転生大賢者の冒険   作:怪盗218

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6章 竜の騎士
81話 懐かしき我が母国


〇○年 ○の月 ○の日

 

俺は現代日本で医大生をしていた24歳の男だったが、ある日暴走して来た車にはねられ、気が付いたら『ダイの大冒険』の世界でダイの相棒ポップに転生してしまっていた。その事に気が付いたのはポップ5歳の誕生日で、15の歳に大魔王バーンが地上への侵略を開始する事を知っていた俺は、それから必死に魔法の修業に励んだ。幸い村のすぐそばに邪気の発しない魔物の集落『エウレカの里』が存在したため、そこで十分な修行を積んだ俺は原作どおり14歳を数える年に村を訪れたアバン先生の弟子となって、村を離れる事になった。

 

その後はアバン先生と共に約1年の修業を積み、いよいよ原作開始の15歳の年を迎えた。ここで大事な事は、俺は『ダイの大冒険』という漫画は、ダイとバランの壮絶な親子喧嘩までしか読んでいない、つまりそこから先は知らないと言う事だった。

 

途中からの展開を知らない俺は、何としてもアバン先生をデルムリン島に襲撃に来たハドラーから救いたかったのだが、それは俺の痛恨の失策によって原作どおりアバン先生はメガンテを唱え亡くなってしまう結果となった。

 

いや、違う。原作どおりではない。原作より悪くなったのだ。何故なら、アバン先生はカール王国の女王から貰った『身代わりの石』を持っていたのに、その石をハドラーに殺されかけた俺のために使ったのだ。

 

必死に幼いころより修業を積んだのに、原作より状況を悪くしてしまった。その事に絶望した俺は、思わず自死を選びそうになったが、ダイによってそれを止められた。そして俺は、本当に死んでしまったアバン先生の代わりを果たすべく、原作どおり冒険を続ける事を決意する。

 

その後は基本的に原作どおり進んだが、原作と大きく異なっている点と言えば、

 

 ・原作ではバラン戦の直前に出会うはずだったメルルと、何故か原作開始前のポップ10歳の

年に出会っている点

 ・マァムがブロキーナ老師の下へ修行に行くタイミングが、ロモスからパプニカへの船旅の間に変更になった点(+魔弾銃が壊れていない点)

 ・バルジの塔で氷漬けになるのが、レオナ姫では無くパプニカ3賢者の1人マリンさんになった点

 ・ヒュンケルがマグマに飲み込まれず、バルジの島での戦いに最初から参加した点

 ・そしてマァムは俺に気がある。……すいません、嘘です。ちょっと言ってみたかっただけです。マァムにはしょっちゅう叱られているので、それはありません。

 

だろうか。

 

そんなこんなで、パプニカ奪還後から俺の冒険は続いていく。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

俺は、これまでの冒険のあらましをメモ代わりに書いていた日記から視線を外し、眼下に広がる景色に目を向けた。海からの良い風が吹いていて、高台にある城まで潮の香りが届いていた。ここは、パプニカ王城の屋上庭園の一角だった。

 

遠くにパプニカの誇る大聖堂が見え、その先の海には漁に出ている船が何隻か見える。ようやく訪れたそんな平和な営みの様子を見つめながら、俺はパプニカ王国奪還から今日までの8日間の事を思い出していた。

 

奪還直後は、町から逃げ出していた人達が再び戻ってこようと列になっている様子が、高台にある王城から見渡せていた。しかし、日が経つにつれその列も落ち着いていった。

 

パプニカ王国は、王城は元よりその城下町にいたるまで大部分が破壊されてしまっていたため、人々は町に戻ってすぐに一段落つけるというわけでは無かった。皆戻ってからも忙しそうに、かつての自分達の住まいを修復していた。

 

とは言っても、魔王軍をこのホルキア大陸から一掃出来た事の喜びを皆感じているようで、その表情はとても明るかった。

 

俺はあのキャンプから戻ってからというもの、王城内で割り当てられた自室で魔法技術の向上を図りつつ、何度か城下町に降りては復興の手伝い(主に怪我人の治療だが)を行っていた。その際、町のそこかしこで祝勝会時に俺が演奏した曲を耳にした。一夜限りの曲のつもりの演奏だったが、ずいぶんと浸透したものだ。

 

ヒュンケルとクロコダインは、祝勝会の翌日に既にパプニカを去っていた。原作通り、魔王軍の本拠地を確認に行くとの事だった。俺は保険的な意味で、アバン先生の鞄の中に1つだけ残されていたキメラの翼をヒュンケルに渡しておいた。そして、使う時はテランの城に戻って欲しいと伝えた。

 

これから俺達は、今までの戦いとは比較にならないほどの死闘を行う事になるが、全てが原作通りに進むとは限らない。いや、これまでの例からいって多少の変化は必ずあるだろう。そう考えた時、確実にヒュンケル達と合流するための目印としてテランの城が良いのではと思った。

 

