白兎が正義の眷属になり英雄に至るのは間違っているだろうか 作:白罌粟
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
ベルがオラリオに来て2年が経過した、ある日「アストレアファミリア」の元に1つのクエストが届いた、内容は25、26、27階層で闇派閥が不審な動きが有りその調査依頼だった、あまりにも内容が少な過ぎるため最初は反対の意見があったが最終的に依頼受けたその日アルフィアを含めた「アストレアファミリア」全員は罠に嵌められた。
25階層に出向いたアストレアファミリアを待ち構えていたのは闇派閥の1つである「ルドラファミリア」と大量の火炎石だった、ルドラファミリアは用意した火炎石を利用して階層を突き抜ける程の大爆発を起こしダンジョンに大ダメージを与えた。
ルームは酷い有り様だった。大きく抉れた壁面に、床にはいくつものクレーター。至るところに走った破壊の爪痕によって燐光は潰れ、まるで夜が訪れたかのように闇が迷宮を覆っていた。
「みんな、無事!?」
「あっぶねえ~」
「やはり『罠』だったか……爆弾で生き埋めとは、品がなさ過ぎて笑えるがな……!」
周囲では、アリーゼ、ライラ、輝夜が団員の安否を確認していた、そして無傷のアルフィアが未だに倒れている団員に「何をしている小娘共?さっさと立て」と言って罵倒している。
罵倒されながらも、瓦礫を蹴飛ばして立ち上がる彼女達の中には負傷しているものがいたが、全員無事だ。
そして起き上がった団員達で「ルドラファミリア」を追い詰め正義の鉄槌を下そうとした、その瞬間。
ダンジョンが哭いた。
モンスターを産む亀裂音ではなく。
イレギュラーを起こす地震でもない。
比喩ではなく、哭いている。
途轍もない無機的な高音域。
まるで引き絞った銀の弦に刃を走らせたかのような、鼓膜を貫く甲高い音響。
遭遇したことのない事態のばの全員が動きを止める中、それはやって来た。
━━━━ビシリッ、と。
亀裂が生じた、広く、長く、そして深い亀裂。
縦に走った割れ目から飛び出すのは、おぞましい紫の漿液。
高温を宿す湯気を放ちながら、まるで自ら子宮をこじ開けるように、何かが蠢く。
その場全員の瞳が、亀裂の奥で瞬く真紅の眼光を捉えた、次の瞬間。
「━━━はぁ?」
斜線が走り抜け、近くにいた「ルドラファミリア」の団員が寸断された。
誰も知覚できず、本人さえ気付けないまま、一つの命が終った。
そこからは速かった、呆気をとられ紫紺の「破爪」によって上半身が弾ける物、正気に戻り逃げようとして宙に踊り出た巨体により圧殺される物、なんとか抵抗しようと魔剣や魔法を放ちいかなる魔法も反射する『鎧』によって跳ね返され炎上するもの、まさにその光景は地獄絵図そのものだった。
闇の中で光る真紅の眼光、『鎧を纏った恐竜の化石』とでも言うべき細く巨大な体躯。
その【厄災】の名は『ジャガーノート』。
ダンジョンの異物を葬るために遣わされた『抹殺の使徒』により「ルドラファミリア」は全滅させられた、そんな光景を見ていた「アストレアファミリア」は未だに自分達の目の前で何が起きているのかが理解できていなかった。
それ隙をジャガーノートは見逃さなかった、刹那紫紺の破爪は容赦無くその爪を振り下ろそうとした。
━━━瞬間その爪は、何者かによって弾かれた。
その一瞬の出来事に全員が驚く中そこには、いつ盗ったのかアリーゼの剣を持ったアルフィアがジャガーノートの攻撃を弾いていた、その光景に誰もが驚く全員に言った。
「おい小娘共、何をしているの?そこは、邪魔ださっさと逃げろ、足手まといだ」
そんな言葉で正気に戻ったアリーゼが団員に撤退の指示を出した、全員が逃げた事を確認したアリーゼはアルフィアに向かって。
「18階層で待ってるわ!、絶対に生きて帰って来てじゃないとベルが悲しむわ!」
「ふん、言われ無くともわかっている、小娘共お前達もだぞベルを泣かせてみろ絶対に許さんからな」
「ええ、分かったわ」
