ジャスティスダンガンロンパX4  強くてコロシアイ再履修   作:M.T.

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非日常編①(捜査編)

どうして…

どうして小鳥遊さんが…

私は、プールに浮かんでいた小鳥遊さんの生首を前にして、理解が追いつかなかった。

プールサイドには、最初に遺体を発見したであろう秋山君、越目君、食峰君、館井君、ネロが立ち尽くしていた。

 

「小鳥遊さん……」

 

「クソッ、チクショオ!!由…何で!!」

 

「うっ、ううっ…た、小鳥遊ちゃん…!」

 

「………っ!!」

 

「…チッ、胸糞悪いモン見せやがって」

 

秋山君は悔しそうに俯き、食峰君は悔しがりながら泣き、越目君は顔を真っ青にしてその場に尻餅をつき、館井君は顔を真っ青にして目を背け、ネロは冷静さを保ちつつも帽子の鍔で目元を隠していた。

私がマナと知崎君を連れてプールに行くと、二人は小鳥遊さんの生首を見て狼狽える。

 

「た、小鳥遊ちゃん…!?そんな、嘘だよね!?」

 

「うわあああああん!!由おねええええええ!!」

 

マナは涙を流しながらその場で立ち尽くし、知崎君は大声で泣き喚いた。

するとその時、加賀君と目野さん、古城さんと闇内君もプールに駆けつけてくる。

 

「はんぎゃあああああああ!!?た、小鳥遊さん!?」

 

「そ、そんな、小鳥遊嬢が…!」

 

「わぎゃああああああああ!!!何事じゃああああ!!!」

 

「……やはり、起こってしまったか」

 

目野さんと古城さんはその場で大声で泣き喚いていた。

闇内君は、目を見開いて動揺していた。

加賀君は、悔しそうに目を瞑って俯いていた。

するとそこへ、聖蘭さんが駆けつけてくる。

 

「一体何なのですか!?今のアナウンスは…!」

 

聖蘭さんは、小鳥遊さんの生首を目の当たりにして叫び声を上げる。

 

「キャアアアアアアアア!!!た、小鳥遊さん…!?そ、そんな…!嘘ですわよね!?」

 

聖蘭さんは、顔面蒼白になってその場で泣き崩れた。

するとその時、またあの二匹が現れる。

 

『ギャハハハハハハ!!!4月1日はとっくの昔に過ぎたぜ!!テメェらはもうコロシアイはしねぇんじゃなかったのかァ!?ハァン!?』

 

『うぷぷぷぷぷ!オマエラの友情ごっこってまるで牛乳雑巾だよね!』

 

「テメェら…!」

 

『それじゃあ今回もモノクマファイルを差し上げますので、捜査時間中に好きなだけ調査をしちゃってくださいな!』

 

『んじゃあ裁判場でまた会おうぜ!!スィーユーアゲイン!!!』

 

『しーゆー!!』

 

そう言ってモノクマとモノDJは、私達の前から姿を消してしまった。

私達は早速、捜査の分担を決める事にした。

すると、マナがおずおずと尋ねる。

 

「検視は誰がやる…?前回は小鳥遊ちゃんがやってくれてたけど…」

 

「俺がやろう。小鳥遊程ではないが、一応解剖学の知識もある」

 

名乗り出たのは、加賀君だった。

 

「俺は犯人ではないから証拠隠滅などするわけがないが、不安なら見張りをつけてくれて構わない」

 

「………俺がやる」

 

「じゃあオレも…オレ、捜査じゃそんなに役に立てねぇだろうし」

 

名乗り出たのは、館井君と越目君だった。

二人とも小鳥遊さんと仲が良かったから、少しでもそばにいてあげたいんだろう。

検視と見張りは二人に任せて、私達は捜査をしよう。

話し合いの結果、捜査組は私と秋山君、マナとネロ、古城さんと闇内君、食峰君と聖蘭さん、知崎君と目野さんの5組に分かれて、古城さん、闇内君、食峰君、聖蘭さんの4人は校舎を、知崎君と目野さんは寄宿舎を、マナとネロは研究棟を調べる事になり、私と秋山君は自分達で捜査をしつつ皆の捜査情報をまとめる係となった。

