ありふれてないシノビ達 異世界で覚悟を示す   作:なんとなく考えて書いてみました

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帝国最強VS王国最強…!!

 

 太陽が昇り鳥の鳴き声が聞こえる穏やかな朝、王宮の外壁には二つの影がある。影がぶつかる度に金属同士の擦れる音がし立ち位置が目まぐるしく変わり地面に落ちていく。

 

 地面に落ちてからは互いの忍法の撃ち合い片方が岩、炎を出すともう片方は屍を出して防ぎお返しとばかりに毒を投げる。当たった瞬間周囲に煙が上がり二人の姿が消える、全方向から音が聞こえるが二人は見えず音はどんどん上に上っていく煙が無くなり朝日が二人を照らすと其処には塔の上で2人のクナイが喉元で止まっていた。

 

 それを見てから同じタイミングでクナイを落としそのまま倒れる。

 

「はぁーあ〜〜ぁ⤵︎」

「話聞こっか?リリアーナ」

「リリィですぅ。はぁ、この後のことを考えるとため息も付きたくなります」

「この後の事って言うとヘルシー帝国?が来ることか?」

「んっ!ふふっ、ええそうですねヘルシー帝国の事です」

 

 ヘルシャー帝国、三百年前にとある名を馳せた傭兵が建国した国であり、冒険者や傭兵の聖地とも言うべき完全実力主義の国。

 

 

「その帝国が来る事が大変なの?」

「そうですね。国同士の会合では必ず何かが動きますし、密書では皇帝が来ると書かれていました」

「皇帝が嫌いなんだね」

「目指す場所は同じなんですけど、その為に使う手段でずっと食い違ってどうにもならなくて」

 

 塔の上で息を整えながら、心地よい風にあたり話を続ける。

 

「手段さえ合っていればもしかして仲間になってた?」

「無い、それは無いです。たとえ合ってたとしても私はこの国が大好きなので。彼の案には賛同しません。まぁほどほどの付き合いになるんじゃ無いかな?」

 

 その眼には、慈しみの表情を宿して塔の上から城下町を見ている。

 

「ふ〜ん、……あれ?もしかして皇帝ってシノビ?」

「はい、正解です」

 

 完全実力主義の皇帝それに加えてシノビの力を持って平和的な考えのリリィとは意見が食い違い続けてる。

 

「……荒れそぉー」

「でしょ〜〜」

 

 

 2日後、遂に帝国の使者が訪れた。

 

 現在、リリィは自分の失態を恥じていた。謁見は午後からと聞かれて部屋で資料を見ていた時、感じた嫌な気配を感じ、急ぎ闘技場に使い魔を送ると眼の前には勇者光輝と変装したバカルド(皇帝)がいた。

 

(油断した!いや私の慢心もあった。まさかいきなり仕掛けて来ないだろうって言う私の隙をついてきた。このままじゃアイツの思惑通りに…嫌まだ行ける!)

 

「怪文(浩介ごめんなさい!あとで私にできる事なら何でもしますので!)」

「ん?今何でもって「傀儡の術 黄泉軍(よもついくさ)」言っ」

 

 遠藤の足元から出てきた数百を超える骸骨の集団が周りに襲いかかっていく。

 

「へ?」

「キャァァァァ!」

「何事だ!」

「トラウムソルジャーだ!!」

「なんで城中に!」

 

「っ!みんな!」

「ククッアイツの仕業かこれは。まぁいい取り敢えず目的を…!?クッククハハッ今気が付いた、なんだアレ面白そうだなぁアイツは」

「?」

 

 右の耳にしていたイヤリングを取った。すると、まるで霧がかかったように護衛の周囲の空気が白くボヤけ始め、それが晴れる頃には、全くの別人が現れた。

 

「皇帝陛下!?」

「ガ、ガハルドドノ!?」

 

 四十代位の野性味溢れる男だ。短く切り上げた銀髪に狼を連想させる鋭い碧眼この男こそヘルシャー帝国現皇帝ガハルド・D・ヘルシャーその人である。

 

