ありふれてないシノビ達 異世界で覚悟を示す 作:なんとなく考えて書いてみました
時間を少し遡り
ドガン!
部屋がいや、宿が揺れた天井の埃が落ち棚が揺れ皿が落ち照明にもヒビが入り落ちてくる。
原因となったホアルドの宿の一室、室内では三連装砲と獣の爪が衝突し部屋全体が軋んで悲鳴を上げて、他の3人も武器をもち
大和が口を開く
「ねえ、どう言うことか私に教えてくれないかな?」
「何をだ、それよりこんな事しても良いのか?」
「うるさいね。シノビガミの肉片は私が保存してた。何で腹に穴が空いてシノビガミの気配がしたの?」
「何でそれをお前に言う必要がある。それに今追求するのは、そこで睨み合いしてる嘘つきどもだ、ろ!」
大和を踏み台に上から睨み合いをしている彼らに突っ込むが、三人ともそれをかわし反撃するが藤原は直ぐにその場を離れ5人による睨み合いの状態になった
「別に私は何もしていない、しているのは斜歯と比良坂よ」
「失礼だな。私がこの中では1番素直だぞ。それに、隠し事なら比良坂が1番してるだろ」
「お前たちこそ失礼だな。俺は約束はしっかり守る方だぞ。情報だって渡したろ」
「99の嘘に1つの真実。確かそれが政治にとって大切な事でしょ」
「政治は嘘吐きの巣窟ってか」
「事実でしょ」
姿が消え光速で動き出す、自分以外の全てが敵の場合真っ先に狙われるのは1番
両手に持ったクナイで機械でできた刀と獣の爪をいなし包囲を抜けようとするが大和の砲撃に足止めされ床から出現した八雲の結界に吹き飛ばされる。その時、結界から出て来た複数の手によって懐に隠し持ってた本が盗られる。
「[六花断章 比良坂機関]これが城戸が隠してたものね。確かにこれは隠したくなるよね。ご丁寧に組織の名前まで書かれてるんだから」
本を手に取り高圧的に見下してこれだから比良坂機関はと、見るように。
「お前らがその気なら俺にだって考えがあるぞ」
取り出したのは、蠢いてる肉片が入ったビンそれを、見て大和はすぐに自分の服をさぐる。
「いつの間に」
「おれは、約束は守る、情報だって、善意で渡す。それが国の利益になるならね、けどもう良い怒った、お前ら全員
「は?」
「三日月〜これ見てみろよ」
そう言いビンを上に投げる、全員の視線がビンに向いた瞬間、三日月の腹に城戸の脚がめり込み吹き飛ばされビンはたまたまそこにいた城戸の手に入る。
「わりわり、脚が盛大に滑ったわw」
「てめ!」
三日月が起き上がると城戸がビンの蓋を開け自由になった肉片が三日月がその手に持っていた赤い一つ目の球体に取り込まれた。
「おいおいおいそれって、シノビガミの肉片を吸収したよな。お前その機械に何を使ってやがる」
「違う、これは忍術の負担を軽減する為の」
「そうだぞ、これはシノビガミの血をコアとして創り上げた、忍術な負担を軽減する大切なものだゾ」
「お前!」「ついでに言うなら、遠藤に使わせて血と器の反発で内側から破壊できる代物だ」
大和から砲撃が飛びその場を結界と言霊により動けず大砲が直撃するが、大きな怪我は無く服が汚れた程度に済んでいる
「あなた、最初から遠藤を殺すつもりだったの!」
「チッ何が悪い!これを使えば少しずつ血やエネルギーを機忍が貯めるそれを使って対シノビガミ用の兵器を作る!器だから大丈夫、で信じられるか!」
「斜歯の対シノビガミ兵器が利用されてどうなったか覚えてねぇのか!禁止された技術だろうが」
「それなら、シノビガミの肉片を取り込んでいるお前はどうなる!禁術を使った人の末路を知ってるだろ!」
三日月が手を挙げると床や壁から黒い手が複数現れ藤原を捕まえる為に迫ってくる。
藤原は影に沈んで、城戸の影から出て獣の爪を振るうクナイで背後からの攻撃を防ぎ距離を取る。
「八雲だって同じだ。札を使いシノビガミを制御下に置こうとしてるだろ」
「それは、そうでしょ。シノビガミなんだから、2手、3手撃っておくのは常識よ。私の仇かもしれないのに」
「遠藤はまだ何も知らない一般人だ。力を持ったからと言って、手を出して良い理由にはならない」
お祓い棒を振るい部屋全体に結界を張り新しく一枚の札を取る。憎悪によって作られた一枚を
「家族の仇をみすみす逃せるわけないでしょ!」
三連装砲と三連装副砲が背中から現れ彼女の手に槍が握られる。戦国最強が使ったとされる槍を
