ネロ君と腐和さんの仮説が正しいとすれば、確かにある程度なら返り血を防げると思います。ですが、全ての返り血を防ぐ事はできません。別の方法で防いだと考えるのが妥当ではないでしょうか?”

 

腐和「でも確かに白衣には血が付いてたし…後から落としたという可能性もあるわ」

 

小鳥遊「む…」

 

小鳥遊 “言っておきますが、犯行が起こったのも玉越さんが発見されたのも夜時間中ですよ。シャワーや浴場、トイレは使えません。水が出ない以上、《返り血を後から落とす手段はありません》。犯人は別の方法で返り血を防いでいて、血のついた白衣は捜査を撹乱する為のミスリードだと思います”

 

確かに、夜時間中だと水が出ないという制約がある。

でもあるのよ、夜時間中でも血を落とす方法が!

 

《返り血を後から落とす手段はありません》⬅︎【水道水の入ったペットボトル】

 

 

 

「その言葉、撃ち抜いてあげる!」

 

《論 破》

 

 

 

腐和「後から汚れを落とす方法はあるわよ」

 

小鳥遊「え…?」

 

腐和「食堂にあったペットボトルよ。犯人は、食峰君が夜時間に朝食を作る為に貯めておいた水道水のペットボトルを持ち出して、ペットボトルの水で残った汚れを落としたのよ。実際、私が朝食を作る為に厨房を訪れた時には不自然に水が減っていたしね」

 

小鳥遊「あ……」

 

食峰「ああ、だから水があんなに減ってたのか!!」

 

ネロ「ふうん、なるほどな。だがそうなると、一つ問題があるぜ?」

 

越目「問題?」

 

ネロ「考えてもみろ、ツバサは【超高校級のバレー選手】だぜ?後前に白衣を着て真剣を振り回したりなんかしたら、間違いなく動作は普段より遅くなる。それを奴が見切れねえと思うか?」

 

聲伽「あ、確かに…」

 

腐和「じゃあ今度は、犯人がどうやって玉越さんを斬りつけたのかについて話し合いましょう」

 

 

 

ーーー 議論開始!! ーーー

 

 

 

闇内「《暗闇》の中で襲いかかったという線は?」

 

秋山「それだと逆に犯人に不利になっちゃわない?」

 

食峰「《『あっ!UFO!』って言った》んじゃねえか!?」

 

館井「………室内だぞ」

 

加賀「《目潰し》でもしたんじゃないか?」

 

響「《スタンガン》でも使ったんじゃねえの?」

 

目野「そうなると腐和さんが怪しくなっちゃいますね!」

 

今、重要な発言をした人がいたわね。

 

 

 

《目潰し》⬅︎【血のついた額帯鏡】

 

「それに賛成よ!!」

 

《同 意》

 

 

 

腐和「加賀君の言う通り、犯人は目潰しをして玉越さんの隙を作ったんだと思うわ」

 

越目「でも目潰しってどうやってやったんだよ?」

 

腐和「おそらく光の反射を使ったのよ。犯人は鏡に照明の光を反射させて、光を玉越さんの顔に当てたのよ。玉越さんが顔に当たった光に怯んだ隙に、持っていた日本刀で斬りつけた、というわけよ」

 

目野「鏡ですか!でもそんなのどこにあったんですかね!?購買部の購入履歴には書いてませんでしたよ!!」

 

それは……

 

 

 

コトダマ提示!

 

【お医者さんなりきりセット】

 

「これよ!!」

 

 

 

腐和「おそらく、保健室のロッカーにあった『お医者さんなりきりセット』だと思うわ。焼却炉に血のついた額帯鏡が捨てられていたの。目潰しに使った鏡は、男子用のセットの中に入っていた額帯鏡よ。返り血を防ぐ為に使った白衣も、そこから調達したものだと思うわ。ねえ、ネロ?」

 

ネロ「ああ。確かにロッカーから趣味の悪いコスプレグッズが1セット無くなってたぜ」

 

