一応ですが…そんなゲームは存在しません。
地の文はなく基本会話のみです。
参戦作品は昭和は一号からストロンガーまで、平成はクウガ、アギト、龍騎ですが他の作品の設定も出てきます。
オリジナルの主人公は出ませんがかなり独自の解釈で話しは進みます。
突っ込みどころは満載だと思いますが生暖かく見守っていただければ幸いです。
西暦2000年。
21世紀を目前に控えたこの年、日本で衝撃の事件が起こる。
長野県九郎ヶ岳の古代遺跡にて突如異形の怪人集団…グロンギが復活した。
未確認生命体と呼称された怪人達は彼らがゲゲルと呼ぶ殺人ゲームを開始。怪人達によるそれまでの常識を覆す異常な能力により犠牲者が瞬く間に膨れ上がった。
しかし同じく古代からグロンギと戦うリントの戦士クウガが復活…未確認生命体第4号としてグロンギの怪人達を一体、また一体と倒していく。
そして最後にして最大の敵である未確認生命体第0号を復活の場所でもある九郎ヶ岳の遺跡にて壮絶な激闘の末撃破。
こうして約1年に渡る史上最悪の事件は幕を閉じた。
衝撃は過ぎ2年の月日が流れ平穏が訪れたかにみえた。
しかし新たな黒い影が人々の見えないところから着実に迫ろうとしていた。
各地で起こる科学者達の失踪。
密室状況からの人間焼失事件。
不可解な連続怪死事件。
四国・高知での新種の鉱石の発見、そして…。
これは異形の仮面の戦士達の戦いの物語である。
~ 喫茶アミーゴ ~
本郷 猛
「…まだルリ子さんとは連絡がつかないんですね?」
野原 ひろみ
「…ええ、大学にもきてないし家にも帰ってないみたいで…」
珠 純子
「ケータイもずっと繋がらないままなんです…」
風見 史郎
「心配ですね…」
風見 雪子
「もう警察に連絡したほうがいいんじゃ…」
本郷 猛
「風見、確か綾小路教授も連絡がつかなくなってるんだったな?」
風見 史郎
「ええ、ルリ子さんのお父さんの緑川教授と同じ時期からだそうです」
野原 ひろみ
「そういえば、その綾小路教授の娘さん…律子さんとルリ子が一緒にいるのを見たっていう人がいるんです」
珠 純子
「ただその律子さんも昨日から行方がわからないらしくて…」
本郷 猛
「おやっさん…」
立花 藤兵衛
「…そうじゃな。緑川の件もあるすぐに警察に連絡してみよう」
早瀬 悟朗
「…考えすぎじゃないのか」
本郷 猛
「…早瀬?」
早瀬 悟朗
「たった一日連絡つかないだけで大袈裟なんだよ、どうせ男のところにでもいるんだろ」
野原 ひろみ
「そんな…!ルリ子はお父さんが失踪してるんですよ!そんな時にそんなことするわけないじゃないですか!」
風見 雪子
「そうですよ!それに…」
早瀬 悟朗
「…それに?」
風見 雪子
「あ、…いや…」
本郷 猛
「………」
早瀬 悟朗
「ふん、そんなことより本郷、もう練習の時間だ…俺は先に行ってるぞ」
本郷 猛
「…そうだな、早瀬悪いが先にいっててくれ」
早瀬 悟朗
「…そうさせてもらう」
バタン…。
風見 雪子
「うぅ…なんか早瀬さん感じ悪い…」
風見 史郎
「おいやめとけよ雪子」
風見 雪子
「だってぇ…」
本郷 猛
「すまない雪子ちゃん。早瀬は今レースが近いからピリピリしてるんだ」
風見 雪子
「!?あっごめんなさいそんなつもりじゃ…」
本郷 猛
「それより風見。俺達も早く行くぞ」
風見 史郎
「あっと…そうですね」
本郷 猛
「それじゃおやっさん警察への連絡はお願いします」
立花 藤兵衛
「ああ、わかった」
バタン…。
立花 藤兵衛
(綾小路に緑川…それにルリ子まで…。一体何が起こってるんじゃ…?まさかこの前警察から連絡してきたことと関係があるのか…?)
~ オートレース練習場 ~
本郷 猛
(…一体何が起こっているというんだ…?城北大学でも失踪事件が起きてるらしいが…ルリ子さん…無事でいてくれ…!)
ブオオオオオン!