「それは、私も同じシノビガミは殺さなくちゃいけない。あれはこの世に存在してはいけない者、けど、貴方達のやり方は気に入らない」
赤い一つ目の球体が戻ってきて剣に変化し、腕から白い煙を吐き出しエンジンの音が鳴り響く。
「脅威となるべき存在はいなくなるべきだ。その為なら人を殺して仕方ない。俺たちに10は救えない」
自身の肉体を変化させ両手から刀を創り人ではない眼で敵を見据え。肉体を無敵の生物に
「それが他人を実験台にしていい理由にはならねぇの、つか最終的にはやっぱこうなるんだな」
服の袖から、クナイを取り懐から巻物を取り出し自身の周りに広げる
「今日まで情報を集めて、お前らをまとめられるかもと考えたが無理だ。やっぱり信じられるのは自分だけ。
お前達は最終的に、遠藤を殺すつもりだが。今は困る。草薙との約束があるしな。傀儡になっても恨むなよ」
シノビ達の、殺意が高まり殺し合いになり一歩踏み出した瞬間起こったのは剣の鍔迫り合いでも、結界を起動する為の言葉でもない、大砲の音とも違う。
全てが砕け散るお皿が割れた音だった
「おれをころ…すこと…が」
震えた声が聞こえた。
あの時もそうだった、彼は結界を素通りし、その事に気付かなかった、今回もそうだった。
ただ前回と違い彼に聞かれている。
ご飯を一緒に食べようとしたんだろう近くに料理を載せた皿がたくさんある、朝から何も食べてなかった彼らを心配しての行動だろう。
結果として彼は自身を取り巻く残酷な運命を知った。
「遠藤、これはっ、ち」
遠藤は目の前から消えた。自分達にも分からないスピードでこの場から一瞬でいなくなった。
誰1人として言葉を出さない。開いた扉からキィキィと鳴る音がこの場を包み込んだ。
「………どうする」
呟かれたが、返事は無い彼も気にしておらず、コレからどうするのか、どうしたらいいのか、それを頭で考えてる時に出た独り言のようだ。が、
「どうしようもないよ」
「まだ!諦めるには「無駄だっってんだろ!」
「俺らは、彼の心を裏切ったんだぞ!!」
「ッ」
全員が黙り。自分達の行いを思い返す。師の教え。親からの言葉。友達との絆。
「クソが!!」
物に当たり、イラつきを抑えるどうしようもない虚無を少しでも紛らわせる為に。
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場面を移そう運命が動き出した青年に、
誰にも見られず、誰にも気付かれず遠藤は光の速さでホルアドを駆ける。眼から流れる涙を無視してただひたすらに夜の街を駆けていく。
どれくらい走ったのかわからない、どこに行くか考えず、ひたすら走った脚が重たくなってくると森を抜け明かりが見えると急に脚が絡まり地面にぶつかる。
無言で立ち上がり目の前に見えたハイリヒ王国の王宮のある部屋へとゆっくり歩いていく。
空に満点の星空が見え、冷たい夜の風が吹いている王宮の塔の先端、その中にある小さな部屋に体操座りで顔を埋め呼吸を整える。
「ふ〜、どうしたら、いいんだろうな」
遠藤は思い返す。
「何でみんな自分の事について言わなかったんだろうな。………いや、違うか聞かなかったんだ。俺が」
怖かったんだ自分が何者なのか言われるのが。その結果彼らと殺し合う事が。恐らく、遠藤もそして彼らも意図して避けてたんだろう。もし
朝おはようと挨拶したり、一緒の席でご飯食べたり、ノート交換し合ったり、帰りにコンビニで買い食いしたり遊びに行ったり、そんな友達の関係を壊したくなかったから。
けど、彼らは遠藤をいつか殺さないといけない。そうしないと周りの人達が大勢死んでしまうから。けど、
「おれは、まだ死にたくない生きていたい」
声が震える眼から大粒の涙が零れ落ち床を濡らしていく、何も考えることが出来ない。ただ言葉にできない気持ちが体を埋め尽くし。頬を伝って落ちていく
大きな部屋で何人もの人が何をどうしたらと無駄な事を何度も何度も考え、絶望し。
1人の青年が小さな部屋で啜り泣き、自分の運命を呪って。
けれど彼らの、糸はまだ繋がっている細く千切れそうな糸が。ならば後は、紡いく事で
まだ終わらない。
こんなところで終わっている場合ではない。
本当の絶望も呪いもコレからくる物に比べたらまだ、ちっぽけな物なのだから。
迫り来る絶望は彼らを待たない
シリアス書くのは難しかったです
楽しくかったら嬉しいです。