あ、サブタイトル思いつかなかったんです
side:影星
「みのり!ショゼ!大丈夫か?」
ショゼは目立った外傷はない、けど…みのりが…
「ん?ああ…そういえばそこのやつ、気絶させたから殺しといてくれ」
「OK…つかお前マジで大丈夫かよ?」
そこに気絶してたやつを適当に蹴り殺して、みのりに近付く。
ただこっちもパッと見た感じは平気そうなんだよな…吐血っぽいしこればっかりはどうしようもねーんだわ。
「ちょっとな。平気だ。それより中は全部終わったのか?」
「終わったぜ、その間に新しい能力も獲得した」
多分こいつの能力も使えるようになっとるんやろなあ…あ、そういやこれから魔界行かねーとなんやったな。えっととりあえず…
「みのり、悪いけど私ら学園まで送ってくれね?」
「ああ、わかった」
学園戻って雨飾から靴受け取ってそれから…やな。魔力も削れてっからそれ回復兼ねて、明日の早朝魔界まで〈門の創造〉で飛ぶか。プラン完璧やな、とっとと学園行きますかあ。
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「もう夜遅いし気を付けろよ。俺は明日仕事だからなんかあったら魔王サマ達に聞いてくれ。んじゃおやすみ」
「うん、おやすみなさい」
「おつおつ、さんきゅ」
戻ったはいいけど、ここで1晩過ごせるんか?流石にそこまで薄情な奴らばっかじゃないと信じたいぜ…
「何だ、帰っていたのか」
「紅…葉…」
思わず感情と殺意に流されそうになる。が、こんな所で殴りあっても負ける未来しか見えない。流石に無謀な戦闘をしかけに行く程バカでもなければ愚かでもない。ここは1回堪えて次に備えるとするか。
「泊まる場所、ないんだろう?寮の部屋が空いているから使ってくれて構わないよ。それと影星、キミの事を雨飾が探していたから行ってみたら」
「OK、空き部屋案内してくれねーか」
「わかった。こっちだよ」
大人しく今は紅葉に従うしかねーな…でも最終目標はこいつを殺す事…そう考えねーと、今にでも足が出そうだ。
後を着いていくと、パーティ会場だったエントランスの横を通りエレベーターに乗り込む。最上階近くの階で止まった。ここら辺の階は空いてんのか?ってかそもそも私ら一人一部屋なんか?
「この部屋空いてるから使って。一人一部屋だけど文句ないかい?」
「う、うん…ありがとう、ございます…」
鍵を私とショゼに1本ずつ渡す。部屋借りた所でやけどな…何日ここにいるかも分からんし。とりあえず今日寝る場所は確保出来たし別にいいんやけど。
「雨飾が呼んでるって言ってたよな、あいつどこにいるん?」
「家だよ。行ったことあるんでしょ?なら行けるはずさ」
「OKわかった、んじゃおやすみ」
徒歩で行き来するのもバカめんどいから、〈門の創造〉で家まで飛ぶ。直に転移すんのはまずかったか…ま、靴だけやし別に問題ねーか。
それに向こうが呼んだんやしな。それなら別に入ってもいいやろ。
「雨飾、靴出来たってマジ?」
「土足で上がっていいとは言ってないはずなんだけど」
「あーめんどくてさ、とりま靴渡してくれね?」
もう何を言っても分からないと察した雨飾は、机の上に置いた私の靴を渡してくる。パッと見普通の靴やけど…ナイフ多分仕込んでくれたんよな。サイズは私が買ったやつだから変わってない。部屋に戻って履き替える前に、何の効果があるんかだけ聞いとかねーとな。
「この靴って何が出来るように作ったん?効果教えてくれ」
いま私が履いてるやつは白いやつやけど、このブーツは黒いミドルブーツ。人殺しても血が目立たねーようにって配慮。元が白いブーツやから蹴り殺すとかなり血が目立ってサツに追われることがあったりなかったりする。一人の時は追われてもいいんやけど、今回みたいに誰かと出かける時は替えの靴を必ず持ってくようにしてる。
「君の要望通りナイフが飛び出すようにしたよ。後は普通に能力とか魔術とかのガード、バリア、装甲類を破壊出来るようにしたよ。破壊した時は極大ダメージ、って言ったところかな」
「へー割とあるんやな…」
割と使えそうやなこの靴。これ履いて魔界行けば結界とかも破壊出来るし魔力コストは0…最高じゃねーか。おいおいこいつ有能か?
「さんきゅ雨飾、この恩は忘れねーぜ」
「大袈裟なんだよ君。うるさいから早く帰ってくれない?」
「はーOK、んじゃまたな」
再び〈門の創造〉で部屋に戻る。MP増強のおかげで、2回連続で使っても全然魔力減ってる気がしねーのすげーな。
魔力回復の手段はいまいちわかんねーから、とりあえず…5時間くらい寝て、明日の朝魔界まで飛ぶか。それで…後は行き当たりばったりってやつやな。
にしても悪魔なんて、どんだけ強いんやろか。もし一般人レベルだったら手応え無くてつまんねーよな。
とりま寝るか。
そう決めて、私はベッドに潜り込んだ。