ひたすらに頑丈也   作:覚め

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うおおおおお!!
…ぉぉぉぉ!!


第27話

紅魔館

 

「え、なに?」

 

「どうしました?」

 

「なん、なんで俺ここにいるの?」

 

「呼ばれたからですが?」

 

呼ばれたからですが?じゃねーよ。呼ばれたから、じゃない。俺が聞いてる理由知りたい?気がついたらここに居たからですが?ん?何?俺何か悪いことしてる??なんかやらかした?…ぜんっぜん思い浮かばねえけど??

 

「…うーっす」

 

「いらっしゃ」

 

「んじゃ」

 

「ちょっと待ったァ!!」

 

「何?」

 

「良いけど。別に良いけど…何?そんなに嫌だったの?」

 

「だって…お前水に浸からないんでしょ?」

 

「そうだけど」

 

「臭そう」

 

「臭くないわよ!」

 

「香水で誤魔化せれるようなものではないからな?」

 

「馬鹿にしてんの!?」

 

「そう言うことわかってなさそうだったし」

 

「失礼ですね」

 

「そうよ咲夜!言ってやんなさい!」

 

「身の回りの世話メイドにやらせてんの…?ほぼ赤ん坊じゃん…」

 

「は?」

 

「よくそんな顔でそこに座ってられるな」

 

「!?!?」

 

「失礼ですが…お嬢様はトイレくらいなら自分で」

 

「何歳だっけ」

 

「ご、五百歳くらいではあるけど」

 

「500生きて…何?できるようになったのがトイレだけ?」

 

終わってんなこの妖怪…しかもここに来て年齢を少しぼかすとかさぁ…本当に恥ずかしさとかないわけ?イカれてるわけ?どれくらいイカれてんの?30割イカれてる?ダメだやっぱこいつとは少しどころか根本的に合わない…

 

「じゃ」

 

「メンタルバッキバキですね」

 

「なんか硬くなってそうな言い方はやめなさい。しかしあの人間絶対殺す」

 

「スキマ妖怪に何言われても知りませんよ〜」

 

命蓮寺

 

「…喧嘩、売ってきちゃったの?」

 

「うん」

 

「いや…んー…布都の奴を叱る神子って奴の気持ちがこれだったのか…」

 

「だって五百歳も生きてトイレ以外自力で出来ないって…」

 

「もはや老人なんだよな」

 

「そう!分かってるなぬえ」

 

「なんつー妖怪…500になってもなんて…私でさえ140の時には大体出来るようになったのに」

 

「ぬえの話は聞いてない」

 

「140って覚えてるあたりなんか自慢してそう」

 

「!?」

 

「まあ良いか…ところでこの水は何?」

 

「お酒〜」

 

「命蓮寺の敷地の中で?」

 

「中で。」

 

「ひ」

 

「待った!」

 

「ん?」

 

「これはなんとびっくりアルコールゼロ!」

 

「だから?」

 

「酔うことなんてあり得ないんだ!」

 

「…酒じゃん」

 

「酔うことが原因で信仰心だって言ってるんだから、酔わなかったら無罪!!」

 

「…それじゃあ…いただき」ゴクッ

 

不味っ。不味い…すごい不味い…ナニコレ…なに?これ…すんごい不味い…なんだろう、不味い…とにかく不味い…臭いも…臭いはしない?かな。すごいくらい不味い。外の世界でも出来たてほやほやらしいから味の試行錯誤中ってことかな…

 

「不味い」

 

「私もそう思う」

 

「やっぱ不味いか」

 

「ミズナ」

 

「分かっている。こうなったら…」

 

「一気飲みか…!?」

 

「敷地内に水として捨てる」

 

「ダメだろ」

 

「安心してくれ。ここは先ほど犬が小便をかけていた」

 

「で?」

 

「それを洗い流すこととして!道端に落ちていた空き缶を使って水を汲み、洗い流していると言うわけだ!」

 

「どう思う」

 

「無理がある」

 

「…却下」

 

「んなぁ!?」

 

「それならバケツの方がいいだろってなるじゃん」

 

「なるよ?」

 

「頭ダメだこいつ」

 

「酒の魔の手にやられていたか」

 

「出流深淵…あ、なんか格好いい。」

 

「お酒から目を背けてあげないで」

 

「…仕方ない。バケツ持ってくるか」

 

「え、どうすんの?」

 

「ぬえ、よろしく」

 

「どう言って持ち出すの?」

 

「道端に空いてない酒缶があったから水で薄めてそこら辺に放っておく」

 

「行けるかな?」

 

無論行けないだろう。そしておそらくお説教タイムが来るであろう。心配ない。俺のスピンタックル走法は…速度を落とさずに進める。つまり!攻撃しながら最高速度を維持できるのだ!!よって逃げるのは至難の業ではない!大事なのは仕掛けるタイミング也!

 

「借りれた」

 

「嘘だろ」

 

「なんか聖が少し涙を浮かべながら『貴方達もとうとう』って言ってた」

 

「早めに証拠隠滅しちまおう」

 

「と言うわけで水を汲んできたバケツがここに」

 

「はいぼちゃーん」

 

「んー…べ」

 

「やめろミズナ」

 

「ここで信頼裏切ったらどうなるか分かってんの?」

 

「わかってるさ…」

 

「それじゃあ寺の外の…どこに撒く?」

 

「川で良いんじゃない?」

 

「川はダメだろ。生き物がいる」

 

「じゃあそこら辺だな」

 

「そこら辺か」

 

「…聖に出してみない?」

 

「死にたければ1人で死んでね、村紗」

 

「すまん」

 

「はー!?聖が酒に酔ってるとこ見たくないの!?」

 

「友人が殺されるとこは」

 

「ちょっと遠慮したいよなー」

 

「おぉ!?じゃあ良いよ!キャプテンムラサ、任務遂行して参ります!」

 

「…あいつ絶対俺たちに責任なすりつける気だろ」

 

「星連れて撒いたって言ってもらおうよ」

 

結果、村紗はアホみたいな速さで見つかり、1週間の罰則を出された。俺たちにも疑いの目が来たが…生憎、ぬえの言った通りに星さんを連れていたので星さんが証言台に立ち事なきを得た。つまるところ無実というのはそういうものである。

 

「そういや村紗の奴、アルコールゼロなのに聖が酔うとか言ってたよな」

 

「確かに」

 

「…もしかして、アルコールゼロって思い込まされてた?」

 

「んー、あり得る」

 

「なんて奴だ村紗…」




村紗反抗書
アルコール度数98の酒をアルコールゼロと偽って2人に飲ませる。何故か酔わなかったので『もしや聖に気付かれぬ内に酒を飲ませることが出来るのでは?と思い実践。結果は惨敗。
尚、主人公が98と言うアホみたいな度数の酒を飲んでぶっ倒れないのは頑丈だからである。肝臓君、頑張ってね!
ぬえは知らん。何あいつ。怖…
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