褪せ人になった男がダンジョンにいるのは間違っているだろうか   作:アーロニーロ

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今回は早めにできましたので投稿です。タイトル通り器の昇華回です。

申し訳ありません。発現した魔法を追加します。


昇華

 

 ヘスティアの上から退くと同時にヘスティアの手が頭から退かれる。頭を撫でられる心地の良い感覚の余韻が少しずつ消えていく。そんな感覚とは裏腹に今俺の中で渦巻く感覚は――――『羞恥』それ以外になかった。

 

 だって、今までの俺の行動をまとめると二十代差し掛かり大人と呼ぶに相応しい見た目と年齢の男が一部分を除けば見た目が幼女な女の上に跨って頭を撫でられていたのだ。

 

 普通に事案、或いは特殊なプレイの真っ最中かなんかである。

 

 仮に第三者がその場に居合わせようもんなら良くて『あ(察し)、どうぞごゆっくり……』と言ってその場から去るか、悪ければ『憲兵さん(お巡りさん)この人です』と叫ばれてお縄につくかのどちらかである。そして俺が第三者だったら身内であろうと迷うことなく後者を選んでた。

 

 ベルがいなくて良かった……。そう思う以上に今の俺はヘスティアの顔が見れない。いやマジでこういう時ってどんな顔すればいいの?素知らぬ顔するには恥を重ねすぎたのよ。

 

「ヘスティア」

 

「ん?なんだい直哉くん」

 

 あ、もうマナ呼びじゃなくて直哉呼びで通すのね。取り敢えず名前を呼んだけどここからどうやって話を持っていけばいいのか全くわかんねぇよ。俺が押し黙っているとヘスティアは首を傾げながら聞いてきた。

 

「顔赤いよ?照れくさい?それとも嬉しいのかい?」

 

「……………否定はしない」

 

 チクショウ否定出来るわけねぇよ。本当に嬉しかったんだ。あいつ(ヘスティア)にとってはなんて事ない言葉だったんだろうけど殺されかけながらも真っ直ぐに俺を見てはっきりと言葉にしてくれたことが何よりも俺の心を響かせてくれたんだ。

 

 ……めっちゃ恥ずかしくて隠そうとしても顔がにやけちまうんだよ。

 

「ああ、もう。こんなこと言われるのは嫌だろうけどさ。君は本当に可愛いなぁ」

 

 顔を抑えながら顔を赤くする俺を見てヘスティアはフニャっと笑いながら俺の頭を撫で始めた。

 

 おい馬鹿ヤメロとりあえず離せ。振り解ける自信がねぇんだ離してくれよ。

 

 ああ、クソ。胸がすっごいバクバクいってる。緊張とかにめちゃくちゃ似てるけどそういうんじゃあないな、これ。もしかして、味わったことはないが、これが…恋、なのか?…………いや、ねぇな。

 

「そういえば直哉くんはこの世界を知ってるって言ってたよね?」

 

「え?あ、えっと、そうだな」

 

「ベルくんって今どこにいるんだい?」

 

 俺がアホな考えをしているとヘスティアにベルが今どこにいるのか聞かれる。……いや、何処にいるも何も。

 

「メシ食いに行ったんだろ?……ああもしかして場所の名前を知らないのか?名前は【豊穣の女主人】っていうんだ。作中でも中々うまい食事処だって紹介されてたぞ」

 

「場所は確かに知らなかったよ?でも、ベルくんが出てったのは21時頃だったんだ。少し遅くないかい?」

 

 ヘスティアの言葉に俺は時計に目を向ける。時刻は23時近くと俺とヘスティアが話し合ってから軽く1時間以上は経過していることを表していた。うち10分ほどはヘスティアに泣きついていたことを考えるとを思い出して再度顔が赤くなりそうになるが必死に堪える。時間が2時間ほど経過しているところを見ると確かに長い。だけど、

 

「うん。並んでるってオチじゃね?」

 

「原作では並んでたのかい?」

 

「いや、並んではいなかった。だが、原作ってのはあくまでも数ある世界線中の一つってだけだからなぁ。確実とは言えんのよ」

 

 例に挙げると『それは遥か彼方の静穏の夢』という暗黒期でいずれもLv7である【静寂】ことアルフィアや【暴食】ことザルドが【闇派閥(イヴィルス)】に付かず、ベルと共に生活していた世界線が存在している。

 

 その世界線の最たる特徴はオッタルがLv7でなかったり、確かかどうかはわからないがロキ・ファミリアの最古参であるフィンやリヴェリア、ガレスなどがLv6に至ってなかったり、その他の冒険者のLvが低いなどオラリオが全体的に弱体化しているところにある。

