ひたすらに頑丈也   作:覚め

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隠岐奈様と仲良くなったけどそんなの関係ないよねって


第36話

命蓮寺

 

「人は皆好きなものがある。誰だって、どんな物だって皆同様に好かれているのです」

 

「らしーぞフラン」

 

「んー…らしいね」

 

「どうだ?好かれてるか?」

 

「パチュリーからかな」

 

「さいですか」

 

今日はフランちゃんとでーとなるものをしている。ちなみに単語が出てきたのはフランちゃん。本を読んでたらあったらしい。親しい仲の男女が2人っきりで行動すること…らしいが。でーとすぽっとやらなんやらが出てきて読むのをやめたらしい。

 

「で、どこ行くの?」

 

「考えてなーい」

 

「だろうねぇ」

 

「博麗神社?」

 

「んー…」

 

「あそこなんもないもんね」

 

「どうでも良いけどよく夜中に遊ぼうぜってなったよね」

 

「ま、妖怪とか出ても私の方が強いし」

 

「それもそっか。」

 

「て言うかさっき読んだあれって何?経典ってやつ?」

 

「いや?知らん。聖さんの考えらしい」

 

「ふーん…」

 

「夜中に何かやってるところかぁ…」

 

「妖精も寝てるし」

 

「前みたいに異変が起これば別なんだけど」

 

「そんなものはなく」

 

「あるわけもなく」

 

と言うわけで妖怪しかいない(と宣伝しているだけで普通に人はいる)妖怪の山へ来た。フランちゃんの乗り心地はかなり良かった。風で揺れる宝石みたいな羽はすごい綺麗だったし…うん、良かった。それ以外に出す言葉がわかんないや…

 

守矢神社

 

「うっと」

 

「ういー」

 

「…誰だい?」

 

「貫太〜」

 

「フラン〜」

 

「なんだ。誰か挑戦者かと思ったよ…」

 

「挑戦って、神様に挑戦する人が」

 

「いや、相撲」

 

「相撲。」

 

「河童がここ借りて相撲やっててさ」

 

「昼夜問わずに来ると」

 

「昨日は河童の奴が『ちょっとお風呂入ってないから無理かな…』って言い出して逃げやがったからな」

 

「乙女ぶってんじゃねーよ」

 

「フラン、口悪い」

 

「あ、ごめん」

 

「はー…私達の早苗にも、彼氏ができて欲しいんだけどね〜?」

 

「外の世界でどんな扱い受けたらこっちであんなに弾けるのかね」

 

「弾けるって…」

 

「あ、それ本に載ってた」

 

「え?」

 

「確か…『未知の世界でテンションが上がる人は以前酷い扱いを受けており、新しい世界に自分の居場所を見出そうとするから』って。まさか」

 

「まさか!ウチの良い子代表の早苗に限って」

 

「良い子ってのは良く利用されるし陰で何言われてるのかわかんねーよなー」

 

「うっ」

 

神奈子(自分で言ってた気がする)さんは狼狽えた。が、持ち直したらしい。すぐにキリッとした顔になった。その後ろに寝る時の服装である早苗さんがいるのは黙っておこう。声高らかに『彼女がいじめられていても』と言い出した。早苗さんの顔はさらに暗くなった。

 

「神奈子様」

 

「!?な、なんだ早苗!まだ起きて」

 

「今更気がついたんですか?」

 

「ぅっ」

 

「よう早苗殿」

 

「私はフラン」

 

「我は貫太」

 

「そして私は早苗」

 

「…な、なんで組体操してるの…?」

 

「とにかく。こっちじゃそれ忘れてくださいね」

 

「わかったよ…」

 

「諏訪子様には絶対に言わないでくださいね!」

 

「わかってるわかってる」

 

「ぁー…なんかよくわからんな」

 

「本当」

 

「あ、すまない!それじゃあ、な!」

 

「大声であんまり喋らないでくださいね〜?」

 

「…大きな声出てた?」

 

「途中で何人か潰したからその音じゃないかな」

 

「怖すぎんだろ」

 

「そう?」

 

「そうであって欲しくはないな」

 

「後私年下が好きですからね!」

 

「いつから聞いてたんだ!?」

 

「…どこ行く?」

 

「うーん…地底」

 

「有り」

 

地底

 

「へいっ」

 

「とうっ」

 

「ようっ」

 

「…鬼だ!!」

 

「えぇ!?」

 

「…なんで逃げるんだ?」

 

「地底からたまに来る子の家がここら辺に…」

 

地霊殿が見える…地霊殿。前異変の時にちょっと寄らせてもらった。勇儀さんに殴られた時ね。その時は持ち主っぽい人たちに心配されてたけど…それどころじゃなかったからなぁ。恐ろしや。無視された恨みって言ってドロップキックしてくるかもしれん…

 

「おーっす」

 

「あ、お久しぶりです!」

 

「こんな時間に…こんな客が」

 

「(今貴方に声をかけています…)」

 

「テレパシーごっこやめてください」

 

「(ファミチキください…)」

 

「貴方仏教徒でしょう?」

 

「(フランちゃんも何か言って…)」

 

「お連れの方には」

 

「(ファミチキください…)」

 

「なんでシンクロするんですか???」

 

「(でーとって何…?)」

 

「カップル…恋仲の男女がする行為ですよ」

 

「らしいぞフラン」

 

「え、ぇー?おっかしーなー?パチュリーの本には仲の良いって」

 

「恋仲ですね」

 

「アッ」ボンッ

 

「恥ずかしくなっちゃった」

 

「ぁぅぁぅ」

 

「恥ずかしいんですよ。逆になんで貴方は恥ずかしくなんですか?」

 

「(恋仲って何…?お見合い…?)」

 

「そんなものです」

 

「あ、フランちゃんだー」ツンツン

 

「うわっ!」

 

「こいし」

 

「なんで顔真っ赤で倒れてるの?」

 

「でーとって言う言葉の意味知って倒れた」

 

「…?」

 

「なんでこいしも…?」

 

要するに結婚するような仲の奴同士がやる行為らしいな。結婚すっかー!…冗談だけど。顔真っ赤でこっちの足の服を少し引っ張ってる。引っ張るな。まあそんなに恥ずかしいことなら仕方ない…仕方ないのか?まあ仕方ない…?

 

紅魔館

 

「こうして一夜が明け…」

 

「なんで私の妹と共に同じベッドで寝ている?」

 

「待った、待とう。待ってくれ。」

 

「咲夜、やれ」

 

「お姉様何やってるの?」ギロッ

 

「ふ、フラン?こう言う男は」

 

「フランのお友達壊すの?」

 

「お嬢様。」

 

「咲夜、後処理は」

 

「妹様にお友達ができて咲夜は嬉しゅうございます…」グスッ

 

「咲夜!?」




咲夜「嬉しい…嬉しい…」
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