ジャスティスダンガンロンパX4 強くてコロシアイ再履修 作:M.T.
……気分が悪い。
足が重い。
頭も重い。
空気を吸っているだけでどうしようもなく吐きそうになる。
学校に行きたくない。
あそこは、ただの地獄だ。
でも、学校に行きたくないなんて言えない。
私がそんな事を言える立場じゃない。
それに、私を待ってくれている人がる。
行かなきゃ。
教室についた。
顔はノイズがかかって見えないけど、皆が私を見てくる。
毎日見慣れているはずの顔なのに、どうしても思い出せない。
思い出そうとすると、頭が割れるほど痛くなる。
私を見て嗤っている。
五月蠅い。
気持ち悪い。
頭がグルグルする。
吐き気がする。
「オラァ死ね!!」
粗暴な女子が、私のお腹を蹴ってくる。
大柄な男子が、何度も私を殴ってきた。
その様子を、クラスメイトがクスクス笑いながら見ていた。
今日食べたものが全部逆流して口から飛び出てくる。
痛くて、息が上手く吸えない。
気持ち悪い。
痛い。
苦しい。
誰か助けて。
「げほっ、げほっ…!」
私が咳き込んでいると、背の高い女子が大柄な男子の肩を掴んで止めた。
「ちょっと、その辺にしときなよ。それ以上やったら死んじゃうよ?」
「むっ……それもそうだな」
背の高い女子が言うと、大柄な男子は殴るのをやめた。
全身が痛い。
口の中で血と戻したものの味が混ざって気持ち悪い。
何で…
私が何をしたっていうの?
一体、いつまでこんな目に遭わなきゃいけないの…?
私が助けを求めるように手を伸ばすと、別の男子が冷ややかな視線を向けてくる。
「ん?どうしたのその目は?まさか文句があるんじゃないよね?」
「っ…………」
「むしろ構ってもらえて感謝してほしいくらいだよ。本来お前が俺達と同じ空気を吸えるわけがないんだからさ」
何で……?
何でそんな事言われなきゃいけないの…?
どうして私だけがこんな目に遭わなきゃいけないの?
「汚れた床は掃除しておけよ」
「本当に不愉快ですね。こんな人を私達と同じクラスにするなんて、理事長は何を考えているのやら…」
「早く死んでくれませんかね!」
「………うぇ」
「おいオメェら、コイツに死なれたら困んだろ。コイツはオレ達のサンドバッグ兼ATMなんだぜ?」
「ああ、それもそっか!ねえ聞いてる?うっかり自殺なんかすんなよなー。色々問題になったらメンドクセーし、何よりオレらの楽しみが減っちゃうからさ」
「あははははははは!!」
「あー、お腹空いちゃった。ねえ、何か買いにいこーよ。もちろんこいつの金でさ!」
男子も、女子も、優しい人だと思っていた人達も皆、私を汚物を見るような目で見ていた。
男子は肉体的な暴力で、女子は精神的な暴力で私を追い詰めてきた。
毎日、毎日、同じ事の繰り返しだ。
ここにいる皆は、誰も私を助けてなんてくれない。
全員が敵だ。
たった一人を除いては…………
『あいつ』がやらかしてから、私の人生は狂い始めた。
あいつに狂わされた皆は、私を迫害してくるようになった。
あの教室では、私は虫螻以下の存在だった。
あいつさえいなければ、多少不自由でも、平穏な日常を過ごせるはずだったのに。
クラスの皆だって、あんなに変わってしまう事はなかったのに。
……全部あいつのせいだ。
校舎についた。
でも今日の校舎は、いつもとは決定的に何かが違っていた。
生臭い。
むせ返るような、鼻を刺すような鉄臭い匂い。
嫌な予感がした。
私は、より濃い匂いがするB組の教室に駆け込んだ。
「うっ…!?」
B組の教室に入った瞬間、私は思わず後退りした。
ドン、と背中が壁にぶつかった。
恐る恐る教室を見ると、血溜まりの中にB組の子達が転がっていた。
その中の一人と目が合った。
その目を見れば、B組の皆が既に息絶えているのは火を見るよりも明らかだった。
無残に荒らされた教室にできた血溜まり、そこに転がる17人の亡骸。
B組の先生の亡骸もそこに転がっていた。
いけ好かない連中だったけど、無残に殺されているのは見るに堪えなかった。
私はふと、自分のクラスがどうなったのか気になった。
こいつらみたいに全員惨殺されてしまったのか、それともまだ生きているのか、それだけでも知りたかった。
最低な奴等だったけど、どうしても、彼等がどうなったのか気になってしまった。
私は、自分のクラスのA組の教室を開けた。
「……!」
そこには、私のクラスメイトはいなかった。
教室は荒らされてはいたものの、クラスメイトが殺された痕跡は無かった。
ふと、教卓の方に視線を移した。
「っ………!!」
そこには、信じられないものが映り込んでいた。
信じたくなかった。
見たくなかった。
でも、それは紛れもない真実だった。
その人は、全身から血を流し、糸の切れた操り人形のように力なくその場に横たわり、生気のない瞳を私の方に向けていた。
どうしてあなたが……!
