神様から主人公の座を取り戻したのサ!
この王冠は…僕のものサ!
命蓮寺
「ふぁー…」
「や、やあ」
「お、隠岐奈さん」
「えーっと…」
そこから昨日の話をまた繰り返し言い始め、最後に『これを友達という形で実行したい』と言った。こいつ間違いなく人のセリフパクることに罪悪感ないタイプだ。そう思いながらもう一回承諾する。この人、紫さんが言ってた通り面倒な人だな…
「それで、何したいの?」
「そうだな…次の異変の時に私の前座に」
「ぇー?」
「無論無理は言わない。私の部下達の後ろにいれば良い。」
「うーん…良いよ」
「本当か!?嬉しい!」
「良いわけないでしょう。ぶち殺しますよ」
「えっ」
「聖白蓮…!」
「異変に巻き込む?貫太さんを?それはいけませんねぇ」
「んな、何を言うか!貴様はこいつの親ではないだろう!」
「!!」
「幻想郷の賢者ともあろう方が…血縁関係にこだわっているのですか」
「な、何?」
「幻想郷は常識の一歩先…守矢の巫女はそう言っていましたよ?」
「それは知らない!と言うか、それを言うなら別に異変に巻き込んでも良いだろう!?」
言ってることがよくわからんが…なんか本人達には通じるものがあったのだろう。条件付きで俺が異変に巻き込まれるのを許可してくれた。なんか条件付きとは言ったけど条件と呼べるのかわからないものだったが…あれは条件…なのだろうか?
「と言うわけで、今日から君を異変で少し借りる」
「変な条件でしたね」
「まったく、『怪我しそうになったら絶対に助けること』なんて…かなり過保護すぎないか」
「で、どんな異変起こすの?」
「いろんな場所で雪を降らせたり桜を咲かせたり猛暑にしたり木枯らしを吹かせたり…する」
「つまりいろんな場所の季節をごちゃ混ぜに…」
「後戸の国で迎え撃つ予定だからそっちにいてもらうぞ」
「うい」
後戸の国
「よくわからんなここ」
「あー、お師匠の友達?」
「なんか浮かれてさー…」
「そ、お師匠って最近浮かれてるよね〜!」
「浮かれてるんだ」
「まあ良いか。それじゃあ用意しよっか」
「フライパンと…釣竿と…仕込み刀と自転車」
「言っておくけど、自転車で攻撃はなしだからね!」
「だからねー!」
「ふーん」
「ま、そう言うことだから!それまではここで待機ってことで!んじゃー!」
「うーい」
「フライパンで叩くのもなしだからね!」
行動がかなり制限された。相手に直接危害を加えるのはなしの方向性らしい。クッ…俺が何をしたと言うんだ。釣竿で鬼の耳ほじくったりフライパンでぶん殴ったり色々しただけじゃないか…!本当に…まあ、怪我しないための奴らしいし当然か。
数日後
「うーん」
「ご飯は美味しいか?」
「美味しいよ」
「そうか。よかった」
「オラ異変終了のお知らせだぁ!」ドォンッ
「ひぃっ!?」
「あ、それじゃよろしく!」
「あ?アンタが今回の異変の首謀者ってわけ?死ぬ覚悟は出来てるの?」
「無論の助侍」
「そ」
「突然現れマスタースパーク!!!」ギュォォォ
「邪魔」ペシッ
「弾かれた!?そのフライパンチートだろ!」
「うっせー。こちとら弾幕出せないんだよ」
「おーそうか。そりゃすまんかったな」
「謝る必要はないわ。邪魔したら退治するだけだから」
「容赦がないなぁもう!」
「そのなけなしの仕込み刀でも使えば?」
「ていっ」ドンッ
「えぅっ」
「聖特製硬いウキ」
「っ…邪魔!!」バンッ
「ひっ」
「逆に利用してやるわよ!」ブンッ
「死角からのマスパで」
「幻想郷最強を連れてきましたよー!」ビュンッ
「あたいが最強だー!」ボォォォォ
「あっちは人外だし」ザンッ
「つば、翼!?」
「お、おー!?」
自転車に乗りながらバカみたいに動くだけで大体の攻撃は外れる。が、たまにくるマスパと追尾してくる変な玉がきつい。なんなら寒さで手が…手の感覚がなくなってきた。ないなってきた。少しきついかな…て言うかなんなんのあいつら!怖いんだけど!?
「ちょこまかと!」ブンッ
「痛い!」
「勝機!!今ですよチルノさん!」
「氷食らえー!」ゴツンッ
「あいたあっ!?」
「おでこが痛い!」
「マスタースパーク!!」ギュォォォ
「ていっ」グイッ
「えっ」ォォォ
「射命丸盾」
「語呂がいいわね。次から新聞の名前そうすると良いんじゃない?」
「えぇ!?」
「くそっ」
「クソってなんだよ。お前ら鬼畜すぎんだろ」
「鬼畜なんて言葉、知らないですね!」ビュンッ
「っ」
「さいきょーカンパ!」ブォォォ
「さむっ」
「夢想封印」シュババッ
「アッ」
後日 後戸の国
「本当にすまんかった…!」
「良いよ隠岐奈さん。夢想封印って奴受けるの2回目だし」
「なんで生きてるの??」
「ま、そう言うことで」
「…な、なあ」
「隠岐奈さんダイビング」ドサッ
「おぅっ」
「丁度良い感触…次の自己紹介は抱きついた時の感触ナンバーワンですね」
「えぇ!?」
八雲紫さんがニュルっと出てきた。なんでも、お友達継続おめでとう。レンタル料金として月2000でよろしくね♪ってことらしい。隠岐奈は変な顔してた。俺はよくわからなかった。まあ…良いんじゃない?色々とあったけどさ。
「とにかく、無事に終わってよかったー!」
「そうだ、次は石油を」
「隠岐奈」
「ん?」
「暴れすぎるのはやめてね?」
「ぅ…わかった」
「わかれば良いの。貴方も、ね。」
「…?」
命蓮寺
「ただいまー」
「これも幻想郷のため…幻想郷の…」
「ありがと隠岐奈〜」
「ま、また今度…」
「待ってください」
「っ」
「今回のお礼です。夢想封印から貫太さんを守る為に自らを盾にして庇うなんて、思っていませんでしたよ。」
「いや、怪我をさせてしまったのは事実なんだが」
「夢想封印のお礼です。」
「…受け取っておく」
「夢想封印のお礼って字面だと飛んだパワーワードだな」
隠岐奈の摩多羅はオッキーナ
多分何千回と言われてる。
ウキ…釣りする時に浮くあれ