ありふれてないシノビ達 異世界で覚悟を示す 作:なんとなく考えて書いてみました
今回は核の表現が有ります
【そう言えば、槍で貫かれた時も不完全ながら出る事ができたな】
シノビガミはゆっくりと手を握り開き首を回し自身の身体を確認して
周りを確認し魔族を見つけ身体を止める。
【凄いな、妖魔を創った事もそうだがお前のその眼だ。】
「ーーえ?」
気付けなかった、警戒していたのに、罠を張っていたのに、避けられ、顔を両手で触られるまで気が付かなかった。
「なっなにを!」
【君が見ている世界では私はどのように映っているのか気になるね。けど今はまぁこの瞬間を楽しもう】
さぁ 鏖殺の時間だ
全力でその場を離れ勇者達のところまで下がりる、
「今すぐ結界を張れ!!耐えろ!!」
シノビガミは腕を振るう、それは空間を歪ませ死神の大鎌となって彼らに迫る
「「聖絶!!」」
治癒師と結界師の全力の聖絶、本来ならどんな攻撃でも防ぐことができる物だが止まる事なく斬り裂かれる。闘うことすら無駄だと思わせる様な、1秒しか稼げていないだがシノビにとっては1秒も稼いでくれている。
その時間があれば奥義が撃てれる。
「奥義
地面に片膝をつき両手の指を一本ずつ絡め親指を合わせる。
周りに出てきたのはガイコツ、肉が腐ったゾンビ、頭に札が付いたキョンシー、それらを食べるグール、全身が包帯に包まれたミイラ、彼らが着ているのは軍服や甲冑、戦争により死んだ名もなき兵たちが武器を取り再び戦場に死に戻る。
「「「「「「ぎゃーー!!」」」」
声を上げ武器を持ち思い思いに振るい死神の大鎌に喰らいつき粉々に砕き、シノビガミに剣を突き立てんと走り出す。
【戦場で死んだ兵士たちを操るのか。ついでにシノビの力を付与して】
シノビガミは動かない魔族が発動した奥義を観る強みを弱みを知る。
だがその隙を歴戦の猛者達が逃すはず無く全身に剣を槍を突き刺す、それだけでは止まらず更に骸骨を貫きシノビガミに突き刺す二重三重に死体の山を作る。
「よし、お前ら逃げろ!!髪ひとつに結んだ女お前はここで私としんがりだ!!」
「なっ!雫にそんな事させる訳にはいかない!俺が残る!」
「私が動けば此処は焼け野原になる、邪魔なんだよ雑魚が周りをうろちょろするだけで大人しく」
勇者の鎧を掴み持ち上げる、自分より背の低い人に持ち上げられ光輝は抵抗するが全く動かない。
横から雫が出て2人を離し光輝の前に立つ、
「待って!光輝お願い。此処は私に任せてみんなを連れて騎士団の人を呼んで来てそうしないと多分アレには勝てない。私なら大丈夫この人が何でいきなり協力する気になったかわからないけど私なら大丈夫だから。ね」
「ぐっ、わ、わかった。直ぐに戻るだから絶対にまっててくれ!」
「雫……」
「香織、光輝のこと頼んだわよ」
「うん、雫も絶対に無事」
「早くしろ!もう限界だぞ!」
「香織」
「うん」
香織が残してくれた魔道具を握り話しかける
「何で協力を」
「肉盾が欲しかった。私はまだ死にたく無い」
「私もです。なので勝ちましょう」
「聞いておくがアレが何だか分かるか仲間だろ」
「あんなの私は知りませんよ」
「は?いやいやお前らが無事なのもアイツのおかげだろ?それなのに知らないって可哀想だろ。お前に付けられてる結界だって、元はアイツに付けられていたやつだぞ」
「いや本当に私知りませんよ。あんな女の人」
「いや、アイツは男で」
話が噛み合わず互いに疑問を浮かべていたが直ぐに現実に引き戻される。
何重にも重なり作られた山が、内側から崩れていく、全身を武器に貫かれながらも血の一滴も流れてない、先程までの黒いの髪は白く変色しその眼は紅とそれに反する蒼、その動きひとつひとつにある種の芸術が人ならざる者としての特異性が滲み出る
「
出て来たのは手に収まる棒と、先端から出て来た8匹の蛇、それぞれが動き出しシノビガミに絡まり火薬の匂いのサイが突撃し黒色の砂が撒かれる、そこに火を放つ牛が近づき次の瞬間、大爆発。階層全てを巻き込む爆炎に肌が焼かれる。
「凄い」
「あなたも凄いわよ」
雫が剣を振れば爆炎は斬られ安全な空間が出来上がる。そこに若干肌の焼かれた魔族が避難する。
「はは、私もさっきまでこんなの出来無かったんですけどね」
「なら、あの時臨死体験した事で魔眼に目覚めたのかな」
「魔眼…ですか」
【そうだろうね。恐らくだが君は八重樫家の子孫じゃ無いかな?】
「「!!」」
