褪せ人になった男がダンジョンにいるのは間違っているだろうか   作:アーロニーロ

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すんません。前の話は消しました。理由は久々に確認してなんでこんなの投稿したんだろうってなったからです。大変申し訳ございませんでした。
今回の話は消した話の修正版だと思ってください。前半は似てますが後半は全く異なります。


驚愕

しっかり休んで目覚めたらベッドで三人で並んで寝てたんだ。その睡眠はこっちに来て最高の眠りと言えるほどの安眠具合だったんだ。そんな中で目を覚まして目の前に女神の如くというか女神そのものなんだが、傾国レベルの美女がビックリするようなやつがいたらびっくりするわけでさ。

 

「いやー、まさか君がボクの顔を見て驚いてベッドから滑り落ちるなんてねぇ。朝からいいもの見せてもらったぜ?なぁ、ベルくん?」

 

「あ、あはは……」

 

「…うっせぇわ」

 

 ヘスティアに揶揄われ、ベルにはどういう顔すればいいのかわかんないみたいな顔しながら苦笑いされることに流石に羞恥心を抱きながら顔を逸らして床に座り込む俺。

 

 ……ええ、そうですよ。ヘスティアの言う通りですよ。でも、仕方ありませんかねぇ、だって目が覚めたら信じられないほど綺麗な顔が目の前に広がってたんだよ?童貞臭いって言われるかもだけど誰だってこうなるって。

 

 

 あの後行ったことはヘスティアにステイタスの更新をしてもらうことだった。理由としては流石にベルも俺も一晩使ってダンジョンで鍛えたのだから折角だしステイタスの更新をしてみないかというヘスティアの提案が理由だった。因みに俺のステイタスの上がり具合は以下の通り。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

マナ・キャンベル(マエザワ・直哉)

 

Lv2

 

力:I0→I21

耐久:I0→I14

器用:I0→I52

敏捷:I0→I34

魔力:I0→H109

 

魔眼:I

 

《魔法》

【カミエータ・アズール】

・単射魔法

・詠唱式【これは輝石の故郷とされる、遥かな星空、輝ける最奥の片割れなり。束ねるは星々の奔流、それにより生み出されしは極大の彗星。術者の命に従い空を駆ければ星を喰らい、地を駆ければ核を喰らえ。彗星から垣間見える源流は深淵にして恐怖、敵に与える恐怖は免れぬ破滅とならん。我が体を巡る翠玉の輝石の力よ今こそ放たれよ】

 

【グリッター・コメット】

・単射魔法

・詠唱式【これこそ、尾を生じる輝石の光なり。追従する魔力の彗星よ、我が敵を喰らいて走れ】

 

【アラウンド・シュヴェーアト】

・付与魔法

・詠唱式【永続不変の輝きよ、輝石の剣となって我が身を守って敵を穿て。この御佩刀(みはかせ)こそ、天下無双の剣軍である】

・ランクアップに応じて輝石剣の数が変動

 

【ロックブラスト】

・重力魔法

・詠唱式【浮かべ、紫紺の魔力を纏いし岩石よ】

 

《スキル》

【】

 

万魔知覚(パンデモニウム)

・常時発動型

・ランクアップにつき魔法のスロット数の上限突破。

・取得魔法の保管が可能。

・ステイタスに刻む魔法の選択が可能。

・魔法使用時に効果、威力の超過強化。

・魔力のステイタスに対して超過強化。

 

褪人肉体(スピリチュアルボディ)

・常時発動型

・自身の所有するあらゆる無生物を自身の空間へと自在に格納。

・食事や睡眠の必要性を大幅に軽減。

・睡眠を行えば際に魔力や体力の回復効率が上昇し、食事をすればステイタスに対して好影響を引き起こす。

・気が狂わなくなる。

 

戦灰動作(モーションアシスト)

・任意発動型

・魔力を消費することで熟練度に比例した技を最適解の形で放つことができる。

・器用のステイタスに対して高補正。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 トータルで200オーバー。うーん、時間に対して上がり具合が低いな。これがレベルが上がった弊害なのかねぇ、などと思いながら服をを着直す。

 

「そ、そんなに伸びてるんですか!? 僕のステイタスっ!」

 

「あぁ、今の君は恐ろしく成長する速度が早い、言っちゃえば成長期だ」

 

 俺が立ち直した後にヘスティアがベルのステイタスを更新を開始。その結果にベルが驚愕しヘスティアはその理由をなんとなくぼかすように説明していた。原作通りスキルに関しては伏せておく形になった。まあ、これに関しては嘘を弄するのが下手糞なベル君だから隠しておくのは原作を知っていようが知らないでいようが隠しておくのは賛成だし、当然だとは思う。

 

「これはボクの見解に過ぎないけど。直哉君もそうだが君にも才能があると思う」

 

 ヘスティアの言葉に隠す余裕がないのか口元がにやけさせるベル。まぁ才能があるなんて褒められれば、誰だって嬉しいもんだ。それも大切な人物(神物)なら尚更だ。なんだったら間違いなく俺も似たような反応はする。

 

 因みに何となしに察している俺の場合は神に対しても嘘をつけるからガンガン嘘をついて誤魔化してくれだと。ある意味では信頼されてるのはありがたいが、神相手に嘘をつける(・・・・・)のと隠し通せる(・・・・・)のは別だから少し不安だ。

 