「とうとう恐れていた事が起こってしまったか……」
「ううむ、奴の正体を見抜けなかった我々の失態だな」
後ろを振り向くと、理事長と学園長が立っていた。
二人は、この事件について何か知っている様子だった。
私が口を開こうとすると、理事長は私の肩に手を置いて言った。
「おめでとう。君は選ばれたんだ。君はこれから私達の『希望』となり、そして『正義』となるんだ」
『希望』…『正義』……
それが私の………
◆◆◆
《学級裁判 再開!》
腐和「私達をここに閉じ込めてコロシアイをさせたのはあなたよ。そうでしょう!?腐和緋色さん!!」
目野「なっ…や、やっぱり腐和さんが黒幕だったのですか!?」
古城「そんな、腐和が…!?」
加賀「にわかに信じ難いが…」
腐和「…ええ。私だって、正直もう一人の自分が黒幕だったなんて信じたくなかったわよ。でも、そうとしか考えられないの。だって、私の顔や個人情報だけ意図的に隠されていたんだもの」
古城「そんな…」
秋山「で、実際どうなんだ?答えろモノクマ」
モノクマ『………』
モノDJ『………』
モノクマ『うぷ…うぷぷ…』
モノクマ『うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!!』
モノDJ『ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!』
モノクマとモノDJは、その場で高笑いした。
するとその直後、裁判場の明かりがパッと消える。
目野「えっ、な、何ですか!?停電!?」
古城「どうなっておるのじゃ!?」
秋山「二人とも、落ち着いて…」
加賀「…いよいよご本人とご対面というわけか」
「うぷぷぷぷ、ご名答〜!」
腐和?「待っていたわ、ゴミクズ共。私はずっと、この時を待っていたのよ」
裁判場の明かりが元に戻り、モノクマとモノDJがいた場所を見ると、そこには二匹の代わりに一人の女性が立っていた。
その人は、左眼に眼帯をつけていて、緋い髪を後ろで結っていた。
女性用のスーツを着て大人びた格好をしてはいるけれど、高校生と見紛う程に若々しかった。
私は、その女性を見た瞬間に確信した。
…この人は、私のオリジナルだ。
腐和?『お見事大正解〜!!あんた達をこの学園に閉じ込めてコロシアイをさせていた黒幕は、この私、腐和緋色でしたーーーーー!!アハハハハハハハ!!』
私のオリジナルは、大袈裟に笑いながら私達の正解を褒め称えた。
後ろで結っていた髪を乱暴に解いて、不気味な笑みを浮かべた。
ついに本性を現した…といったところかしらね。
古城「そ、そんな…腐和、お主が黒幕じゃったのか!?」
腐和『ええそうよ。私が黒幕だったの。今までモノクマとモノDJを操っていたのは私。ふふふ、驚いた?まさかあなた達を率先して引っ張ってきたリーダーが黒幕だったなんて』
秋山「腐和さん……」
腐和『いや〜、上手くやっていたと思ったのだけれどね。ふふっ、まさかあんた達がここまで早く私に辿り着くとは思わなかったわ。…ま、私がわざとバレるように仕向けたんだけどね』
腐和「っ………!」
私のオリジナルは、これまでの裁判を振り返ってわざとらしく笑った。
全部、何もかもこいつが仕組んだ事だった。
私が、私のオリジナルが、皆の命を弄んで殺したんだ。
腐和『とりあえず議題その1、『黒幕は誰か』、これに関しては正解。黒幕は私、腐和緋色よ』
腐和「あなた…本当に私なの?」
腐和『ええそうよ?むしろ、私が本物の腐和緋色なの。あなたは、コロシアイの為だけに用意したクローン。偽物よ』
腐和「…………」
秋山「腐和さん、真に受ける事ないよ。こいつは君じゃない。こいつは、そんな事を言って裁判を掻き乱したいだけなんだよ」
