性善説みてーなもんでしょ。
現在命蓮寺にてムッチャクチャ苦しい思いをしている風来坊貫太です。明日からは被害者貫太として名乗っていこうと思います。と思ってたら3回以上吐いてたし、なんかいつの間にか他人事になったし…いつのまにか終わってるし
「ぅぇえ…」
「ごめんね〜」
「一輪テメェ…!」
「いやだって…私も私で嫌だし、ね?」
「こんなことあってまだそんなこと言えるのが気に食わん!」バギィッ
「へぶぁっ!?」
「身体能力はそのままか」
「ええ」
「で、さっきのは」
「お察しの通り、私がやった儀式と同じ儀式ですよ」
「やっぱりか…」
「星は大喜びですよ」
「うん、すごい抱きつかれるからなんとなくわかる」
「えへへ」
「どうすんだよもう…」
「どうしようもないんじゃなーい?」
「どうしようもないっすか」
「ま、それも自分の運命だって思いなよ。送るだけなのは確かに辛いだろうけど」
「こんな運命認めてたまるか」
「言えてる」
「言えてたまるか…最悪だよ」
「これでもう博麗神社に簡単には顔出せないね。」
「隠岐奈とフランにもな」
眷属とか、部下とかは知らんけどさ、2人とも一応恩があるからな。返さんとダメだし…どうしよう。どうしよう。どうしよう。久しぶりに怖くなってきた。久しぶりではないかもしれんけど、怖い。フランも隠岐奈もどっちも幻想郷の中でやばい方の2人なのに…
「わっ」
「…そうか。そっちを選んだんだな」
「隠岐奈、これは」
「良いんだ別に。どうせ、そこの奴らに力づくでされたんだろう」
「そうだけどさ」
「お前は愛されているな。それ故にこんなことに…可哀想な子だ」
「隠岐奈さん?」
「ちょっと!やめてくださいよ!」グイッ
「うわっ」
「…何をやめるんだ?私は何もしていないが…もしや、取られると思ったか?」
「まさか。取られるなんて思ってもいませんよ」
「…」イラッ
「今のうちに」
「逃げたら何が起きるかわかりませんよ」
「えっ」
「私の部下ならこの寺の周りにいるからな」
「うそ」
「聖…お主やりすぎじゃないか?」
「やりすぎではありませんよ。命蓮が帰ってきたと思ってますし」
「何言っとるんじゃお主は」パシンッ
「おっと」
「星さん、俺そもそも根無草みたいなものなんだから取るも何もないでしょ!?」
「…それもそうだな」
「そうですね」
俺が根無草なのに対しそんな感じで対応された瞬間少し寂しくはなったんだが…まあ良いだろう。にしてもフランはどうするか…意外と納得してくれるかもしれない。希望ではあるが、フランはそんな子だ。割と緩い。感覚がな!!
「え、やだよ」
「嘘」
「嘘じゃないもーん。だって、呼ばれたから来たのにもう誰かの物にされてさ。人間じゃなかったら眷属にできないってお姉様は言うの」
「よし。じゃあ寝よう!」
「誤魔化せないよ」
「ぅっ」
「…そんなに私たちと一緒になるのが嫌か?」
「嫌じゃない。ずっと人間のままで居たかっただけ。それだったら一緒でも良かったのに」
「うーん…難しいな」
「そうですねぇ」
「あれも嫌、これも嫌…好き嫌いが多いね、貫太って」
「うるせーぞフラン」
「おーい!」
「お、霧雨魔理沙」
「っと!」
「どうした?」
「いやぁ、お前が人間をやめるかどうかって話してるって聞いたから来たんだけど…もう手遅れだったか?」
「隠岐奈から聞かされて、準備して来たって感じか」
「その通りだ」
「はぁー!後20分くらい早けりゃなあ!」
「悪かったって」
「…霧雨魔理沙〜」
「なんだよ」
「お前もさっさと魔女かなんかになってさ、人間やめてくれや」
「惚気かよ」
一輪みたいな奴を自分と同世代に作りたいんだよ。と言うより見知った不老が欲しい。霧雨魔理沙ならなんとか感覚も合いそうだし。決して惚気ではない。惚気っていうのはお前が香霖に向けてるソレだ。俺がお前に向けてるのは友情だよ。だからはよ魔女なれ
「でもそうすると霊夢が1人になっちまうんだよな〜」
「あの巫女さんなら良いでしょ」
「ん〜それもそうだな!でも私は私の力で魔女になるからな!」
「おう待ってやる」
「…やはり2人とも私の下で」
「やめろ」
「隠岐奈、それはダメだ」
「命蓮寺で心身共に」
「やらん」
「霧雨さんも俺と同じように不老長寿にしそう」
「2人とも紅魔館で」
「フラン、遊べる時には遊んでやる。だから紅魔館に永住するのは無理だ」
「たまにいるからこそ楽しいんだよ」
「ふーん」
「そ。だから」ドンッ
「…確かに、貫太はたまに叩くから面白いけどね」
「ぅぐ…ぉ…」
「貫太!」
「本日4回目の嘔吐を…ぉお」ドバー
「うっ…」
「大丈夫か霧雨」
「触んな」
「反抗期の娘に対するそれを感じる」
「フラン、いきなり殴るのはやめてくれ」
「勝手に人間やめる貫太が悪いもんねー!」
「辞めさせられたんだよ」
「…あーあ、無茶苦茶だ」
「誰のせいだろうね」
誰のせいと言われたら、誰でもないのだろうか。強いていうならあの時ナズーリンって鼠にカケラ渡さなければ良かったんだ。ずっと湖でいたら良かったんだ。でももう記憶もないし…もはや帰り道はない…!!風来坊に後退のネジはねえんだよッッ!!
「全く、可哀想な奴じゃなお主は」
「こんなことになるんだったら人里の中で死んどけばよかったかね」
「んー?いやそれは無いのう。生きてれば丸儲けじゃからな」
「そうかなぁ」
「貫太、大好き〜」
「急にどうした村紗」
「だって貫太のそばに居れば実質鬼のそばに居ることになるから」
「ふんっ」ザンッ
「いたぁっ!?」
村紗新聞
貫太は地味に自分を見て欲しいと思ってるから自分が付属品みたいな扱いされると怒るんだ!
<ちなみに>
今回で村紗新聞も本編も終わり!40くらいの短い話だったけどね〜
ダメだセイウンスカイが混じり込んでくる