ひたすらに頑丈也   作:覚め

11 / 49
実は主人公が頑丈だってことを表す場面、そんなになかったり。


第11話

真夜中

 

「…月、動かなくね?」

 

「本当ね」

 

「い、異変だわ!」

 

「どしたの影狼ちゃん」

 

「毛が…毛が増えないの!!」

 

「今日満月なのに?」

 

「なのに!」

 

なるほどそれは異変だ。少なくとも、あれは満月ではないのだろう。満月ではない、何か。おかしいな。少なくともこちらの目には満月に見えるんだが…これが異変ではないのなら。恐らくは巫女とかが動くだろう。つかまた幽霊入ってる?

 

「んぷぅ…出ねえ」

 

「幽霊に取り憑かれすぎてちょっと近づいちゃったわね」

 

「そんなことより!これどうするのよ!?」

 

「…異変解決しに行く?」

 

「行く!」

 

「俺は行かない」

 

「一緒にいきましょ!ねえ!」グイッ

 

「ぉお!?」

 

「さよなら貫太君…!」グスッ

 

「あーもう!準備だけしていこう!」

 

香霖堂

 

「っつーわけ」

 

「物々交換には応じないよ」

 

「これとか良さそうだろ!」

 

「ああ。それはフライパ」

 

「これもアリじゃない?」

 

「おお!それはそうじ」

 

「あ、マリサさんが持ってる奴」

 

「それはダメだ」

 

「予備だからか」

 

「その通りだ」

 

竹林

 

「結局フライパンと掃除機だけか」

 

「原動力は妖力って聞いたけど…」

 

瞬間。上からドンパチやってるのが聞こえる。何かあるのだろうか?と思い上を見る。すると、なんかよーわからん眩しい光がピカーって光り輝いた。眩しい!フライパンで咄嗟に目を隠す。なんかよくわからんが叫び声と少しの悲鳴が聞こえた気がする。

 

「…?」

 

「このフライパンって言うのは…弾幕を跳ね返すのに使うんだわ!」

 

「…無敵じゃねーか!!」

 

「ってことは掃除機は…」ギュオォォォォ

 

「こんにゃろー!マスタースパーク!!」チュドォォォ

 

「おお!吸ってるすってる!」

 

「…ところでこれってどこに行ってどうやって出すの?」

 

「さあ?」

 

「吸ってるんだから吐き出す機能もあるでしょ!念じるのよ…!」

 

「おぉぉお!?吸われてる!?」

 

「そうよ!妖力を逆に流せば良いのよ!」ボガンッ

 

「ぃっ!?」ササッ

 

「…え?」チュドーン

 

「あ、当たった…」

 

「ちょ、あれって幻想郷を作った偉い人じゃない…?」

 

「異変解決したるぞー!」

 

「…まあ良いわね!かかって来なさい!!」

 

「ちょ、ちょっと待って!待ってくださる!?説明、説明するから!!」

 

「本当?」

 

なんともかの有名な(影狼さんが言ってた)八雲紫さんの筋書き通りであれば、ここら辺に異変の原因があって、それは何かしらで見えなくなっている。見えなくなっているのなら、強い力でこじ開けて見えるようにすれば良いじゃない!らしい。何も良くはないんだが、尊い犠牲という奴だろう。

 

「つーかなんだそれ」

 

「フライパン」

 

「掃除機!」

 

「そうやって使う奴じゃねーと思うんだ」

 

「でも使えるわよ?」

 

「わかったよ…」

 

「あと一発分はあるから!これを何処にぶつければ良いの!?」

 

「…あっち」

 

「わかったわ!どっかーん!」ドォンッ

 

「わー…まるで建築番組みたい」

 

「秘境に聳え立つ病院ね」

 

「秘境を荒らすのはダメだろ」

 

「ダメね」

 

「いけませんわ」

 

「紫、結構服破れてるわよ」

 

「…きゃっ///」

 

「きつ」

 

「!?」グサッ

 

「よっしゃ行くぞー!」

 

「私のアイデンティティの奪還に!!」

 

「ちょっと待て」

 

「ん?」

 

「お前ら、なんの異変を解決しに来たんだ?」

 

「影狼さんが満月になっても狼にならない異変」

 

「私らは月が動かない異変」

 

「よくよく考えたらなんなのかしらね。教えてくれる?」

 

「私だってよくわかってないの。だから解決しに行くんでしょ?」

 

「…とにかくわからんが殴り込みだな!」

 

よくわからんがあの病院潰せば異変は解決するってことだな!?…だな!?誰も頷かないから不安になる!でも影狼さんがいうには、あの紫が出てくるなんてとんでもないものにちがいないとか言ってる。まあとんでもなくてもなんとかなるって!うん!なんとか…なる…かな…?

 

「やっぱならねーわ!」

 

「正面突破は流石に無理だー!」

 

「何よあのウサギ!今年は卯年じゃないのよ!」

 

「なんでここに来れたのかわからないけど…とにかく。敵ですね?」バンッ

 

「カッキーン!」カンッ

 

「え?」ドンッ

 

「すげ…!すげぇ…!」

 

「あれも弾幕なのね…ていうかあれを弾幕って言うのにはかなり無茶があるんじゃ」

 

「なんとかなるって!」

 

「って言うか他の4人は?」

 

「上」

 

「…なー!?」

 

「し、師匠…!」

 

「師匠だって」

 

「誰かの教え子だったのね」

 

「なんか悪いことしちゃったのかな?」

 

「いえ!悪いことはしてないわよ!なぜなら私の異変はこの施設が原因だから!」

 

「流石っ!」

 

「というわけで!この異変について聞かせてもらえるかしら?」

 

「うぅ…知らな」

 

「ん?」

 

「ぁ…知って…ます」

 

「よっしゃー!」

 

なんだかよくわからんが、鈴仙さんと言う人の話によると、この異変はお姫様隠すために貼った結界が原因とのこと。内側には偽物の月を出して、外側とは遮断することによってバレないようにしたつもりらしい。無駄だぜ!なぜなら…

 

「私の身体は正直だからよ!!」

 

「うぅ…」

 

「というわけで!元凶のところまで連れて行きなさい!」

 

「はい…」グスンッ

 

永遠亭

 

「ちょっとれいせ…誰?」

 

「ここが元凶の住処か〜」

 

「なんだかわくわくするわね」

 

「誰って聞いてるのだけれど、話は聞いてくれない?それとも聞けない?」

 

「…待って、弓矢構えてるんだけど?どうするよ。フライパンと掃除機じゃどうしようもないぞ」

 

「なんてこと!?」

 

「そう言うこと!」バシュッ

 

「す、吸えぇぇい!」ギュオォォォォ

 

「…は?」

 

「吸った!」

 

「発射でぇえい!」ドンッ

 

「危なっ!?」




香霖堂と技術提携した河童の作る武器は強いぞ…!
その武器で何れは…八雲藍の尻尾を再現するのですよ…!
催眠?あー、興味ある
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。