ありふれてないシノビ達 異世界で覚悟を示す   作:なんとなく考えて書いてみました

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今宵はこんなにも月がきらめいてるから

 

 

 右手を空へと向け、指を回し告げる。

 

 

「隠忍の血統 龍星群」

 

 

 夕陽が落ちかけ夜に差し掛かる逢魔時(おうまがとき)、深淵の名を借りた存在がその力の一端をみせつける

 

 流星雨の上位忍法である龍星群

 

 流星雨は雹や小型の隕石、異界の小妖魔を召喚して相手を攻撃する忍法だが、龍星群は、

 

 遥か遠き空から大地を落とす忍法である。

 

 いち早く動いたのは八重樫その眼を使い重力で弾き返そうとするが、

 

「う、、あぁ!!」

 

 その重量は許容範囲をはるかに超えていた、眼から口から血が流れだす。が、八重樫は力を緩めるどころか更に加えていく血は流れ続けていくが それでも緩めない。

 

「舐めんなぁ!」

 

 その結果は落下速度が少し遅くなる、たったそれだけだが、それは彼らにとって一攫千金に値する時間。

 

 次に動いたのは、フリード目標は落下速度を落とし次に繋げる一撃を

 

「隠忍の血統 鬼人 隠忍の血統 凶尾(まがつび) 眷属 獣化」

 

 自らの眷属たる獣を呼び出し、使役する。

 

 自身の獣を解き放ち、その肉体を強化する。

 

 鬼人による肉体の強化、腕で円を描きドラゴンを出現、肉体を改造して隕石に負けない腕を。

 

 そして、

 

「妖魔忍法 鵺」

 

 自身の肉体の一部から様々な獣を生み出す。

 

 腕をちぎりそこから一つ一つの細胞が変化し出て来る獣は隕石に噛み付き、呼び出したドラゴン達はブレスを当て隕石を止めにかかる。

 

 ドラゴンに乗り最速で隕石に辿り着き禍々しく強化した腕を振るい隕石にぶつけ僅かでも時間を稼ぐ、次に繋げるために。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 最後に動いたのが唯一隕石を壊せる可能性を秘めた2人、天之河とカトレア

 

 銀彗剣を引き抜き目を閉じて集中する。今の剣では隕石を斬れたとしても、その巨大な質量に押し潰される、呑気に短い剣で振るう訳にはいかない故に、

 

「もっと鋭く…もっとデカく」

 

 奥義を使っての攻撃なら壊せるかもしれないが、破壊できるか分からないし下手すれば周りへの被害の方が大きくなってしまう。雫に被害を防いでもらおうにも今は隕石を抑えるので精一杯だから、

 

「この場で奥義を創り変える」

 

 八重樫とフリードが稼いだ時間は僅か10秒にも満たないだが、極限の集中力、死が眼前に迫って来ている故の必死、そして彼らが元々所持していた才能という祝福(チケット)

 

「「できた」」

 

 それは、一つの極み完成した奥義を弄り他者と異なる独自に変化させた「仕掛け(ギミック)

 

 カトレアが施した仕掛け(ギミック)は、

 

「奥義 生命を創り変える者 

          

         改め 貫き 存在を崩す者」

 

 あらゆる防御を破る為の仕掛け

 

 今までは妖魔を創り圧倒的な物量による範囲攻撃を仕掛ける物だった、だがコレは違う創り上げたのは10本の槍、それは音も無く消え隕石に突き刺さり

 

   隕石の崩壊が始まる。

 

「極光・銀彗剣」

 

 その剣は、隕石を斬るために大きくぶ厚く鋭くした。それは天之河光輝の新たな可能性の開花、シノビガミと対峙した時に無理矢理、こじ開けた一撃では無く、彼らの元で学び修行し死に掛けて自らの足で歩いてきた積み重ねてきた道、色が抜け落ち『鈍化した世界』で覚悟を持って振るう