 

 こっち来てすぐの時はそんな心配もしていた時期はあった。だけどオッタルがLv7であったり【闇派閥(イヴィルス)】にやられた連中の慰霊碑の数がやたら多かったところを見るに限りなく原作に近いのではないかと考えられる。

 

 他にも原作では存在すら確認できなかったLv5であるヒューグ。本来であれば読み手側であるはずの俺がこっち(語り手)側にいるなど現状俺の原作知識というのは確実性があるというにはあまりにも曖昧なのだ。

 

「むむむむ、確かにそうかも知らないなぁ……。でもなんかベルくんにあったんだと思う」

 

「根拠は?」

 

ボク()の勘」

 

 自信満々に勘と言い切るヘスティアを見て俺は目を細めた。これは呆れからではなく可能性が浮かんだから目を細めた。ヘスティアの勘、というか神々の勘というのは原作でも語られていたがあまり当てにならない。

 

 しかし、ヘスティアの家族(ファミリア)絡みの勘となると話は変わってくる。

 

 ヘスティアが司る事象は不滅とされる【聖火】を筆頭に【炉】や【秩序】そして【家族】である。司る事象に関わることとなると話は変わってくる。実際、原作でもベルの発展アビリティである【幸運】やミノタウロスと戦闘になる前にそれらしい兆候を見せていた。そう考えると今のヘスティアの勘は当たってる可能性が高い。

 

「……わかった、取り敢えず【豊穣の女主人】に行ってくる」

 

 目元を拭いながら立ち上がる。俺としても原作主人公が死んでしまうのは不本意だ。……それにそんな打算的な考えを無視しても不甲斐ない俺のことを『兄』のようだと言ってくれたベル(家族)のことを見捨てたくはない。地下室の扉に手をかけ、外に出ようとする。すると、

 

「ちょっと待ってくれ直哉くん」

 

 ヘスティアに引き留められた。家族絡みで何かがあったのになんだろうかと振り返ると

 

「ランクアップ、しようか」

 

 ヘスティアが針を片手にニヤリと笑ってそう言ってきた。いや、でも、

 

「いいのか?」

 

 こんな俺なんかが。確かに改心というかヘスティアの言葉で自分を見つめ直すことはできたよ?でも、人はそう簡単には変わらないし、変わらない。根っこの部分ではどう考えてるのかなんて本人で案外わかんないもんだ。そんな意味合いを込めてそう聞き返す。

 

「今の君ならなんの問題もない。ボクはそう胸を張って答えられるよ」

 

 するとヘスティアは俺の考えに気付きながらも笑って返してきた。……心底、眷属冥利につきさせられるよ。全く。

 

「わかった。じゃあ頼む」

 

「おし、わかったとも!」

 

 服を脱いがながら俺はソファーの上に横になる。ヘスティアは俺の上に跨ると背中に血を一滴だけ垂らす。ここ20日間の間に20回同じことをされてきたのにランクアップするという事実に今回はひどく緊張させられる。特別光が強く輝いているなどこれといった変化は特に見られないまま

 

「――――おめでとう直哉くん。ランクアップだ」

 

 ランクアップが完了した。手渡される羊皮紙を受け取るとき少しだけ手が震えた。それでも問題なく受け取ってステイタスを確認する。

 

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マナ・キャンベル(マエザワ・直哉)

 

Lv2

 

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

《魔法》

【マジックシールド】

・詠唱式【盾となるは、我が身に巡る奔流】

・防御魔法

 

【エクラズ・ワールト】

・詠唱式【停滞の剣よ、我が敵を貫け】

・単射魔法

 

【アヴァニム】

・詠唱式【駆けろ(センター)

・連射魔法

・詠唱変化で能力が変動。

疾れ(ヴェーガ)】:速度強化

拡大しろ(グランドゥ)】:威力強化

 

《スキル》

【】

 

万魔知覚(パンデモニウム)

・常時発動型

・ランクアップにつき魔法のスロット数の上限突破。

・取得魔法の保管が可能。

・ステイタスに刻む魔法の選択が可能。

・魔法使用時に効果、威力の超過強化。

・魔力のステイタスに対して超過強化。

 

褪人肉体(スピリチュアルボディ)

・常時発動型

・自身の所有するあらゆる無生物を自身の空間へと自在に格納。

・食事や睡眠の必要性を大幅に軽減。

・睡眠を行えば際に魔力や体力の回復効率が上昇し、食事をすればステイタスに対して好影響を引き起こす。

・気が狂わなくなる。

 

戦灰動作(モーションアシスト)

