ひたすらに頑丈也   作:覚め

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何も言わない。
何も聞かない。
何も見てない。
文字数同じで
楽しいね


第9話

霧の湖

 

「…どしたのマリサさん」

 

「宴会!」

 

「断る」

 

「なんでさ!?」

 

「あんた昨日もその前もずーっと誘ってくんだよ!なんでだよ!どんな頻度で酒呑んでんだよ!」

 

「私もギブ」

 

「今日はアリスって魔法使いも来るんだが」

 

「何駄々捏ねてるんだ。早く行くぞ」

 

「貫太君!?」

 

「貫太君が他の女に…!」

 

そもそも俺他の女とかそう言うのないんだが。さーて!アリスさんとやらはどんな魔法使いなのかな!気になるなー!…アリスって人でもなかったら誰なんだ…?いや、良いや。めんどくせ!

 

神社

 

「アリス!」

 

「何よ」

 

「これが噂の釣竿だ!」

 

「んー…残念だけど、私じゃないわ」

 

「ほーん」

 

「あ、服も持ってきたわよ!」

 

「あ、これ私の」

 

「へーぇえ!?」

 

「縫い方は私ね…魔力でちょっと破れにくくしてたりするのよ。その縫い方だから私のだと思うわ」

 

「はえー」

 

「でも変ね。前の私、人里にはあまり行かないんだけど」

 

「謎は深まるばかりだな…」

 

「ね」

 

「…ところでさ」

 

「ん?」

 

「あれ誰?」

 

「あれって…誰のことだ?」

 

「ツノみたいなのが頭についてる…」

 

ん、消えた。これじゃあ俺が嘘つきみたいじゃないか。途中でこちらを見たのは気のせいか。それともわざと見えるようにしたのか。よくわからん。わからんからこそ見てみる価値はある。ちょっとその場に近づく。木の棒でそこら辺をブンブン叩いてみる。

 

「…おかしいな」

 

「どーしたの?」

 

「いや、ここら辺にいたと思って」

 

「え、幽霊?」

 

「幽霊!?ゆゆ、幽霊!?幽々子しゃ、幽々子様ぁ!」

 

「はいはい落ち着く落ち着く。水飲んで」

 

「んぐ…」

 

「幽霊?生憎霊感とか言うのはないんで…」

 

「不思議ね〜」

 

「…でもあの角…鬼みたいな感じだったなぁ」

 

「鬼?鬼がいたら流石にわかるわよ」

 

「確かに!」

 

「いった…何回も叩きやがって…」

 

「ん?」

 

「あら」

 

「…わっ」

 

「鬼じゃん」

 

「鬼ね」

 

「〜…!」

 

「鬼にも男女ってあるんだ」

 

「妖怪にあるんだから、当然ね」

 

「ふーん」

 

「な、なんだよ…?」

 

「良いこと思いついた」ガシッ

 

「まあ大胆」

 

「痛っ!?髪の毛はやめろ!な、ちょ、どこ連れていくんだ!?」

 

「巫女さん巫女さん」

 

「んぁ?」

 

「鬼捕まえました!」

 

「鬼ぃ?鬼って、その?」

 

「これですね」

 

「痛い痛い!」

 

「あー…そこらへんに吊るしといて。後で聞くから」

 

「うい」

 

結局その鬼…シュテンドウシ?スイカ?と言う鬼は釣竿で吊るすこととなった。酒が〜とか、痛い痛いとか言ってたが、そんなものはわかってる。何回妖怪に髪の毛食いちぎられてきたと思ってんだ。何回体に穴開けて来てると思ってんだ。まあ頑丈だから治って無事でしたけどね!

 

「…で、どうするんだ?」

 

「何がです?」

 

「この釣竿の持ち主…っぽい奴は見つかんなかったな」

 

「ああ、それ。まあ良いんじゃない?俺がついていった妖怪が多分アリスさんってことで決まったんだし」

 

「そんなんで良いのかよ」

 

「良いの良いの。影狼さんたちなんか寝転がってるし」

 

「ありゃ飲み過ぎで潰れてんだ」

 

「ほへー」

 

「許さんぞ人間!!」

 

「おっと」グイッ

 

「痛い!」

 

「お前なぁ…普通ギャグ狙いで鼻か口行くだろ。耳ってなんだよ耳って。」

 

「耳が傷ついたときはすごい痛かったね」

 

「何があったんだか」

 

「影狼さーん」ゴロン

 

「んー?」

 

「酒のせいで体が熱いですな」

 

「そうねぇ…姫も水中で浮かんでるし」

 

「ばんきっきは不参加だし」

 

「あの子は人里で仕事してるみたいよ」

 

「ほーん」

 

「お、影狼の腹か。確かにあったかそうだな」

 

「おーい!?」

 

「んー」

 

「こりゃ寝心地が良いな」

 

さっきからなんか鬼がうるさい。耳の釣り針取ってくれ、とか言ってんのかな。取るわけないでしょ。て言うか驚きだわ。なんで入るんだよ。釣り針ってフツー耳どころか鼻の穴にすら入らんだろ。なんで入るんだよ。妖怪だから?あー、なるほどね。

 

「貫太君は私のむ」

 

「お腹〜」

 

「おい待て、影狼。なんで私を蹴ってくるんだ。ちょ、痛い。頭を太ももであだだだだ」

 

「んー!取ってくれ!誰かこれ取ってくれ!」

 

「なんで取る必要があるんですか」

 

「痛い!今外さなきゃ痛い目見せるぞ!」

 

「…もうちょっと深くいっとこー」

 

「はっ!お前の手が届かないところにいる私の耳をどうやって」

 

「こうやってよ」グイッ

 

「あだだだだた!痛い!ごめんなさい!宴会を毎日開かせてごめんなさい!」

 

「アンタの仕業ね」

 

「許して!痛い!」

 

「…貫太君」

 

「平和的解決」

 

「残虐ね」

 

「残虐!?なんで!?」

 

「わからないの!?なんで!?」

 

「…2人とも、うるさいぞ」

 

「マリサさん」

 

「貴女はどうして私のお腹の上にいるの…!」ググッ

 

「んぅ…!」

 

「ここは貫太君専用枕なのよ!」スパァンッ

 

「ぐぇえ!?」

 

「さ!貫太君!頭をここに!」

 

「なんか気持ち悪い…」ベター

 

「酒の匂いで酔っちまったのか…?」

 

俺とお前じゃそんなに何歳かなんて変わらんだろ。同じくらいのお子様だろ。逆に聞くけど、なんで酔ってないのかね。見る限りだと2本?くらい飲んでる気がするが。だめだ、気持ち悪い。少し吐きそうだし、なんか本当に気持ち悪い。

 

「だ、大丈夫!?」ガシッ

 

「ぅあっ」

 

「あー、釣竿は後で私が責任持って持っていくから」

 

「姫もよろしく!」タッタッタッ

 

「おい待て、合計8リットルと人魚は流石に…仕方ない。鬼に任せるか」

 

「んぅ!?」

 

「反省したの一言が聞こえない!」

 

「霊夢…歯を抜いておいてそれはないだろ」




萃香「歯が抜けました」
霊夢「抜きました」
萃香「耳が血だらけになりました」
貫太君「させました」
魔理沙「止めませんでした」
霊夢「なんか知らないけどそうなってました」
って感じの回。
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