 

   隕石の消滅が始まる。

 

 そこからは、もう死に物狂いだった。腕を才能を能力を技術を振るい続け隕石が落ちてきてから1分後、雲ひとつない紅く染まった太陽が彼等の偉業を讃えるように光り輝く。

 

 4人が4人とも全力を振るい続け地面に座っている中で先程の隕石が落ちる中一歩も動かず互いを見続けたアビスゲートとリリィ、先に口を開いたのは

 

「素晴らしい、まさか無傷で済むとは思っていなかった。フッ、故に次は2つ堕とすとしよう」

 

 

 

「「「「っ!」」」」

 

 

 

 

「隠忍の血統 龍星「なるほど」…?」

 

 喋り始めたのは、今の今まで動かず隕石にも動じずただひたすらにアビスゲートを見続けた王女リリアーナ。

 

 その表情はほんの少しだけ微笑んでいた。

 

「ようやく貴方のことについて分かりました。そして勝ち方も」

 

「?、何かと思えば。負けた時の言い訳は其れでいいのか?」

 

「貴方は遠藤浩介の別側面」

 

「「「「べ…別側面?」」」」

 

「……」

 

「遠藤浩介の心の内海から生まれたもう1人の人格」

 

 

「二重人格ってことか!」

 

「なんだそれは?」

 

「別名解離性同一障害、1人の体の中に複数の人格が存在している状態です。けどそれなら理解できます」

 

「へー」

 

「それで?俺の正体がもう一つの人格だったとして?其れが分かったとして、お前らに」

 

 一瞬で消え

 

「負ける訳がない!」

 

 背後にまわったアビスゲートが振り下ろした一撃に地面が割れ、その一撃の衝撃を表すように爆発雲に似た煙が上がる。

 

「リリアーナ!!」「リリィ!!」

 

「問題ありません」

 

「!?」

 

 砂煙が晴れそこにいたのは体を少し横にずらしただけで回避し右手でアビスゲートの頭を撫でるリリィの姿。

 

「そうですね。生まれたのは数ヶ月前、シノビガミが始めて浩介と邂逅した時ですかね」

 

「らぁ!」

 

 かえす腕で発動された、汎用忍法の夜叉、地面にいくつもの亀裂ができるがその全てはリリィに傷を付けることが出来ず近づかれ今度は両手で抱きしめられる。

 

「記憶まではコピーしてないですね。まぁ、してたら浩介はシノビガミなんかに協力なんてしないでしょうし」

 

「はなせ!」

 

 次は、斜歯忍軍の鳳凰(ひのとり)自身を炎で包みリリィに体当たりを仕掛けるが膝が崩れ落ちる。

 

 忍法が不発した。

 

「比良坂機関 禁術」

 

 呪術的な罠を張り巡らせ、指定した忍法を使用した者を傷つける。

 

「赤ん坊から育てたとして、貴方の精神年齢は6歳か7歳。まだ子どもだ」

 

 ゆっくりと抱きしめる心臓に頬を寄せて、心臓の上に耳を付けさせる。

 

「だから、私は貴方とお話ししたい。仲良くなりたい」

 

 これまでの一連の行動はまるで反抗期の息子と母親のケンカ、些か激しいところはあるが、何処にでもある家族の一部に見えた。

 

「う、うるさいうるさいうるさい!!俺は!アビスゲートだ!だからぁ!………………………………………………………………………………………………」

 

 突如として電源が落ちたように止まり糸が切れた人形のように地面に崩れる。

 

 

 

 思い出すのはシノビたちとの話し合い、……

 

 

 突如師匠達に呼ばれ目の前には封印やら修行やらでなかなか揃わない王国にいない2人を除いて4人全員がここに居る。

 

「遠藤浩介は、いつかシノビガミに乗っ取られる。これは確定事項だ」

 