そこに至るまでの戦いでは、今回はマァムがいるという原作より有利な要素もあるので、最悪クロコダインとヒュンケルが合流していなくても切り抜けられるはずだ。ただ、あの最終決戦だけは全員の力を総動員する必要がある。

 

そして、その最終決戦の地がテランの城周辺になる事だけは変わらないはずだ……。

 

ヒュンケルは、何故テランなのか疑問に思ったのか少し首を傾げていたが、特に何も言わずに受け取ってくれた。

 

ああ、そうそう。この間、師匠にはダイの額に現れる紋章の件を振り込んでおいた。確か原作でもそんな描写があった気がしたからだ。このフラグがどんな風に物語に影響するのか正直分からなかったが、とりあえずフラグを折っておくのは恐ろしいから、一応立てておいた。

 

ちなみにその肝心のダイだが、キャンプから戻った後弟子を取っていた。ダイとさほど歳の変わらない元気な男の子だ。ただ、ダイも教える事が上手なタイプじゃなくて、そこでズバーンとか、ギューンでバッとか、感覚でものを語るもんだからその子も困り切っていた。うん、まあダイがMrジャイアンツ系の人間だと言う事はよく分かった。

 

挙句の果てに、「そこで額に意識を集めたら紋章が浮かび上がるかもしれない」、なんて言いだしたから、さすがに俺も口を挟ませてもらった。それで本当にその子の額に紋章が浮かび上がったら、その子はバランの隠し子決定と言う事になるんだが、分かっているのかね、ダイは……。

 

しばらくそんな感じでダイの弟子となっていた男の子だが、どうやら家庭にトラブルを抱えていたらしく、それをエイミさんやバダックさんの協力を得て解決することで、無事ダイの弟子を卒業していった。

 

 

 

そして、今日8日目だ。俺は、エメラルドブルーに輝く海から視線を外し、背後に立つダイとマァムを振り返った。

 

「ダイ。姫さんは政務から抜けられそうだったか?」

 

「うーん、さっき覗いたらまだアポロさんに捕まっていたよ。出てこれるのかな、レオナ」

 

「キャンプの時に一度お城を抜け出しているから、アポロさんやバダックさんも警戒しているものね」

 

 

俺達がここに集まっているのには理由がある。昨日の夕食時、姫さんが言い出したのだ。

 

 

~~~~昨日の夕食時~~~~

 

「パプニカを奪還してくれたお礼も兼ねてダイ君達の装備を調えてあげたいのだけど、まだパプニカは十分に復興できていなくて品揃えが良くないのよ」

 

行儀悪く食堂の机に肘を着きながら姫さんがそう愚痴をこぼすが、その内容には俺も納得のいくものがあった。ダイの主要装備である鋼の剣こそ俺が定期的にメンテナンスしているからまだまだ大丈夫だが、鎧などといった装備が既に限界に来ていた。武器だけだったら、俺の実家の武器屋で良い品を見繕えるが、鎧ではちょっとな……。

 

先日ダイと一緒に、営業が再開したばかりの鎧などを取り扱っている店に行ってみたが、ろくな鎧が置いていなかった。なんだ、あの『どたま金槌』という兜は? どんな神経していたら、あんなのが売れると思うんだろうか。あ、でもあの兜、へろへろには似合いそうな気もするな。今度お土産に買っていってやろうかな。

 

「だからね、今も魔王軍との激戦のまっただ中にあるベンガーナの国なら良い装備がそろっているんじゃないかと思うのよね」

 

「でも、それだけの激戦のまっただ中だったら、そのベンガーナの町も十分に機能していないんじゃないの?」

マァムが姫さんにそう問いかける。

 

「それが、悔しいけれどベンガーナの町は強力な軍事力を背景に、今世界で一番安全な町と言われているの。むしろ、以前にも増して経済活動が活発になっているそうよ」

 

そうだ。確かにこの時期、ベンガーナはまだ比較的魔王軍の攻撃を凌いでいた。ただ、それは単に魔王軍が本気で攻めかかって来ていないから、というだけの事を俺は知っている。

 

「……と言う事で、皆の装備の調達のためにベンガーナの町に買い出しに行くのはどうかなと思うのよ。それに、ポップ君はベンガーナ国出身でしょ? だったら、ベンガーナの町にも行った事があるんじゃない? 瞬間移動呪文(ルーラ)で一気に行けたりしないかしら?」

 

「ん。ベンガーナの町なら、確かにアバン先生との修行の途中に行ったから、瞬間移動呪文(ルーラ)で行けるよ。……行ってみるかい?」

 

俺は、姫さんに「行ってみるかい?」なんて言いながら、内心では(早く行こうぜ!)と思っていた。

 

そう、俺はこの展開が発生した時点で、内心のドキドキが抑えられなくなっていた。

 

何故なら、原作ではベンガーナの町であの子と出会えたからだ。

 

だからきっと、俺はあの町で再会できるはずだ。 ……あの子、メルルと!

 

 

 

「ポップの故郷の町に行けるの? うわー、楽しみだな!」

 

「いやいや、ダイ。故郷の町じゃ無くて母国だからな。俺の故郷はベンガーナの田舎町 ランカークス村だ。世界最大の都市ベンガーナの町とは比較にならないよ」

 

「そうなんだ……。じゃあ、今度ランカークス村に連れて行ってね。ポップのお母さんやお父さんにもまた会いたいし」

 

「ああ、もちろん」

 

「でも、ポップ。故郷じゃないと言いながら、ベンガーナの町に行く事にはずいぶん喜んでいるみたいね。やっぱり母国に行けるのは楽しみなんじゃない?」

 

おや、内心の喜びが顔に出ていただろうか? マァムって、最近なんか勘が鋭いんだよな。

 

「まあね。あの町は、百貨店や面白い商店街があって楽しかった思い出があるからな。そう言えば、カレーパンによく合うカレー粉も見つけたいんだった。良い香辛料が見つかるかな……」

 

「決まりね! ポップ君の瞬間移動呪文(ルーラ)で行けるのなら、さっと行ってさっと帰ってこれるから、私も当然ついて行くわよ!」

 

その後、姫さんと作戦会議を行い、翌日の昼食を取るタイミングで政務を抜けてこの屋上庭園に来るから、引き留められる前に瞬間移動呪文(ルーラ)でベンガーナの町に行こうという事になったのだった。

 

 

 

 

 