腐和「ちなみにサイズは館井君の体格に対応したものだったわ。恐らく、カバー面積を少しでも増やすために一番大きいサイズを選んだんでしょうね。犯人は、玉越さんを殺す為にロッカーから『お医者さんなりきりセット』を持ち出して、殺人が終わったら白衣と額帯鏡を焼却炉で処分しようとした…といったところでしょうね」

 

響「でも夜時間中は焼却炉を使えねえんじゃなかったか?どうやって処分したんだよ」

 

腐和「そうね…じゃあ次はそれについて話し合いましょうか」

 

 

 

ーーー 議論開始!! ーーー

 

 

 

響「まずそもそも《夜時間中は焼却炉を使えねえ》じゃねえか!!どうやって処分するっつーんだよ!?」

 

聖蘭「一応《焼却炉のスイッチ》はございましたが…」

 

食峰「でも焼却炉のスイッチには鉄格子はあるから行けないやっぱり《スイッチを押すのは無理》なんじゃねえのか!?」

 

闇内「うむ…一応見てみたでござるが、拙者の忍術でも押せそうにはなかったでござるな」

 

ん?

今、真実とは違う発言をした人がいたわね。

 

 

 

《スイッチを押すのは無理》⬅︎【焼却炉のスイッチ】

 

「それは違うわ!!」

 

《論 破》

 

 

 

食峰「えっ、オレ!?何か変な事言ったか!?」

 

腐和「あなたは今、『焼却炉のスイッチを押すのは無理』と言ったわよね。でもね、焼却炉のスイッチには血がついていたの。もちろん何もせずに血がつくわけがないし、これは誰かが夜時間中にスイッチを押して焼却炉を稼働させた証明になるんじゃないかしら?」

 

食峰「あっ…で、でも、どうやって押したかはわかってねえじゃねえか!!」

 

館井「………確かに。どうやって押したかがわからない事には、押された事実だけを証明しても無意味ではないのか?」

 

秋山「でも実際スイッチに血はついてるし…あれ?これってどうなるのかな?」

 

夜時間中に焼却炉を稼働させた方法…

それは…

 

 

 

 

 

ー閃きアナグラム開始ー

 

 

 

ニ ホ ン ト ウ デ オ シ タ

 

 

 

【日本刀で押した】

 

「そういう事ね!」

 

 

 

腐和「犯人が犯行を成立させたトリックはこうよ。まずは適当な理由をつけて玉越さんを保健室に呼び出し、白衣を後前に着て額帯鏡を使って目潰しをし、その隙をついて日本刀で斬り伏せた。そして確実にトドメを刺した後、焼却炉に白衣と額帯鏡を捨てに行った。でも夜時間中で焼却炉が使えなかったから、鉄格子の隙間から日本刀を差し込んでスイッチを押して稼働させた。そして残った返り血は厨房のペットボトルの水で洗い流した…これが玉越さんを殺した手口よ」

 

ネロ「なるほどね。だが犯人に繋がる手がかりが無えんじゃなあ…何か犯人を絞れそうな情報は無えのか?」

 

犯人が絞れそうな情報…

もしかしてあれかしら?

 

 

 

コトダマ提示!

 

【小鳥遊さんの検視結果】

 

「これよ!!」

 

 

 

腐和「小鳥遊さんの検視結果によると、犯人は右利きの可能性が高いそうよ。それと、刀をまともに扱った事が無い素人の可能性が高いとも言っていたわね」

 

秋山「ええっと、この中で左利きの人は…」

 

腐和「私よ」

 

越目「オレちゃんもだぜ!」

 

加賀「俺もだ」

 

目野「ハッハァ!!私もですね、ええ!」

 

知崎「はいはーい!ボクも!」

 

ネロ「てめぇは両利きだからノーカウントだ」

 

知崎「えー」

 

聲伽「思うたより左利き多いね…とりあえず犯人は左利きの緋色ちゃん、越目君、加賀君、目野ちゃんと、刀を使い慣れとー闇内くん以外の誰かって事でよかと?」

 

知崎「あ!でもさでもさ!忍おにいが素人に見せかけるためにわざとヘタクソに斬りつけた可能性もあるよね!」

 

闇内「なな!?」

 

加賀「抵抗される可能性もあるのにそんな事する余裕があるのか…?」

 

秋山「うーん、じゃあ一応闇内君も犯人候補に入れといて…」

 

闇内「酷いでござる!!」

 

館井「15人中11人が犯人候補か……」

 

響「そもそも右利きで素人ってだけじゃ情報量が少なすぎんだよクソが!」

 

聖蘭「思ったより絞れませんでしたわね…」

 

腐和「そうでもないわよ」

 

 

 

コトダマ提示!