「君はきっと強くなる。そして君自身も今よりも強くなりたいと望んでいる」

 

「はい」

 

 即応するベル。その返事には強い意志と覚悟が感じさせられた。

 

「……その君の意思は尊重する。応援も手伝いもする。力も貸そう」

 

 ヘスティアもその意志を感じ取ったのか、ベルと目を逸らすことなく言葉を続けていく。そして、

 

「だから約束して欲しい。もう無理はしないって……お願いだから、ボクを置いていかないでおくれ」

 

 慈愛と心配の混ざった顔でベルにそう頼んだ。一ファンとしてそしてそれ以上にヘスティア・ファミリアの眷属としてこの場面を誰よりも近くで見聞きすることができたという事実に俺はひどく満たされた。

 

「はい、無茶しません。強くなれるように頑張りますけど、絶対神様を置いていきません」

 

 そしてヘスティアの言葉に対して誓うようにそう宣言するベル。あぁ、最高だ。

 

「わかればよろしい。そして君もだぜ、直哉くん。以前も言ったけど無茶してボクを置いていくようなまねだけはしないでおくれよ?」

 

無問題(もーまんたい)だよ、ヘスティア。流石に今回の一件である程度はこりてる」

 

「ある程度?」

 

「言葉の綾だ。忘れてくれ」

 

 俺の言葉にジトっとした目線を送るヘスティアに俺は降参したように両手を上げ、そう告げる。そんな俺にヘスティアは軽くため息を吐き、ベルは「はは…」と渇いた笑みを浮かべる。

 

「あ、そうだ。ベル君、直哉君。今日から二、三日留守にするけど構わないかな?」

 

 いきなりのヘスティアの発言に俺もベルも目を丸くする。

 

「ん?」

 

「何処へ行くんです?神様」

 

「あぁ、ガネーシャがパーティーを開くそうでね。ちょっと行ってくるんだけど他にも用事を済ませてこようと思うんだ」

 

「ガネーシャ?あぁ」

 

 そこまで聞いて俺はなんとなくヘスティアのやりたいことを察した。

 

「まぁ、なんだ気をつけろよ?神々ってのは一癖も二癖もあるからな」

 

「ボクも神だからな、直哉くん?」

 

 ケケケ、という声が聞こえてきそうな声で俺がそう言うとヘスティアはオイコラ、とでもいいたげな顔でこっちを見てくる。そしてふとある事を思い出す。

 

「ああ、そうだ」

 

 そう言うと同時に俺は虚空に手を突っ込んで大きく膨らんだ袋を取り出し、ドシャっという音を袋から鳴らし机に置く。

 

「なんですかこれ?」

 

 ベルが不思議そうに袋を眺めながら聞いてくる。

 

「中に数百万ヴァリス入ってる。納めてくれ」

 

 その質問に答えるように俺は告げると。ベルとヘスティアが2人仲良く固まる。おーおー、見事に石みたいになったらぁと思い10秒ほど経過した。そして、

 

「「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」」

 

 教会が揺れたんじゃないかと錯覚するような馬鹿でかい声が地下室に響き渡る。なまじ少し狭い部屋なだけあって割と耳が痛い。

 

「うるっっさっ!」

 

「『うるさい』じゃないよ!どこで手に入れたんだそんな大金!?」

 

「どどどど、どうしましょう神様ぁ!もしかして直哉、ヘスティア・ファミリアの財布事情を気にしてやらかしたんじゃあ!?」

 

 ベルの言葉にありうるとでも言いたげな顔をすると同時にヘスティアの顔が青く染まるのがわかった。

 

「おい待て!やらかしたってなんだやらかしたって!」

 

「じゃあ、どこで手に入れたんだそんな大金!1日2日で稼ぐことが無理なのは明白だろう!?」

 

「ま、まさか自分を担保にかけて……」

 

「アホか、ロキ・ファミリアからの謝罪金じゃい!」

 

 あんまりにもあんまりなことを言ってくる2人に若干キレながら金の出所を告げる。

 

「え?」

 

「ロキだって?」

 

 すると2人は再度固まる。しかし先ほどとは違って意外な場所からの出所だったからか騒ぐことはなかった。そんな2人を見ながら俺は事情を全て説明していく。

 

「なるほどね…」

 

「わかってくれたか」

 

「死にかけた云々は流石に見逃せないけどね。まぁ君が危ない橋渡って手に入れた金じゃないことはわかったよ」

 

 ヘスティアの言葉にホッと息を吐く俺。流石に冤罪で2人から攻められるのはごめん被る。納得したからか今度こそヘスティアはガネーシャの元で行われるパーティへ向かおうと地下室から出ようとする。

 

「行ってらっしゃい神様」

 

「気をつけろよー」

 

「あぁ、期待して待っていてくれたまえよ。タッパーを持てるだけ持って行って料理をたっぷり持って帰ってくるからね」

 

 ヘスティアの言葉にパーティーで振る舞われる料理をタッパーに詰めて持って帰ってくるってのはちょっと良識的にくるなーと思う反面ぶっちゃけ神々が食べてる料理ってのは非常に興味がある。なまじ他人の作った料理を最近食ってないから尚更。

 

 因みに金に関しては俺が預かることになりました。まぁ、空間に収納するなんて言うスキル持ってたら下手に隠すよりもそっちの方が安心感があるよね。

 

 





少し短めですみません
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