ありふれてないシノビ達 異世界で覚悟を示す   作:なんとなく考えて書いてみました

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 投稿に3日か4日ぐらいかかってる


練習と本番

 

 10日間後

 

「鬼さん こちら 手のなるほうえ〜」

「待ちやがれ!」

 

「調整出来るようになってきたね」

「鬼ごっこは、名案だった」

「そうだな。基礎体力や運動能力の向上が期待でき。走る、しゃがむ、飛び跳ねるなど、さまざまな動作が求められるから、自然と体力がついたり、体の動かし方がうまくなるからな。鬼ごっこはやはり凄いな」

 

 そこには、初日に自殺しかけた遠藤は、おらず90度、180度の方向転換に姿勢を崩す事なく対応でき体力が無くならないように、スピードの調整や、周囲の確認も出来ている。シノビの光速移動を見事に物にした遠藤がいた。

 

「さて、俺はもう十分いいと思うが、2人から見てどうだ?」

「一対一だと、ハンデがあるとは言え30分くらいで捕まえてきてるからね。私は賛成するわ」

「私もだな、数値ではほぼ私たちと遜色ない」

「それじゃあ、本番だな」

「ええ、私達といくらやっても練習にしかならない、本番と練習は違う、それを知ってると知らないとじゃ全然違う、心構えは大事よ。ほんとね」

 

 そうこう話していると、タイマーがゼロになり周りに甲高い音を鳴らし始め先程まで走り回っていた2人が戻ってきた。

 

「クッソ、後少しだった!」

「まだまだだね。けど最初より全然凄いよ、無茶苦茶良くなってる」

「お疲れ様です」

「お疲れ様ー」

「ドリンク用意したから飲んでねー」

「それじゃあ、少し休憩で」

 

 コップに入った水を飲み木陰で休んでる遠藤に城戸がゆっくり歩いてきた

 

「遠藤疲れはあるか?」

「少し疲れがたるけどまだ行けるぜ」

「よし、なら話したい事がある。近頃俺たちを物陰から見ている奴がいる。そいつを捕まえてくれないか」

「?みんなで捕まえた方がいいんじゃないの?」

「やってみたが、毎回撒かれてな今度は、俺達が結界を張って檻を作るから遠藤が走って捕まえてくれ。檻の発動中は俺達は動けないからな」

「や、やってみる、それでいつ始めるの?」

「今からだ」

 

   「ヘッ?」

 

 

 城戸は手に持ったお札を木に貼り付ける、すると光の柱が6つ現れ頂点から繋がっていき6角形の壁が作られた。

 

 城戸は、角に座り器を結界の維持に回し不審者に攻撃されないよう自身を守るための結界を作る結界が完成する前に、遠藤に向かって

 

「今まで教えた事を全て使い、この任務こなしてみせろ」

「お、おう!」

 

 器の水を溢れさせ地面に浸水させ不審者の気配を感じ取る、6角形の中にいるので範囲を小さくして重点的に調べる。

 

「いた」

 

 建物の3階およそ10メートルの所に感じていた気配が唐突に消えた、遠藤が気配を探っていたのに気付いたのか、

 

「けどこの距離なら」

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 王宮の廊下はいつも慌しくメイドや執事達が清掃、洗濯、炊事、をしており軍事の王国兵士達の巡回、魔族に対抗するための会議、政治や神事の取り決めなど様々な人が使うだが、今は結界により誰1人としておらず金色の髪を靡かせ逃げている仮面の人とそれを追いかける黒髪の青年の2人だけだ

 

「追いつけない。てか、相手も光速で動いて」

「けどあんな派手な髪色じゃ無いし、絡繰でもない、だとすると……いや今考えても仕方ないとにかく捕まえてから考えよう」

「その為に、まずは追いつく!」

 

 床を踏み付けると、衝撃でレンガが3・4個空中に浮かぶ、それらをスピードに乗ったまま仮面に向けて蹴りつける。

 

 仮面がそれに気付き避けきるが、ほんの少し遅くなる、その隙に壁や天井を走りながら八雲と草薙にもらったお札を投げる。

 

「簡易結界2!」

 

 黄色の壁が仮面を囲む様に出てくるが、仮面はそれをすぐに察知してその場でジャンプし、閉じていない天井から抜け出し右手を遠藤の方に向ける。何か来るそれを回避しようとした時、

 

蟲惑(こわく)

「アガッ」

 

 何をされたか分からないが、体が痺れた様に動かないその隙を付かれ

 

獣化(じゅうか)

 

 仮面の右手が狼に変わり、遠藤を噛みつき壁を壊しながら薙ぎ払う。

 