・任意発動型

・魔力を消費することで熟練度に比例した技を最適解の形で放つことができる。

・器用のステイタスに対して高補正。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 全ての基礎アビリティが0になっていた。それだけ見れば書き間違いかステイタスにバグが生じたかと勘違いするだろう。しかし、レベルに記載された数字が1から2に変わっている。それを見ただけで俺は確かにランクアップしたのだと実感させられた。

 

 胸がひどく熱い。ここまで強い達成感ってあっただろうか。文字通り死線を潜り抜け、努力してきた全てのことが今この瞬間報われたのだと実感できた。

 

「『力が湧いてくる…ッ』みたいなのを期待したかい?」

 

「それ以上にこの羊皮紙を見て涙を堪えるので精一杯だわ」

 

「そっか…。――――ここからは発現した魔法そして発展アビリティの話をしようか」

 

 出た、発展アビリティ。冒険者を始めて間もない頃にエイナから一通り説明を受けていて、簡単に言って仕舞えば基本アビリティから派生したもので冒険者がランクアップをした時のみ発現することのできるアビリティというもの。

 

 レベルが1であったころの俺であれば全く関係のない話だがLv2となった今、この話は大いに今の俺と関わってくる。

 

「発現したのは?」

 

「魔法は4つ。発展アビリティは【狩人】と【魔導】、【剣士】、そして【魔眼(・・)】だよ」

 

 ……え?今なんて言った?魔眼?なんだその

 

「厨二病御用達みたいな発展アビリティは……」

 

「あ、そっちにも厨二病はあんのね」

 

 思わず発現して来た発展アビリティに対して抱いた疑問が口から漏れ出た。正直言って魔法と両立して戦ってたから【剣士】は予想外だった。

 

 だけどそれ以外は想定内だ。『モンスターうん百体倒せるまで帰れません』的なことやってたから【狩人】は発現するとは思ってた。【魔導】に関しても夜な夜な並行詠唱の練習をしてたこともあって発現することは確実だ。

 

 だが、【魔眼】。テメェはなんだ。聞いたことも見たこともない発展アビリティに本気で戸惑いを隠せない。いや、ベルの【幸運】みたいな事例もあるくらいだしありえない話ではないのか?

 

「オラリオ来てまだ日は浅いけど聞いたこともないアビリティだ。未知数なだけあって内容もわからない。普通であればLv1の時にしか発現しない上に効力も強い【狩人】を選ぶべきなのだろう。――――だが、それでもボクは【魔眼】をおすすめするよ」

 

「……それは勘か?それとも」

 

 お前のいやお前ら神々特有の未知に対する好奇心故か?という意味を込めてヘスティアに目を向ける。ヘスティアの蒼い瞳を捉える。そこには我欲が見られず本気で(こっち)のことを案じているのが伺える。それを見て思わずため息を吐きながら無粋だったなと思った。

 

「わかった。【魔眼】にしよう」

 

「いいのかい?決めつけといてなんだけど。こういうのはアドバイザー君にも相談した方がいいんじゃあ……」

 

「俺のことを何よりも考えてくれているお前が決めたんだ。俺はそれに従おう。その結果、クソみたいなアビリティだったとしても俺は笑いながらそれを受け入れるよ」

 

「直哉くん……」

 

 嬉しそうに俺のことを呼んでるなぁ、おい。でもなヘスティアよ。猜疑心の強い俺がこんなふうに考えることが出来るようになったのはお前のおかげなんだぜ?だからもうちょっと胸を張ってくれよ。嬉しそうに俺の名前を呼んだヘスティアに対してそんなことを考えていると。

 

「わかったよ。ほら、背中を向けな!後悔すんなよ直哉くん!」

 

「バッチ来いだ。あ、そうだ。新しい魔法はアヴァニムを含めて全部変更。発現したものだけを全部セットしてくれ」

 

「了解!」

 

 ヘスティアに言われた通り再度ソファーに仰向けになると背中を向け、ながらいくつか注文しつつ再度更新する。また渡された羊皮紙には

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

マナ・キャンベル(マエザワ・直哉)

 

Lv2

 

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

魔眼:I

 

《魔法》

【カミエータ・アズール】

・単射魔法

・詠唱式【これは輝石の故郷とされる、遥かな星空、輝ける最奥の片割れなり。束ねるは星々の奔流、それにより生み出されしは極大の彗星。術者の命に従い空を駆ければ星を喰らい、地を駆ければ核を喰らえ。彗星から垣間見える源流は深淵にして恐怖、敵に与える恐怖は免れぬ破滅とならん。我が体を巡る翠玉の輝石の力よ今こそ放たれよ】

 

【グリッター・コメット】

・単射魔法

・詠唱式【これこそ、尾を生じる輝石の光なり。追従する魔力の彗星よ、我が敵を喰らいて走れ】

 

