永遠亭
「…」
「本当になんて言ったら良いのか…」
「聖さん」
「なんでしょう?」
「人里でシンジャって増えた?」
「…増えました。」
「じゃあ良いんじゃない?」
「えっ…それは」
と言うわけで戻ってくるぜ命蓮寺。何故か途中で…確か墓地でよく会う妖怪に抱きつかれた。そう言えばこの妖怪は刀鍛冶をやっているらしい。なんてことを聞きながら命蓮寺に帰る。と言うか里の人でも下駄履かないのにあいつ下駄履いてなかった?
「やっほー」
「聖」
「見てみて〜」
「何それ」
「山椒魚」
「山椒魚!?なんで!?」
「釣ってきた」
「つ、釣れるんだ…幻想郷ってすごいなぁ」
「すごいっしょ〜?どう?」
「聞いて良いかい?」
「どうしたの鼠」
「それ、山椒魚に似た妖怪じゃないかい?」
「えっ」
「っ!!」パシィッ
「おわっ!?」
「あ、ごめんなさい」
「…で、これって妖怪なの?」
「妖力を感じるから妖怪だと思うよ」
「マジかよ。まあ良いけど」
「良くないよね?一輪、元人間として一言」
「…食中毒には気をつけなさい」
先駆者様からのありがたい言葉を貰い、少し聖さんに体重を寄せる。とりあえず神霊出す。あれ、神霊じゃねえ。何これ。え、何これ怖い。待って、マジで何これ。出そうで出ないんだけど?もしかして俺の魂だったりする?…まっさかぁ。
「さて。ご飯にしましょうか!」
「お〜!」
「ほー」
「さて、儂は帰ると」
「マミゾウ」
「っ、なんじゃ?」
「今日の皿洗い、マミゾウだよ?」
「し、新人がいるんだし。儂じゃなくても良いんじゃ」
「貫太は欠員補充の時に響子と一緒に皿洗いしてもらうから」
「なんじゃと…!?」
「聖〜」
「なんです?」
「ちょっと寒い」
「今日差しビンビンですよ」
「それを言うならギンギンじゃない?」
「2人とも違うわよ。ギラッギラよ!」
「しかし射抜かれて直ぐに動き出したと聞いた時は驚きましたよ」
「ねー」
「毒矢で射抜かれたんじゃからのう…すでに回った分の症状じゃろうて」
「マミゾウ、初耳なんですけど」
「…あ」
「あの男の人を庇ってるのかな?」
「マミゾウ、それはダメだよ…」
「言うタイミングを失っていて…な?」
「それで済むのなら私は貴女を殴って『殴らないタイミングを失っていて…な?』で済ませますよ」
「いや、それとこれでは話が」
「一緒です」
マミゾウが問い詰められている気がする。が俺はどうでも良い。日向ぼっこ中だからだ。人里で20代の人がこんなふうにしていたら、怒られることだろうな。だが残念ながら俺の身長はだいたい5尺。正確に言うとちょっと悲しい数字だから言わないぞ。
「ん〜」
「気持ちがいいですね」
「うぃー」
「さて、そろそろ犯人探しをしますか」
「え?」
「ナズーリンが少しの隙を突かれて矢で腕をやられてしまいまして。腕を包帯で巻いてるの見たでしょう?」
「あー、うん。」
「まだ見つかっていないのです」
「まじかよ」
「はい…」
人里
「と言うわけで犯人探しをします」
「嘘でしょ」
「聖〜」
「なんです?」
「目撃情報ありました」
「…あ」
「村紗、心当たりが?」
「いやぁ、居酒屋を梯子してた時に見た顔で…」
「…不問にしてあげます」
「はい!住所も諸々と書いてある紙もらったんで取ってきます!!」
「今直ぐに。」
「ん、なんだこいつ」
「なんだって…つい5年くらい前にぶっ飛ばされたじゃない…」
「あー?…あー」
「完全に忘れられてる」
「まあいいや」
「あ、お兄さん!お薬どう!?」
「なんだお前」
「!?」
「持ってきました!!」
「はい」
「はぁ…っ」
「ではナズーリン」
「なんだい?」
「探しましょうか。この人を」
なんだかよくわからんが犯人探しが流行るそうで。なんだかナズーリンさんが得意げに探し始めた。なんだかよくわからない、だうんじんぐ?たうんじんぐ?わかんないけどそう言うので探し始めた。ちなみに開始6分で見つかった。
「こいつだ」
「貴方…ちょっとよろしいですか?」グッ
「いたたたた」
「…さ、帰りましょう」
「なんで?」
「トラウマになりたくないなら帰りましょう!」ガシッ
「うわっ!?」
「あははは!貫太が肩に乗せられてやんの!」
「風強っ」グワッ
「わー!?髪の毛はやめてください!」
「あ、ごめんなさい」
「美味じゃないんですからね!?」
命蓮寺
「聖さーん」
「なんですか?」
「なんか変な人来てるよ」
「変な人??」
「いや、考えを改めたんだ。先日の人里を見てね。彼のような人間でも人里に居られるように」
「俺人里嫌いだぞ」
「…いや、だとしてもだ。同じような境遇の人間を野放しっていうのは」
「つまり何を?」
「人里に最低限の法を」
「ホウ?」
「最低限の生活ラインを出そうと思って」
「それで、その生活はどうやって維持させるんですか?」
「それはもちろん働かせて」
「働けないからそのような境遇になっているのですが?」
「職業訓練の施設を」
なんかむずかしい話になっちゃった。縁側で日向ぼっこしよう。と言うかマミゾウはなんでいつも『あ、いる』と言う時には縁側にいるんだ。縁側ってそんなに良いのか?人には良いだろうけど、なんか夜の方で活動してそうな妖怪は嫌いな気がする
「なんかよくわかんない」
「じゃろうなぁ。儂も特にわからん」
「マミゾウでもわかんないんだ」
「そもそも宗教なんてただの心の支えじゃ。宗教が法なんぞ語り始めたらいかん」
「…マミゾウも何言ってるかわかんない」
「ん?済まんな。まあ要するに…餅は餅屋、じゃ!」
五尺…150cm
しばらく休ませてもらぅ!!伸びとか関係なしで!!