ありふれてないシノビ達 異世界で覚悟を示す 作:なんとなく考えて書いてみました
(まずい)
眼の前に現れた魔人族、間違いなくシノビだ。恐らく俺と同等もしくは上の階級なのは間違いない。守れるのか
「勇者はあんたでいいんだよね? そこのアホみたいにキラキラした鎧着ているあんたで」
「あ、アホ……う、煩い! 魔人族なんかにアホ呼ばわりされるいわれはないぞ! それより、なぜ魔人族がこんな所にいる!」
しかし、魔人族の女は、煩そうに光輝の質問を無視すると心底面倒そうに言葉を続ける。
「はぁ~、こんなの絶対いらないだろうに……まぁ、命令だし仕方ないか……才能のかけらもないよ〜はぁ、あたしらの側に来ないかい?」
「断る! 人間族を……仲間達を……王国の人達を……裏切れなんて、よくもそんなことが言えたな! やはり、お前達魔人族は聞いていた通り邪悪な存在だ! わざわざ俺を勧誘しに来たようだが、一人でやって来るなんて愚かだったな! 多勢に無勢だ。降参しろ!」
「そうね、降参するわ」
「は?」
呆気なく負けを宣言すると、降伏を示す為か腰に付けていた剣を地面に落とし服を脱ぎ下着姿になり両手を上に膝を地面に付ける。
「もしかして裸になって欲しいの?」
「ちっ!違うそうじゃ無い!そのまま動くな!香織、結界発動して雫、ついてきて来てくれ。これから君を拘束する」
油断はしてない、最大の警戒を払って魔族に近づいている。まだ、待ってくれ準備が終わってない覚悟が出来ていない。
魔族の口角が上がっていく。肉眼で見えるほど濃くなったエネルギーが胸に集まる
「さようなら」
「召喚術 剣」
胸元から放たれた熱線それは結界を溶かし彼らの命を奪いにかかるが、間に合う!彼らの間に入り込み剣の腹で受け流しレーザーは天井にぶつかりそのまま幾つもの階層を貫く、落石により周囲は砂煙に包まれる。
「何が」
「大丈夫か!みんな!」
「周囲を警戒、魔族はどこ!」
「いるじゃん。しかも才能で言えば私以上」
煙の中で光ナイフを見る、剣の一閃で弾いたナイフが、他のナイフに当たり。
そのナイフがまた別のナイフに当たり、それが更にまた別のナイフを弾き――九十本のナイフが連鎖反応でことごとく軌道を変えり、むなしく遠藤たちの周囲を通過していく。
『うしろ』殺気!
後ろに振り向き剣を叩き落とす
ガンッ!
背後に居たのは先程の魔族、すぐにその場を離れる。
「貴方だけでも戦果としては十分でしょ。まずは雑魚狩りだ。ルトス、ハベル、エンキ。餌の時間だよ!」
魔人族の女が三つの名を呼ぶのと、同時に俺の術も完成
「分身の術」
「え?」
「魔族は!?」
「こ、ここは?」
「いったい誰が」
破砕音と共にクラスメイト達は90層の入り口に一瞬で移動する。
「ふー」
周りには色々な生物が合体したキメラ、筋肉質なオーガ、六本の足の亀、二つ頭のカラス、その数20を超える首無し死体が転がる。『魔眼60%起動』
「まぁ、シノビならこれくらいはやってもらわないとね。ねぇ一応聞いておくけど私たちの味方にならない?女の子が欲しかったら上げるけど」
先程の服装から変化しレオタードに太ももまでのパンツ、そこから覗く凶器の数腰を曲げ両手で胸を強調しながら色っぽく聞いてくる。『誘惑シャット』助かる。
「すみません。師匠から「お前は中立の立場であれ」って言われてまして。丁寧にお断りします」
「そう、なら殺すわ」
消える、ナイフによる全方位の投擲、剣一本のままだとこのまま封殺される『この一点』了解。
左手に槍を、借ります!
「手裏剣術 神槍 スピア・ザ・グングニル!」
眼に従い槍を振り抜く風圧によりナイフは吹き飛び作り上げた道に飛び込み一足で魔族に追いつく、このまま近接で
「鞍馬神流
剣を前に突進懐に飛び込む超近接で速攻で終わらす!『罠の可能性激』ッ!右足で地面を蹴り魔族を避ける、が
「ゲッホ」
血が流れる
「
魔伏、自分の周囲に踏み込んだ者を傷つける結界を作る忍法。
知ってるそれを使えるのは中忍以上しか使えないつまり、俺より階級が上で奥義が使える。
まずは魔伏を攻略しないとまともに戦えない。結界を作るには、空間の把握が必須だからまずは戦場を空間が認識出来ないくらいぶっこわす!
『平地60%水中20%極地1%悪天候0.2%』
よし平地来い!