早瀬 悟朗
「何をモタモタ走ってるんだ本郷!」
本郷 猛
「…!?」
早瀬 悟朗
「そんな調子じゃ次のレースは俺どころか風見にも負けちまうぞ!…トロトロしてるなら先にいかせてもらう!」
ブオオオオオン!
本郷 猛
(…くっだが早瀬の云う通りだ。今は集中しなくては)
早瀬 悟朗
「…うわあああ!?」
本郷 猛
「…!?」
ドカアアアン!
早瀬 悟朗
「………」
本郷 猛
「早瀬!おいっしっかりしろ!早瀬!」
早瀬 悟朗
「………」
本郷 猛
(駄目だ…完全に気を失っている…それにしても…)
ベトベト…。
本郷 猛
(なんだこれは…?蜘蛛の糸…?だとしてもこんな大量になんていくらなんでも…)
ブオオオオオン!
風見 史郎
「本郷先輩!」
本郷 猛
「風見か!」
風見 史郎
「一体どうしたんですか!?…て、なんですかこれ!?」
本郷 猛
「わからん!先に走っていた早瀬のバイクに急にこの蜘蛛の糸のようなものが巻き付いて巻き込まれた早瀬が転倒したんだ」
風見 史郎
「早瀬先輩は大丈夫なんですか?」
本郷 猛
「ああ、息はしてるし目立った外傷はないが…意識はまだ戻らない。…風見、無線でおやっさんに連絡してくれ」
風見 史郎
「わかりました!…あれ、おかしいな無線が繋がりません…」
本郷 猛
「なんだと…?…駄目だこっちも繋がらない」
風見 史郎
「そんな…」
本郷 猛
「仕方ない。俺はここで早瀬の様子を見ている…悪いが風見直接おやっさんのところまで戻ってくれないか」
風見 史郎
「わかりました!すぐ戻ります!」
ブオオオオオン!
本郷 猛
(…それにしてもこの怪しい糸は何なんだ?…それに急に繋がらなくなった無線…くっ何だか嫌な予感がする…)
???
「イッーーー!」
本郷 猛
「何だ!?」
???
「イッーーー!」
本郷 猛
「何だお前達は!?」
???
「イッーーー!」
本郷 猛
(何なんだこいつらは…?皆同じ顔をしている…?)
本郷 猛
「…本当に人間なのか?」
???
「クックック…その通りそいつらは人間ではない」
本郷 猛
「…!?馬鹿な…未確認生命体だと…!?」
???
「クックック…そう勘違いするのも仕方がないが残念ながら違う…」
本郷 猛
「…?まさかこの糸は貴様の仕業か!」
???
「その通りだ。そして俺の目的はもう一つある…」
シュルルル!
本郷 猛
「…な!?くっ離せ!」
???
「本郷猛、貴様を我が組織に招待することだ!」
~ ??? ~
本郷 猛
「…はっ!こ、ここは…?」
本日 猛
(俺は確か怪しい連中に襲われて…ここは一体…?くそっ暗くて何も見えない…)
綾小路 律子
「ふん…城南大学きっての天才も流石にこの状況では動揺を隠せないか」
本郷 猛
「その声は…綾小路律子か!」
綾小路 律子
「ああ、その通りだ久しぶりだな、本郷猛」
結城 丈二
「………」
本郷 猛
「お前がここにいるということは…まさか本当にお前がルリ子さんを拐ったのか!?」
綾小路 律子
「さあ、どうだろうな」
結城 丈二
「………」
本郷 猛
「答えろ!」
綾小路 栄次郎
「まあ、落ち着きたまえ」
本郷 猛
「その声は…綾小路教授!貴方もここにいたのか!」
綾小路 栄次郎
「ああ、久しぶりだな本郷猛。君が大学院を卒業して以来か」
本郷 猛
「そんなことよりここは一体どこなんです!?俺を襲った未確認生命体のような連中はなんなんです!?それに緑川教授やルリ子さんもここにいるんですか!?」
綾小路 栄次郎
「おやおや…君がそんなに慌てるのは珍しいな…まずは君の状況だが、君は今部屋の中に一人でいる。我々は今モニター越しで君のことを観察しながら話しをさせてもらっている」
本郷 猛
「………」
綾小路 栄次郎
「そして、ミドリ…緑川とルリ子君だが、確かにここにいる。安心したまえ丁重に持て成しをさせているよ」
本郷 猛
「貴方は…貴方達は何をしようとしているんだ?」
綾小路 栄次郎
「そうだな…その前にまずは改めて自己紹介をしておこう」
本郷 猛
