命蓮寺
「人は皆好きなものがある。誰だって、どんな物だって皆同様に好かれているのです」
「らしーぞフラン」
「んー…らしいね」
「どうだ?好かれてるか?」
「パチュリーからかな」
「さいですか」
今日はフランちゃんとでーとなるものをしている。ちなみに単語が出てきたのはフランちゃん。本を読んでたらあったらしい。親しい仲の男女が2人っきりで行動すること…らしいが。でーとすぽっとやらなんやらが出てきて読むのをやめたらしい。
「で、どこ行くの?」
「考えてなーい」
「だろうねぇ」
「博麗神社?」
「んー…」
「あそこなんもないもんね」
「どうでも良いけどよく夜中に遊ぼうぜってなったよね」
「ま、妖怪とか出ても私の方が強いし」
「それもそっか。」
「て言うかさっき読んだあれって何?経典ってやつ?」
「いや?知らん。聖さんの考えらしい」
「ふーん…」
「夜中に何かやってるところかぁ…」
「妖精も寝てるし」
「前みたいに異変が起これば別なんだけど」
「そんなものはなく」
「あるわけもなく」
と言うわけで妖怪しかいない(と宣伝しているだけで普通に人はいる)妖怪の山へ来た。フランちゃんの乗り心地はかなり良かった。風で揺れる宝石みたいな羽はすごい綺麗だったし…うん、良かった。それ以外に出す言葉がわかんないや…
守矢神社
「うっと」
「ういー」
「…誰だい?」
「貫太〜」
「フラン〜」
「なんだ。誰か挑戦者かと思ったよ…」
「挑戦って、神様に挑戦する人が」
「いや、相撲」
「相撲。」
「河童がここ借りて相撲やっててさ」
「昼夜問わずに来ると」
「昨日は河童の奴が『ちょっとお風呂入ってないから無理かな…』って言い出して逃げやがったからな」
「乙女ぶってんじゃねーよ」
「フラン、口悪い」
「あ、ごめん」
「はー…私達の早苗にも、彼氏ができて欲しいんだけどね〜?」
「外の世界でどんな扱い受けたらこっちであんなに弾けるのかね」
「弾けるって…」
「あ、それ本に載ってた」
「え?」
「確か…『未知の世界でテンションが上がる人は以前酷い扱いを受けており、新しい世界に自分の居場所を見出そうとするから』って。まさか」
「まさか!ウチの良い子代表の早苗に限って」
「良い子ってのは良く利用されるし陰で何言われてるのかわかんねーよなー」
「うっ」
神奈子(自分で言ってた気がする)さんは狼狽えた。が、持ち直したらしい。すぐにキリッとした顔になった。その後ろに寝る時の服装である早苗さんがいるのは黙っておこう。声高らかに『彼女がいじめられていても』と言い出した。早苗さんの顔はさらに暗くなった。
「神奈子様」
「!?な、なんだ早苗!まだ起きて」
「今更気がついたんですか?」
「ぅっ」
「よう早苗殿」
「私はフラン」
「我は貫太」
「そして私は早苗」
「…な、なんで組体操してるの…?」
「とにかく。こっちじゃそれ忘れてくださいね」
「わかったよ…」
「諏訪子様には絶対に言わないでくださいね!」
「わかってるわかってる」
「ぁー…なんかよくわからんな」
「本当」
「あ、すまない!それじゃあ、な!」
「大声であんまり喋らないでくださいね〜?」
「…大きな声出てた?」
「途中で何人か潰したからその音じゃないかな」
「怖すぎんだろ」
「そう?」
「そうであって欲しくはないな」
「後私年下が好きですからね!」
「いつから聞いてたんだ!?」
「…どこ行く?」
「うーん…地底」
「有り」
地底
「へいっ」
「とうっ」
「ようっ」
「…鬼だ!!」
「えぇ!?」
「…なんで逃げるんだ?」
「地底からたまに来る子の家がここら辺に…」
地霊殿が見える…地霊殿。前異変の時にちょっと寄らせてもらった。勇儀さんに殴られた時ね。その時は持ち主っぽい人たちに心配されてたけど…それどころじゃなかったからなぁ。恐ろしや。無視された恨みって言ってドロップキックしてくるかもしれん…
「おーっす」
「あ、お久しぶりです!」
「こんな時間に…こんな客が」
「(今貴方に声をかけています…)」
「テレパシーごっこやめてください」
「(ファミチキください…)」
「貴方仏教徒でしょう?」
「(フランちゃんも何か言って…)」
「お連れの方には」
「(ファミチキください…)」
「なんでシンクロするんですか???」
「(でーとって何…?)」
「カップル…恋仲の男女がする行為ですよ」
「らしいぞフラン」
「え、ぇー?おっかしーなー?パチュリーの本には仲の良いって」
「恋仲ですね」
「アッ」ボンッ
「恥ずかしくなっちゃった」
「ぁぅぁぅ」
「恥ずかしいんですよ。逆になんで貴方は恥ずかしくなんですか?」
「(恋仲って何…?お見合い…?)」
「そんなものです」
「あ、フランちゃんだー」ツンツン
「うわっ!」
「こいし」
「なんで顔真っ赤で倒れてるの?」
「でーとって言う言葉の意味知って倒れた」
「…?」
「なんでこいしも…?」
要するに結婚するような仲の奴同士がやる行為らしいな。結婚すっかー!…冗談だけど。顔真っ赤でこっちの足の服を少し引っ張ってる。引っ張るな。まあそんなに恥ずかしいことなら仕方ない…仕方ないのか?まあ仕方ない…?
紅魔館
「こうして一夜が明け…」
「なんで私の妹と共に同じベッドで寝ている?」
「待った、待とう。待ってくれ。」
「咲夜、やれ」
「お姉様何やってるの?」ギロッ
「ふ、フラン?こう言う男は」
「フランのお友達壊すの?」
「お嬢様。」
「咲夜、後処理は」
「妹様にお友達ができて咲夜は嬉しゅうございます…」グスッ
「咲夜!?」
咲夜「嬉しい…嬉しい…」