「私立御斎学園 戦場の極意」
戦場の極意、本来なら自分の得意な戦場を設定できる忍法、だが遠藤の中にいるシノビガミのせいでランダム選出になっている。たとえどれが出てもこの階層に影響を与え確実に魔伏を突破出来る。自分の得意な平地が出る確率が高ければ期待するだろう、、、だが
「!?魔伏が」
「何でだよ!物欲センサーかぁ!!??」
『戦場、悪天候』
マシンガンのような豪雨、絶え間なく響くカミナリ、揺れる地面、油断したら吹き飛ばされそうな暴風に、小規模ながらも10個以上ある竜巻、
物欲センサーって怖いね。
「まぁ当初の目的は達成した、結界は出来ないだろ」
「確かに、この中で作れたらそれは化け物ね」
まぁ八雲師匠はこんな中でも結界を普通に作ってたけど、いやアレは師匠が異常なだけだ。
「隠忍の血統
「はぁ!?『危険危険危険』分かってる!!」
落ちてくるのは赤熱化した10メートル超えの無数の岩石いくらシノビでも喰らえば一溜まりも無い。
氷のような冷たい雨に打たれながら剣を振るう、受け流し、砕き、弾き飛ばし別の岩にぶつける。けど『ジリ貧』だよな!
一瞬で蹴りをつけ無いと負ける、長期戦になると向こうが有利だけど短期戦ならこいつより知識がある俺が有利それは城戸師匠が教えてくれた。
「シノビとの戦いにおいて必要なのは相手の手の内を知る事、つまり知識=強さこれは昔から証明されてる。
今から俺達の知識を詰め込む覚えれるだけ覚えろ、それがお前の強さになる」
頬を叩き剣を取る、『残り1分』その時間内に倒す俺ならできる!
「落ちろ、災雷」
災いを呼ぶ雷、悪天候だからこそ真髄を発揮できる忍法、剣を上にかざし器の水を空にぶつける空が光り輝き音を階層に響かせる。
「っ!まず」
「王宮剣術 改変 交叉絶対剣!」
リリィに教えてもらって俺流に改変した剣術、確実に敵を斬る為の居合い術。忍法ではなく肉体の技術の可能性。『正面90度に結界有り』
右足を犠牲に光速を超える嫌な音が頭に響く脳が訴える痛みを無視して雷が落ちる中、魔族に向い突撃する。
関節を外しムチのようにしならせて、剣を抜き下から斬り上げる。
「は?」
防御をすり抜け斜めに斬り裂く、が浅い!
この程度だと隠忍の血統は倒せない。
「隠忍の血統 再生 呪術 呪怨 呪い死ね」
呪怨、非業の死を遂げた悪霊どもを操る妖術。
肉が引っ付き血が止まると流れた血を拭い霊を呼ぶ媒体に、現れた無数の魂が形を成して、剣を槍を矢を様々武器を突き刺してくる。
「ァ゛ァァァ!!落ちろぉ゛!」
溜まりに溜まったカミナリが空気を引き裂いて地面に到達する。
飛んでいたせいで先に喰らった魔族、皮膚が焼け落ちる度に新しい皮膚が作られている。『今!』
「隠忍の血統
タイミングを合わせて体に当たる瞬間にカミナリを喰べる、肉体が強くなるわけじゃ無いし雷の力を宿すわけじゃ無いが、肉体は再生する。霊によって穴だらけの肉体が再生した。
「これぇでぇとどめぇ!」
関節を入れ直す
ゴキッゴキゴキ
歯車が合わさる音、ギアが一気に加速する。
鞭のようにしなる回避不可の柔の一撃をそこから繋げて、防御ごと潰す剛の一撃、交叉する地点で相手を仕留める絶対の剣を、
防御の結界を魔族が出した防ぐための腕をぶった斬る。
視界いっぱいに血が舞う。
地面をバウンドしながら転がり左足を地面に突き刺し、無理やり止め周囲の警戒を始める。『生命反応 無し』
「勝…た?のか」
戦場の極意の効果が切れ始める、竜巻はそよ風に、豪雨は小雨に、自然の力が無くなっていくがいまだに周囲には濃い霧が立ち込めている。
「いやまだだ。死体を確認するまで油断はしない」
右足を引き摺りながら剣を持ち背中を壁に付けて横に移動しながら霧が不自然に避けている物体に向かい歩く、
「いた」
薄皮一枚で体がつながっている。がこのまま無視すれば再び復活する、今トドメを刺さないと、、、腕が震えはじめる
『ここで倒さないと大勢が死ぬぞ』分かってる
『覚悟はしてただろ』してたよ
『何を恐れる事がある』恐れて無い
『強くなりたいのだろ』彼等のように強く
『ならば分かってるはずだ、強くなるには必要な事が』
「そう、、か」
震えが止まった、剣を振り上げる、剣先を魔族に向ける
『そうだ!狙うのは首だそうすれば再生も何も出来ない』
「おぉぉぉぉぉぉ!!」
ガキィィィィィン
不可視の壁により音を立てて止まる。
『…何をしている』
剣先が向かっているのは魔族では無い。
俺の心臓
「頭がスッキリした。俺はこの魔族を殺さない」
『……ちっまぁいい、やるだけやってみて、できたらラッ』「魔眼解除」
頭に響いていた声がなくなる。体から力が抜けるが、剣を杖代わりに立ち魔族の拘束する。
「結界術 は「おい大丈夫か!」な、なんで」
「いた遠藤くん!」
「今すぐ逃げろ!俺達が相手をしている隙に応援を呼んでくれ!