「恐るな!この程度で動揺するほどお前達は弱いのか!!ここにはこの(最強)がいるのだぞ!!!」

 

「していません!」

「むしろ貴方様の指示を待つ余裕すらありました!!」

「ぶっ壊していいですか。ぶっ壊します!」

 

「よろしい!ならば俺の配下達よ!3秒耐えろ!したらば!俺が悉くを討ち滅ぼそう」

 

「「「はっ!!!」」」

 

 騎士達は剣を抜き応戦する一人で三十を超える骸骨が吹き飛ばしていく、だが骸骨たちの行進は止まらず倒れたものを踏み潰しながらさらに前に進む。隊列を組み骸骨を押し留めるが少しずつ後ろに下がっている。

 

「俺た」

「良くやった!流石は俺の兵だ。後は任せろ 不知火(しらぬい) 百燐(ひゃくりん)

 

 直ぐ隣にいたはずのガハルトはいつの間にか、兵の前最前線に出て両刃の剣を腰に納め右手の火を骸骨に向けて、振るうと火の粉が散り火の海になり燃えだし、骸骨達を焼いていく。

 

「どうゆうつもりですかな?ガハルト殿」

「これはエリヒド殿。ろくな挨拶もせず済まなかった。私としては勇者の力を一目見たくてね一芝居打たさせて貰った。骸骨はこちらの方も知りませんが」

 

 謝罪すると言いながら、全く反省の色がないガハルド皇帝。それに溜息を吐きながら「もう良い」とかぶりを振るエリヒド陛下。

 

「うわぁぁ!」

 

 そんな中火の海から飛び出した骸骨が一人の兵士を掴み引き摺り込んでいると骸骨の頭蓋骨に剣が突き刺さり聖魔法が放たれる。

 

「まだ終わってません!油断しないで下さい!」

 

 ドアから入ってきたのは丈の短いドレスを着たリリィが剣を持ち火の海から出てきた骸骨を斬る。

 

「みんな俺達もいくぞ!」

「ええ」

「はい!」

「やってやるぜぇ!」

 

 その後は、勇者達が誰も怪我する事なく骸骨を一匹ずつ慎重に倒していった。

 

 その中誰にも気づかれず王女と皇帝は邂逅した。

 

「ガハルド皇帝陛下、此度はこのような事に手を貸して頂きまた、我が国の兵を守ってもらい感謝の意を示します。よければ今夜の晩餐でご一緒しませんか?(二度とこのような事させませんよ)

「いや、此方も兵を助けてくれたからな貸し借りは無しで行こう。それに私の訪問は言ってなかったからな黙ってくれるか、嫁に叱られるからな(朝には帰るからやめろ)

「そうゆう事でしたら、互いに何もなかったと言う事で」

「あぁ、互いにそれがいいだろう」

 

((そうしてくれた方が都合がいい))

 

 

 さきの騒動でなし崩しで模擬戦も終わってしまい、その後に予定されていた晩餐で帝国からも勇者を認めるとの言質をとることができ、一応、今回の訪問の目的は達成された。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 庭で遠藤とリリィが修行の休憩中の時、心地よい風の流れに乗って来た斬撃に気付き二人は直ぐに回避して、攻撃して来た方向を見ると一人の男が立っていた。

 

「よう、昨日ぶりだなお前ら」

「ガハルド皇帝陛下何のおつもりですか?彼は勇者の仲間それに攻撃をするとは」

「アレが勇者ねぇ。まぁ興味ねぇ、けどお前には興味あるぜ遠藤 浩介シノビだろお前俺と戦おうぜ」

「すみません。断ります」

「まぁそう言うなよ。実はさついさっき雫に告白してフラれてな。結構本気だったからショックがデカくてちょっと慰めてくれ、よ!!」

 