 

【死体発見アナウンス】

 

「これよ!!」

 

 

 

腐和「死体発見アナウンスは、聖蘭さん、私、秋山君の順番に遺体を発見してから放送されているわ。つまり、聖蘭さんと秋山君も潔白よ」

 

知崎「ああ、なるほど!確かにそうだね!」

 

加賀「では犯人候補はあと9人か。ううむ、半分には絞れたが…」

 

 

 

古城「このワシが斬り伏せてくれるわ!!」

 

《反 論》

 

 

 

腐和「古城さん?」

 

古城「甘い!!甘いわ!!ウヌは肝心な事を忘れておるぞ!!それを今から証明してくれるわ!!」 

 

 

 

ーーー 反論ショーダウン開始 ーーー

 

古城「ウヌは、死体発見アナウンスが鳴る前にその三人が死体を見たから無実だというのじゃな!?」

 

腐和「ええ、そうよ。それがどうしたの?」

 

古城「甘いわァ!!その中に犯人がおるとは考えなかったのか!?大体、推理モノでは第一発見者が一番怪しいと相場が決まっておろうが!!証拠隠滅をするのにはうってつけじゃからのう!!聖蘭が《第一発見者のフリをして》貴様らが来る前に証拠隠滅を図った、その可能性がお主の中からは抜けておるのじゃ!!」

 

第一発見者のフリをして証拠隠滅…

それは絶対にできないはずよ!

 

《第一発見者のフリをして》⬅︎【校則の十四番目の項目】

 

 

 

「その言葉、撃ち抜いてあげる!」

 

《論 破》

 

 

 

腐和「残念だけどそれは通らないわ」

 

古城「な、何故じゃ!?」

 

腐和「犯人は死体発見アナウンスにカウントされないのよ。だから聖蘭さんと秋山君は犯人じゃないわ」

 

秋山「聖蘭さんより前に死体を見てる人がいたら、真っ先に報告してるはずだもんね」

 

越目「じゃあ犯人は今言った6人以外の誰かっつー事か」

 

闇内「せ、拙者ではござらぬぞ!!」

 

知崎「ボクでもないよ!知ってた?」

 

どうしよう、議論が滞ってしまったわね…

もう玉越さんの殺害のトリックは明かしたし、やっぱりそろそろあの事を言うべきなのかしら…?

 

 

 

聖蘭「あの…非常に申し上げにくいのですが、私は一人心当たりのある方を知っておりますの」

 

ネロ「チッ、何だ。だったらもっと早く言え。……と言いたいところだが、誰だ?」

 

聖蘭「古城様ですわ」

 

古城「わ、ワシかあああ!!?」

 

聖蘭「古城様は、私がお迎えに上がった時様子がおかしかったのですわ」

 

越目「あー、そういやずっと何かに怯えてたな」

 

目野「では古城さんが犯人だったのですね!!いやぁーアタクシャあショックですよ!!」

 

古城「違うわァ!!ワシが犯人なワケなかろうがうつけが!!」

 

知崎「え〜、でもさでもさ!キミは外を出歩いてる事を認めてたよね?」

 

秋山「え、そうなの?古城さん、何で夜時間に外に出てたのか説明してくれないかな」

 

古城「それは…こっ、こやつが外に出ろと脅してきたんじゃあ!!」

 

越目「はっ、はあああああ!!?ちょいちょいちょい!!何言ってくれちゃってんの古城ちゃん!?キミ、さっき買い物しに部屋を出たって…」

 

古城「ええいじゃかぁしい黙れい!!ワシは確かにウヌに外に出るよう言われたのじゃ!!よくもワシを嵌めてくれたな、殺人鬼め!!」

 

