異世界の魔女と死神のお話   作:ちーむ

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ちょいグロ注意


友達と石

私は前の世界で死んだこと。死んだ理由を話した。

捕まって死んだことを……。

そして記憶を読んでしまったことを夜一さんと浦原さんに謝られてしまった。まれに読んでしまう事があるらしい。

 

 

 

 

それから私はバンバン魔法を使っていいと言われたので使っている

 

 

使うとみんな喜んでくれて特に浦原さんが興味津々だ

 

「原理……はどうなってるんスか?」

 

っとぷかぷかと浮きながら急須が浦原さんの湯呑みに注がれる

 

『原理……といわれても、なんでしょうあまり魔法使いとか魔女とかと交流する機会も少ないので……。

でも私たちには魔力というものがあって。

身体中を巡ってるんです。

それを使って魔法を使います、デメリットは疲れる事ですかね?

走ったら疲れると同じように休憩したら回復します。

 

物を浮かす、炎をだす、雷や水を……なんてできますけど、元素系は私苦手なんです。得意魔法は、操作と空間操作が得意です』

 

 

「空間操作?」

 

『こうやって』

 

私は空中に手を入れる。ポケットに手を入れるようにして私の手は空中に消える。けれど水面を触るように周りの空間が歪む。

すると取りだしたのはみかん

 

「これ台所の……」

 

浦原さんに渡すとふむっと顎に手を添える

 

『私が行ったところある、直接見た事のある場所、また見えている範囲の物を取り出したり置いたりなんか出来ます。重さは……無重力操作があるので完全に固定されてなければ取り出せます』

 

「へぇ、便利なもんスねぇ、生物は?」

 

『それが生物は弾かれるみたいで、私は腕までなら通るんですけどそれ以上は弾かれます。そして他に亜空間にものをしまえます、ポケットみたいなものですね』

 

 

そんな簡単な説明なのに納得した浦原さんはやっぱり頭いいのかもしれない

 

 

そして別の話だが浦原さんと夜一さんは距離近い

 

 

夜一さんは堂々とお風呂入ってくるし、

 

浦原も入ってきたけど洗面器投げたら夜一さんが駆けつけて頭から血が出るチョップを食らっていた……

怖い。

 

 

そして2人とも私によくくっついてくる

 

「ちょ、夜一サン!!さっき貴方この膝上でくつろいでたでしょう?次はアタシの番っす!!!」

 

 

「いやじゃ」

 

私の膝の上でまるまる猫型夜一さんを浦原さんがグイグイっと引っ張る

 

するとグイッっとしっぽを引っ張った浦原さん

 

「ゴブェ」

その瞬間には変な声とともに浦原さんが吹き飛んでいて

壁に衝突してシャチホコみたいにひっくり返っていた

 

「ふんっ」

 

っと笑って再び私の上に寝転ぶ

 

『かわいい』

 

やっぱり猫は可愛い

 

撫でるゴロゴロ聞こえてくる

 

 

「おーい……うらはら……さ……ん?」

 

 

襖が開いたかと思うと聞いたことのない声

 

そちらを向くと

 

「なにやってんだ……」っていう呆れた声

 

身長の高い高校生ぐらいのオレンジ髪の男の人が浦原さんの方を見たかと思うと私と目が合った

 

「誰だ?」

 

お互い首を傾げた

 

___________________

 

 

「いやぁこちらは最近家族になったアタシの奥さnブヘッ痛いっ!!」

 

夜一さんの裏拳が浦原さんの顔面にあたる。あれ相当痛いぞ……?

 

『りりかです。こちらで居候させてもらってます』

 

「あ、あぁ黒崎一護だ」

 

『いちご……』

 

「一護!イントネーションちげーよ」

っと突っ込む、見た目怖そうだけど面白い人だ

『ぷふっ』

 

っと笑うと、笑うなよ……っと顔を赤くしてた

 

 

 

あれから色々話して、仲良くなった。

もちろん魔法のことも世界の事も言ってない

 

 

 

「黒崎サン……霊圧の件できたんスね?」

 

「あぁ……」

 

 

霊圧?

 

すると浦原さんは黒崎くんを座らせて話はじめた

 

「まず、りりかサンがあの時襲われた理由。りりかサンの霊圧が高く垂れ流しな状態。まぁ一昔前の黒崎サンみたいなもんすね!」

 

 

『霊圧……垂れ流し……』

垂れ流しってなんか少し嫌だな

 

「それに虚が寄ってくるんス、」

 

『だから襲われた……』

 

「ここは結界があるんで大丈夫スけど、また出れば二の舞いになるんで、いま制御装置作ってます♪」

 

『制御装置……なんかわかんないけどかっこいい!』

 

「なんかわかんないけどって……」

って横から呆れた声。

 

「ってか虚みえんのか?」

 

『うん、へんな仮面のやつだよね。』

 

「……相当高いんだな」

 

 

「ってことで作ってきました〜」

 

一瞬席を外したかと思うと腕輪を持ってくる浦原さん

 

 

『早っ!』

 

「まぁ制御装置ぐらいすぐ作れるんで〜」

っといって私の左腕にはめる

 

 

「これで外出ても大丈夫ッスけど、まぁ1人で出ないことをオススメします」

 

『おそと……!』

ずっと家の中でもいいけどやっぱり外には出たいし世界を見たい。

 

黒崎サンは別の何やら深刻な用事があったらしく私は席を外した

 

 

 

『おそとか……』

 