 二歩で距離を潰し剣を抜き横に薙ぎ払いを仕掛ける。リリィはその場から後ろに飛び結界の補強を始める壊れない為に壊してしまわない為に、振り抜くとその場には誰もおらずガハルドの剣から足音が聞こえる。其処には剣の上を走る遠藤が、剣から手を離し左手でかかってこいとジェスチャーする。

 

骨法術(こっぽうじゅつ) 春雷(しゅんらい) かかってこい楽しませろ」

「勘弁してくれませんかね」

 

 距離を潰さない為2メートルの地点から大量のクナイを投げるが雷を纏った拳の連撃より全て弾かれる。お互いが間合いに入るとその場を動かず脚の入れ替え、拳による乱撃クナイによる攻撃が激しさが増すなかガハルドは笑う。

 

「いい実に良い!フラれた後にこんな楽しめるとは少し全りょ」

「あれ?話の途中でした?」

「いや、ありがとう『リリィの参戦により勝率50%』」

 

 殴りつけた手を振って結界を張り終えたリリィが参戦して来る。

 

「もう大丈夫です」

「え?まだ向こうはやる気満々だけど、あ」

 

「ハッハァ!」

 

 雷の拳を振るい殴り付ける遠藤がクナイで『回避推奨』受けると体を伝って全身が痺れる、リリィが服を引っ張り無理やり距離を取らせ左手の剣で怒涛の突き足元に落ちていたクナイを蹴り上げ受け流しさらに近づき。近接に持ち込み右胸の心臓の部分を貫く。

 

「あの時と同じようなヘマはしないぞ」

「ご心配なく今は、1人じゃないので」

 

 力を込めるが抜けない、リリィ(こいつ)の狙いは、

 

「ふー神槍(しんそう) 天狗(あまきつね)いくぞ!鞍馬神流 スピア・ザ・グングニル」

「(無傷でいけるか)無剣版 帝釈天(たいしゃくてん)

 

 リリィの後ろ白く美しい槍は紅く血に染まり光速で貫くであろう事が分かる。

 

 避けれないなら、真っ直ぐ正面からぶっ壊す。

 

 2本の腕が目に見えて増える4本16本256本……今何本だ?『警戒 警戒 帝釈天はヤバい 臨界点到達 ハリーハリー』音を置き去りにして遠藤の手から真紅の槍が放たれる。

 

 衝撃、互いに後方に吹き飛ぶ遠藤の体にピンボールくらいの穴が30を超えて空き血が流れ心臓に穴が空いたのが分かる。遠藤とガハルドの間にいて今は自分の腕で横になっている、リリィは腕折れて何より呼吸がヒューヒューと呼吸困難を起こし眼の焦点が合っていない。煙の向こうでは、体に槍が突き刺さっており大量の血を吐いている。互いに軽くないダメージを喰らった。

 

「クハッッハッハ面白い!また邪魔したなリリィ!そして遠藤すごいなお前!アレは私の中で3、4番目に強い技だ相殺出来ないとはな!」

「遠…藤はぁ落ち着い…て、怪我を 治す方法は教えて貰ったでしょ」

「アッア ハッ痛い死ぬぁぁぁ!」

「大丈夫だよ。器を操作するの、体を覆い肉体を補填するの落ち着いて、焦る事が1番ダメだから。大丈夫だからね」

 

 パニックになっている遠藤の体を両手で抱きしめるリリィは自身の胸に引き寄せ心臓の音を聴かせる自分が落ち着くときに必ずする行動。器を遠藤に合わせて少しずつ補填していく神経を肉を血管を遠藤の呼吸が落ち着いてくると地面に垂らしていた両手を動かし遠藤がリリィを更に引き寄せる。

 

「大丈夫なんだよね」

「えぇ大丈夫です。リリィは大丈夫ですよ」

「ありがとう。もう大丈夫」

 

 遠藤の眼には、槍を抜き傷を治しているガハルドの姿『勝率10%』『負ける、リリィと協力すべき』立ち上がりリリィの前に出て左手にクナイを右手に刀を構える。

 

