side:影星
「█████!大好きだよ!」
「大好きとか本当に信じきっててウケるね、あなたなんか大っ嫌いに決まってるじゃん?」
「私の親、校長先生だしここであなたが死んだって隠せちゃうよ。かわいそうだね、小学生なのにしんじゃうんだ」
「先生たちも気付いてたんだよ、あなたの家のこと。でもね、みんなどうでもいいからむししてたんだよ」
「だからあなたがしんだって、誰も困らないよ」
なんだよ…この…頭に響く声…!
こいつのことなんて知らねえよ…誰だよこいつ…!意味わかんねえって…なんで、わかんないって言ってるだろ…
はっ、と目が覚める。夢だ。ってか当たり前だ。こんなのが現実な訳ないんよ、バカやな私って。ここに来てから知能指数下がっちまったんかな?あーやだやだ。
さて、魔界まで飛ぶか。っと、その前になんかメモでも残しとこ。
『ちょっと魔界行ってくるわ後よろしくな☆』
…これでいいやろ。あーとは昨日貰った靴履いて…この靴はここに置いてくか。モジュール入りのバッグ…入れ替えすんのめんどくさいから持ってくのやめよ。後はバズーカでいっか。
履き心地はいいな、当たり前やけど。違和感とかも無い、やっぱあいつ有能か?
んまそんな事はいいや、とっとと魔界行きますかね。
──────────
〈門の創造〉で魔界に飛んだ時に、真っ先に身体の違和感に気付いた。別に毒を食らったとかそういう訳じゃない。身体がより軽くなった。
『世界補正』の効果が魔界に来て強くなった?推測やけど、私が魔界に来たから魔界分の補正も加算されたんやな。ってことは他んとこ行けば元の世界+魔界+他の世界の分の補正が乗るって事か?新天地開拓の度に増えてくんやな。
ここで自覚出来るほど補正が強くなったってことは多分悪魔共は割と強いんやろ。強化しとくか。
=====コスト=====
残りコスト:5
増強可能
・HP増強
・MP増強
解放可能呪文
・悪魔退散
・癒し
・魚の招来
・門の観察
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体力は大事やけど魔力も結構使うんよな…しかも門の創造と萎縮あるし余計に消費する気がするんよな。ただこっちの世界の補正がなあ…火力高かったりして耐えれなかったらそれはそれで困るし…んー
よし、MP増強で行くか。
=====MP増強=====
Lv3
強化後 Lv3→Lv4
コスト:4
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これで残りコスト1…まあ1とか多分使わんやろ、端数として取っとけばいっか。
=====MP増強=====
Lv4
強化後 Lv4→Lv5
コスト:8
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あーとーは…もう用ねーからこの本はどっかに戻して…と。
悪魔共見つけに行くか。
モジュールの効果の飛行能力で上空からそれっぽい奴らを索敵する事にする。
が、10分位探しても見当たらない。おかしい。つか広。もうちょい飛行速度上げるか?でも身体増強で既にかなりの速さにはなってると思うんやけどな…高速移動の能力重ねたら光速とか行けそうな気もするけどそれだと見逃しそうやし…しゃーなし、少し高度下げるか。
少し下がって目を凝らす。相変わらずいねーな…スポーン地点が悪かったと思うしかねーか。もうちょい探せば…きっといるはず。
そして数分後、悪魔の集団を見つけた。ここがあいつらの根城か。おいおい周りなんもないじゃねーか。ここなら思う存分ぶちかませるやんラッキー。さーてと、上から見つけた事だしバズーカ奇襲行っとくか。頭領だけは正面勝負でぶっ潰したい。その他は別にどうでもいい。
けど…なんか多くね?パッと見ても3桁…いや、4桁じゃね?は、多すぎだろなんだよこいつら。最高の狩場やな。こいつら殺せば…私はもっと…
…よし行くか。
バズーカに3分の2程度の魔力を一気に詰める。飛びながら撃つんやし、これくらいあった方が余裕も持てる。
発射口を下に向けて、引き金を引きながら悪魔共の上を高速で移動する。光に当てられて次々と消滅していく様を見ていると、恐らく頭領と思わしきやつが何かを叫んでんのが聞こえる。生憎私には聞こえねーわ、よくわかんねーけどとりあえずあいつ以外に当てて殺せば…
突然私の目の前に、3体の悪魔が現れた。邪魔やし飛んだ時の衝撃波で弾き飛ばしてからバズーカで燃やし尽くす。ただやっぱりこの方法、消費魔力が異常に多くて何分も持たせるってことは出来ねーっぽい。出力下げればいいんやろけど、まあめんどくせーからこのままで。
バズーカに込めた魔力が尽きたからか、バズーカから出てた光が少しずつ弱まる。この威力で適当にやってたら取りこぼしが出そうやから、1点に絞って重点的に叩き殺す。予想通りというか案の定というか、数分でバズーカの中は空っぽになった。
もう飛ぶ理由もないし地面に降りる。衝撃が強すぎてなんか地面割れたけど平気っしょ。とっととこいつら片付けますかあ。
数は半分以下。こんくらいなら〈門の創造〉と〈萎縮〉で削り取れる。別に思ったより強くなさそうやし殴り殺してもいいな。
「だ、誰!?異種族…人間?」
頭領は私の方を見詰める。紫髪に青眼…雨飾と同じだ、間違いねーな。こいつらが悪魔族か。
「そうだぜ、お前ら悪魔を殺す人間だ」
骨も残らない程叩き潰して私の糧になってもらうとするか。
さて…
悪魔共は戦闘態勢に移行する。
「お前らを殺す。…覚悟しろ、下衆野郎」
次から戦闘シーン(多分1回で終わる)