 城戸が足の踏み場が無い資料の奥から話をしていく。よく見ればその資料は王国の機密情報または、神教のことであり帝国であり樹海であり少なくとも世界中の情報が今なおリアルタイムで更新されている。

 

 其れらを国にとって有益な情報を覚えつつ返事を返す。

 

「それは、、なぜです?」

 

「シノビガミ を封じているのは私達の命を使って遠藤の器の中に創り上げた牢屋で錠前よ。私たちに何かあったら、遠藤に何かあったら、封印は当然不安定になる」

 

 長方形の和紙にインクで文字を描いて新しい護符を作っている八雲と藤原が答える。

 

「シノビガミ はその隙を逃さねぇ、間違いなく今も封印を解く為に動いているはずだ」

 

 2人が作っている護符を幾つか掠め盗りつつ、

 

「だから、私ですか」

 

「不満?」

 

「いえ、素直に嬉しいです。それを教えてくれたということは私の力を認めてくれたという事ですよね」

 

「「「「認めてないけど?」」」」

 

 口を揃えて「何言ってんだこいつ」と顔をに出して私を見る、

 

「……じゃあ何で私なんですか?」

 

 少し、イラつきつつ返事を返すと

 

「なんであれ実力が離れてる敵だ、味方を使って頭を使ってあらゆるもん使って、埋め合わせろシノビガミに乗っ取られた遠藤浩介を救うのは俺達がいない限りお前しかいない」

 

 ところどころに誤魔化そうとしているが、それ以外は、

 

「俺らが来るまでの間、頼んだぞ」

 

 (リリィ)に全幅の信頼を置いていることが分かった、だから答えなくてはいけない彼らの信頼に実績を持って、

 

「えぇ、任せてください。私が彼の最後の鍵になる」

 

 短く切った髪は地面までつくほど長く色は抜け落ち白く染まり、両眼から覗いていた夜より暗いしかし暖かみのある眼は、冷徹な冷酷な血を想像させる赤い眼を覗かせる、

 

【ふぅ〜、たく、危ない危ないこんばんは、リリィ】

 

 吐き出したその言葉からは、耳を覆いたくなるほどの怖気がする、だが、彼女は下がらないビビらないそして、引かない。

 

「リリアーナ様とお呼び、そして首を下げろ」

 

【断る】

 

 初撃は、肉体と肉体の衝突、勝者シノビガミ 吹き飛ばされたリリィは両手で両脚でブレーキを付けようとするが止まる事なく城壁にクレーターを作り止まる。

 

「が」

 

【おい、終わりか?】

「はやっ」

 

 瞬き一つで距離を詰められ顎を撃ち空に飛ばされ、シノビガミは跳ぶ追い付き、追い越し踵を振り上げ蹴り落とす。そして空から落ち地面を吹き飛ばす。

 

 圧倒的だった、全て一瞬に行われた、駆け引きも何もない力と速さ基礎能力のゴリ押し。だがそれで十分だった。子どもと大人いや、もしかしたらそれ以上に比べることができないほどの圧倒的差、どれほど修行し続けても追いつかないと感じるほどの差だから

 

 勝てない

 

 

 

 ならどうする?

 

 

「助けて欲しい」

 

 また空中に飛ばされたリリィは痛みを覚悟して反撃に備え地面に衝突する時、影が入り込み受け止められるが勢いが止まらず、倒れ込むが更に影が入り込みなんとか止まることに成功する。

 

「無事か」

 

「遅い」

 

「あんたらがケンカっぱや過ぎるのよ」

 

「ごめんリリィ、ビビってたもう大丈夫」

 

「…話は終わったか」

 

 リリィの眼の前にはシノビガミの一撃を受け止めたフリード、後ろには受け止めてくれた雫、天之河、カトレア

 

 "あらゆるものを使って"

 

「実力差を埋めろ…ふぅ、みなさんアレにはおそらく時間制限があります。そこまで耐えて耐えて勝つ!準備はいいですか」

 