しまった
安堵してしまった、シノビとの戦いの中で最悪の一手をヤってしまっ
「安堵、しちゃったね」
先程の場所に魔族はいない前を向く、そこにあったのは剣だった、嫌違う!今までの経験が訴えるヤバい何かがヤバい!!
聞こえた耳につんざく虫の羽音次第に熱を持っていく剣、直ぐに服から札を取り出す
「二重結界!」
結界が作られると同時に爆発が起こる地面が崩れ全員が下の階層に落ちる。
「ーーーー!」
「〜〜〜っ」
「ーーっ〜ー」
耳が聞こえない爆発は防げたが音を防ぐ事ができなかったか、眼に映るのは慌ただしく動く勇者達、
剣なのか?あれは、確かに剣の形をしていたけど爆発した魔道具違う、それならあんな正確に結界の穴は狙えない、操って違う今の彼女にそんなことはできない、だから奥義だ彼女の奥義。奥義を使われた以上避けることは出来ないクソ!その前に潰せなかった!!
耳に入る複数の虫の羽音、増える反応
まさかいま!この場で作っているのか!妖魔を!
「あるとき考えたの私達が持ってる生成魔法コレにシノビの力を加えることはできないか、多くの魔族が試したけど悉くが失敗した暴発して暴走して凶暴化して、けど私は違った才能かな、誰にも出来ない私だけの才能、私はこれに名を冠して奥義に到達した」
奥義
霧が晴れる眼の前には100を超える剣を引っ付けた虫、腕が槍になった猿、毛皮がナイフになった狼、これら全てがシノビの力を持ち攻撃し爆発する!
「いけ」
爆発、爆発、爆発、爆発
全方位からの爆炎しばらくそれが続き全てを使い切り新しく50体出して魔族は遠藤の姿を爆炎の中で確認する。
剣を中心として創り上げた
うめき声も上げる事ができない、意識も朦朧としており意識を保ってられるのが奇跡と言える。
押せば倒れる、風が吹けば倒れる、無視しても倒れる、けど
「けど、私は油断しない。奥義も無く私と渡り合えて、いや下手すれば私より強いから。しっかりとトドメを刺す。殺せ!
首を体を腕を10を超える狼が噛みつく、
ガタ
「はなれろぉぉぉ!!」
それは勇者では無い剣を振り上げ防具はボロボロながらも傷は無く雫は突貫して来る。
それは、先程まで遠藤が立っていた場所からだ。
「蟲剣いけ」
遠藤に注意して3匹放つ光速を超えた速度、シノビじゃ無いやつに避けられるわけがない、すると何か理解したのか剣を腰に持っていき居合い一閃で蟲剣をすべて斬り捨てる。
「は?」
「さっきまで見えなかったけど今は、よく見える!」
致命傷を与える攻撃だけを斬りかすり傷から毒を流すが、また遠藤が立っていた場所から人が出てくる
「天恵よ、彼の者に今一度力を」
回復魔法により傷は無くなり毒も解毒される。その後ろから続々と出て来る雑魚ども。
「雑魚がいくら積み重なろうが私に敵うわけがないだろ!」
【いや、そうとは限らない。私はそう言う雑魚共の恐ろしさを知ってる】
○○○○○
その瞬間、魔族の背筋に、凄まじい悪寒が這い上がった。
振り向く。隙だらけだが、そんな事を言えない程に、化け物じみた気配が、あった。
(――この、余りにも恐ろしい気配は、……なん、なの……!?)
【怯えているか。無理もない。だが、私としても不本意だ】
声色は、少女の、ウィスパーボイス。
その声が、精神に響いてくる。
遠藤の形をした『何か』は、懐から取り出した、
そして、
こんな感じで覚めてしまうことが、不本意であり、予想外でおもしろいよ。
「私が言えることは何もありません」
「シノビコソコソはな」
「なに!?何でここのどかな田舎みたいになってるの!!??前まで結構無骨な牢獄だったよね!?
って、こんなことしてる場合じゃねぇ急いで出口探さないと!」
「ふぅ、いきましたかではこれを見ている皆さま。
我らがカミ、シノビガミ様の出陣でございます」
「次回 核の違い…!!」
「ぜひ、刮目して下さい」