声がしたのは彼女たちの背後直ぐに互いに剣を振るがそこには居ない肩に手が乗る。
【懐かしいなその眼、蒐集癖が酷くてね。君らを追いかけて何年も呑まず食わずで探した事があるよ】
動かない指一本どころか瞬きすら出来ない、否が応でもシノビガミの顔を見てしまう。
「有り得ない!確実に直撃した筈!いつの間に!」
【奥義はその者の命の縮図それ故に避ける事は難しい途轍もなくね。だから知る必要があるその人物の人生の軸をね】
「、、わざと喰らって私の奥義を全てを見たのか。有り得ない1人の人生とは言え20年以上の記憶をあの一瞬で脳に収まるわけが」
【それは君の常識だろ?私に押し付けないでよ。私と君達とでは生物としての格が違う】
「、、、なら何で私たちを殺さないの?」
【興味を持ったから、私はそれが私の人生の軸だからな。逃れることの出来ない宿命ってやつかな?】
「そうか…お前はシノビガミか!人と魔族およそ何千万もの被害を出したエヒトのクソと並ぶ災厄!外の世界からやって来たカミ!それがお前の正体か!!」
【ふふそうだ、そうだともそれがわた……ちょっと待って何千万も殺し無いよ。えっ私それ知らないえ、なに、こわ、えっ?怖いんだけど。あっ!】
不適な笑みを浮かべカッコよく決めようとした矢先、したことの無い濡れ衣で驚愕して力が緩みその隙をつき直ぐに2人はその場を離れる
【え、、待って本当に知らないんだけどえ?本当に…】
「数秒耐えて、私の最強をぶつける。ただこれは範囲がデカすぎて私たちも巻き込むから」
「私がさっきみたいに安全な場所を作ればいいのね。任せて」
「お願い」
雫は走り出し剣を振るう自身が出していた全力のその先をだがそれは小指一本で防がれる。
【腕は良いが私を傷つけるまではいかない。ましてや剣はなまくら同然の代物もっと良いものを用意すべきだ】
雫の眼に見えるのは、自分の体や周りに漂う無数の糸。シノビガミを踏み台に上に跳ぶ両手で剣を持ち、振るうそうして無数の糸を一つの塊に造り上げるそれは一つの竜巻を内包した風の剣。
「これならどう、弾けろ剣!」
ドリルの様に回転し、シノビガミ目掛け飛んでいく避けようにも剣が放つ風により引っ張られ地面に体を固定してないと吹き飛ばされる。
【なるほどいい剣だ】
シノビガミの眼の前でそれは弾けた。
溜め込まれた風がシノビガミに襲いかかる。
両手では間に合わない量と質に少しずつ血が流れ始めるが、命を刈り取るより先に風が散る方が速かった。
「…っ!」
背後からの強襲、狙うのは首のみ糸に従い振り抜くが感触は無い
「え」
【残像だ】
背後から声直感で回避を捨てて剣を上に置く衝撃で地面が凹み大量の血が鼻や口から流れ出す、今の衝撃でも骨はおろか剣も折れず耐えることが出来てる奇跡に等しいだが、奇跡は連続して起きる事は無い。
「ぐっぅぁあぁぁぁぁ!!!」
力勝負で勝てる訳も無く少しずつ少しずつ押し込まれる、支えていた腕にゆっくりと剣が差し込まれ骨に届く。
(どうする、どうする、どうしたら!)
「
地面から出て来た魚の口に食べられそのまま地面に引き摺り込み更に下の階層へ落としていく、
「はやく!」
香織から貰った魔道具を使い肉を繋げ、魔族は雫の側に近づく、
「準備は?」
「大丈夫いくよ
奥義
シノビガミが味わっているのは浮遊感と自身が下に下に降りている事。霧状に散布されている物に触れればジューと言う音と共に服が溶け始めるが、肉体が溶けることはない。
【捕獲用の罠かな。だが私にこの毒は効かない。体も馴染んできた2人を制圧した後は次は忌々しいアイツらだ。覚悟してお、っけ】
突如、落下が止まり吐き出される、沈穴降の口にはエネルギーが集まりイカズチが走っている。
【あぁ、レーザーか、けど私を相手するには弱すぎる】
放たれた雷はシノビガミに触れるるがその体に傷をつける事なく消えていく、
【お返しだ】
自身の髪を一本ちぎり力を込める投げる、それは針の様に真っ直ぐ岩よりも強靭に光速を超えた速度により、沈穴轟の体を貫き破裂する。
【さて、は?なっ!!】
それは、魚の形をしていた、似ても似つかないながらもシノビガミは連想してまう日本を支配していた時に起きた無視することの出来ないあの雲を。
それの投下は人類史上初、なおかつ世界で唯一あの兵器が実戦使用された時を思い出す。
少し昔の話をしよう。
とある3つの国が話し合い創り上げたマンハッタン計画により開発された。