「…自己紹介?」
綾小路 栄次郎
「本郷君、君は私が学生達に陰で何と云われているか知っているかい?」
本郷 猛
「………」
綾小路 栄次郎
「まあ、君みたいな生真面目な生徒は知らなかったのかもしれないが…ただ私はそのあだ名は気に入っていてね…だから今日からその名を名乗ることにしたんだよ」
本郷 猛
「………」
死神博士
「…死神博士とね」
本郷 猛
「…何が云いたいんです?」
死神博士
「いい名前だと思わないか?いかにも悪の秘密組織の幹部みたいで」
本郷 猛
「…本気で云ってるんですか?」
死神博士
「本気だとも!我々は悪の組織!秘密の組織!目的は世界の征服!」
本郷 猛
「………」
死神博士
「常識を破壊し!革命を起こし!衝撃を与える!…我らの名はショッカー!世界に衝撃を与える者達だ!」
本郷 猛
「本気で…云ってるんですか?」
死神博士
「本気だとも!正気だとも!今までの常識を破壊し!今までの歴史に革命を起こし!今までの世界に衝撃を与える!それが我々の使命だ!」
本郷 猛
「…正気とは思えない…そんなこと出来るわけがない」
死神博士
「夢物語だと?子供の戯言だと?…そうだろう!そう思うのは当然だ!だがな本郷君…すでに四国は我々が占領した」
本郷 猛
「なっ!?バカな!?…あり得ない!」
死神博士
「だが事実だ。そもそも本郷君…あり得ないといったが実際にたった2年前にそのあり得ない事件がおきたばかりじゃないかね?」
本郷 猛
「…未確認生命体事件のことですか?」
死神博士
「そうとも!あんな異形の怪人達が現れ!無慈悲に殺戮を繰り返す!あんな事件が起こるなど、日本中で!世界中で!誰が想像できた!?」
本郷 猛
「………」
死神博士
「…そしてもしもあの異形の怪人達を自分達の手で造りだし意のままに操ることができたならば…世界を征服することぐらい簡単ではないと思わないかね?」
本郷 猛
「…それは、だとしても一体どうやって…?」
死神博士
「あの異形の怪人達には体内に核となる鉱石がある…その未知の鉱石の力によってあの異常な能力が発動していたのだよ」
本郷 猛
「…その話は以前何かの論文で読んだことがあります」
死神博士
「ではその鉱石と同じ性質を持ったものがあればどうだ?」
本郷 猛
「…!?」
死神博士
「その鉱石と現代の技術を会わせれば…未確認生命体と同じ…いやそれ以上の存在が造れるとは思わんかね!そして本郷猛君はすでにその成果を見ているはずだ」
本郷 猛
「まさか…俺を襲ったアイツは…」
死神博士
「そうとも!あれこそがショッカーが造りだした改造人間クモ男!世界を征服し衝撃を与える我々の尖兵だ」
本郷 猛
「そんな…そんなことが…」
死神博士
「そして…今、ここに新たな改造人間が誕生した!」
本郷 猛
「…?」
綾小路 律子
「もう気付いているんだろう?それとも気付かないふりをしているのか?」
本郷 猛
「…やめろ」
死神博士
「目が覚める前と比べてどうだ?自分の身体に違和感はないか?」
本郷 猛
「…やめろ」
死神博士
「視界はどうだ?手の感触はどうだ?脚の感覚はどうだ?身体は重くないか?軽くないか?」
本郷 猛
「…やめろ」
死神博士
「丁度、君の後ろに鏡がある…それで確認してみるといい」
本郷 猛
「………」
本郷 猛
(そんなはずはない…そんなはずはない…)
結城 丈二
「………」
本郷 猛
(俺の手の感触がおかしいのは気のせいだ…)
綾小路 律子
「………」
本郷 猛
(俺の脚の感覚がおかしいのも気のせいだ…)
死神博士
「………」
本郷 猛
(そんなはずは…そんなはずは…)
くるり…。
本郷 猛
「………」
結城 丈二
「………」
本郷 猛
「………あ……」
綾小路 律子
「………」
本郷 猛
「…………あ………ああ………」
死神博士
「………ようこそ本郷猛。君は今日からショッカーの一員だ」
本郷 猛
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」