越目「息するように嘘つくじゃん…コワッ」

 

加賀「醜いな」

 

腐和「……古城さん。自分が犯人だと疑われたくないなら、くだらない嘘つかないでもらえる?」

 

古城「ごっ…ごめんなさい…」

 

腐和「さてと、古城さんが本当に犯人なのかどうか、煮詰めていく必要がありそうね」

 

 

 

ーーー 議論開始! ーーー

 

 

 

聖蘭「古城様は、《夜時間中出歩いて》いらっしゃいましたよね?」

 

古城「そ、それはそうじゃが…」

 

秋山「じゃあその時間帯何をしてたのか教えてくれる?」

 

古城「こ、《購買部にいた》んじゃ!!これは嘘じゃないわい!!」

 

館井「購買部だと……?何をしに行っていたのだ」

 

古城「それは…えっと…」

 

ネロ「フン。何をしに行ったのか言えねえんじゃ、《証明のしようがねえ》じゃねえか」

 

いいえ、あったはずよ。

古城さんが購買部で買い物をした証拠が!

 

 

 

《証明のしようがねえ》⬅︎【購買部の購入履歴】

 

「それは違うわ!!」

 

《論 破》

 

 

 

ネロ「……あ?」

 

腐和「あるのよ、古城さんが購買部で買い物をしていた証拠が。そうでしょう?目野さん」

 

目野「え?ああ、はい!ええとですね、確かに0時50分頃に紙オムツが一点購入されていますね!」

 

闇内「紙オムツとな…?そのような品を何故夜中に買ったのでござるか?」

 

古城「し、仕方ないじゃろうが!!夜中に急に催したんじゃ!!夜時間中は便所が使えぬ故、渋々買いに行ったんじゃ!!【超高校級の考古学者】様がたかが襁褓で外に出て悪かったのう!!」

 

古城さん、いきなり元気になったわね…

開き直ったのかしら。

 

知崎「え〜、でもさでもさぁ!いろはちゃんはどうして夜中に急にトイレに行きたくなったの?知ってる?不思議〜!」

 

古城さんが夜中に急にお手洗いに行きたくなった原因…

もしかして…

 

 

 

コトダマ提示!

 

【遅効性の下剤】【薬品の瓶】

 

「これよ!!」

 

 

 

腐和「多分、下剤が原因じゃないかしら?」

 

知崎「ほぇ?」

 

腐和「保健室から遅効性の下剤が無くなっていたの」

 

小鳥遊「ん」

 

小鳥遊 “ネロ君に聞いたんですが、無くなっていたのは飲んでから6時間後に効果が現れる下剤です。購買部の購入履歴の時刻の6時間前は、ちょうどパーティーの最中なので、古城さんの証言に矛盾はないと思います”

 

越目「じゃあ犯人はパーティーの飯の中に下剤をぶち込んだって事かよ!?」

 

加賀「残念だがそういう事だろうな。だがこれで古城の無実が証明されたわけだ。それと同時に議論が振り出しに戻ったがな」

 

響「…いや、まだ一人怪しい奴がいるぜ。いんだろ?死体発見アナウンスがあってから最後に来た奴がよ!しかもそいつはどう考えてもおかしい事してたじゃねえか!!」

 

 

 

事件現場に最後に来た人…

しかもその人は、普通だったらあり得ない事をしていた。

それって…

 

 

 

《人物指定》

 

 

 

腐和緋色

 

聲伽愛

 

玉越翼

 

小鳥遊由

 

知崎蓮

 

食峰満

 

越目粧太

 

聖蘭マリア

 

古城いろは

 

加賀久遠

 

目野美香子

 

館井建次郎

 

秋山楽斗

 

響歌音

 

ネロ・ヴィアラッテア

 

闇内忍

 

 

 

 

 

➡︎聲伽愛

 

 

 

腐和「あなたの事じゃないの?マナ」

 

聲伽「えっ…う、うち…!?」 

 

腐和「あなたは響さんと小鳥遊さんに呼ばれて最後に保健室に来たわよね?」

 

聲伽「そ、それは…そうだけど…でもうちは犯人やなか!!」

 

響「しらばっくれんじゃねえ!!だったら今朝のアレは何だ!?」

 

聲伽「あ、アレ…?」

 

響「テメェは古城の研究室で変な鎧着てただろうが!!しかもご丁寧に凶器の刀まで持ってなあ!!」

 

…えっ?

