ひたすらに頑丈也   作:覚め

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連行也。
行くぞ!!博麗神社へ!!


第8話

博麗神社

 

「いやー、なんだかんだ言って助かった」

 

「なんで?」

 

「お前らの後ろついて行ったら異変の原因だもん。次も頼りにしてるぜ?」

 

「しないでよ!」

 

突然の頼りにする発言に、影狼さんがキレながら答えた。頼りにするな、と言う。頼りにされたら困ることでもあるのだろうか。いまだに何か隠し事をしているのか。それは驚きだが…うん、驚きなんだが。まあそれについては知らんぷりでいいだろう。

 

「で、酒呑んでるか?」

 

「呑んでない。呑まない。」

 

「何だよつれないな。なんかあったのか?」

 

「保護者様に禁止されてる」

 

「保護者って…」

 

「ところで人間って何歳からお酒呑んでいいんだっけ?」

 

「…妖怪が保護者じゃなぁ」

 

「そもそも貫太君って何歳なの?」

 

「は?」

 

「んー?…知らね」

 

「えぇ!?」

 

「人里で親切な人に飯恵んでもらってたりしてたから…一番古い記憶に親はいないかな」

 

「ふ、ふーん?」

 

「何歳だーって言った記憶も何もないから…ほんと何歳だったんだろ」

 

「待てよ?なんで人里の外にいるんだ?」

 

「妖怪について行った」

 

そう言うと、金髪の魔法使いから酒を浴びせられる。これはとても大雑把に言えば口移しになるのだろうか。いや、ならんだろうな。なって欲しくないと言う気持ちもあるが。なるなよ、絶対になるなよ。と言ったら外の世界で言うフリ、なるものになるらしい。それをするとやられるらしい。

 

「ば、お前正気か!?」

 

「多分妖怪なんだよ…多分。人里の外に住んでたし。外って言っても人里から少しも離れてないんだろうけどさ」

 

「…影狼か?」

 

「私じゃないわよ。姫がそこらへん知ってるでしょ?」

 

「んー…でも、ちょっとした服と伝言だけだよ?確か…えーっと…」

 

「思い出せ、さっさと」

 

「酷くない?」

 

「どんな伝言だったの?」

 

「私に人間は育てられないから、釣りが出来れば良いこの湖に置いていくことにした…だったかな?」

 

「釣竿は?」

 

「置いてあったけど、今思えば不思議ね」

 

「なんで?」

 

「だって、その時から今までずっと使ったり使わせたりしてたじゃない。なのに壊れてないのよ」

 

「それ、魔法で壊れないようになってるんじゃないか?」

 

「魔法、魔法ねぇ…」

 

「魔法って便利だな」

 

「おう!どうだ?魔法使いになってみるか?食わずに生きていけたりするんだが」

 

「興味無いなー」

 

ただ、あれが魔法で出来てるとすれば。魔法が使える人物ということでかなり絞れて来る。この魔法使いはどうやらハズレらしい。紅い館の魔女…は違う。だったらここに来るまでに金髪魔法使いの言ってたアリスと言う魔法使いか…?

 

「ただ、アリスならそんな置き手紙も伝言もしないと思うんだが…」

 

「さーね。俺もどんな人について行ったかわからんし」

 

「変だなぁ。ま!この何でも屋、霧雨魔理沙様がチャチャっと解決して」

 

「人のことならケーネって奴じゃ無いのか?」

 

「違うわね。全部知ってるわけじゃないだろうし」

 

「お、おーい?」

 

「…名前なんだっけ?」

 

「良くぞ聞いてくれた!霧雨魔理沙だ!」

 

「キリサメマリサね」

 

「あとこれ名刺」スッ

 

「メイシ…食えるの?」

 

「食えねーよ」

 

「食べないでね」

 

「そら勿体無い。で。マリサさん」

 

「なんだ?」

 

「人間は酒をいつになったら飲めるんで?」

 

「んぁ…20じゃなかったかな」

 

「20か…」

 

「おい霊夢〜!酒って何歳からだ〜!?」

 

「ん〜…14とかじゃないの?」

 

「幅があるな」

 

「14!14よ!間違いない!私が法よ!!」

 

「そもそも里の外で法とか言ってもね」

 

「影狼さん。ホウって何?」

 

「んなっ」

 

「決まりだな。これをしたらこうなるって言う感じのな」

 

今日もまた一つ賢くなった。と思おう。奥で剣を振り回している妖夢さんが見える内はそう思っていよう。うわ、巫女さんに斬りかかった。え、その白い変なやつ付けた棒で応戦するんだ。無理でしょ。フツーに考えて。どう考えたってそれごと切れて終わりだって。

 

「ふーっ…!」

 

「勝つんだ」

 

「霊夢って色々とおかしいよな」

 

「それにしても、魔法か〜」

 

「なんだ、疑ってんのか?」

 

「魔法ってのが何か知らないけど…あれとかは?なんか、狐とかが使うやつ」

 

「妖力か?」

 

「多分それ。それとかは?」

 

「その類の話は聞かないなぁ。妖力で、だろ…?いや、でも妖力じゃなければ…まあ確信はないんだが」

 

「何々?」

 

「付喪神とかってのはどうだ?」

 

「ツクモガミ?」

 

「使い続けた物に魂が宿るってこと。」

 

「そんな付喪神は知らんけどなぁ」

 

「ね、これは?」スッ

 

「んー…お札?」

 

「そ。巫女さんが妖怪見つけた時大体これ持ってる気がして」

 

「一回しか見てないくせに」

 

「ぅっさい」

 

「これは霊力だな。詳しいことは知らん!けど、霊夢みたいな使い方だったら、多分だけど使い切りになるぞ」

 

「ほーん」

 

「難儀なことね」

 

「全部に互換性でもなんでもつけれない良いのに。」

 

「ま、良いや。魔法で作られてるって言うのが一番正解っぽいし」

 

「魔法で作った道具って可能性もあるな」

 

結局魔法じゃないか。そう言うとマリサはクスッと笑っていた。魔法で作られた道具。マリサ本人は魔具とか言っていたが…魔具なんて物があるのだろうか。面白そうなことだ。何も面白くはないんだが。まあそこはノリとかあれだ。

 

「…これがその釣竿なんだけど」

 

「んー…酒で酔ってるからわからん!後日私のところまで持ってきてくれ!」

 

「メイシってのは意味ないのか?」

 

「あ、それでも良いぞ!」

 

翌日 霧の湖

 

「このメイシってやつ、どう使うんだ…?」

 

「もしかして魔力とか必要だったりして」




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