【アラウンド・シュヴェーアト】

・付与魔法

・詠唱式【永続不変の輝きよ、輝石の剣となって我が身を守って敵を穿て。この御佩刀(みはかせ)こそ、天下無双の剣軍である】

・ランクアップに応じて輝石剣の数が変動

 

【ロックブラスト】

・重力魔法

・詠唱式【浮かべ、紫紺の魔力を纏いし岩石よ】

 

《スキル》

【】

 

万魔知覚(パンデモニウム)

・常時発動型

・ランクアップにつき魔法のスロット数の上限突破。

・取得魔法の保管が可能。

・ステイタスに刻む魔法の選択が可能。

・魔法使用時に効果、威力の超過強化。

・魔力のステイタスに対して超過強化。

 

褪人肉体(スピリチュアルボディ)

・常時発動型

・自身の所有するあらゆる無生物を自身の空間へと自在に格納。

・食事や睡眠の必要性を大幅に軽減。

・睡眠を行えば際に魔力や体力の回復効率が上昇し、食事をすればステイタスに対して好影響を引き起こす。

・気が狂わなくなる。

 

戦灰動作(モーションアシスト)

・任意発動型

・魔力を消費することで熟練度に比例した技を最適解の形で放つことができる。

・器用のステイタスに対して高補正。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 確かに発展アビリティが追加されていた。我ながらだいぶ早まった上に結構勇気のいる決断だったなと思うし、 新しい魔法が発現したこともめちゃくちゃ嬉しいがそれ以上に発展アビリティを獲得したことに喜びもあるがついにここまで来たなっていう達成感もある。そんな満足感に満たされなが一度目を閉じて目を見開く。すると、

 

 世界の見え方が変わった(・・・・・・・・・・・)。そんな気がした。

 

「どうかしたのかい?直哉くん」

 

 ヘスティアが心配そうにこっちを見てくる。その言葉を聞きながら確かめるようには目を擦って再度この部屋の景色を眺める。視界の色彩に変化はない。これは確実に言える。

 

 でも何かが違う。これも確実だ。……なんと言うか、絵を見た時に見方は同じなんだけどもう一度見てみると一回見た時に気づかなかった何かに気づいたような、そんな感覚だ。

 

 ヘスティアが俺の様子に心配そうな顔をしていると、何か訝しそうにこっちを見るとある変化に気づいて指摘した。

 

「直哉くん。今気づいたんだけど君の瞳の淵の部分が黄金に輝いている(・・・・・・・・)

 

「何?」

 

 ヘスティアの指摘に対して俺は急いで鏡を見た。瞼をめくって確認するとヘスティアの言う通り確かに俺の瞳の淵が黒から黄金に変わっていた。そして俺はこの黄金に既視感を抱いている。

 

 夢の中で煌々と輝く。闇の中ですら跪き、祈りたくなるような三つの円環を描く黄金によく似ていた。

 

「直哉くんすまない。少し早まったかもしれない」

 

 ヘスティアが申し訳なさそうな声で謝りながら頭を下げる。おいおい、なんて声と顔してんのよ。

 

「さっきも言ったけど選んだのはヘスティアかもだが、決めたのは俺だ。お前がそんな顔する哀れはねぇよ」

 

 俺が笑いながらそう答えると。そうだね、と暗い顔をやめて笑い飛ばして来た。そうだ。それでこそお前だ。それでこそ【炉の女神】で俺に家族であると言って来たヘスティアだ。暗い顔なんて似合わない。

 

「それじゃあベルを探してくるわ」

 

「じゃあ僕も探すよ」

 

「いや、俺1人で十分どころか十二分だから平気だから待ってろ。入れ違いになっても困るし」

 

 それに真夜中って言うのに相応しい時間なんだからヘスティアに捜索させるのは気が引けるしね。一応、原作を読んでる身としてはベルがどこにいるのか見当はついてるし、居なかったら別を探せばいい。恩恵ありきの冒険者ならばそれも簡単だ。あとランクアップした自分がどこまでできるのかも知りたい。

 

「わかった。多分大丈夫だと思うけど気をつけてくれ。帰ってくるまでボクも起きとくから」

 

「あい、わかった。あと、寝て待て」

 

「ああ、そうだ直哉くん」

 

「なんだ」

 

 地下室の扉に手をかけながら振り返ると優しく微笑むヘスティアがいて

 

「いってらっしゃい」

 

 そう言って来た。そんな言葉にポカンとしつつもすぐに笑って

 

「いってきます」

 

 そう答え、俺はベルを探しに外に出た。





次回はベルが大きく関わります。

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