腐和『ふふふ、いやだわ秋山君。人を指で差さないでくれるかしら。私が今更そんな不正をするわけないでしょう?ああ、そうそう。裁判に過度に干渉するのはルール違反だし、私は大人しくここであなた達の議論を聞いていようかしらね』
目野「なっ、何なんですかあなたは!?いきなり出てきて、本物の腐和さんだと言い張ったりなんかして!一体何が目的なんですか!?」
腐和『あら、目野さん。何でもかんでも私に聞けばわかると思ったら大間違いよ。そもそもあなた達は、『このコロシアイの目的は何か』、そして『あなた達は何者か』を議論する為にここに集められたのでしょう?人に頼ってばっかりいないでたまには自分で考えましょうって先生に習わなかったかしら?』
そう言って私のオリジナルは、今までモノクマが座っていた椅子にふんぞり返り頬杖をついた。
あくまでこの議論には不干渉を貫くつもりね。
腐和「……皆。議論を続けましょう。こいつの言う通り、真相を解き明かさない事には先に進めないわ」
古城「うぅむ…議論をすると言っても、何を話せば良いのじゃ?」
加賀「とりあえず、『俺達は何者か』、これを明らかにするのが先決じゃないのか?それが明らかになれば、黒幕の目的も自ずと明らかになるだろうしな」
腐和「そうね。皆、私達の正体について話し合いましょう」
ーーー 議論開始!! ーーー
古城「正体って…ワシらはコロシアイの為に造られた《クローン》なんじゃろ!?それでもう結論は出たではないか!!」
腐和『ふふふ、馬鹿ねぇ。そういう事を言ってるんじゃないのよ』
古城「ばっ、莫迦とは何じゃ莫迦とは!!」
秋山「ほらそこ、いちいち反応しない」
加賀「俺達の正体、か。十中八九《俺達が未来ヶ峰学園にいた時の事が関係していそうだが》…」
今、重要な事を言った人がいたわよね…?
《俺達が未来ヶ峰学園にいた時の事が関係していそうだが》⬅︎【情報管理室の日記帳】
「それに賛成よ!!」
《同 意》
腐和「情報管理室に置いてあった手帳。そこに重要な手掛かりが記載されていたわ」
秋山「えっ、そうなの?」
腐和「ええ。日記には、こう書かれていたわ。入学して最初の2年間は、A組はいたって平和なクラスだった。その年の1年A組は、珍しいくらいに皆仲が良くて、担任の先生も他の先生に羨ましがられていたそうよ。だけど3年生になったその日、ある生徒が自殺したらしいの」
古城「えっ……?」
腐和「その生徒の自殺の原因は明らかになっていないわ。でもその日から、A組の間ではギスギスした空気が流れ始めたそうなの。生徒達は日に日に荒んでいき、入れ替わりで転入してきた女子生徒がクラスメイトからのいじめに遭い、果てには転入生以外の全員が【超高校級の絶望】となってしまった。そして【超高校級の絶望】となった生徒達の魔の手は、教師や他の生徒にまで及んだ。……これが日記に書かれていた内容よ」
古城「そんな…嘘じゃろ!?ワシらが、いじめを…他の者達を殺したというのか!?」
腐和「…私達がじゃなくて、私達のオリジナルが、でしょうけどね。この日記がモノクマ達の捏造とは思えないし、おそらくは…そういう事でしょうね」
秋山「じゃあ、俺達の正体って……」
腐和「ええ、そうよ。77期生のA組の生徒の正体は【超高校級の絶望】で、私達はそのクローンだったの」
目野「そ、そんな…!!そんな話、信じませんからね!!」
腐和「これが『私達は何者か』、という問いに対する答えよ」
腐和『うん、50点ってところかしらね。大方合ってはいるけど、それが全てじゃないわ』
私のオリジナルは、椅子にふんぞりかえって偉そうに私の出した結論を採点した。
50点…という事は、まだ何か明らかになっていない事があるって事よね?