~~~~パプニカ王城 屋上庭園の一角~~~~

 

 

俺が昨日の夕食時のやりとりを思い返していると、1つ忘れていた事を思い出した。

 

「……ああ、そうだ。渡すのを忘れていたよ、マァム。これ、3つ目の呪文を込めておいたから、返しておくよ」

 

俺は、マァムから数日前に預かっていたメタルフィストが入った袋を手渡した。このメタルフィストは、ホルキア大陸に渡る前に俺がマァムにプレゼントしていたものだが、3つまで魔法を込められる内の残り1つに魔法を込めていなかったので、今回新たに3つ目の魔法を込めさせてもらった。

 

「ありがとう、ポップ! 大切に使わせてもらうわね!」

 

マァムは俺から手渡された袋を、嬉しそうに胸に押し抱いている。

 

「新しく込めた魔法の使い方は、また袋の中の紙に書いてあるから、後で見ておいてくれ」

 

俺の言葉に、マァムはその袋を開けて、使い方を書いた紙を取り出した。さらにマァムは、まだ他に紙が入っていないか袋の中を入念にチェックし始めた。

 

俺はその様子を見ながら、嫌な記憶が蘇るのを感じていた。あの時は、メタルフィストを入れた袋の中に、バニー嬢からの営業カードをダイに入れられたおかげで酷い目にあった。

 

だが、今回俺はパプニカでバニークラブなんぞに行っていないし(そもそもまだ再開していないという問題もあるが)、品行方正で過ごしていた。何処をつつかれても、埃など出るはずのない潔白の身だ。俺はマァムのそのチェックが終わるのを、胸を張って待っていた。

 

「どうやら、今回は入っていないようね……」

マァムはそう言って、ようやく顔を上げた。

 

俺は、そうだろう、そうだろうと頷きながら、今度パプニカの町が復興されたら、師匠とパプニカの夜の街にくり出す約束をしている事を思い出し、その時は万難を排する必要があるなと思った。

 

そんな事を考えていると、突然庭園に続いている廊下の奥から、姫さんが走ってこちらに向かってくる様子が見えた。

 

背後からは、「待ちなされ、姫ー!」という声とともに、姫さんを追いかけて来ているバダックさんやアポロさんの姿が見える。

 

俺はその光景を見ながら、先日のキャンプでの姫さんからのパプニカへの仕官の誘いは、やはり断って正解だったなと思っていた。……うん、この姫さんは友達として付き合うぐらいが一番良くて、その被害を被る立場になるべきではないなと。

 

俺は、将来この姫さんの伴侶になる可能性が高いダイに、心の中で合掌しておいた。

 

「あはは。バダックさん達は、いつもレオナに振り回されて大変だね」

 

「いや、ダイはいずれ他人事のように笑っている場合じゃなくなるからな……」

 

ダイは、俺の言葉に意味が分からない様子で首を傾げている。

 

「――ポップ君、ほら、早く早く!!」

 

姫さんが俺達の所に飛び込んできたので、俺はバダックさん達に申し訳ないと思いながらも、1年ほど前に行ったベンガーナの町を思い浮かべて、瞬間移動呪文(ルーラ)を唱えた。

 

「「ひ、姫――――!」」

 

途端に、バダックさん達の声が背後に流れて行くように通り過ぎて行った。

 

そして俺達は、ホルキア大陸から海を挟んだ北の大陸 ギルドメイン大陸に一瞬で移動した。

 

 

 

 

 

……おっとっと。俺は、ダイやマァム、姫さんに身体を掴まれていたからか、着地に少しバランスを崩してたたらを踏んでしまった。しかし、その間にも俺の身体は、明らかに南のホルキア大陸とは異なる気候を感じており、ここがギルドメイン大陸だという事を肌で感じていた。