ちょっと待って、それってどういう事?

 

腐和「ちょっと響さん、それはどういう事なの?」

 

響「こんな話したらオレが疑われると思ってあえて言わなかったんだがよぉ。もうこの際だからハッキリ言ってやるぜ。コイツは古城の研究室に忍び込んで、全身しっかり変な鎧を着込んで血塗れの金ピカの刀を握ってたんだよ!!」

 

小鳥遊「……ん」

 

小鳥遊 “響さんの言っている事は本当です。ごめんなさい。言わなければとは思っていたんですが、指摘するタイミングを逃してしまって今言う事になってしまいました”

 

館井「何故聲伽が鎧を着ていたのかはわからんが……聲伽は凶器を握った状態で古城の研究室にいたと。そういう事でいいんだな?」

 

目野「じゃあ聲伽さんが犯人って事ですね!?」

 

聲伽「えっ!?ちょっと待ってよ、うちは何も知らん!!お願い、信じてよ!!」

 

響「うるせえ!!もう犯人はテメェで決まりだ!!さっさと認めてあの世で玉越に詫びろや!!」

 

まずい、皆が完全にマナを疑っている。

確かに今朝のマナの言動は正直言っておかしかった。

でも私は、彼女が嘘をついているようには思えない。

何か、見落としている事があるはずよ…!

 

モノクマ『おっと、結論が出たみたいですね。ではでは、投票ター…』

 

 

 

「待て」

 

「待って!」

 

投票にまったをかけたのは、加賀君と秋山君だった。

 

加賀「結論を出すのはまだ早いんじゃないのか」

 

秋山「うん。まだ解き切れていない謎もあるしね」

 

腐和「マナ、私はあなたを信じてるわ。今からあなたが無実だって事を証明してみせる!」

 

 

 

《学級裁判 中断!》

 

 

 

 

 


 

 

 

ーーー 生き残りメンバー ーーー

 

【超高校級の警察官】腐和(ふわ)緋色(ひいろ)

 

【超高校級の幸運】聲伽(こえとぎ)(まな)

 

【超高校級の獣医】小鳥遊(たかなし)(ゆい)

 

【超高校級の???】知崎(ちさき)(れん)

 

【超高校級の美食家】食峰(しょくほう)(みつる)

 

【超高校級のメイクアップアーティスト】越目(こすめ)粧太(しょうた)

 

【超高校級の聖母】聖蘭(せいらん)マリア

 

【超高校級の考古学者】古城(こじょう)いろは

 

【超高校級の魔術師】加賀(かが)久遠(くおん)

 

【超高校級の機械技師】目野(めの)美香子(みかこ)

 

【超高校級の大工】館井(たてい)建次郎(けんじろう)

 

【超高校級の音楽プロデューサー】秋山(あきやま)楽斗(がくと)

 

【超高校級のボーカリスト】(ひびき)歌音(うたね)

 

【超高校級のマフィア】ネロ・ヴィアラッテア

 

【超高校級の忍者】闇内(やみうち)(しのぶ)

 

残り15名

 

 

 

ーーー 死亡メンバー ーーー

 

【超高校級のバレーボール選手】玉越(たまこし)(つばさ)

 

以上1名

 

 

 

 

 

今更だけど推し教えて

  • 腐和緋色
  • 聲伽愛
  • 玉越翼
  • 小鳥遊由
  • 知崎蓮
  • 食峰満
  • 越目粧太
  • 聖蘭マリア
  • 古城いろは
  • 加賀久遠
  • 目野美香子
  • 館井建次郎
  • 秋山楽斗
  • 響歌音
  • ネロ・ヴィアラッテア
  • 闇内忍
  • リカ
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