 

「それじゃあ、調べていこうか。腐和さん」

 

「そうね」

 

私は、秋山君と一緒に捜査を進める事になった。

少しでも多くの情報を集めなきゃ。

それが小鳥遊さんの為でもあるのだから。

 

 

 

ーーー

 

 

 

《捜査開始!》

 

 

 

まずはモノクマファイルを確認しておこう。

 

モノクマファイル②

被害者は【超高校級の獣医】小鳥遊由。

死亡推定時刻は12時20分頃。

死体発見場所は校舎2Fのプール内。

死因は脳挫傷。

頭蓋骨が陥没しており、首が切断されている。

 

 

 

「脳挫傷…か」

 

そういえば、プールにあった小鳥遊さんの頭は血で濡れていたわね。

モノクマファイルにも書いてあるんだし、これが死因とみて間違いなさそうね。

…ん?

何だろう、この違和感は。

前回のファイルと比べて、何かが足りないような気がするのだけれど…

…気のせいかしらね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【モノクマファイル②】

 

 

 

さてと。

ファイルを確認した事だし、一応秋山君にアリバイを聞いておかないとね。

 

「12時頃って、知崎君の手帳を皆で探していた時よね?」

 

「うん、そうだね」

 

「私はマナや知崎君と一緒に手帳を探してたんだけど…秋山君は?」

 

「俺は越目君や聖蘭さんと一緒に倉庫を探してたよ。あっ、でも途中で聖蘭さんが着替えてくるとかで手帳探しを抜けたっけ。それから、越目君もトイレに行ってくるって言って少しの間抜けたかな」

 

「ちなみに聖蘭さんはどのくらいの間手帳探しを抜けていたのかしら?」

 

「うーん…最低でも40分くらいかな」

 

「越目君は?」

 

「15分くらいだったよ」

 

15分か…となると、その時間で小鳥遊さんを殺して首を切断してここに戻ってくるのは不可能ね。

となると、聖蘭さんを除く二人にはアリバイがあるって事ね。

これは裁判の時に提示する情報として覚えておきましょう。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【秋山君の証言】

12時頃、秋山君は越目君、聖蘭さんと一緒に倉庫で知崎君の指輪型電子生徒手帳を探していた。

ただし、越目君はトイレに行く為に15分程度、聖蘭さんは着替えをしに40分以上手帳探しを抜けている。

 

 

 

「さてと。次はプールの方を調べてみないとね」

 

「そうだね」

 

私達は、次はプールを調べに行った。

プールには、小鳥遊さんの首はなかった。

多分、加賀君が検視をする為に胴体のある場所へ移動させたのだろう。

…ん?

あれ?

指輪が落ちてる…

これって、私達の持ってる電子生徒手帳よね?

でも…くっ、取れそうで取れないわね…!

せめてマイナスドライバーとかあれば…

 

「ん?どうしたの、腐和さん」

 

「ごめん秋山君、マイナスドライバー持ってない?」

 

「今は持ってないよ。あ、技術室から取ってこようか?」

 

「お願いね」

 

私が頼むと、秋山君は全速力で技術室にマイナスドライバーを取りに行ってくれた。

私は、秋山君がマイナスドライバーを取りに行ってくれている間に、モノクマに気になった事を尋ねてみる事にした。

 

「モノクマ!」

 

『はい何でしょ?』

 

「夜時間中はプールに入れないのよね?」

 

『はいそうです!』

 

「ちなみに『プールに入る』っていうのは、どこからが『入った』っていう定義になるの?」

 

『ズバリお答えしましょう!プールに入った事になるのは、『プールサイドかプールの水面に身体の一部がついた瞬間』です!夜時間中にプールに入った場合は即オシオキ対象となります!』

 

「じゃあ例えばプールの入り口から何かを投げたり…まああり得ない話だけど、空中浮遊でもしてここに入ってきた場合はプールに入った事にはならないのね?」

 

『その通りです!』

 

 

 

コトダマゲット!