 

うーん、この感じ、懐かしいな。マァムの言うとおり、故郷ではないがやはり母国の空気は落ち着くなー。

 

「うわー、すっごい大きいねー。町が見渡せないよ!」

「本当! 私、こんなに大きな町、初めて見るわ!」

 

ダイとマァムが、初めて見るベンガーナの町並みに感嘆の声を上げている。ああ、俺も初めてこの町に来た時は、同じ感想を抱いたものだよ。

 

「あら、ダイ君、マァム。私のパプニカだって負けてないわよ。見てなさいよ、今に前以上にパプニカの町を復興させてやるんだから」

 

ふふ。姫さんが対抗心を燃やしている。まあ、良い事だ。ホルキア大陸からは魔王軍は一掃できたんだ。これからは復興あるのみだろう。

 

俺は周りを見回した。俺達の周りには、軍船や商船が停泊している。そう、ここはベンガーナの町の外れにある港だった。港では多くの船乗り達が、忙しそうに立ち働いている。

 

遠くの空に見える複数のバルーンの下が、確か百貨店だったはずだ。前に覗いた時は値段が高すぎて手が出せず、結局商店街の方に足を向けたが、今回は一国のお姫様というスポンサーがいるからな。お金の心配はしなくても良いだろう。

 

おや、この匂いは、まさか……。俺は、風に乗って鼻に漂ってきた懐かしい匂いに思わず頬を緩めた。

 

「さあ、早速見に行ってみようと言いたい所だけど、まだ皆、お昼ご飯を食べてないだろう? ちょっと知っている食べ物が売られているみたいだから、それを食べてから行かないか?」

 

「「「さんせーい!」」」

 

俺のこの提案は満場一致で受け入れられたようだ。じゃあ、買いに行こうか。ちなみに、俺達パーティーの財布(と言っても、元はアバン先生の財布だ)は俺が預かっている。元々この旅をスタートした時は俺とダイの2人だったから、当然のように年長者の俺が財布を握っており、マァムが加入した後も特に意見も出なかったから、そのままになっている。

 

 

「じゃあ、皆あそこにあるベンチに座って、待っていてくれ。ちょっと買ってくるから。ああ、ダイ。この町は人が多いからな。勝手に動き回ったら迷子になるぞ。最悪迷子になったら、ここに戻って来る事。良いな?」

 

「迷子になんて、ならないよ! どれだけ、俺の事を子供扱いするのさ!」

 

俺はブーたれているダイに「ははは」と笑いかけて、先ほどから良い匂いをさせている通りを覗きに行った。

 

 

 

その店はすぐに見つかった。

 

その店の名は、『ロンテのたこ焼き』と看板に書かれていて、大勢の買い物客で賑わっていた。俺はそのストレートな名称に、思わず笑みを浮かべた。

 

ロンテさんとは、アバン先生との修行の最中、ここベンガーナからテランに向かう際に馬車に乗せてもらった行商人の方だ。その後、ランツェの町でロンテさんと再会し、クラーゴン撃破の祝勝会時にロンテさんの作ったソースを使ったたこ焼きを披露した経緯がある。

 

ロンテさん、もしかして行商を辞めて、たこ焼き特化のお店を始めたんだろうか。これは、これから先、前世であった『銀だこ』のように世界にチェーン店が広がっていくのかもしれないな。

 

俺はその行列の後ろに並んで、スタンダードなたこ焼きを4つ購入し(驚いた事に既に辛口や甘口といった、いくつかのソースのバリエーションが誕生していた)、ダイ達の所に戻った。

 

「お待たせ。はい、1人1パックずつ買ったから1人ずつ取ってくれ」

 

ダイが、俺から手渡されたたこ焼きを見て、その形に疑問の声を上げた。

「わー、すごくいい匂いがするね。でも、どうやって、こんなに丸く作っているのかな?」

 

そして、マァムはこの特殊な形状の食べ物を見て、以前俺が話した食べ物の話を思い出したようだ。

「これって、もしかしてポップが前に言っていた……?」

 

「あら、初めて見る食べ物ね? どうやって食べるのかしら?」

 

姫さんもやはり初めて見る食べ物に、興味津々な様子だ。あれ、一国の姫さんに買い食いのような真似をさせるのは、今考えるとまずかったんだろうか? うーん、……まあ大丈夫だろう。姫さんだしな。

 

「これは、たこ焼きっていう食べ物だよ。脇についているこの爪楊枝を指して口に運ぶと良いよ。あ、だけど熱いから気をつけ――」

 

「――熱っ、熱っ、熱っ!」

 

俺の言葉が終わるか終わらないかのタイミングで、姫さんが、突然口を押さえて熱い熱いと悶えだした。いやいや、どんだけがっついてんだよ。あなた、一応お姫様だろうに……。ダイとマァムも、呆れた様子でそれを見つめていた。はは、そういえばアバン先生も同じ事をしていたな。懐かしいや。

 

「ほら、姫さん。お水飲んで」

 

