異世界探索記   作:紅色の落ち葉

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影星sideはこれで終わりにしたい…


世界探索 漆-弌

 side:影星

 

「──、後何か必要な物は」

「そのまま寝かせておいてくれ。動かすなよ?本にもNo touchで頼む」

「へいへい、ならもうする事ねぇな?」

「あ、待ってくれ(みのる)

「なんだよ」

「何か飲み物を持ってきてほしい。2つ」

「2つ?1人はそこの奴としてもう1つは?」

「私用だ」

 

 …会話が聞こえる。

 1人はさっき聞いたヘヴィー。もう1人は…誰だ?

 話し方的に男か?でも声男っぽくはねーな…中性寄りの高い声…か?

 

「ほら、これでいいだろ」

「助かる」

 

 …めんどくせーし起きちゃお。

 

「お前ら何の話してんの?」

「どぅえ!?」

 

 ヘヴィーじゃない奴が奇声をあげる。次いで、ドンッとかガチャッとかいう音が聞こえた。何が起きたよ今。

 

 目を開けて体を起こす。

 さっきとは全然違う場所だ。

 

 周りにはヘヴィーと知らない誰か。まーこれは多分ヘヴィーの家…か…?家だな。

 

「起きたか、気分はどうだ?」

「別に悪くねーぜ」

「それは良かった。水分補給は大事だろう?梅ジュースだ」

「寝起きに梅ジュースはおかしいだろ」

 

 数ある飲み物の中で寝起きに出されたことねーよそんなもん。

 

「まーんな事はいいんだけど」

 

 梅ジュースを飲みながら、私は部屋の隅に立ち尽くす奴に目を向けた。

 

「…誰?」

 

 なんかやらかした時の顔してんなあいつ…

 ま十中八九こいつが穂ってやつだろーけどな。

 赤いツインテール、黒いブレザー、黒のタイツに黒のスカート。制服っぽさはあるしワンチャンあそこに通ってる説あるけど…見た感じあそこ休みじゃなさそうだったしちげーなこれ。

 通ってる、はあるとしてもこれは制服じゃねーわ。

 

 とりま何やらかしたのか探るために<心理学>っと。

 

 結果。

 

「なー穂」

「みっ…みのりですっ!」

「みのり?まー別にどっちでもいいけどさ

 

 お前、もしかしてやべーやつなん?だとしたら殺しても構わねーか?」

 

 数秒、みのり(仮)は何を言われてるのか分からないとでも言いたげな表情をしていた。

 しゃーなしで伝わる様に説明してやる。

 

「お前、さっき焦ってたじゃん。なんかバレちゃいけないことがバレた時と同じだぜ、それ。つーわけでもしお前らが私を殺そうとしてんならその前に私がお前らを殺してやんよ」

 

 <心理学>の結果は、焦っていることが分かる。つまり、バレたら不味いことをやったから焦った。

 それだけ。

 

「あーそうだちょっとだけ聞かせてくんね?」

「な、なんでしょうか…?」

 

 私はみのり(仮)に向かってグラスを投げる。

 派手な音を立てて容器は割れ、ジュースが床を汚す。

 そんな事はお構いなしに、私はその場から立ち上がった。

 靴は…履いてるか。脱がせなかった理由は不明だけど、まあ布団に寝かせられてた訳でもねーから当然と言えば当然か。本は…枕元。まあ今は角で殴る程度しか出来ねーしそれなら多分蹴りの方が威力あるだろうし今はいいか。

 

「お前…

 

 なんでさっき私が穂って呼んだ時「みのりです」って言ったんだ?」

 

 みのり(仮)は口篭る。

 穂が本名かもしくは…

 

 いや、私が起きてるかもしれない状況で本名で呼ぶ訳ねーな。

 って事は、どっちも本名か。

 どっちも偽名の場合、わざわざ否定する必要もない。

 

 と、私が思考を回す間にも、ずっと黙ったまま。

 

 これは諦めか?

 

「んま言う意思がねーなら別にいいわ。とりま殺すけど、それでいいよな?」

「ま、待って…!」

「はあ?うるせーな」

「でも…!」

 

「はぁ…

 

 戦闘(殺し)に『でも』なんて通用するわけねーやん」




何と次はゲストの穂視点で戦闘シーンが描かれます
影星編長すぎるバグが生じております
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