 

【夜時間中のプールの入室】

原則として禁止されている。

ただしプールに入った事になるのは、『プールサイドかプールの水面に身体の一部がついた瞬間』。

 

 

 

「なるほどね…」

 

『もう聞きたい事は無い?』

 

「ちょっと待って。えっと…」

 

私がモノクマに尋ねる事を考えていたその時、秋山君がプールに駆け込んでくる。

秋山君は、見事なコントロールでマイナスドライバーを投げ渡してきた。

 

「腐和さん!お待たせ!」

 

「ありがとう」

 

私は秋山君からマイナスドライバーを受け取ると、排水溝の蓋の隙間にマイナスドライバーを挿し込み、梃子の要領で排水溝の蓋を外した。

排水溝の蓋を外すと、排水溝の中に落ちていた指輪を拾った。

これって…ひょっとして、知崎君の電子生徒手帳かしら?

でもどうしてこんな所に?

昨日最後に彼を見た時は、確かに手帳を指につけてたはずよね?

私は、早速指輪を起動させてみる事にした。

…あれ?電源がつかない…

私は、後ろにいたモノクマに尋ねてみた。

 

「ねえ、これ壊れてるの?どうやっても電源がつかないのだけれど」

 

『うぷぷぷぷ、それはねぇ。ズバリ電池切れです!』

 

「電池切れ?」

 

『その電子生徒手帳は、オマエラの生体電気で充電してるんだよ。つけてるだけでずっと電気が供給されるから充電要らずってわけ。でも外したままだと2時間ぐらいで電池切れになって、また使えるようになるまで3時間以上かかるので注意して下さい!』

 

なるほどね…

 

 

 

コトダマゲット!

 

【指輪型の電子生徒手帳】

プールサイドの排水溝に落ちていた。

電子生徒手帳は一度外すと約2時間で電池切れになり、充電が貯まるまで3時間以上かかる。

 

 

 

私が捜査の結果得られた情報をまとめていると、秋山君が話しかけてくる。

 

「あ、そうだ。電子生徒手帳で思い出したんだけど」

 

「何かしら?」

 

「腐和さんさ、確か朝食の時に電子生徒手帳で小鳥遊さんにメッセージ送ってるよね?」

 

「ええ、それがどうしたの?」

 

「ちょっとその時の会話見せてもらえない?」

 

「それは構わないけど…」

 

私は、秋山君に小鳥遊さんとの会話のログを見せた。

私が小鳥遊さんにメッセージを送った後は、確かに小鳥遊さんがメッセージを返信してくれている。

メッセージが返ってきたのは、9時半頃ね。

って事は、少なくとも今朝の9時半までは小鳥遊さんは生きてたって事よね…?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【メッセージのログ】

午前9時半に小鳥遊さんが私にメッセージを返してくれている。

小鳥遊さんは、少なくとも午前9時半までは生きていた…?

 

 

 

「プールで調べられる事はこれくらいかしらね。次は管理室の方を調べてみない?」

 

「そうだね」

 

私達は、次はプールの管理室を調べてみる事にした。

 

 

 

ーーー 管理室 ーーー

 

管理室に行くと、食峰君と聖蘭さんが管理室を調べていた。

 

「二人は何かわかったかしら?」

 

「おう!何かプールでよく見る旗が落ちてたぜ!」

 

そう言って食峰君は、管理室に落ちてた旗を拾い上げて見せてきた。

何でこんなものがここに…?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【プールの旗】

プールによくかかっている青と黄色の三角の旗。

管理室に落ちていた。

 

 

 

「あと、一応トレーニングルームを調べに行ったらこんなものがあったぜ!」

 

そう言って食峰君は、ダンベルを見せてきた。

よく見ると、血がついている。

凶器はひょっとしてこのダンベルかしら…?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【ダンベル】

トレーニングルームにあったダンベル。

よく見ると血がついている。

 

 

 

「聖蘭さんは何かわかったかしら?」

 

「ええと、先程まで更衣室前ホールを調べていたのですが…このようなものがありましたわ」

 

そう言って聖蘭さんは、よく見ると血がついている浮き輪を見せてきた。

どうして浮き輪に血がついてるのかしら…?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【浮き輪】

更衣室前ホームにあった浮き輪。

よく見ると血がついている。

 

 

 

「それから、もう一つ気になった点が」

 

「何かしら?」

 

「実は、更衣室前ホールにあったロープが一本無くなっていたのですわ。それから、使われた痕跡のあるロープもありましたわね」

 

ロープが…?