「取れッナ」

 

 客室部屋の中に押し込まれると床に壁に天井に体を叩きつけられる。クレーターが出来始め遠藤が動かなくなると、回転を加え天井から床に一直線に叩き込む

 

「とりあえずシノビガ、けほっけほ」

 

 仮面は咳き込み少し離れて油断せず、気絶しているか狼を使い確認して右手に戻し、結界を解除する為に動こうとしたが、

 

「その様子見るに君も限界が近いのかな」

 

 頭から血が流れて狼に噛みつかれたところから出血もあり体の所々にアザが見えるが遠藤は立って仮面に相対する。

 

「気絶したはず」

「俺の師匠に気絶から目覚める道具をもらってね。それに受け身はよく取ったから見た目ほど酷く無いよ」

 

 仮面から流れる声が少し枯れており、肩で少し息をしている、遠藤も体の痛みや痺れはまだ取れておらず指先が震えている。

 

「格好いいよな、獣化俺も使いたいよ」

「いきなり何?」

「まぁ、聞いてくれ、俺の考えを他の人に伝える物それが俺が最初に覚えた忍術なんだけどさ、そこまで使い勝手が良くなくて覚えたての頃は、周りの人に考えがダダ漏れで無茶苦茶恥ずかしかったんだよね」

「まぁ何が言いたいかと言うとね。もう鬼ごっこはおしまいだ」

 

 仮面は何かに気付き、すぐ側の壁を獣化で壊そうとしたが光の壁により弾かれる、

 

「時間稼ぎか」

「その通り、ちなみにこの術は、怪文(かいぶん)って呼ぶらしい」

 

 遠藤がした事は簡単だ、戦っても勝てるかどうか分からないから怪文を使い、皆んなに少しずつ結界を狭くしてもらっただけ使えるものはなんでも使う、城戸に言われた事を実行させてみせた。

 

「袋小路だな」

「まだ終わってない」

「そうだな、鬼ごっこは終わったけどまだ終わってない」

 

 仮面は、半身にして腰を下ろし腕を真っ直ぐのばし、指を絡めこちらに向けて顔を見据える。次の瞬間、困惑した声で

 

「何その構え」

「コッチには無いの?1869年アテネオリンピックで使われてからみんな使ってる魔法のスタート。

クラウチングスタートって言うんだよ」

 

(ヤバい時こそ気丈に振る舞えどんな時でも弱い部分を見せるな常に敵の眼を見ろ、それが自分を奮い立たせる、藤原の教えに感謝だ)

(おかげで思い出せた事がある。「全力で走るのはダメだ」って、みんなから言われた、けど俺が持ってる攻撃で、仮面の攻撃と撃ち合え無い、だから最後の手段を使う今ある力の全てを使って真っ直ぐ走り抜く。)

 

 足に力を込める。

 

「行くぞ」

 

 光速を超えた超光速による突進、周りの被害を考えない事で起こってしまう、衝撃波、通称ソニックブーム。

 

 遠藤の視界から色も建物も無くなって走り出す

 

 敵を倒す為脚を回して

 

 

 空気が少しずつ歪んでいき仮面にヒビが入ってくるが、仮面は落ち着きをもってこれに対応する

 

獣化(じゅうか)王狼星砕き(おうろうほしくだき)

 

 足が獣の足に代わり仮面をその場に固定する、絡めていた両手が、先程の狼と違い白く大きくなり廊下を埋める程となり。

 

 遠藤を噛み砕く為に口を開ける

 

 

 1秒もかからず衝突する、空間が揺らぐ、空間が軋む。

 

  だが直ぐに収まる

 

「ゲホ」

 

 仮面の口から血が流れ膝をつく

 

「ふぅ、俺の勝ち……」

 

 遠藤は、仮面の側まで歩き顔を見る為に膝をつくとその勢いのまま床に倒れ込む

 

「えっ?」

「何もあれが最後の一撃じゃぁ無い」

 

 遠藤は、立ち上がるが、そのまま立つ事ができず床に倒れ込む

 

「何が」

「ほんの少し、そう、ほんの少しだけ私の方が忍術につい知っていた。ほんの少しだけ私の方がシノビに近かった。だから、私はあなたに勝つ事ができた。しばらく横になっててください」

 

 ヒビが入った仮面から覗かせる碧眼がこちらを向きすぐに、移動しようと脚を動かしこの場から離れようとする。

 

「待ちやが」

 

 再び、立ち上がり追いかけようとするが上下左右に揺れる感覚と眼の前がグルグルと回っている感覚を味わいまた床に倒れる時

 

「よくやった。任務達成だ」

「ぅス」

 