そんな会話をしてアリーゼはその場を後にした、その場にはアルフィアとジャガーノートしか居なくなった、両者が睨み合う中ジャガーノートの後ろから声が聞こえた。
「おいおい、これはどうなって嫌がる?血の匂いがすると思った何だこの死体はそして何だそのモンスターはアルフィア?」
「ああ、この死体何処かで見たことある……ルドラファミリアか!?」
「何だ、ザルドと猪小僧か丁度良いとこに来た、手伝えこのモンスター魔法を反射するから厄介なんだ」
「ああもう仕方ねえ、やるぞオッタル」
「分かった」
結果、ザルドとオッタルの参戦によりジャガーノートは討伐された、18階層でアルフィアと合流した「アストレアファミリア」は無事に地上に帰還した。
ホームに傷だらけの上体で帰還した眷属を見た、アストレアは大慌てで治療院に連れて行き、ベルは傷だらけの姉達を見て殺人現場にいや会わせた女性の用な悲鳴を上げて倒れた、尚傷だらけの上体で真っ先に来なかった事に治療院にいる小さい聖女がアリーゼ達に向かって雷を落としたのは当然の事だった。
そんな事があった後にホームに帰還したアリーゼ達から18階層で起きた事をアストレアに報告したアリーゼ達、報告を聞いたアストレアは驚きながら冷静に。
「分かったわギルドには私から報告しておくわ、貴方達に犠牲者が居なくて良かったわ皆よく生きて帰って来てくれました」
と涙を流しながら微笑んだ。
後日事の詳細を聞いたギルドは、表向きは「ダンジョン25階層および26階層、27階層にて大量の火炎石を使い「アストレアファミリア」を巻き込んだ大爆発が発生、企てた「ルドラファミリア」の壊滅、尚この爆発による「アストレアファミリア」の死者・重傷者の数は0名」と発表した、今回起きたイレギュラーは一部の有力ファミリアの主神と団長にだけ伝わった。
事件から6ヶ月が過ぎたある日、ベルは日課であるザルドの稽古のため「フレイヤファミリア」のホーム「戦いの野」に居た。
カッ、ガンッ、ガンッ、ガンッ、ガンッ、ガンッ、カッ
と木刀がぶつかり合う音が聞こえて来る。
そこには、自分の身の丈程のある木刀を持ったベルと、自分の足の第一関節より少し長い木刀を持ったザルドがベルと模擬戦をしていた。
ベルが真正面から切りかかるだがザルドに軽く流されるそれでもなんとか一撃いれようと攻撃を続けるがそれも流され続け、ベルは少し距離を取り木刀を強く握り全速力でザルドに向かって切りつける。
「良い動きだが、まだあまい」
と言いベルの攻撃を真正面から受け弾きベルの手から木刀が外れ宙を舞い近くに刺さった、その衝撃でベルは尻餅を着いた。
「さて、今日はここまでだ、立てるかベル?」
そお言いベルに手を貸すザルド。
「うん大丈夫、ありがとう」
と言って、手を取り立ち上がり服に着いた土を手で払う、払い終ったと同時にザルドに向き直った。
「最初より動きが良くなったな、そのまま頑張れ」
ザルドはそう言ってベルの頭をくしゃくしゃ撫でる、ベルは「おとうさんくしゃくしゃやめてよ」と言うが気持ち良さそうに笑っている。
「今は昼飯時だな、おいベルこれから昼飯でも食うか?」
「うん、食べるおとうさんが作るの?」
「ああ、そうだぞ」
「やったー、おとうさんの料理美味しいから好きー」
「そうか、ありがとよ、さあ行くぞ」
そう言ってザルドが動こうとした瞬間、ザルドが『ドッサ』と音をたてて倒れた、それを見たベルは一瞬何が起こったのか分からなかったのかただ立ち尽くしていた、そして理解ができたのか目を大きく見開き急いでザルドに駆け寄った。
「おとうさん!おとうさん大丈夫!?」
そう言って必死にザルドに追い掛けるが返事は返ってこない、ベルは誰かを呼ばないとと思い必死に声を出して助けを呼ぶ。
「誰か!誰かヒーラーを呼んでください!」
大声を上げているのに気付いたのか外に居たヒーラーの一人が近くに寄って来る。
「おとうさんが急に倒れて」
と事情を説明する、ザルドは苦悶の表情を浮かべている、そしてザルドは医務室に運ばれた。
中途半端に終わってすみません ⤵️⤵️
感想等お願いいたします。
出来れば振り仮名や文字を小さくする方法を教えてください。