犯行に使われたのかしらね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【消えたロープ】

更衣室前ホールにあったロープが一本なくなっていた。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【使われた痕跡のあるロープ】

更衣室前ホールにあったロープが使われた形跡があった。

 

 

 

「………」

 

私は、ふと管理室の窓が気になり、管理室の窓を開けて身を乗り出してみた。

すると、後ろから秋山君が声をかけてきた。

 

「あっ、腐和さん!?危ないよ!」

 

「大丈夫よ。ちょっと見てみるだけだから」

 

確かめていると、ちょうど窓の下にかけられていたはずの旗がロープになっていた。

…うん、位置的に窓からならギリギリ下のロープを触れそうね。

かなり身を乗り出さなきゃいけないけど…

 

 

 

コトダマゲット!

 

【プールにかけられたロープ】

ちょうど管理室の窓の真下にロープがかけられていた。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【管理室の窓】

管理室の窓は、ちょうどプールを見下ろせる位置にある。

高さ的に、かなり身を乗り出せばギリギリ真下のロープに触れる。

 

 

 

「ここで調べられる事はこれくらいかしらね」

 

「次は更衣室の方見てみない?」

 

「そうね」

 

私達は、更衣室を調べてみる事にした。

 

 

 

ーーー 女子更衣室 ーーー

 

女子更衣室に行くと、加賀君が検視をしていた。

床には、首を切断された小鳥遊さんの遺体が横たわっている。

 

「む、腐和か」

 

「加賀君、検視をしていて何かわかった事は?」

 

「そうだな…まずは検視結果を伝えておこう。小鳥遊だが、かなり重量のある鈍器で頭を殴られたものと思われる。少なくとも、君以外の女子が片手で持てるような重さの鈍器ではないな」

 

君以外って…

何か失礼ね。

 

「それとだな。妙なんだ」

 

「妙?」

 

「ああ。死亡推定時刻はどう見ても12時間以上前なのに、顔だけはまるでさっきまで生きていたかのように血色が良いんだ。ほら、見てみろ」

 

そう言って加賀君は、小鳥遊さんの生首を見せてきた。

小鳥遊さんは、まるでついさっきまで生きていたかのような、確かに半日以上も前に死んでいたとは思えない程綺麗な顔をしていた。

…ん?

何かしら、何か小鳥遊さんの頬がベタベタしてるわね。

これって…

 

 

 

コトダマゲット!

 

【加賀君の検視結果】

小鳥遊さんはかなり重量のある鈍器で頭を殴られたと思われる。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【遺体の状態】

死亡推定時刻は12時間以上前なのに、何故か顔だけが綺麗な状態で見つかっている。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【小鳥遊さんの頬のベタベタ】

小鳥遊さんの頬には、プールの水とは違ったベタつきがあった。

 

 

 

ん…?

遺体の下の血の乾き方、何か変ね。

まるで、血が飛び散った上からまた血が飛び散ったみたいな…

 

 

 

コトダマゲット!