俺が差し出した水の入ったコップを、奪うように手に取った姫さんはそれを一気に口に流し込んだ。そしてようやく落ち着いたと思ったら、開口一番俺に文句を言った。

 

「もう、ポップ君! 熱いなら熱いって言ってよね。ひどい目に遭ったじゃない!」

 

「いやいや、姫さんががっつきすぎているのがいけないんだよ。ほら、皆もゆっくり食べなよ」

 

俺のその言葉に、ダイもマァムも『ふう、ふう』と息を吐きかけながら食べ始める。

 

「うわ! これ、凄く美味しいよ、ポップ! 中に入っているグニグニしたのも美味しいね!」

 

「本当! 驚いたわ。これが、ポップの考案したたこ焼きなのね。じゃあ、この中に入っているのが……」

 

「そう、ドムって呼ばれている海の生物さ。ほら、姫さん。どうだい、ちゃんと味わうと美味しいだろう?」

 

俺は、先ほど慎重にたこ焼きを口に運んだと思ったら急に押し黙ってしまった姫さんに、感想を聞いてみる。

 

「姫さん……?」

 

どうした、姫さん。何を固まっているんだ? すると姫さんは、突然バッと顔を上げて叫んだ。

 

「――すっごく、美味しいわ!! え、何!? この料理って、ポップ君が考案したの!? ど、どういう事!?」

 

姫さんのテンションがずいぶんと振り切れていたので、俺も自分のたこ焼きを食べながら、この料理を披露した時の話を簡単にしてあげた。

 

うん、美味しい。前も思ったが、これはもう完全に前世で売られていた、たこ焼きソースと遜色ない出来だ。ロンテさんの努力のたまものだな。

 

「ランツェの町でそんな事が……。もう、ポップ君! こんな美味しい料理、どうしてパプニカの町で広めてくれなかったのよ!?」

 

「無茶言うなよ、姫さん。俺とアバン先生は、修行の間ホルキア大陸には足を運ばなかったんだから、広められるわけないだろう」

 

「ふふふ。ポップって、カレーライスといい、このたこ焼きといい、本当に不思議な料理を思いつくのね」

 

「ははは。賢者業を畳むことになっても、料理人として食っていけるかもしれないな」

 

「あら、じゃあその時は私が看板娘をしてあげるわよ」

 

「いや、マァムには用心棒を頼むよ」

 

「どういう意味よ、それは!?」

 

俺がマァムとそんなやりとりをしていると、ダイが突然大声を出した。見ると、パックの中のたこ焼きは既に空になっていた。

 

「美味しかった! ポップ、俺もっと食べたい! おかわり、駄目かな!?」

 

そのダイの隣では、俺から貰ったたこ焼きをチビチビとゴメが食べていた。

 

「ははは。良いよ、追加で買ってきてやるよ。マァムと姫さんはどうする? おかわりはいるかい?」

 

「もちろん、頂くわ!」

 

「わ、私も……」

 

姫さんは当然のようにおかわりを所望し、マァムも幾分恥ずかしげに望んだ。

 

くっくっく、やはりたこ焼きは世界の壁を超えるんだな。ランツェの町の時も思ったが、この世界の人達の食いつきっぷりが半端ないな。

 

 

 

 

「すいません、たこ焼き追加で4つ下さい」

 

「はい、少々お待ちください」

 

俺の注文に、店員の方がタコ、いや、ドムを焼き始める。先ほどと違い少し落ち着いた雰囲気の店内を覗いて、俺は声をかけた。

 

「あの、ロンテさんはいらっしゃいますか?」

 

「店長ですか? 店長は今、ランツェの町にドムの買い付けに行っていますので、今日はいないんですよ」

 

そうなのか。久しぶりにロンテさんに会いたかったが、仕方がないな。

 

「じゃあ、ロンテさんにとても美味しかったと伝えてください。あ、俺ポップと言います」

 

「……え? ポップさんって、まさかランカークス村のポップさんですか!?」

 

「あ、は、はい。……そうですが、何か?」

 

「ポップさんの事は、店長からかねがね聞いておりました! このたこ焼き料理の発案者だと!

あー、残念だな。店長がいたら絶対喜んだと思うのに!」

 

「は、はは……。そうですか。俺もロンテさんには以前ずいぶんとお世話になりました。また落ち着いたら顔を出しますから、よろしくお伝えください」

 

「はい! 今店長は、ポップさんとドムの彫像を、ランツェの町に設置するための調整もしているんですよ。まあ、調整と言っても、ポップさんにどんなポーズを取らせるかといった調整で、設置する事自体はもう決まっているんですけどね!」

 

「……はい?」

 

何ですと? おいおい、今何を言ったんだ、この人は? ドムと俺の彫像を設置する? しかもポーズを取らせるだと。待て待て。いかんだろう、それは。どんな羞恥プレイだよ。

 

 

「あ、あのその話、詳しく――」

 

「店長、100年先でも残るような立派な彫像を作るって張り切っていましたから、楽しみにしていてくださいね!」

 

「…………」

 