加賀「うむ…とりあえず、その自殺した生徒とやらの詳細を明らかにすれば良いのではないか?」
腐和「え…?」
加賀「その日記の内容から察するに、俺達が【超高校級の絶望】に身を堕としたのには、その生徒の自殺が深く関係しているのだろう?その謎を解けば、真実が見えてくるのではないか?」
腐和「………そうね」
古城「しかし…その自殺した生徒というのは、一体誰だったんじゃ?」
自殺した生徒…
それってまさか…
《人物指定》
腐和緋色
聲伽愛
玉越翼
小鳥遊由
知崎蓮
食峰満
越目粧太
聖蘭マリア
古城いろは
加賀久遠
目野美香子
館井建次郎
秋山楽斗
響歌音
ネロ・ヴィアラッテア
闇内忍
リカ
白瀬クロヱ
➡︎白瀬クロヱ
腐和「……白瀬じゃないかしら」
古城「なっ、何じゃと!?」
秋山「白瀬が…自殺したって…どういう事?」
腐和「私達A組は、白瀬の自殺が原因で絶望堕ちしたんじゃないかしら」
目野「はああああ!!?い、いきなり何を言うんですか!?白瀬が自殺して、それが原因で私達が絶望堕ちした!?馬鹿な事を言わないで下さい!!大体、一体どこから白瀬の名前が出てきたというんですか!?」
腐和「白瀬が自殺したという根拠ならあるわ。あなた達も一緒に見たでしょ?」
白瀬が自殺したという根拠…
皆で一緒に見たアレが根拠になるはずよ!
コトダマ提示!
【理事長室のDVD】
「これよ!!」
腐和「理事長室にあったDVD。アレが白瀬が自殺したという証拠よ」
秋山「理事長室のDVD…それってまさか…」
腐和「ええ。白瀬がモノクマとモノDJにオシオキされる映像よ。あれはおそらく、このコロシアイが始まる前に撮られたものよ。生物室に保管されていた死体は、おそらくそのオシオキで白瀬が死んだから、そこにいる私のオリジナルが保管しておいたのでしょうね」
腐和『ふふふ、そうよ?白瀬さんの死体は、私があそこに入れたの。白瀬さんは黒幕どころか、コロシアイが始まるずっと前に死んでいたというのに…あなた達ときたら、寄ってたかって白瀬さんを黒幕扱いするんだもの。もうおかしくって笑い堪えるの必死だったわ』
椅子に座っている私のオリジナルは、クスクス笑いながら高みの見物を決め込んでいた。
まるで、私達がこうして真相を解き明かす為に議論しているのを嘲笑っているみたいだ。
加賀「あの映像がトリガーだったのか…では、俺達は白瀬が自らオシオキされる映像を見て絶望に堕ち、世界中でテロを起こし学園内の人間を殺した…という事になるな」
目野「いや、でもあり得ないですよ!!どうしてあんな趣味の悪い映像を見せられて絶望堕ちしなきゃならんのですか!?大体私、その白瀬っていう人の事全然知りませんし!どうして知らない人が目の前でオシオキされて死んだからって、私達が絶望するんですか!」
腐和「…確かに、私達は白瀬の事を知らないから、今ここにいる私達からしたらわけがわからないでしょうね。だけど空白の20年の間に未来ヶ峰学園で過ごしてきた私達は、白瀬に対して特別な感情を抱いていたんじゃないかしら?おそらく私達は、白瀬に心酔していたんじゃないかしら」
目野「はぁ!?イミがわかりませんよ!!どうしてそうなるんです!?私達がその女に心酔していたという根拠がどこにあるというのですか!!」
私達が白瀬に心酔していたといえる根拠……
もしかして、アレじゃないかしら。
コトダマ提示!
