ひたすらに頑丈也   作:覚め

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今日はちょびーっと違う視点から。
ちょびーっと(神様目線)


第34話

私、摩多羅隠岐奈。一応、神様。では神様の私は何をしているのかと言うと、監視だ。しかも、特定の個人をだ。そう。私を知っている者ならすぐにわかる。そして疑問に思う。(一体相手はどんな大物か?)(相手は八雲紫?それとも博麗の巫女?)などなど。人間の考えは多岐に渡る。答えを言おう!それは…彼、風来坊貫太である!え、知ってた?…もうすでに分かっているであろうが、答えを言おう!

 

「2回言う必要はないですよ」

 

「う、うるさい!」

 

「たまには運動しないと、お身体に障りますよ」

 

「うるさいうるさい!」

 

「医者の忠告聞かなくて肺にカビ生えたおじいちゃんの映像また見ますか?」

 

「…うるさい」

 

おっほん。つまり何が言いたいかと言うと…この少年、なんかうまいこと使えそうじゃねー?ってこと。紫の力や道具ありとは言え三つ…四つ?の異変に絡み、首謀者をなんとなくで倒したりする人間だ。上手く使わない手はなかろう。

あ、おいこら。勝手に見るんじゃない。ちょ、押すな。押すなって!

 

「やめないか!」

 

「だって初恋の乙女みたいな感じで見てましたもん」

 

「!?初恋くらい済ませてるわよ!」

 

「違うよー、初恋お嬢様だよ」

 

「だから初恋は済んでいるって」

 

「あ、そろそろ休憩おしまいだ」

 

「じゃあまた次の休憩に〜」

 

「…」イラッ

 

落ち着け、私。落ち着くんだ。私は神。I am god。よし!現にそれっぽい椅子に座ってるし…っし、行くか!

 

命蓮寺前

 

「っと…」

 

「…?」スタスタ

 

通りすぎた!?え、え!?私神よ!?ああああこんなことならこっち来なきゃ良かったわ…なんで降りてくるの私…いやいや、でも私は…神!そう、自信を持って!とりあえず話しかけに行こう!

 

「き、君」マッカ

 

「お、あった」

 

「君?」

 

「香霖堂まで行くか〜」スーッ

 

自転車で空を飛んだ…だと?まるで映画だな。いやそうじゃない!違う、そう言う話じゃない!彼とどうにかして同盟なりなんなりを組んで協力関係にならねば意味がない!くっ…今回の標的は手強いな…!!

 

「か、貫太君!」

 

「俺?」

 

「だよね…」

 

「(なんか後ろの人顔赤いな…)」

 

「私は摩多羅隠岐奈と言うんだけど」

 

「すいません、ちょっと」スーッ

 

無視された?私、無視?ちょっと待って…心折れそう…これなら正式に命蓮寺でお話しすれば良かったよぅ…とりあえず着いていくとして…あーどうしよう!勢いだけで来ちゃった私が悪いんだけどさ…勿論私が悪いよ。他にやった人いないし…んー!このままじゃ紫におんなじこと言われる!蘇るあの忌まわしき言葉…

 

『でも貴女…部下とかそういう気を遣わせる相手とか対等の位置関係にいる人以外とは喋れないでしょ?』

 

『貴女、友達いないものね(笑)』

 

『きゃー!後戸の国のお方は男性には奥手なのね〜!(笑)』

 

うっ…思い出すだけで心臓が…心臓が痛い…!!心臓が…心が…痛い…!その場は『昔はイケイケだっただけだ』で済ましたけど…全然そんなことないのに。ぅぅ…あの2人がいれば少し自信がつくんだけど、こんな姿見せられないし…大体八雲紫なんて好きなやつがどこにいるんだ。時代はパツキン美女!そう、この摩多羅隠岐奈様…紫も金髪だったな…だめだ、なんか自信無くしそう…

 

「あの」

 

「っ、な、何かな…?」

 

「なんで着いてくるんですか?」

 

「君に用があるから」

 

「…」ビュンッ

 

時速80km!!私も速度を上げる。しかしおかしいな。命蓮寺から香霖堂までそんなにかからないはず…もしかして迷惑に思われてる…?私神様なのに…!?迂回されてる…!?どうしよう。どうしよう!?協力関係にあった方がいいのに!いいのにぃ!

