異世界の権力者   作:IQ114の類似6

3 / 11
(3)満月、聖騎士国で団長としての第一声をミスる

 

今、大きくて豪華な部屋にいる。

 

いや、部屋ではなく、王の間みたいな

アニメで見たような空間だ。

 

きれいな服装に着替えさせられて

玉座らしきところに座らされている。

 

もちろん反抗も反論もせず言われるままに

こうなっている。

 

おれが生き返ったばかりということで

サンタのおじさんがおれの体調を考慮して

ほとんど話しかけてこなかった。

 

おかげでとりあえずは玉座に座るところまでは来た。

 

お偉いさんどころではなく、

雰囲気は一番偉い人みたいになっている。

 

本当に困る。

 

何をどうすればいいか全くわからない。

 

多少は経験したことのある事なら

そのような立ち振る舞いをしようと思っていたけど、

これは経験したことがないことだ。

 

玉座の横にはサンタのおじいさんが立っている。

 

そして玉座から数段下がったところに

騎士が4人と女性が2人、片膝をついて

こちらを見ている。

 

(まったく、だれがだれかわからない。どうしよ)

 

(生き返った反動で記憶が混濁していると

 伝えて状況を教えてもらおう)

 

とりあえずよくわからないが

この時代にありそうなトップのような振る舞いで

声をかけてみる。

 

「忠義の士よ」

 

と、ここにいる全員に言ってみた。

 

全員が下を向く。そして静寂が身を包む。

 

(しまった。みんな下向いた。間違えたか。 

 

 『みなのもの』程度でよかったのか)

 

と心の中で恥ずかしくなる。

 

「面を上げい」

 

と苦し紛れにお代官様みたいに言ってみる。

 

「はっ!!」

 

全員の声がそろい、こちらに向かって発せられる。

 

(たすかった~)

と心の中で安堵する。

 

そしてここでワンランク下げて、

 

「みなのもの、」

と言うと

 

「はっ!」

と少し小声で声をそろえて返事をしてきた。

 

「私は、生きかえりの反動で記憶が混濁している。

 間違いがあってはいけない。

 私が死んだ経緯とこの国の状況を教えてほしい」

 

「皆の代表して私がお答えさせていただきます」

 

サンタのおじいさんが隣から声を発してきた。

 

聞いた話によると、この国の状況は、

 

国名:聖騎士国

 

トップ:俺・・・ウァイトという名前らしい。

肩書は聖騎士団長。

 

この国の内務をつかさどるのが

「三老聖」(ヘキサグラム)

 

この国の外務をつかさどるのが

「五芒聖」(ペンタグラム)

 

その五芒聖がそれぞれ領土を収めており、

5つの領土からなるのが

この聖騎士国になるとのこと。

 

【五芒聖】

1 聖騎士副団長:ウィークス (女性)(37歳)

2 第一師団長 :ジュピター (男性)(61歳)

3 第二師団長 :コンチネント(男性)(46歳)

4 第三師団長 :スカイ   (女性)(14歳)

  (双子)   フライ   (男性)(14歳)

5 第五師団長 :スィー   (女性)(26歳)

 

聖騎士副団長が首都である

このアストロフィライトを統治している。

 

首都を中心に

南東を第一師団長ジュピター

北東を第二師団長コンチネント

北西を第三師団長スカイとフライ

南西を第五師団長スィー

にて治めている。

 

第四師団が存在しないのはこの国では四という数字が

恐ろしい悪魔の数字として考えているかららしい。

 

【三老聖】

1 第一秘書:スァタン  (男性)(57歳)

2 第二秘書:デイズ   (女性)(31歳)

3 第三秘書:ヴィーヌス (女性)(24歳)

 

第一秘書が官房長官的な役割、

第二秘書が国務長官的な役割、

第三秘書が国防長官的な役割

らしい。

 

なんと、サンタのおじいさんは官房長官だった。

 

サンタとスァタン、名前まで似ている。

 

見た目は身長167センチくらいで

少しぽっちゃりしている。

 

白髪に白ひげをたくわえており、

一瞬はサンタのようにやさしくは見えても実際の顔は

怖い部類になる。

 

三老聖は世襲らしく、

この国にとっては大切な家柄らしい。

 

驚いたことに第二秘書のデイズは

聖騎士団長である俺の許嫁らしい。

 

俺が転生する前の聖騎士団長とは

この戦争が終わったら結婚をするみたいだった。

 

最高なことにグラマーなボディをしている。

 

身長は165センチくらいあり、胸も適度に大きく、

くびれもあり、おしりもつんと立っている。

顔も品があり、でもエロさもある。

 

今回、説明を聞いて一番うれしかったのは

このことだ。

 

第三秘書は、エロい。容姿もそうだが、

オーラもエロい気がする。

身長は175センチほどで、こちらは胸が大きく、

くびれもあり、おしりも大きいながら形がいい。

 

第二秘書より妖艶である。

 

第二秘書の許嫁デイズがいても

心が惹かれてしまいそうだ。

 

この国は聖騎士団長を中心に三老聖と五芒聖で

運営管理しているらしい。

 

ただ、聖騎士団長がずば抜けて偉いらしい。

 

話しぶりでは聖騎士団長が白いものを

黒といえば黒になるぐらいな感じである。

 

(いやいや、トップはお飾りで三老聖と五芒聖で

 運営管理してよ)

 

と話しを聞いていて心の中でつぶやく。

 

(権限移譲したらまずいのかな?)

 

と思いつつも先の大戦についての説明がある。

 

気付かなかったが、目の前にいる騎士は4人。

五芒聖は読んで字のごとく5人のはず。

 

1人いない......

 

その理由が先の大戦での経緯で明らかになる。

 




楽しんでいただけたら
お気に入りの登録と評価を
よろしくお願いしまーす(´∀`*)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。