【白瀬の肖像画】
「これよ!!」
腐和「美術室に置いてあった白瀬の肖像画。あれは、越目君がここに在籍している時に描いたものよ。あれが、私達が白瀬に心酔していたっていう根拠にならないかしら?」
秋山「ああ、確かにやけに神格化して描かれているなぁとは思ってたけど…」
加賀「確か白瀬は、俺達に学級委員長に推薦されていて、クラス一の人気者だったそうだからな。オリジナルの俺達にとって、心酔していた白瀬の自殺は絶望堕ちしてしまう程にショックな出来事だったという事だろう。後に入ってきた生徒をいじめたというのも、それ程に俺達が失ったものが大きかったからなのだろうな」
目野「でも、白瀬さんは一体何がしたかったんでしょうね?」
腐和「それについては、心当たりがあるわ」
白瀬がやりたかった事…
それは……
白瀬の正体は?
1.【超高校級の絶望】
2.黒幕
3.内通者
➡︎1.【超高校級の絶望】
白瀬が計画していた事は?
1.サプライズ
2.コロシアイ
3.世界征服
➡︎2.コロシアイ
白瀬が自殺した理由は?
1.誰かにいじめられていた
2.自責の念に耐えられなかった
3.コロシアイのきっかけ作り
➡︎3.コロシアイのきっかけ作り
《COMPLETE!!》
腐和「わかったわ!」
古城「何じゃと!?」
腐和「ええ。白瀬が自殺したのは、コロシアイのきっかけ作りの為だったの。白瀬は、20年以上も前からコロシアイを計画していたのよ」
目野「ええええええええええ!!?何ですってぇ!?」
腐和「さっき加賀君は、心酔していた白瀬の自殺は絶望堕ちしてしまう程にショックな出来事だった、と言っていたわよね。きっと白瀬は、それが狙いだったのよ」
秋山「まさか……」
腐和「【超高校級の絶望】だった白瀬は、2年間もかけて私達を洗脳して、自分を心酔しているクラスメイトの前で自ら命を断つ事で私達にコロシアイをやらせようとしたの。私達は、彼女の思惑通り、絶望に堕ちて学園内の仲間を次々と殺していったというわけ」
目野「し、白瀬さんがコロシアイを…!?ちょっと理解が追いつかないんですけど…そ、そもそも、白瀬さんがコロシアイを企んでいたなんて情報、どこから出てきたんです!?白瀬さんが【超高校級の絶望】だったという根拠は!?そんな情報、どこから出てきたんです!?」
白瀬が【超高校級の絶望】だったという根拠、そして白瀬がコロシアイを企んでいた根拠は…
コトダマ提示!
【理事長室の研究資料】【理事長室の日記ノート】【コロシアイの企画書】
「これよ!!」
腐和「理事長室の研究資料と日記ノートに、完璧な才能を生み出す技術に関する記述と、その完璧な才能を持つ研究の唯一の成功作である少女が【超高校級の絶望】に堕ちてしまった、という記述があったでしょう?白瀬は、未来ヶ峰学園の理事長が生み出した完璧な才能を持つ高校生で、私達を絶望に堕とした【超高校級の絶望】だったのよ」
目野「その完璧な才能を持つ高校生だというのが白瀬さんの事だっていうのは何でわかるんですか!?」
腐和「根拠は二つあるわ。まず、未来ヶ峰学園の理事長の名前。彼の苗字が、白瀬のものと同じだったの。だからもしかしてって思ってもう一度プロフィールを見てみたら、彼女は才能溢れる未来ヶ峰学園の生徒達の中でも飛び抜けた才能を持っていたと書かれていたわ。完璧な才能を持っているのだから、私達を自分に心酔させて絶望に堕とす事も容易かったでしょうね」
目野「はぁ〜…そうだったのですか」
腐和「…あなた、一緒に捜査してたわよね?」
目野「私、機械ちゃん以外はサッパリなので!!全然気にしてませんでした!!ごめんなさい!!」
秋山「あのさぁ……」
腐和「…まあいいわ。とにかく、白瀬は未来ヶ峰学園に造られた完璧な才能を持つ高校生で、私達と同じ77期生としてA組に在籍していた。でも彼女はその時既に【超高校級の絶望】に感染していた。ここまではOK?」
目野「はい!」