 

香霖堂

 

「香霖さーん」

 

結局着いてしまった…何も言えず…何もできず…本格的に紫に言われる…絶対言われる…多分…多分こんなこと言われる…しかも最近では心を読む妖怪と交友を持ったと聞くではないか!それと組み合わさったら…

 

『あら、脳内よわよわ神様じゃないですか…彼氏はできた?…あ、そうだったわね!お友達もいないんだから…仕方ない、よね…』クスクス

 

『おや…貴女でしたか。ああ、威厳を保ちたいならあまり考えない方がいいですよ。泥塗るので…』

 

『今どんなこと考えてるの〜?』

 

ダブルコンボ…違う、右から殴って左から殴った後に両手に握られたナイフで腹部を刺されるような感覚…!!ぅぇ…ごめん未来の私。未来の幻想郷…私は、だめかもしれません…

 

「おやおやこれは珍しい」

 

「ん…?」

 

「神様だよ」

 

「神様なんだ」

 

「そ、そう!私は」

 

「餅は餅屋って言うし、どう言う神様かは神社で聞くわ」

 

「えっ」

 

「本人の口から聞いたらよくわからないだろうし、それがいいと思うよ」

 

「えっ?」

 

「それじゃ」スーッ

 

「…えっ!?」

 

「隠岐奈…君は少し、奥手な部分を無くして積極的になるべきだと思うよ」

 

「し、仕方ないだろう!?男と話すのは…その、かなり…」

 

「ほう…?僕は男じゃないと…?」

 

「商人とはいくらでも話せ」

 

そんな無駄話をしている場合ではない!見失ってしまった。博麗神社か?最近できた妖怪の山方面の神社か!?…クッ。このロスは大きいぞ…仕方ない、後戸の国に戻って彼の近くに出るしかない!その時はどうやって出ればいいのだろうか。いや神様なんだし威厳のあるような形で…こう、すたっと。

 

「こんにちは」

 

「ひゃうわ!?」

 

「ピース」

 

「な、なんだ…君…貫太君!?」

 

「いえーい」

 

「あ、いやすまない!用事があると言って見失ったりしてしまって」

 

とにかく勢いだ!勢いがある私ならどうにか出来る!強制的に手下にした場合紫になんて言われるか!恐らくは…蔑み!命蓮寺という幻想郷での鍵。その内部を少しでも欠けさせてしまったら…蔑みが飛んでくる!!

 

『貴女のせいで大変よ。賢者の名は返してもらおうかしら?』

 

それだけでなく、小さい頃は懐いてくれていたあの九尾の狐にも…!?

 

『今は来ないでください。幼い頃お世話にはなりましたが、今の状況では、原因である貴女とまともに話すことができません。』

 

って手紙で送られてくるのでは…!?い、いや!ない!強制的に部下にすることは…ない!

 

「そういうことだから…どうだろうか、君に何かあった時は私が君を助ける。私に何かあった時は君が出来る限り私を助ける…というのは」

 

「すいませんちょっと…」

 

…ぇ…うん…まあ、そう…だよね。私も自分を客観的に見た時の言い表せない感じと言ったら…うん。わかる、わかるよ。だから…うん。まあ…ね。深夜テンションで作った使えそうな奴リストから別の住人を探そう…

 

「友達なら良いですよ」

 

「友…友達!?」

 

「博麗の巫女に話聞こうとしたら八雲紫が出てきて」

 

あっ終わりだこれ。やばい、八雲紫が出てくることなんも考えてなかった。ぁー、どうかお願い。私に着いて変なこと言ってないで!せめて…せめて見るからに男性経験ないくらいに留めて!お願い!紫頼む…!私にお祈りする…!!

 

「なんか…『結構変な人だけど、子供っぽくて可愛い人』って言ってました」

 

あーよかった…私の威厳は保たれ

 

「後『私主観だけど、面倒で可愛い。あと勢いだけで動いて赤面するから見逃すな』とも」

 

…もしかして私、最初出てきた時に赤面してた…?え?え?え、え?うそ、うそ!?えー!?

 

「庇護欲が掻き立てられるとも」

 

「わー!わー!」

 

「うわっ」

 

「わす、忘れて!」

 

「なんで」

 

「お願い!紫が言ってた私に関することと、私が今やってる言動忘れて!明日また来るから!」

 

「…ちょちょっ」ガシッ

 

え?腕掴まれた?もしかして八雲紫との関係性について聞かれる!?わー!?怖い、怖い!

 

「これ何?」

 

「えっそっそれ…」

 

間違いない。私が出てくる時に開けた後戸だ。うわ…

 

「閉めたり出来る?」

 

「できます…」

 

後戸の国

 

「帰ったー!」

 

「あら、ご機嫌ね?」

 

「紫か…」

 

「お友達、出来た?」

 

「出来たよ。それとは別に殺すがな」ザッ

 

「善意でやったのに!?」




こういう隠岐奈様見たことある人いらっしゃいますかー!いらっしゃいませんかー!?
この作品で隠岐奈様出てたと思ったんだけど出てなかったっけ…って今すんごいなってる。
いたら教えてください♡
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