 

【遺体付近の血痕】

血の乾き具合にばらつきがある。

まるで血が飛び散った上からさらに血が飛び散ったみたいだ。

 

 

 

あとは…

 

「あら?小鳥遊さん、電子生徒手帳をしてないわね」

 

「俺が見た時はもう無かったぞ」

 

知崎君みたく失くしたのかしら…?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【小鳥遊さんの電子生徒手帳】

何故か小鳥遊さんの遺体には電子生徒手帳が無かった。

 

 

 

「館井君と越目君は?何かあった?」

 

「む……実は、少し気になる事があってな」

 

「気になる事?」

 

「このリュックなんだが…内側にベッタリ血がついているんだ」

 

そう言って館井君は、小鳥遊さんのリュックを見せてきた。

リュックの内側には、血がベッタリと付いている。

血がつくとしたら、普通リュックの外側よね…?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【小鳥遊さんのリュック】

何故か内側が血まみれになっている。

 

 

 

「越目君は?」

 

「事件と関係あるかはわかんねぇけど、小鳥遊ちゃんの近くにこれが落ちてたぜ」

 

そう言って越目君は、ハンマーを見せてきた。

事件現場にハンマーか…

物騒ね。

…あれ?

これって男子の工具セットに入ってるハンマーよね?

ご丁寧に知崎君の名前が書いてあるし…

って事は、このハンマーは知崎君のかしら?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【ハンマー】

女子更衣室に落ちていた。

知崎君の工具セットに入っていたもの。

 

 

 

私が調べ物をしていると、越目君が耳打ちをしてくる。

 

「…なあ、これってやっぱあいつの仕業じゃねえのかな」

 

「あいつ?」

 

「ほら、『二代目ジャック・ザ・リッパー』だよ」

 

「……!」

 

二代目ジャック・ザ・リッパー…

本当に奴の仕業なのかしら?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【二代目ジャック・ザ・リッパー】

図書室の書庫のファイルに記載があった殺人鬼。

この殺人鬼の犯行手口を知っているのは、私と越目君だけ。

 

 

 

さて…と。更衣室を調べている古城さんと闇内君にも話を聞かないとね。

 

「古城さんは何かわかったかしら?」

 

「うむ!更衣室のロッカーにこんなものが隠してあったぞい!」

 

そう言って古城さんは、血のついたチェーンソーを見せてきた。

うげ……

いかにもって感じね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【チェーンソー】

技術室にあったチェーンソー。

血がついている。

おそらく、小鳥遊さんの首を切断したものと思われる。

 

 

 

「闇内君は……」

 

「ぐへへへ、絶景でござる」

 

「………」

 

闇内君は、モノクマの顔のグラビアアイドルのポスターを眺めてニヤニヤしていた。

こいつは無視した方が良さそうね。

…あれ?

よく見るとこのポスター、血がついてるわね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【グラビアアイドルのポスター】

スタイル抜群のグラビアアイドルにモノクマの顔がコラージュされた気色悪いグロ画像。

よく見ると血がついている。

 

 

 

「そういえば、普通に男子が女子更衣室を調べてるけど…捜査時間中は例外って事かしら?」

 

「そうみたいだね」

 

「あ、でも異性の生徒手帳を使えば…」

 

「残念だけどそれはできないよ」

 

「どうして?」

 

「ほら、生徒手帳の貸与は校則で禁止されてるだろ?」

 

あ…

確かに。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【校則の十五番目の項目】

男子更衣室に女子の、女子更衣室に男子の電子生徒手帳を使って入る事は禁止されている。

ただし捜査時間中は例外。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【校則の十六番目の項目】

電子生徒手帳の貸与は禁止されている。

 

 

 

「ここで調べられる事はこれくらいかしらね」

 

「うん。じゃあ次は研究棟に…」

 

「あ、ちょっと待って」

 

私は、急いで図書室に駆け込んで資料を拝借した。

さっき越目君がジャック・ザ・リッパーの事を言ってたし、一応資料の詳細を確認しておかないとね。

私は、資料の内容をもう一度読み返してみた。

 

被害者はいずれも10歳以下の子供か40歳以下の女性で、死因はいずれも刃物で頸動脈を切りつけられた事による失血死。

被害者は職業・出身地共にバラバラで関連性は一切無く、私怨による犯行の可能性は低いと考えられる。

いずれの被害者も犯行現場付近で首が晒されているのを発見されているが、胴体は見つかっていない。

 

…うん、こんなところかしらね。

 

「ごめんなさい、研究棟にいきましょうか」

 

「そうだね」

 

 

 

コトダマゲット!

