〜ジャックside〜
僕たちはホオノキの葉を取りに僕とアリスが捕まっていた牢屋付近を探した。しかし・・・
ジャック「・・・無い!この辺に群生してたのに・・・ホオノキの葉が、無くなってる・・・。アリス、そっちはどう?」
アリス「こっちも同じよ・・・全然、見つからないわ。私たちがいた頃とはだいぶ様子が変わっているみたい。」
ジャック「赤ずきんさんは?」
赤ずきん「こっちも全然無いよー。」
ジャック「そうですか・・・。」
ジャック(・・・確か、奥の拷問部屋にもあった気がする。)
ジャック「もっとよく調べてみよう。」
アリス「・・・ええ、そうね。」
僕たちはさらに奥に探しに行くことにした。
・・・
奥へ向かっている途中の壁に、大きな眼があった。
それは奥に進む前にもところどころにあり、見られているようだった。
ジャック「この巨大な『眼』みたいなもの・・・何だろう・・・?」
アリス「そうね・・・どこにでもあって、気味が悪いわ。なんだか、ずっと見られているような・・・。」
それを聞いて赤ずきんさんが口を開いた。
赤ずきん「・・・ジェイルってさ、昔ここにあった街を飲み込んで、色々と擬態してできてるって聞いたことがあるんだよね・・・。」
赤ずきん「だから昔にあったものの名残が、あちこちにくっついたりしたり落ちたりしているみたいだよ。」
ジャック「・・・そうなんだ・・・。」
赤ずきん「だから・・・昔、こんなでっかい眼みたいな飾りがあったとか・・・。」
ジャック「うーん・・・。」
赤ずきん「ま、深く考えてもしょうがないんじゃ無いかな。わかんないこともまだまだいっぱいあるって、お父さんも言ってたしさ!」
ジャック「そ、そんな適当な・・・。」
僕が唖然としてると、
アリス「・・・」
赤ずきん「・・・アリス、どうしたの?」
アリス「・・・この『眼』、さっきとは向きが変わっている気がするの・・・」
ジャック「『眼』の向きが、変わってる・・・?」
赤ずきん「アリス、それって本当?」
アリス「ええ・・・ほんの少しだけれど、変わっているような・・・。」
赤ずきん「・・・それじゃあ、これからは気をつけて見てみることにしようか、もしかしたら、ほんとに何かあるかもしれないしね。」
アリス「そうね・・・それにしても、本当に気味が悪いわね・・・。」
ジャック「そうだね・・・。」
ジャック(・・・僕も見られてる気がして、だんだん落ち着かなくなってきたかも・・・。)
僕たちは『眼』を気にしながら、さらに奥に進んでいった。
・・・
〜3人称視点〜
ミナモ「・・・」 カチャカチャ
ミナモが食堂で一人皿を洗っていると、食堂のドアが開いた。
キイッ
??「ミナモさん、ただいま戻りました。」
ミナモ「戻ったか、二人とも。急にお使いに行かせて悪かったな。」
??「全然構わないよ。僕も姫もちょうど暇してたところだしね。」
ミナモ「そうか、ならよかった。ありがとな『つう』、『人魚姫』。」
人魚姫「どういたしまして、ミナモさん。」
つう「貸し一つだからな、ミナモ。」
次回
街道沿いエリア、核発見。