みつどもえの二次創作ッス!

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食べ物の恨みは……?

「ちょっとふたば! あんたまたあたしのお菓子食べたでしょ⁉」

「へ? あれってみっちゃんのだったスか?」

 そう言いながら、ふたばは尚も何かをもくもくと食べていた。

 ――あたしのケーキ……っ!

 それは昨日杉崎から貰った、あいついわく、「知り合いの高級洋菓子店で買ってきたもの」であり、せっかく半ば無理矢理譲らせたのに、これではちっとも意味がない。

 ――この天然脳筋め!

 世の中食べ物の恨みがどれだけ怖いか、今からこのあたしがたっぷりと教えてあげるわ!

 

「――とは言ってもね?」

 あの馬鹿に真っ向から向かって行ったところで敵うはずがないし、だからってこそこそするのも癪だし。

 ――どうしようかしらね?

 そう思いながら、あたしは何だかんだで気分転換がてら外風を浴びに出ていた。

 ――ま、たまにはこうして足を伸ばすのもありよね?

 街には様々な顔ぶれがいた。

 杉崎はまた母親と買い物をしているみたいで、

「ねぇママ、私あのドレスショップがほしい!」

と言っていた。

 ――聞き間違いよね? きっと。

 やべっちはまた童貞らしくエロ本に夢中になっていた。

 ――だからしょっぱい奴って言われるのよ。

 ほんと、あたしの周りってクズばっかりよね?

そう思っていた時、ふと、あることに気づいた。

 ――お菓子もいいけど、何だかんだ言いながら、あたしの周りは迷惑で鬱陶しくて、たけど、

いないよりはマシな馬鹿ばかりで、

「……ぷふ」

 何かしらないけど、自然と笑顔がこみ上げていた。

 ――ま、今回くらいは姉として、あの馬鹿妹を許してやろうかしらね?

「さて、おやつは食べられないけど、あたしにはまだ晩ご飯があるのよね?」

 しかも今晩はあたしの大好きなカレーライス!

考えただけでよだれが止まらないわ!

「そうだわ!」

 今更だけど、確かまだ1つだけ楽しみにしていた

お饅頭もあったはず。

 ――仕方ないから、今日はそれで我慢しようかしらね。

 そう思いながら、あたしは帰路についた。

 

「ただいま」

 ――さてと、お饅頭お饅頭

「っと――」

「……あ、お姉ちゃん、お帰り」

「……あんた、それ、何?」

 そこにいたのはひとはで、その手にはどこかで見た憶えのあるお饅頭が握られていた。

「何って、お饅頭だけど?」

「……それ、あたしが楽しみにしてたやつよ?」

「そうなの?」

「……」

 ――ま、待ちなさいみつば! たとえお饅頭が食べられたところで、まだ今晩のカレーライスがあるじゃない! そうよ、せめてそれさえ食べられればいいじゃないの!

「……し、仕方ないわね? 今回だけは許してあげる。その代わり、今晩のカレーライスは……」

「それだったら取りやめだよ?」

「……え?」

 ――この子、今何て言ったのかしら?

「ちょ、ちょっとよく聞こえなかったわ? もう

1度言ってくれるかしら?」

「カレーライスは取りやめ」

「何でよ?」

「材料切れてた」

「買いに行けばいいじゃない」

「面倒くさい。遅いし」

「……」

 ――踏んだり蹴ったり、

 ――さて、そろそろ締めといこうかしらね?

 ――

 

 みつどもえ!


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