 

【ジャック・ザ・リッパーの犯行手口】

被害者はいずれも10歳以下の子供か40歳以下の女性で、死因はいずれも刃物で頸動脈を切りつけられた事による失血死。

いずれの被害者も犯行現場付近で首が晒されているのを発見されているが、胴体は見つかっていない。

 

 

 

ーーー 研究棟 ーーー

 

「ネロ、あなたは何かわかったかしら?」

 

「何かを見つけたわけじゃないが、逆に無くなってるものならあったぜ」

 

「無くなってるもの?」

 

「輸血パックだよ」

 

輸血パック…

そういえば、小鳥遊さんの研究室には輸血パックが置いてあったわね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【輸血パック】

小鳥遊さんの研究室に置いてあったもの。

1つなくなっていた。

 

 

 

「マナ、あなたは何かわかったかしら?」

 

「うーん、事件と関係あるかはわからんっちゃけど…うち、昨日ん夜小鳥遊ちゃんばプールん近くで見よーっちゃんね」

 

「小鳥遊さんを?」

 

「うん。何か倉庫のペットボトルば持ち出して、重そうに抱えとったばい。手伝おうかって聞いたっちゃけど、よかって言われてしもうてしゃ。何でプールに水ば持って行っとったんかはわからんばってん、別に引き留めて問い詰める事もなかかなって思うて帰ってしもうた。今思やあ、あそこで何しよーとか聞いときゃあよかったっちゃろうか…?」

 

…なるほどね。

 

「ありがとう、マナ」

 

「いえいえ!」

 

 

 

コトダマゲット!

 

【マナの証言】

昨日の夜時間前、小鳥遊さんが倉庫にあった水のペットボトルを持ち出してプールに運んでいた。

 

 

 

「ここで集められる情報はこれくらいかしらね」

 

「そうだね。じゃあ寄宿舎を調べてくれてる二人にも話を聞いてみよっか」

 

 

 

ーーー 寄宿舎 ーーー

 

「ハッハァ!!これはこれは!!腐和さんに秋山さんじゃあーりませんか!!」

 

「あら、目野さんに知崎君」

 

私達が寄宿舎に行くと、目野さんが声をかけてきた。

私はふと、知崎君の電子生徒手帳の事を思い出した。

 

「あ、そうだ知崎君。あなたの電子生徒手帳、あったわよ」

 

「えー!?あんなに探しても見つからなかったのに!?どこにあったの?」

 

「プールの排水溝に落ちてたわ。はい、どうぞ」

 

「わーい!でも何でプールなんかに落ちてたのかなぁ?ホント不思議〜!」

 

「あ、今電池切れだから、はめてから3時間くらい待たないと使えないわよ」

 

「えー何それ!不思議ー!」

 

私が知崎君に話すと、知崎君は頬を膨らませる。

知崎君の電子生徒手帳は無事本人に返した事だし、私は目野さんと知崎君に話を聞いてみる事にした。

 

「目野さんは何かわかったかしら?」

 

「ええ!実はですね!!トラッシュルームにこんなものが捨ててあったのですよ!」

 

そう言って目野さんは、焼けたレインコート、血のついたパック、空のペットボトルを見せてきた。

色々捨ててあったのね…

焼却炉の奥の方に詰め込んだから、焼ききれずに残ってしまったのかしら?

 

 

 

コトダマゲット!

 

【焼けたレインコート】

倉庫にあったレインコート。

トラッシュルームの焼却炉に捨ててあった。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【血のついたパック】

トラッシュルームの焼却炉に捨ててあった。

ラベルが焼けてしまっている。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【空のペットボトル】

トラッシュルームのゴミ箱に捨ててあった。

 

 

 

「知崎君は?」

 

「あのねあのね!僕は一応保健室を見てきたんだけどね!睡眠薬が減ってたんだよ!何でだろうね?知ってる?不思議〜!」

 

睡眠薬が…?