おい、どうなっているんだよ、この世界の肖像権は!? なんで本人に無断で、勝手にそんな事が起きるんだよ! い、いや、それよりその計画をストップさせる事の方が先決だ。

 

「……と、とりあえず、ロンテさんには、俺がその件について重大な懸念を持っているとお伝えしておいていただけますか? くれぐれも早まった行動に出ないようにとも……!」

 

「? 分かりました! 店長に伝えておきます。あっ、たこ焼き、焼けましたよ! お代は結構ですので、全部持って行ってください!」

 

 

本当に分かったんだろうか? 俺は、両手に大量のたこ焼きを持ってダイ達のところに戻る途中、この件は魔王軍との戦いが終わったら、きっちりと話し合いが必要だと心のノートに書き込んでおいた。

 

……100年先まで残る彫像だと? ふざけるんじゃないぞ。そんな羞恥プレイ、絶対に阻止せねば。俺は、魔王軍との戦いとはまた別の次元の闘いが始まった予感に苛まれていた。

 

 

 

 

 

「ふわー、この中、みんなお店なの……!?」

「すっごいわねー。これが百貨店……」

 

「ほら、ポカンとしていないで早く入りましょう! えーと、防具の売っている階は、と……」

 

「武器は4階で、服や鎧は5階のようだな。まずは5階から行こうか。皆乗った? じゃあ、行くぞ」

 

俺は、全員がエレベーターに乗った事を確認して、足下のスイッチを踏み込んだ。途端に上昇を始めるエレベーター。

 

「うわっ! うわーー!!」

 

「ゆ、床が動いた!?」

 

「やーね。田舎者丸出しで……。これはエレベーターって言って、乗った人を各階まで運んでくれるのよ」

 

姫さんがダイとマァムに呆れた口調で説明するが、いや確かにこれは初めてだと驚くよ。前世の知識があった俺でも、初めてこれに乗った時は驚いたからな。

 

エレベーターを降りたダイとマァムは、目の前に陳列された防具がズラッと広がる光景に圧倒されて、大口を上げている。

 

「さあ、着いたわね。えっと、ダイ君とマァムは新しい防具を見繕うとして、ポップ君はそのみかわしの服に思い入れがあったんだっけ?」

 

「ん、そうだね。これはアバン先生に買ってもらった服だから、俺はこれが良いんだ。マントもこの間、師匠から譲り受けたばかりだしね」

 

そう、俺が今つけている魔道士のマントは、先日師匠からいただいたものだ。まったく、どうしてもベルトとセットでないと譲らん、なんて言っていたから、つける予定のないベルトまで渡されてしまった。あの趣味の悪いベルトが、一度つけたら外せない呪いのベルトだという事は原作知識で知っていたからな。絶対にあんなベルト装備するものか。あれは、今パプニカの王城で俺達アバンの使徒に供されている部屋の隅に押し込んである。

 

「そう……。まあ、本当はお礼の意味も兼ねてポップ君にも新しい装備を見繕ってあげたいんだけど、そういう事なら仕方ないわね。じゃあ、私とマァムは女性物を見ているから、ダイ君はポップ君と一緒に良さそうな鎧を見ていてね。あ、あと、一応予算は5,000Gまでだったら何でも大丈夫よ」

 

「5,000G!? そんな大金良いの、レオナ?」

 

「そ、そうよ、レオナ! そんなの高すぎよ!」

 

「大丈夫よ。パプニカの布や貴金属は高く売れるんだから。せっかく来たんだもん。バーンと使っていきましょう!」

 

うーん、姫さんって、絶対デパートで次から次に散財して、買った品を旦那に持たせて歩くタイプの人間だよな。俺は改めてダイに心の中で合掌しておいた。

 

「さ、ダイ。せっかく姫さんが良いって言ってくれているんだ。今を逃したらなかなか機会も無いかもしれないし、お言葉に甘えて良い装備を見繕うとしようや」

 

「う、うん。分かった。じゃあ、レオナ、マァム、また後でね」

 

 

 

そしてダイは、原作通り『騎士の鎧』に興味を引かれ、それを抱えて試着室に入って行った。く、くくく。思い出した。あの鎧って確かダイの体格に全然合わなくて……。

 

「あ、ちょうど良かった、ポップ君! マァムの試着が出来たのよ、ほら、見てみて!」

 

ん? 俺が、ダイが試着室から出てくるのを待っていると、同じく近くの試着室から姫さんが出てきた。どうやら姫さんは、マァムの試着の手伝いをしていたようだ。

 

「ほら、マァム! 何しているのよ! せっかくの新しい出で立ちのお披露目なんだから、しっかり胸を張らないと!」

 

「で、でもレオナ……」

 

姫さんは、試着室のカーテンの陰からなかなか出てこないマァムの背を押して、マァムを俺の前に無理矢理に立たせた。そのマァムの出で立ちは、先ほどまでとは全く異なっていた。

 