「「「「上等!!」」」」

 

【やってみろ】

 

【鞍馬神流 天狗(あまきつね)

 

 フリードにぶつかり背後にいた4人を巻き込み突き進む

 

「おぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!!」

「止まらない!まずい結界ごと壊される!!」

「こっちだって全力よ!!」

「まだ瞳力戻ってないのに!」

「いいから!止めるぞ!!」

 

「「せーの!!」」

 

 天之河の腕と脚が変化させ地面に突き刺し、雫が眼を使い自分の周囲を重くしブレーキの役割を果たし城壁ギリッギリで止まる。

 

「王女!!暴れていい場所!」

「地下!」

 

 瞬間、景色は一変し夕陽は無くなり鉄臭く周りは血だらけで魔物の肉が飛び散ている。

 

【ほぅ、此処は】

 

 懐に入り込むリリィとフリード一瞬にして幾つもの斬撃音が奈落に鳴り響くが、片手のみで受け止められる。

 

「ちっ!」

 

「なら」

 

【お?】

 

 シノビガミの両腕を2人で抑え込み雫と天之河、血液をよりまわし体から煙が出始め力を込め左腕を振りかぶり、想像するは鉄を硬くより強靭により激烈に鉄塊を右腕を振りかぶり、シノビガミに振り抜く

 

【で?】

 

「まだぁ!パイルゥバンカーァァァァ!!」

 

 肘についていた杭が撃ち込まれ発生した衝撃でシノビガミを飛ばす。

 

【ほう】

 

「ダメージ無しかよ!」

 

「斜歯忍軍 鍔鑿組(つばのみぐみ)  精密機動」

 

 リリィの眼から血が流れる、そして新たに空から補充される刀、槍、クナイをそれぞれが掴みながら前に前に走り出す。

 

「隠忍の血統 凶尾(まがつび) 獣化 何もさせるな!」

 

 一歩で追いつき蹴り切り裂き飛ばす。それに連動するようにリリィ、八重樫、天之河が動き出す

 

 天之河が右腕で地面を壊し体勢を崩し、八重樫が雷を纏った刀を振るい動きを止め、リリィがシノビガミの初動を潰して、さらにフリードも加わり攻撃が苛烈に上がっていく。

 

「もっと!」

「もっと!」

 

 

「「「「もっと!!!」」」

【ここだな】

 

「え?」

 

 誰が言ったか分からない間の抜けた声が聞こえた、そしてその場で唯一気づけた天之河以外の脚が切断された。

 

「がっ」

「っ!」

「はぁ?」

 

【あと、2人】

 

 シノビガミの手には血が流れている一本のクナイ、それが消え

 

「うぉ」

 

 作り出した剣が一瞬にして斬り裂かれる。

 

【お前は慎重に倒さないとな。また、あんなことになったら困る】

 

 何度も火花を散らし壊れた剣とクナイが斬り合い、拮抗しているだが、シノビガミによって構成された拮抗その気になればいつでも崩される。だが、

 

(これでいい少しでも時間を稼げば!)

 

【何か狙ってるな】

 

「!?」

 

【ハグレモノ 飛龍(ひりゅう)

 

 それは、今までの攻撃とは違ったゆっくりとくる左腕に体が鈍くなった、色が落ちたわけでもないのに、本能がつげる当たったらまずい

 

 全力で後ろに飛び退く其れでも左腕が迫って脇腹を擦り全力で離れる。

 

「ゲホ……んで、かすった、だけだろが」

 

 地面に崩れ大量の血を吐き何本か骨が折れてる。

 

【今の忍法はなハグレモノしか使うことのできない技だ、武器や自身の分身を生み出し、それを衝撃波として撃ち出す。シンプルながらも有りとあらゆる特技で撃てる技、すごいだろ。威力はどうだ?喰らってみた感想なんかあるか?】

 