腐和「それじゃあ続けるわね。次に白瀬がコロシアイを企んでいたという根拠だけれど、ネロのパソコンに白瀬が書いたコロシアイの企画書があったの。きっと、リカが死に際にファイルを見つけ出してノートパソコンに隠しておいてくれたのね。白瀬は、その企画書を使って、絶望堕ちした私達にコロシアイをやらせようとしていたのよ」
目野「なるほど…リカが白瀬さんを黒幕だと睨んでいたのはそういう事だったのですね。で、その時に入手した情報をモノクマ達に消されるのを恐れて知崎さんに自分を殺させたと…リカは、自分の命を賭して私達に情報を託してくれたのですね」
加賀「だからそうだと昨日言っただろう。君もいい加減自分で情報を整理する習慣をつけろ。話が進まん」
目野「ぅぐ…!」
加賀君が腕を組みながら深いため息をつくと、目野さんが肩身狭そうに押し黙った。
…うん。
正直、目野さんが自分で考えてくれないから話が先に進まないというのは前々から思っていたけれどね。
古城「じゃが…自分を殺してまでワシらにコロシアイなんてさせて、白瀬は何がしたかったんじゃ?」
腐和「それは………」
ー閃きアナグラム開始ー
ゼ ツ ボ ウ ノ カ ン セ ン
【絶望の感染】
「そういう事ね!」
腐和「白瀬がコロシアイを計画した理由、それは世界中に絶望を感染させる事だったのよ」
目野「えっ、えええ!?…って、どういう事です?」
腐和「未来ある超高校級達が殺し合うところを生中継で世界中に晒して、世界を絶望に堕とす。それが【超高校級の絶望】である彼女の真の狙いだったの。あなたは、何らかの目的で、既に死んだ白瀬の計画を奪って後釜に据わった。違う?」
腐和『うん、まあそういう事ね。それにしても…コロシアイをやらせる為だけに自殺するなんて、本当に愚かな女だったわ。あの女も愚かだったけど、未来ヶ峰学園のお偉いさん方も大概だったわね。まさか、百年以上も前に打ち切りになったデスゲームの主催者の後継者が紛れ込んでいた事に気づかなかっただなんて』
腐和「どういう事?」
腐和『お察しの通り、白瀬さんはダンガンロンパの真似事をやろうとしていたの。全ては、未来ヶ峰学園の上層部に紛れ込んでいた前作のダンガンロンパの制作者の後継者が、彼女に『絶望』としての人格を植え付けた事が発端だったというわけ』
腐和「…あなたも彼女に心酔して、絶望に堕ちた一人じゃないの?」
腐和『あら、私がいつそんな事言ったかしら?』
腐和「………え?」
今の反応を見る限り、私のオリジナルは白瀬に心酔している様子は無かった。
…という事は、彼女は白瀬の自殺映像によって絶望堕ちしたというわけではなかった、という事になるわよね?
じゃあ、彼女は一体…?
腐和『……はぁ。あのねぇ、私が白瀬さんに洗脳されてテロを起こした【超高校級の絶望】の一人なら、私一人でコロシアイを乗っ取ったりなんてしないでしょう?そんな事もわからないの?』
腐和『私が造った人工知能のくせに』
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《学級裁判 中断!》
ーーー 生き残りメンバー ーーー
【超高校級の警察官】
【超高校級の考古学者】
【超高校級の魔術師】
【超高校級の機械技師】
【超高校級の音楽プロデューサー】
元・【超高校級の???】
残り6名
ーーー 死亡メンバー ーーー
【超高校級のバレーボール選手】
【超高校級のボーカリスト】
【超高校級の獣医】
【超高校級のメイクアップアーティスト】
【超高校級の聖母】
【超高校級の忍者】
【超高校級の美食家】【超高校級の殺人鬼】
【超高校級のマフィア】ネロ・ヴィアラッテア
【超高校級の大工】
【超高校級のAI】リカ
【超高校級の泥棒】
【超高校級の幸運】
以上12名
今更だけど推し教えて
-
腐和緋色
-
聲伽愛
-
玉越翼
-
小鳥遊由
-
知崎蓮
-
食峰満
-
越目粧太
-
聖蘭マリア
-
古城いろは
-
加賀久遠
-
目野美香子
-
館井建次郎
-
秋山楽斗
-
響歌音
-
ネロ・ヴィアラッテア
-
闇内忍
-
リカ