黎明の転移お兄ちゃん   作:しがなくない

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元街道沿いエリア(6)

ナイトメア「アァァァア・・・」

 

ジャック「ナイトメアが・・・!」

アリス「私たち・・・やったの!?」

赤ずきん「二人とも、まだ油断しない!」

ジャック アリス「!」

ナイトメア「・・・グァアアアアア!!」

赤ずきん「やっぱり!用心して正解だった!」

 

赤ずきんさんがナイトメアに攻撃を加えた。

 

ナイトメア「アアァァァァァ・・・」

 

ナイトメアはうめき声をあげた後、完全に動かなくなった。

 

アリス「・・・」

赤ずきん「・・・倒、せた?」

ジャック「じゃあ・・・!」

赤ずきん「・・・倒せた、あたしたち、ナイトメア倒したんだ!」

アリス「よかった・・・!」

 

ナイトメアが徐々に消えていった。

 

ジャック「ナイトメアが、消えていく・・・。」

 

赤ずきん「・・・まさか、このメンバーで成し遂げるとはね。ナイトメア戦、初勝利だよ。」

 

赤ずきん「やっぱりこいつら、倒せたとはね・・・お兄ちゃんの言うとおりだったってわけだ。」

 

赤ずきん「さあ、帰ろう!一応警戒しながらね!」

ジャック アリス「はい!」

 

こうして僕らは、周囲を警戒しながらも開放地区に帰ることに成功した。

 

 

~~~

~開放地区 黎明基地 研究所~

 

その後、僕たちは黎明基地に戻り、報告をした。

むろん、ナイトメアを倒したことも。

 

博士「・・・そうか、ナイトメアを倒したとは・・・!」

赤ずきん「うん、死なないナイトメアを倒したなんて、まだ信じられないよ・・・!」

赤ずきん「今までと違うことと言えば・・・ジャックとアリスが一緒にいたこと、かな?」

アリス「私は・・・別に特別では・・・。」

 

僕は今までの探索にあったことを思い返してみた

 

ジャック「・・・核、じゃないかな・・・?」

赤ずきん「核?」

ジャック「うん。核を見つけるのも、壊すのも、確か初めてだって・・・だから・・・。」

赤ずきん「そうか・・・!すっかり忘れてたよ!」

ハル「ほう、坊主お前頭が回るじゃねえか。」

博士「ふうむ・・・そのエリアの核を破壊することによりナイトメアの不死性をはく奪し、消滅さ得るのならば・・・ナイトメアという存在は、そのエリアの守護者という役割を果たしているのかもしれないね。あくまで仮説の段階だが。」

ジャック「エリアの・・・ジェルの、守護者・・・。」

博士「実を言うと、核の存在もこれまでジェイルの組織から導き出した、仮説にすぎなかったんだよ。」

赤ずきん「え!?そうだったんだ・・・!」

博士「ああ、かつての黎明の探索でも、これまでも、探し出すことはできなかったからね。探すにしても、ナイトメアが立ちふさがっていたから、探索に出ることができなかったんだ。」

ジャック(僕たち、それを倒すことができたんだ・・・。)

博士「いずれにせよ、作戦の難関の一つだったナイトメアの討伐が行えたのは大きな進歩だよ。・・・よくやってくれた。」

赤ずきん「ほんと!よかった・・・!」

 

僕たちは安堵した。

 

視子「いいえ、ちっともよくないわ。」

赤ずきん「げっ、視子さん・・・!」

視子「聞けばあなた、勝手に飛び出していったそうじゃない。この二人もつれて。」

赤ずきん「い、いや~・・・で、でもさ!ホオノキは取ってきたし、核のサンプルもあるし、みんな無事だし・・・。」

視子「すべて結果論よ。ましてはジャックは戦闘においては全くの素人。無茶にもほどがあるわ。」

ジャック「あ、あの・・・でも、いざとなったら僕の血が使えますし、全然考えがなかったわけじゃ・・・たぶん。」

視子「あなたの検査結果はまだ出ていなかったのよ?少しは自分の体を大事になさい。あなたたちは道具じゃないんだから。」

ジャック「・・・すみません。」

 

僕は自分がどれだけ危険な状況にあったのかを思い返し、落ち込んだ。

 

アリス「私も・・・せめてジャックのことは止めるべきでした。」

赤ずきん「そ、そりゃあ、ちょっと強引だったけど・・・でもあたしたちうまくいったじゃん!今までだって危ないことは・・・・ね!?お父さん!」

博士「・・・そうだな。」

赤ずきん「お父さん・・・!」

博士「確かに今回の行動は軽率ではあった。せめてミナモ君には一言あってもよかったんじゃないかね?」

赤ずきん「お、お父さん・・・。」

 

赤ずきんさんはこの場に味方がいないことを悟ると、うなだれた。

 

博士「これだけ大きな戦果を挙げた活動だ。それは、ジェイルにとっても大きな脅威ということになるだろう。ともかく、スナークと出会わなくて本当に幸運だったよ。遭遇していたら、確実に命はなかっただろうからね。」

 

赤ずきん「・・・」

視子「・・・」

ハル「・・・」

 

ジャック(・・・スナーク?)

 

~~~

一方そのころ、食堂では。

 

ミナモ「・・・ん?なんだか騒がしいな。」

 

すると、人魚姫が息を切らしながら食堂に入ってきた。

 

人魚姫「ミナモさん!大変です!」

ミナモ「どうした、そんなに息を切らして。」

人魚姫「いいから来てください!緊急事態なんです!」

ミナモ「・・・何かあったのか?ほれ、水。」

 

人魚姫が渡された水を飲み干すと息を整えながら叫んだ。

 

人魚姫「ナイトメアが・・・ナイトメアが倒されました!」

ミナモ「なんだって?」

人魚姫「私たちもさっき知りました。おつうちゃんは今研究室に向かっています。私たちも行きましょう。」

ミナモ「ああ、分かった。」

 

そういって俺たちも研究室にダッシュで向かった。

 

 

 

 

 

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