 避けたのは分身させた腕か

 

「クソ喰らえ」

 

「空間魔法 界穿」

 

【ん?】

 

 フリードの言葉から地面に倒れていた4人が消え、変わりに現れたカトレアが隕石を崩壊させた奥義を放つ。

 

「奥義 貫き 存在を崩す者」

 

 全方位当たれば即崩壊絶対に逃さない。

 

「死ね」

 

 シノビガミに突き刺さる

 

 10秒経過

 

 崩壊が止まり煙上がる中、警戒は解かずゆっくりと出てくる人影に

 

「初見の奥義は見破れないん、だったっけ」

 

【そのとうりだ。だから、いくら(シノビガミ)であっても喰らう他ない】

 

 現れたシノビガミはボロボロだった、右腕、左眼、左脚、左脇腹、シノビでも死を免れない程の傷でもその顔にはまだ焦りの表情は無い。

 

「よくやった、カトレア」

 

 上空から降ってきた4人、シノビガミにつけられた傷は治っている。

 

 全力とは行かないが其れは今のボロボロのシノビガミも同じ。

 

【流石に、この状態でお前ら5人はキツい少し状況を変えよう】

 

 指を鳴らす、シノビガミのそばに落ちてきたのは、アビスゲートが壊した神の御使と何体か魔物の肉塊、

 

「何を【比良坂機関 神籬(ひもろぎ)

 

 その場の全員の背筋が冷える、それはシノビガミが魅せた、ほんの少しの神の片鱗

 

 崩した神の御使が魔物の肉体が再生していく。

 

【これはな、神をその身に降ろすことにより、人知を超えた力を手に入れる忍法。この場合神とは私のことだ後は、まぁ分かるか】

 

【お前は王宮内にいる眼鏡をかけた黒髪の女を攫え】

 

「あ゛!?」

 

【お前らは城壁にいる連中を皆殺しにしろ】

 

「「「!!??」」」

 

 それぞれ命令を聞いた彼らは一瞬にして消えた。

 

「王宮は俺が行く!!」

 

 天之河が神の御使を追い飛び出す。

 

「魔物の方は私が!」

 

 カトレアが魔物達を追い駆けて行く。

 

【これで3人、もう1人いや2人減らそうかな?】

 

 更にシノビガミが指を鳴らすと地面が揺れリリィは聴き覚えのある雄叫びが聞こえる。

 

「九尾!?封印は!」

 

【おいおい、(シノビガミ)だぜ?】

 

「私が行く」

「お願いします」

「…1人でアレを止めれるのか、もし「大丈夫です」?」

 

「使いたくなかったけど、緊急事態です。本当に本当に使いたくなかったけど、シノビ相手でも戦えるようになった子がいます。連絡はしておきました王国を頼みます。雫」

 

「任せてリリィ」

 

 八重樫は自らの身体を浮かせ王国に向かう。

 

 そして

 

 

 各々自らの敵と対面する。

 

 

王宮内

 

神の御使であり新たに神の力を手に入れた ノイント

VS

勇者であり英雄その二つを併せ持つ者 天之河 光輝

 

 

城壁前

 

神の力を与えられ進化した10体の シノビ魔獣たち

VS

魔獣を生成し魔王軍の特別隊隊長 カトレア

 

 

ハイリヒ王国 繁華街

 

9本の尾を持ち破壊の限りを尽くす妖魔 九尾

VS

あらゆる現象を操る瞳を持つ者 八重樫 雫

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奈落の底

 

伝説的存在、全てのシノビの祖の器 シノビガミ

VS

魔王軍最強の魔族 フリード・バグアー

ハイリヒ王国王女 リリアーナ・S・B・ハイリヒ

 

 

 

 紅く輝いていた夕陽がついに落ち世界が夜に染まる、 

 

 そして彼らは確信する今日この日は自分達の中で

 

 最も長い夜になると。

 

 

 

 

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