事件と関係あるかもしれないから、一応覚えといた方が良さそうね。

すると知崎君が、私に詰め寄って話しかけてきた。

 

「ねえねえ!緋色ちゃん!睡眠薬って、溶かすと青色になるんだよ!知ってた?不思議だよね!」

 

「ああ、知ってるわよ。睡眠薬を悪用した性犯罪を防ぐ為に最近色のついた睡眠薬が出回るようになったのよね。まあ全部の睡眠薬が色が変わるわけじゃないけど…」

 

「でも少なくとも保健室の睡眠薬は青くなるやつだったよね?」

 

 

 

コトダマゲット!

 

【保健室の睡眠薬】

保健室の睡眠薬が無くなっていた。

睡眠薬は水に溶かすと青くなる。

 

 

 

…あれ?

そういえば昨日の夜食峰君と小鳥遊さんが振る舞ってくれたのって、ソーダゼリーとマロウブルーだったわよね?

どっちも青みが強い飲食物だったけど…まさかね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【昨晩のデザート】

動機発表後に食峰君と小鳥遊さんがデザートを振舞ってくれた。

出てきたのはソーダゼリーとマロウブルーで、どちらも青みが強い飲食物。

 

 

 

「ねえ知崎君。昨日購買部で寝ていたみたいだけど、何があったの?」

 

「ああ、それなんだけどね!ゼリー食べた後に購買部で遊んでたら、急に眠たくなってさぁ!部屋に戻ろうとしたんだけど間に合わなくて、ぐっすり寝ちゃったんだ。で、起きたら電子生徒手帳が無くなってたんだよ!」

 

ゼリーを食べたら急に眠くなって、起きたら電子生徒手帳が無くなってた…

それって、ゼリーに睡眠薬が盛られていて、寝ている間に電子生徒手帳を盗まれたって事かしら?

事件の重要な手掛かりになりそうね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【知崎君の証言】

ソーダゼリーを食べてから購買部で遊んでいたら急に眠気に襲われたらしい。

目が覚めたら、電子生徒手帳が無くなっていた。

 

 

 

「なるほど…」

 

あれ?

でも知崎君って、あの場に並べられたゼリーから一個取って食べたのよね?

他の皆はゼリーを食べても眠くならなかったみたいだし、知崎君のゼリーにだけ睡眠薬が入ってたと見て間違いなさそうなのだけれど…

…でもそうだとすると、どうして知崎君の分のゼリーだけ睡眠薬が入っていたのかしら?

 

「どうしたの、腐和さん?」

 

「いや…どうして知崎君だけ睡眠薬入りのゼリーを食べたんだろうって。他の皆が食べたのは普通のゼリーだったのに」

 

「うーん、犯人が小鳥遊さんに盛るはずだったのに、知崎君が間違えて食べちゃったとか?」

 

「でもゼリーには目印なんて無かったわよね?小鳥遊さんに盛るつもりだったんだとしたら、色々詰めが甘すぎない?」

 

「それもそっか…全部見た目が同じゼリーなら、どれに睡眠薬が入ってるかなんてわからないもんね」

 

「違うよ!」

 

「え?」

 

私と秋山君が話していると、知崎君が割り込んでくる。

 

「あのね、ボクが食べたやつだけちょっと大きかったんだよ。一番でっかいやつは絶対取らなきゃって思って最初に取ったから覚えてるもん!」

 

そんなわけ…

だって、あの時用意したゼリーは全員同じ大きさだったはず…

………!

まさか…!

 

「あっ、腐和さんどうしたの?」

 

私は、厨房に駆け込んでゼリー用のお皿を人数分出し、小鳥遊さんのゼリーの並べ方を再現した。

6つのお皿で円を作り、その隣に同じ枚数のお皿で一回り大きい円を作る。

その中心に、お皿を置いた。

…なるほど、そういう事だったのね。

 

 

 

コトダマゲット!