全体的に薄いピンク色で統一された衣装。その衣装はまさに武闘家らしく、動きやすそうな薄手の服装だった。左の肩口には、大きく『武』と書かれた肩当てが。そして何より、下半身はチャイナドレスのような煽情的なスリットが入っていて、素足が露わになっている点が素晴らしかった。

 

「ほら、ポップ君! どうよ、どうなのよ、何か感想は無いわけ?」

 

姫さんが俺にぐいぐい来る。え、感想? そ、そうだな……。何て言えばいいのだろう? マァムは、少し顔を赤らめて恥ずかしそうにそっぽを向いている。うん、ここは正直に言おう。

 

「えっと、とてもマァムに似合っていると思うよ。どこからどう見ても、立派な武闘家にしか見えないし。一言で言えば、最高。もう他には何にも言えない」

 

「――! あ、ありがとう……。で、でもレオナ。やっぱり素足はちょっと恥ずかしいわ。タイツか何かを一緒に買わせてもらえないかしら……」

 

「いやそれは駄目だよマァム。だってマァムの戦闘スタイルは鋭敏な肌感覚が生命線じゃないか。それがタイツなんて穿いていたら微細な感覚の変化に気づきにくくなって延いてはそれが命の危険にも――」

 

「つまりポップ君は、マァムには素足でいて欲しいって事で良いのよね?」

 

「そういう事だ」

 

俺は深く頷きを返す。

 

その後2人は俺に背を向けて、何やらヒソヒソと会話を交わし始めた。

 

(……だって。……どうする、マァム?)

 

(ポ、ポップがそう言うなら、わ、私は別に素足でも……)

 

 

どんな会話が交わされたのかは聞き取れなかったが、どうやらマァムの衣装は今のままで決定したようだった。

 

「じゃあ、次は私が試着するから、ちょっと待っててね!」

 

そして姫さんは、今度は自分が大量に服を試着室に持ち込んで、着替えを始める。

 

 

そして、マァムと2人で待つことしばし。

 

 

「じゃーん! これ、どうかな!」

 

「ちょっ!? レオナ! あ、ポップ! あなたは見ちゃダメ!!」

お、出てきたか。どれどれ。俺が姫さんの姿を見ようと振り返ると、突然俺の視界が後ろからマァムの手によって塞がれた。

 

「へ!? ちょ、ちょっと、マァム。何するんだよ! これじゃ、前が見えないよ」

 

「良いのよ、ポップは見なくて! それより、レオナ! そんな格好した賢者がどこにいるのよ! もっと地味なのにしなさい!」

 

「えー、そうかしら? 動きやすいのに……」

 

ああ、そうか。そう言えば、姫さん、原作でなんかすんごい露出の激しい服を着て現われてきたな。うーん、残念だな。せっかく目の保養が出来るところだったのに。さすがにマァムに塞がれたこの手を跳ね除けてまで、その姿を目に焼き付ける勇気は俺には無いぜ。

 

結局姫さんは、マァムの剣幕に負けてもう少し露出の少ない服に変更したようだった。

 

そして、俺達がそんなやり取りをしていると、ダイも試着が終わったのか試着室から出てきた。そのダイの姿はまさに鎧に着せられているといった感じだった。それはまるで、以前パプニカでヒュンケルの鎧の魔剣をダイが着た時を思い起こさせた。

 

「アハハハハ!」

 

その姿を見て、姫さんが大笑いをしている。マァムもクスクスと笑いを噛みしめていた。うん、確かに面白い。だけど、このせいで本当に俊敏性などが犠牲になっているようなら見過ごせないからな。ダイに提案しておこう。

 

「うーん、ダイ。いくらなんでもダイの背格好で、そのフルプレートの鎧を着るのは無理があると思うぞ。必要なパーツだけにして、それだけ購入したらどうだ? さっき店員さんに聞いたら、そういう売り方もしているって言っていたぞ」

 

「うん……。……そうする」

 

ダイは幾分しょんぼりした様子で、俺の提案に従った。

 

その後、デパートの一角がザワザワし始めたので、俺達は購入した商品の代金を姫さんに払ってもらい、そちらに移動をした。

 

そこでは、ドラゴン特化の武器『ドラゴンキラー』がオークション形式で販売されるところだった。

 

おー、これがドラゴンキラーか。ゲームでは見た事があったが、実物はまたずいぶんと雰囲気のある武器だな。だけど、どうしてこの形状の武器をドラゴンキラーと言うんだろうな? この刃の形状が、ドラゴンの堅い鱗を突破しやすいのかな。

 

その後のオークションの流れは原作と同じだった。姫さんがこの商品の購入に熱を上げたが、どうにかゴメが途中でその姫さんの口を塞ぎ、無駄な浪費をせずにすんだ。

 

ちなみに姫さんが俺に何も買わないというのは沽券に関わると言うので、アイテムを売っているブースで、『魔法の聖水』を何本か買ってもらった。俺は魔法使いなので、こういう魔法力を回復させるアイテムが実用的で一番ありがたい。欲を言えば、魔法力を完全回復させる『エルフの飲み薬』が欲しかったんだが、さすがに希少品なのかここ百貨店でもそれは売っていなかった。

 

ん? あれ? 俺はここで重要な事に気がついた。メルルがいなかったぞ? あれ、おかしいな。原作では、確かさっきのドラゴンキラーのオークションの辺りでメルルとナバラさんが現れた気がしたんだけど、記憶違いだったかな?