 その言葉を最期に遠藤は、意識を落とした。

 

「これは、初めましてですね!」

「獣化・王狼星砕き!」

 

 振り向き様に大技だが先程と違い大きさが一回り小さくなっているがそれでも人1人潰すには十分過ぎるものだが乱入者城戸は、それを一瞥した後。

 

「蟲惑・獣化・痛打・揺らしの複合だが奥義には至ってないな」

 

 遠藤を背負い右手を前に

 

羽々矢(はばや)

 

 そう唱えると、白き狼は消え城戸の後ろに先程と同じ大きさだが、黒き狼が現れ仮面を噛み砕くために走り出す

 

「は?それ私の」

 

 避ける体力はもう残っていないのかその場にとどまり防御するがそれを貫き噛み砕かれその場に倒れ伏す。

 

「おわったー」

「その言葉遣いはやめた方がいいのでは?」

「もしかして、私の正体わかってる感じ?」

「ハイリヒ王国王女リリアーナ・S・B・ハイリヒですよね」

 

 仮面のヒビが致命的になったのか音を立てて崩れ去る、そこに居たのは晩餐会の時に会った金髪碧眼とその美貌を覗かせた。リリアーナで間違いなかった。

 

 リリアーナは少し笑って

 

「参考までに、いつ気がついたか教えてもらえますか?」

「まず、光速移動あれは俺達シノビと同じ手順だった多少動揺したが、数の優位はこちらにあったにも関わらず見失った。その後、調べてヒミツの抜け穴があったのに気づいた。その抜け穴が王族しか知らないから、王族に目星をつけた、後は、傀儡にした人を使って見張らせとけば尻尾を出す。そして、ついさっきリリアーナがいなくなったと連絡が来た」

「気付いたのはついさっきですか。けどもっと前から詰んでいたんですねぇ〜」

 

 体を倒して大の字になり、大きく息を吐く

 

「どうぞ、煮るなり焼くなり好きにして下さい。もう体動きませんし」

「しないからな」

「しないんですか?」

「マジで、俺何だと思ってるのか話し合おうかなアイツらも含めて」

「では、私をどうするおつもりですか?」

「分かってんだろ、俺の弟子になれ。そうすればもっと強くなる」

「それは、私としても嬉しい申し出です。こちらこそお願いします」

「いい返事だ。他の奴らも待ってるからな行くぞ」

 

 遠藤とリリアーナ背中に背負いしっかりとした歩きで外に向かう。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 外に出ると結界は解けてあり、4人が芝生の上で思い思いに過ごしている。

 

「乙」

「おつかれ〜」

「遅かったわね」

「悪かったな、草薙は?」

「ハジメの方に行ってる。なんでもイジメの気配がするって」

「はぁーまぁいいか」

「皆さん驚いてないとこを見るに私だと思っていたんですか?」

 

 少し動けるようになったのか背中から降りて4人に近づいていく

 

「そこは陰湿野郎に任せてるから」

「左も同じ」

「右に同じ」

「比良坂機関に居る彼が情報戦で負けるわけがないからね。多分そうなんだろうなぁーて」

「情報戦になった時点で私の負けだったんですね」

「まず、陰湿野郎について否定してくれ」

 

 互いについて駄弁っていると草薙が急いで戻ってきた

 

「どうした?」

「明日からオルクス大迷宮に行くようです」

「?」

「速く無いか、最低でも後2日あると思っていたんだが?」

「遠征らいしです」

「あーそっかそうなるのか」

「俺達なら直ぐ着くけど他の奴らは無理だしな」

「城戸つまりは?」

「俺の 失態だ」

 

 右手で眼を抑えて膝をついてる城戸を見て他の人は笑っているがリリアーナは、困惑した顔で

 

「すみません。私の訓練は無くなりますかね?」

「安心しろ、それはする絶対にだ。幸い明日の午後まで時間はあるしそこまでに訓練の内容を考える」

「私も手伝うぞ。面白そうだし、今回の件で思った以上にいい数値を記録できたからな」

「私も手伝います。遠藤とリリアーナは次から忍術ですし、人は多いい方がいいでしょう」

「なら俺たちは明日に向けての準備等だな」

「そうね。私は彼が使ったお札も補充しときたい」

「後、2人の後始末もしないといけないね」

「すみません」

「それについては、明日聞かせてもらう。構わないな」

「分かりました。明日の朝時間を空けときます」

 

 

「よし!いろいろあったが明日からは、今まで以上に忙しくなってくる。ゆっくり休んで気合い入れていくぞ!」

「「はい」」「応」「ええ」「分かった」「うん」





 バトルシーンもっと良く書けるようにしたい
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