 

【ゼリーの並べ方】

それぞれ6つのお皿で大きさの異なる円を作り、その中心に一つずつゼリーのお皿が置かれていた。

 

 

 

「腐和さん、一人で笑ってるけどどうしたの?」

 

「いえ、ちょっとね。わかったのよ。どうして知崎君だけ睡眠薬入りのゼリーを選んでしまったのか、そして誰がゼリーに睡眠薬を盛ったのかがね。その方法だけどまずは………

 

 

 

 

ピーンポーンパーンポーン

 

『えー、もう待ちくたびれたので捜査時間を打ち切らせていただきます!オマエラ、校舎1階の赤い扉の前まで集合して下さい!あ、もちろん全員参加だからね?15分以内に来ないとオシオキしますよー!』

 

ああもう、今いいとこだったのに。

ホント間が悪いわね。

 

「ごめんなさい、詳しい事は裁判中に話すわ。とりあえず急ぎましょう」

 

「あ、うん…」

 

「えーなになに気になるー!」

 

私は、秋山君、知崎君、目野さんと一緒にすぐに赤い扉に向かった。

 

 

 

ーーー 赤い扉の前 ーーー

 

赤い扉の前には、既に他の人達が集合していた。

私達が全員集まると、その直後アナウンスからちょうど15分になった。

すると赤い扉が開き、私はエレベーターに乗り込んだ。

全員がエレベーターに乗り込むと、扉が閉まり下へ移動した。

 

エレベーターは静かに下へ下へと降りていき…そして、止まった。

またあの裁判場への扉が開く。

だが今回は、前回と風景が違っていた。

白く無機質だった前回の裁判場とは異なり、まるで海の中を思わせるデザインになっていた。

…水場で亡くなった小鳥遊さんを嘲っているのだろうか。

 

ネロと私の間の席に新たに置かれた響さんの遺影。

彼女の遺影には、クロスしたマイクが描かれていた。

そして、聖蘭さんの席と館井君の席の間には、赤い+が書かれた小鳥遊さんの遺影が置かれていた。

 

小鳥遊さん……

結局最期まで彼女とはお話できなかったけど、誰よりも心優しい人だった。

そんな彼女を殺した犯人が、この中にいる。

私が、絶対に犯人を見つけてみせる!!

 

 

 

 

 


 

 

 

ーーー 生き残りメンバー ーーー

 

【超高校級の警察官】腐和(ふわ)緋色(ひいろ)

 

【超高校級の幸運】聲伽(こえとぎ)(まな)

 

【超高校級の???】知崎(ちさき)(れん)

 

【超高校級の美食家】食峰(しょくほう)(みつる)

 

【超高校級のメイクアップアーティスト】越目(こすめ)粧太(しょうた)

 

【超高校級の聖母】聖蘭(せいらん)マリア

 

【超高校級の考古学者】古城(こじょう)いろは

 

【超高校級の魔術師】加賀(かが)久遠(くおん)

 

【超高校級の機械技師】目野(めの)美香子(みかこ)

 

【超高校級の大工】館井(たてい)建次郎(けんじろう)

 

【超高校級の音楽プロデューサー】秋山(あきやま)楽斗(がくと)

 

【超高校級のマフィア】ネロ・ヴィアラッテア

 

【超高校級の忍者】闇内(やみうち)(しのぶ)

 

残り13名

 

 

 

ーーー 死亡メンバー ーーー

 

【超高校級のバレーボール選手】玉越(たまこし)(つばさ)

 

【超高校級のボーカリスト】(ひびき)歌音(うたね)

 

【超高校級の獣医】小鳥遊(たかなし)(ゆい)

 

以上3名

 

 

 

 

 




今回はコトダマ30個オーバーw
二章からこんなにコトダマづくしで大丈夫?

今更だけど推し教えて

  • 腐和緋色
  • 聲伽愛
  • 玉越翼
  • 小鳥遊由
  • 知崎蓮
  • 食峰満
  • 越目粧太
  • 聖蘭マリア
  • 古城いろは
  • 加賀久遠
  • 目野美香子
  • 館井建次郎
  • 秋山楽斗
  • 響歌音
  • ネロ・ヴィアラッテア
  • 闇内忍
  • リカ
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