 

「どうかしたの、ポップ?」

 

俺がキョロキョロしているのを不審に思ったマァムが話しかけてきた。

 

「あ、いや、どうもしな――」

 

――ズズズズズ!

 

その時、突然百貨店をすさまじい地響きが襲った。周囲のお客さん達も騒然としている。

姫さんが、突然の揺れに思わず尻餅をついて叫んだ。

 

「きゃ! な、何! 地震!?」

 

「いや、こいつは……」

 

俺は百貨店の側面にあいている窓から身を乗り出して外を見た。するとそこには、5匹のドラゴンと1匹のヒドラが町を破壊しながら、こちらに向かってくるところだった。

 

来たか……。魔物の数は、原作と変わっていないように思えるな。だったらここは……。

 

「ポップ! ドラゴンがあんなに!」

 

ダイも、俺と同様に窓から外を見て敵を視認した。

 

「よし。あのヒドラの相手はダイとマァムに任せていいか? 俺は5匹のドラゴンをここから引き離して対処する。姫さんは、住民の避難誘導を頼めるか?」

 

敵の数が同じなのだから、基本的には原作と同じフォーメーションで良いだろう。俺の提案に、皆頷きを返してくれる。

 

よし、じゃあ、まずはベンガーナにおける死闘の第1回戦に臨むとしますかね。まだまだ何回戦と続くんだ。こんな所で躓いている場合じゃない。

 

サクッと行くぞ!

 

 

 

※現時点のポップ達の習得魔法と装備品

 

●ポップ(大賢者)

攻撃魔法:火炎呪文(メラ、メラミ、メラゾーマ(フェニックス))

氷系呪文(ヒャド、ヒャダルコ、ヒャダイン、マヒャド)

     閃熱呪文(ギラ、ベギラマ、ベギラゴン)

爆裂呪文(イオ、イオラ、イオナズン)

真空呪文(バギ、バギマ、バギクロス)

     混乱呪文(メダパニ)、即死呪文(ザキ)

     極大消滅呪文(メドローア 合成魔法)

     重圧呪文(ベタン)

     自己犠牲呪文(メガンテ)

回復魔法:ホイミ、ベホイミ、ベホマ、ベホマラー、キアリー、キアリク

補助魔法:スカラ、スクルト、ピオリム、ルカニ、ラリホー、ラリホーマ、

     トヘロス、インパス、マヌーサ、マホトーン、ザメハ、レミーラ、

     バシルーラ、フバーハ、モシャス、ルーラ、トベルーラ、リレミト、

     トラマナ、アストロン、マホカトール(補助品必要)、ラナリオン

オリジナル魔法:ウォーター(水を発生させる)

        メラータ(合成魔法。熱湯を発生させる。温度は調節可能)

        メラパ(合成魔法 熱風を発生させる。温度は調節可能)

        ラリホーボール(合成魔法 ラリホー成分入りの水球)

        マヌーサボール(合成魔法 マヌーサ成分入りの水球)

        パキ(神風魔法 突風を発生させる)

        ゴッドハンド(合成魔法 神速かつ眩惑の指使いが可能に)

        ファイヤーウォール(炎の壁を発生させる)

        アイスウォール(氷の壁を発生させる)

        メラゾロス(合成魔法 火炎竜巻 炎の竜巻を発生させる)

        マヒアロス(合成魔法 氷刃嵐舞 無数の氷の刃を発生させる)

        ドロヌーバ(地面を泥の沼に変化させる)

        トンネラー(地中内に存在する特定の鉱石を探し出し抽出する)

        インパディ(医療魔法 体に潜む病気の原因を把握することがで

              きる)

        ベホマメント(医療魔法 病気の回復に特化した回復魔法)

 特殊技能:魔力圧縮、二重魔法詠唱、アバン流棍殺法『初伝(地竜閃)』

 装備品 :みかわしの服、魔導師のマント、祈りの指輪、アバンのしるし、

      マトリフのしるし、ミサンガ

 

 

●ダイ(勇者)

攻撃魔法:火炎呪文(メラ)、真空呪文(バギ)

回復魔法:-

補助魔法:-

 特殊技能:アバン流刀殺法『初伝(大地斬)』、『中伝(海波斬)』、『上伝(空裂斬)』

アバンストラッシュ

 装備品 :鋼の剣、騎士の鎧のパーツ、パプニカのナイフ、アバンのしるし

 

●マァム(僧侶戦士→武闘家)

 攻撃魔法:-

回復魔法:ホイミ、ベホイミ、キアリー、キアリク

補助魔法:マヌーサ、ザメハ

 特殊技能:豪破一闘

 装備品 :ぶとうぎ、魔弾銃(魔弾×10)、メタルフィスト、アバンのしるし

 

 

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