世界を巻き込んだ戦争、総死者数およそ8000万以上、同盟が無くなり一つの国になっても戦争を止めず進み続けた国に終止符を撃った人類史上最強災厄の兵器。
核兵器 原子爆弾
周囲の空間が歪む、それがコチラを見るが逃げる事も防ぐことも出来ずシノビガミは光に包まれる。
核の落とし子
地下の世界にキノコ雲が昇る。
衝撃が無くなり数分が経過したが煙は晴れず火も燻っているが、一つの空間では煙も火も全て無い空間ができてある。
「はぁはぁはぁ」
「ふぅ〜ありがと、助かったよえっ〜と」
「八重樫 雫です」
「そ、ありがと雫、私カトレアね」
「こちらこそ、ありがとうございした。カトレアさん」
「硬い!殺し合って協力した仲だしタメでいいよ」
「はは、今考えるとなんかすごいね殺し合った仲って」
「確かにw」
「「ふふっ」」
吹き出したのは2人同時で先程の緊張が緩和したのか、互いに涙が出るまで笑い合う。
「あ!」
「どうしたの」
「そういえば任務達成出来てないなって」
「あぁ、私たちを殺す〜だったけ、するの?」
「しないよ、雫とは友達だからね!」
「嬉しいけど大丈夫なの、それでカトレアが死んだら嫌なんだけど」
「まぁ大丈夫でしょ。私強いし、適当に姫が居たって言えばオッケーよ」
「?姫ってリリアーナ王女のこと?」
「そうそう、第一級脅威リリアーナね」
「そんなヤバいの?見た事あるけど強そうには思えなかったよ」
「それは、猫かぶってるだけ!1人で攻め込んで魔王城を半壊に追い込んだ化け物よ!雫も彼女に会ったら油断しない様に!絶対だよ!!」
「近い近いw、わかったから」
「もー絶対わかってないでしょ、もういち危ない!!」
「え?」
雫がカトレアに押されて地面に転がる、すぐに剣を抜き立ち上がるそこで見たのは胸から手が生え大量の血を流している友達がいた。
「カトレアァァァァ!!」
【危なかった、本当に危なかった。完全体ならともかく今の私ならあの攻撃で本当に死んでもおかしくなかった】
その後ろには右腕焼け落ち全身に火傷が出来たシノビガミが居た。
「今すぐはなせぇ!!」
煙を斬りシノビガミの顔を覆い隠し剣を振るうが腕に触れた瞬間、根本から折れる力が弱った隙を狙いカトレアを片手にその場から離れるが
【逃がさない】
焼けた腕が治し振り上げ頭を狙い殴る、喰らったら死ぬ。剣を差し込み少しでも衝撃を和らげるが地面を転がり壁に激突する。
「あ、、たまが、けどまだ」
「ゲボッ、、」
「カトレア!」
【流石、隠忍の血統しぶといな】
「あり、えない、、かくじつに、当たったどう、やってこた…えろ、シノビガミぃ!」
吐血しながら穴の空いた体で力を振り絞り話しかける。
【君の力に敬意を払って正直に答えよう。力を借りたのだよ、私の存在を固定してくれている遠藤 浩介に、ね】
「うそ、、よ、だって彼は私達の同級生でそんな筈あり得ない!私を動揺させるために!」
【思考を放棄するな、お前の頭も嫌その眼で見えてる物が全てだろ。ヒントはあったお前が無視しているだけで、もう既にこの答えに辿り着いてるはずだ】
「違うこの眼は!違う!そんな筈!」
拒絶するが受けいる他ない、彼女が使う眼が常にその答えを映し出している。その解を彼女は拒絶する。
「雫!クッ、、そが!呪術 呪い【遅い】がぁ!」
すべてが遅く見える私を助けようと庇い吹き飛ばされたカトレアも手を振り上げたシノビガミが私を殺そうとしているのも、すべてがゆっくり遅くなっていく、思い出すのは
「香織ごめん」
「雫ちゃん!!」
「え?」
ドォゴオオン!!
轟音と共にシノビガミの頭上にある天井が崩落し、同時に紅い雷を纏った巨大な漆黒の杭が凄絶な威力を以て飛び出した。
訳も分からず呆然と立ち尽くしていると、崩落した天井から続々と人影が飛び降りてきた。その人物は、背を向けてシノビガミとの前に立つ。
1人は長い髪を靡かせ治癒師なのに誰よりもボロボロで最強に最高な親友が涙を流しながら抱きついてくる。
そして、肩越しに振り返り背後で寄り添い合う香織と雫を見て乱入者は声を出す。
「……相変わらず仲がいいな、お前等」
「嘘、、南雲くんなの、、」
「ああ、久しぶりだな八重樫」
奈落の化け物は再びふるさとに落ちて来た。
「シノビコソコソ話」
「まずは血涙鬼・彼岸 さんお気に入りに登録していただきありがとうございます」
「さてと、何やら不粋な連中が入って来ましたがあの程度の存在でシノビガミ様が負ける事はございません」
「次回 格の違い…!!」
「是非お楽しみください」