東方に舞い戻るのは目に見えてるけどねぇ!!
命蓮寺
「誰お前」
「こころ様だぞ」
「誰だお前」
「物部布都であるぞ!」
「用事はなんだ?」
「本能寺の変」
「放火す」
「駆逐艦特攻!!」ズゴォォォォ
「うるさっ」
聖さんはこれくらい屁でもないと言うくらい静かな顔で過ごしたが…船か?船かあれ。香霖堂行って何か良い感じに自分の意思通りに動いてくれる物があるかなーって思ったけど…ダメだわ。ダメっす。無理っす。なんでああなっているのやら…
「聖さん」
「なんです?」
「アレはなんですか?」
「村紗の船です」
「船なんだ…」
「あれ一つで四国を陥せます」
「四国って意外と大きいで有名なアレだよね!?」
「はい。異国船打払令もないので簡単ですよ」
「何それ」
「簡単に言うと『部外者排除パーティ』です」
「やべー奴じゃん」
「まあそんなところですね。解釈としては何も間違ってませんよ」
「間違ってないんだ」
「まああんなにうるさいのは流石にダメですね。止めてきます」ダッ
「…止めれるんだ」
「貫太君」
「何一輪」
「今何時かな」
「うーん…わかんない」
「…今午前四時なんだよね…」
わあびっくり。まあ俺関係ないけど。まあよくわからんのはよくわからんままに、どーせ分かっても何にもならんし。良いってことよ!…良くはないけど良いってこと!まあなんとかなるでしょ。聖さんが行ったし。身体能力強化してんのかな?
「ちなみに…」
「ん?」
「お酒は」
「詠唱無視でバーン!」ドーン
「このパワーっ!?」
「俺のなけなしの力をよくわからん理屈で魔力ってのに変換させ、その魔力で相手を弾き飛ばす技」
「いたた…」
「使った後はどっと疲れる」
「誰から教わったのそれ」
「聖」
「聖かぁ…」
「飛んでこれ使うと面白いんだって」
「全方位に出てるから意味ないと思うけど」
「…確かに」
「嘘でしょ」
「ぎゃー聖が来たー!」ズゴォォォォ
「うぉぁぁぁあ!?」
「止め、止めて雲山!」
「!?」ムリムリ
「こーんにゃろ!」ガシッ
「1人より2人!!」ガシッ
「2人より3人!3人目がいない!」
「このままじゃ命蓮寺にぶつかっちゃうよー!」
「ぬははは!謀らずとも潰れてくれたわ!」
「ははは!」
「ふんっ!」バギッ
「っぉ!?」グラッ
「急な衝撃!?」
「まさか」
「…さて。お仕置きですよ」
「うぇあ!?」
「化け物!」
「ポマードポマード!」
船ごとどこかへ連れて行かれた。星さんは『妖怪の山にぶん投げに行きましたね』と言っていた。何かあったときは大体そこで説教らしい。俺は鬼と酒飲んだことで2時間説教だった。きつかった。でも命蓮寺のみんなからは甘いと言われた。
「ポマードか…」
「私綺麗?」
「ポマードって何?」
「整髪料という、髪を整える物です。多分。」
「星さん使ってんの?」
「まあ、寝癖がひどい時は」
「だから朝むっちゃ跳ねてるのに飯食う時は落ち着いてたんだ」
「ちなみにみんな使ってますよ」
「へ〜」
「立ったまま眠るのが羨ましいんです」
「なんで?」
「寝癖がなさそうで」
「でも身長下がるって」
「何故?」
「重力云々で」
「…決めました。私もう寝転がって生活します」
「重力に逆らわないで」
「私も5cmくらい欲しー!」
「なんで?」
「なんとなく」
「なんとなくなんだ」
「こう、なんと言いますか。欲しいものは欲しいんですよ」
「ふへー」
「…ところで今何時ですか?」
「5時」
「一輪」
「居たんですか」
「2人とも叩くよ?」
「で、5時から起きて何するの?」
「あー、私はやった後なんですよ「
「何を?」
「宝塔を失くしまして」
「ナズーリン呼ぶしかないじゃん」
「見限られませんように…!!」
一輪は何をやるんだろうか。何かやることがあるのだろうか?いや、ない。うるさいから起きただけと断言できる。多分。響子さんだって起きてない時間なんだし。多分何もない。多分…少し震えてるように見えるのは幻覚だろう。
「一輪は何か?」
「いや〜、実はさっき」
「なんかやったんだ」
「実は朝うるさいからって枕投げたらさ」
「うん」
「聖のバイク倒しちゃって」
「あっ」
「…」
「どうすれば良いかな…」
「とりあえず聖呼ぶね」
「待って!待って!ね!ね!?」
「とりあえず傷を治しましょう」
「星は宝塔探してよ」
「んな!?」
「とりあえず傷は付いてないように見えるんだけどさ!?」
「出る前のメンテナンスで見つかったら…死」
「いやだ!死にたくない!」
「どれくらいの勢いで倒れたの?」
「いや、2メートル飛ぶくらい」
「ひじ」
「傷なかったんだって!」
「ほんと?」
「ほんとほんと!」
「…見に行ってみますか」
「〜…」
「というわけでこれなんだけど」
「とりあえず立ててみるか」
「よいっしょ…!」
「っと!」グッ
「そうなんだよ!立たないんだよ!聖はどうやって立ててたのかわかんなくてさ!」
「あー…」
「どこら辺に転がったんでしょうか」
「バイクならあそこら辺でゴロゴローって」
数分もせずにバイクを立たせる部品が見つかった。探してる間にブルルルルうるさい場所が少し凹んでいるのも見つけてしまった。どうしよう。どうしよう。どうすれば?くそっ。バイクって面倒だからな…この際俺も乗ろうかな。いやでも自転車があるから良いか。
「…どっこい」
「と、とりあえず立った…!」
「聖には正直に言うんだよ。一輪が真っ先にね」
「わ、分かってるよ」
「南無」
「ここの凹みは多分下手に手加えたらもっとやばくなりそうだし」
「う〜…!許してくれ聖…!」
聖<おや。言われた場所以外の傷が…?
と言うわけで一輪は1週間絶食です。まあ生きていけるでしょ、一輪なら。