ひたすらに頑丈也   作:覚め

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天子ちゃん登場!!
ついでに桃渡してくれるよ!!
フライパイセン、略してフライパン。
彼が強くなります。


第15話

霧の湖

 

「どーん!」

 

「…」

 

「な、何!?久しぶりに出てこれたと思ったら、住処壊されちゃうの!?」

 

「あら、地上ってのは殺風景ね!こっちは面白そうだとおも」

 

「はいはい」ズボッ

 

「鼻に釣り針刺すんじゃないわよ!ちょ、ちょっと!?」

 

私の安息をぶち壊した罰だ。その身に受けるが良い。おらおら。オラ。しかしこの釣り針で穴が開かないとは、かなり身体が硬いだろう。何故こんな奴が降ってきたのかわからないが、とにかく私の安息を邪魔したのだ。死んでもらう

 

「ふんっ!」グイッ

 

「いだだだだ!?」

 

「フライパン!」バギィンッ

 

「へぶっ!」

 

「どこ行くんだおい」グイッ

 

「うげっ」

 

「…帰れ」

 

「な、何言ってるのよ…私があんな退屈なところに」

 

「わかさぎ姫、下から引っ張って」ドブンッ

 

「ちょ、何すんのよ!いい加減にぃっ!?」ズボッ

 

「水責め」

 

「かぼ、ごがぁ!」

 

「…何、やってるの?」

 

「空から降ってきた女の子釣り」

 

「ばんきっき、興味あるの?」

 

「私はない」

 

「私もない」

 

「…あ、こら暴れんな」グイッ

 

なんだかんだで、博麗神社に行ってきた後だということが判明した。こう、宣戦布告的なことをした後にそこら辺を飛び回ってあはははあはははしてたらしい。が。俺は知らん。そんなこと。人里にいたばんきっきから聞くと、特定の人間の周りが雨だったりするらしいが、それも知らん。

 

「チルノ!」

 

「なんだ?」

 

「こいつの手足凍らせとけ」

 

「わかった!」カチンコチン

 

「ちょっと!?これぐらいワケないわよ!」バッチーン

 

「で?」グイッ

 

「いたたたた!」

 

「…とにかく、神社をぶっ壊したんだな」

 

「そうよ!その時の絶望顔って言ったら笑えたわ!しかも巻き添えくらいかけてて!」

 

「つまり」

 

「あの岩で落ちてきた時に、足ごと踏んじゃったのよ。多分、追ってこれないでしょ」

 

「よーしいいだろう。連れてけ」

 

「え?」

 

「安全運転かつ速度割り増しで連れて行け」

 

「…どうやって?」

 

「その岩で」

 

「な、何言ってるのよ!こんなか弱い乙女に」

 

「そんな奴が岩と一緒に落ちてくるワケないだろ」

 

「それもそうね」

 

「私もついていく」

 

「…私は!?」

 

「あたいは!?」

 

「留守番」

 

「あ、衣玖って言う変な服着た女が来たら伝えといて。そこらへん彷徨ってるって」

 

「はーい」

 

俺たちが湖を出発した5分後くらいにその衣玖って人が来たのはまた別の話。にしても、岩で足を潰したとなればかなり不味い。最悪の場合…俺が派遣されるかもしれない。いやだよ。派遣の意味わかんないけどさ。守矢であってくれ頼む…

 

博麗神社

 

「お前本当にやってくれたな」

 

「ぐぇっ」

 

「ぅ…あ、足触んないで」

 

「むっちゃ意識はっきりしてるじゃん」

 

「あ、今回の件については私もちょっと許せないのよ」スッ

 

「うおびびった」

 

「霊夢はこっちに。」

 

「じゃあ、どうぞ」

 

「藍」

 

「はい」

 

「…霊夢の足を潰した罪は重いわよ」

 

「はっ!だからな痛い痛い痛い!」

 

「調子乗ってんのかてめー。鼻ぶんどるぞ」

 

「うぐぐ…か、要石攻撃!」

 

「そーれい!」ブンッ

 

「ちょ、ちょっ!?」バギィッ

 

「…そう言うのって自分で操れるようになってから持ってくるものだろ…?」

 

「痛い!痛い!」

 

「しかもまだ意識あるし」

 

「割と鬼畜外道ね」ヒソヒソ

 

「信じられます?鬼にもやってたんですよ?同じこと」

 

「罪悪感とかよりも恐怖心がないのね」

 

「て言うかお前何者?」

 

「天人よ」

 

「天人ね。テンニン…何それ」

 

「文字通り天に住んでる人よ。頭に乗ってる仙桃って言う物を食べて強くなるの」

 

「ちょっと、結構違う気が」

 

「お、じゃあ俺もらい」

 

うーん…でりしゃす。生で食ったからか、それとも頭の上にあると言うことが原因なのか。かなり不味い。腐ってる気がしないでもない。しかしながらその奥にあったであろうほんの少しの旨みが…さらに不味さを加速させている。きつい。

 

「うぇ…」

 

「何よ?」

 

「マッズ…!」

 

「食べる?ばんきっき」

 

「食べない」

 

「な、何よ!普通の人がそれ食べれることなんて滅多に」

 

「帰ろ」

 

「そうね、そうしたほうがいいわ」

 

「異変全部元に戻して」

 

「…え?」

 

「じゃ、異変について話し合いましょうか。天人様?」

 

「ぇ…ちょ、ちょっと?」

 

「見つけた!」

 

「衣玖!」

 

「これはこれは…女中ですか?」

 

「ほんっと、ウチの総領娘様が申し訳ないことを!」バチィンッ

 

「ふべっ!?」

 

「…え?」

 

「壊したものの弁償は全て我々が…!」

 

「え?え、え?」

 

霧の湖

 

「号外ですよー!」

 

「なにこれ?」

 

「いやー!あなたたちも有名になりましてね?二つ名までついてるんですよ!」

 

「フタツナ?」

 

「私の場合は幻想郷最速です!」

 

「…あだ名ってこと?」

 

「そんなものです!で、貫太さんの二つ名は…」

 

「この…風に来るに坊ちゃんの坊って字の?」

 

「風来坊ですよ!まあ、私はぴったりだと思いますよ。それでは!」

 

「…フーライボーってどう言う意味?」

 

「気まぐれな人のことよ」

 

なるほど、俺は気まぐれってことか。…え、そう?そう…かなぁ?そんな気はないんだけど…あれ、ん?まあみんながそう言うならそうなのかな…?よくわからないや。まあ大体そんなもんか。でもフーライボーって響きはなんか好きだからな!

 

「風来坊、貫太!」

 

「…苗字風来坊にする?」

 

「する!」

 

「人間の苗字なら慧音って先生に申請しないとダメだよ」

 

「妖怪はいくらでもできるのに!?」

 

「うん」




次回!
慧音先生、初登場!
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