「勝ち負けなんて今はどうでも良い俺は今、ここで前に立たなくちゃいけない

 

 いくぞ 刀術 」

 

「いいぜ 刀術 」

 

 

「「交叉(こうさ)」」

 

 同じタイミングに走り出し同じ技を出し2人とも同じ立ち場所に戻る。

 

「フッやるな。面白かったぜ」

 

「ゲボッ」

 

 刀が砕けクナイが折れ右肩から斜め下に斬られ血が舞い膝から崩れるが地面には倒れない絶対に倒れる訳にはいかない。

 

「ま…だ!」

「もう良いですよ。お疲れ様」

 

 耳元でリリィに言われ力が抜け倒れる。

 

「一歩も動かない自分が恨めしい」

「なんだもう少し楽しめたのかもしれんのに」

「ガハルド、私がどれだけ貴方を倒したいかわからないでしょう。今の私じゃ貴方には勝てないだからシノビである貴方達にお願いします」

 

 倒れ込んだ遠藤を落とさないように大切に持ち怒りで震えている。

 

 

「ガハルドをぶっ飛ばしてください」

「あぁ、なるほどな納得したぜ俺はまだ半人前だったつう事か面白い」

 

 気が付かなかった、シノビの術を覚えてから負ける事なく無敗であり続けた俺が倒されたあの夜と同じ感情。

 

「本当に面白い。こんなワクワク久しぶりだ」

 

 

 人数は何人だ、リーチはどれくらい、男か女か、容姿は良いか、武器はどんなのか、使う忍法は、誰が1番強いか、さぁどう出る。さぁどうするガハルド!

 

 

「鞍馬だな」

「鞍馬だね」

「鞍馬だ!」

「確鞍」

「いきなり何?!」

 

「「「「鞍馬なんだからお前が相手していやしろ」」」」

 

「ぇぇぇ〜……わかった!」

 

「ニコニコじゃん」

「あのバカのせいで寝れなかったし少し寝る」

「結局見つからなかつらなかったし」

「俺達に渡したく無いのか、周りが空間が閉じてるのか。どっちかだ」

 

 シノビ達はリリィ、遠藤の側まできてこれ以上怪我をしないように結界を張りそのまま横になる。

 

 

 剣を腰から抜き眼前に構える。

 

 槍を背中から抜き左手で相手を捉える

 

「ガハルド、シノビ見習いのガハルド参る」

「大和、鞍馬神流の大和かかって来いルーキー」

 





【シノビ最強は鞍馬神流!】
「いろんなところから怒られそうなんでやめて下さい」

【「シノビのコソコソ話し〜」】

「と言うわけで始まりました。コソコソ話し!今日も農家の服で失礼!」
【個人的にはやっぱり鞍馬がサイキョーと思っていたんだけどなぁ】
「最強には、色々ありますからね。これが1番は選び難いですよね」
【まぁ確かに】
「となると貴方が強いって言う鞍馬のガハルドに勝ったのってだれなんです?」
【あー、リリアーナね。彼女は比良坂の適性があるから情報を集めて集めてひたすら集めまくって、ありとあらゆる確率を運を潰し絶対の勝利を引き寄せたんでしょうね。彼女も実に良い】
「うわー」
【やめろやめろ照れる】
「けど、リリィさんが動くのってどんな事があって」
【決まってるだろ。戦争だよ戦争、全世界を巻き込んだ遠藤達のとこで言うと世界大戦】
「うわーそりゃ馬が合うわけないよ」
【まぁそうゆうことね】
「あっ、また来ましたね」
【それじゃあさっさと言って作業の続きをしよう】

「んんっ、遂に始まる皇帝とシノビの決闘、しかしその裏では」
【都市を街を村を歩き走り世界の情報を集めた城戸最後に向かう森にはどんな出会いが?秘密が?】

【「次回、怪物が…!」】


「さぁ!種まきの続きです!!」
【ハムとかどうしよう。生命って生まれるっけ?】
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