軽く見て見たけど、やっぱり似たところと似てないとこらがある世界。来なる。散歩したい買い物したい。

ワクワクしてると、浦原さんと黒崎くんがでてきた

 

「じゃ、何か分かったら連絡してくれ」

 

「はぁーい」

 

私の方にむくと、またな!っと笑って帰っていった

 

 

「りりかサン……申し訳ないんスけど、外出はもう少しできなさそうッス」

 

『えっ』

 

 

「喜助、話しておいた方がいいだろう」

 

っと私の肩に乗った夜一さん

 

「……そうッスねぇ」

頭を搔く浦原さん

 

浦原さんはまだ過程の話……ッスけどと前置きして話し出した。

 

その前に死神、あの世つまり尸魂界という場所や働きについて掻い摘んでだけど丁寧に話してくれた。

 

「そして2週間前、特殊な石が隕石のように現世に落ちてきたそうなんスよ。」

 

『特殊な……石?』

 

 

「一見透明な玉のようにみえて、ガラスでもない、そしてその石からは相当な霊圧を放っているそうッス、並大抵、それも隊長格ですら近寄れば体調を崩すほどの霊圧。

それを回収しようとした時、謎の軍団が現れその石を持ち去ったそうなんすよ」

 

 

そこでひとつ私の中でヒットしたものがある

 

 

「その連中は、”魔女の石”っと言った」

 

 

そして私の表情を察した浦原さんは私の手を握る

 

私の手はいつの間にか震えていたらしい

 

「2週間前に落ちてきた……りりかサンが来た時期と一致するんスよ。何か知ってますね?」

 

 

『……そ……の石……は……』

 

 

「おちつけりりか。みんな味方じゃ」

ポンポンっと肉球のてで頬を優しく叩かれすこし落ち着く

 

 

『その石は……魔女の涙……で。魔法を使うと稀に出来る石なんです……』

 

 

『人によって色が違って……私は珍しい透明な石で……。』

 

ポロポロと涙が出てくる

 

『わたしの……わ”だ……しの……目の……中に……出来るんです』

 

 

その言葉に目を見開く浦原さん

 

浦原さんは私の記憶を読んだから知っていたらしい

 

「あなたの……目の中にあったものッスね」

 

私は泣きながらコクンっと頷いた

 

 

 

 

______________________________

 

 

「こいつが……魔女?」

 

っと驚いた顔をする黒崎くん。

2週間前謎の軍勢といわれる人達と対峙したらしく、信用できる人だからと浦原さんにいわれ、魔女と別世界から来たことを言った

 

「ほ、本当に浮いてやがる」

 

ぷかぷか浮かんだ湯呑みを上から下からと手を通して糸でブラさってないのか確認する黒崎くん

 

 

「その軍勢はなにを目的に、そしてなんで魔女の石を知っているのか。そしてりりかさんがこの世界に来た理由も色々と知ってて関係もありそうだ。」

 

「頼む浦原さん調べてはくれねぇか?」

 

「そりゃもちろん!お任せ下さいな」

 

 

「このバインバインねぇちゃんが魔女とかすげぇな!」

 

『ぬ、ぬいぐるみが!!うご!!』

 

「コラ!コンっ!!りりかが驚くから出てくんなったろ!」

 

 

ライオン?みたいなぬいぐるみがいつの間にか出てきて、私の元に歩いてくる

 

 

『かっ……』

 

 

「か?」

首を傾げる、コン(?)くん

 

 

『可愛いー!!!!ぬいぐるみが動くの話すの!もう魔法じゃん!!かわいい〜私これ欲しい!』

 

「むぐっ!!むぐぐぐ!プハァ!!殺す気か!」

 

っとコンくんが顔を出した

 

 

「でも、心地いい♡」っと鼻を伸ばしたコンくんが

私の胸を触った瞬間に浦原さんガガシッっとコンくんの頭を鷲掴みにした

 

 

「いててて!いてぇええよ!」

 

「いやぁすみません!わざとじゃないんスよー」

 

「わざとだろ!!せっかく俺様を可愛い♡っていってくれたのに!!」

 

 

「可愛いか……これ……りりかのセンス……」

っと黒崎くんにセンスを疑われてしまった

 

 

 

「それで、まだあるんスよね」

 

といった浦原さんは真剣な顔に戻っていて

 

「そして、そいつらは言ったんだ」

 

私の方を向いた黒崎くんは気まずそうにしていて

 

 

 

 

 

 

「あと1つ」

 

 

ってな

 

 

 

私は左目を押えた

 

 

『……本来……本来魔法を使うとそのエネルギーが目に石……結晶?みたいになるんです……一定期間放置しておくと、そのまま溶けてなんの問題もないんですけど……。石が外に出るということは。目の中……眼球から出したという事です……。

そして。

 

両目当時に石は出来ます……そして、私の左目に……まだ……残ってます』

 

 

微量だが自信で感じれるエネルギー。

右からは感じない。きっとないのだろう。

 

 

 

黒崎くんに、死んだ理由と目がくり抜かれてその時に……っと話すと何となく察したのか最後まで言う前に止められた

 

「無理にごめんな。」

 

っと言ってくれた彼はきっと優しい人なんだ。

 

 

 

 

 

また全裸になった夜一さんが精一杯抱きしめてきて

 

 

「服着ろよ!!」

という黒崎くんのツッコミに笑いが出てしまう

 

 

『あはは、夜一さんたら……ふふ』

 

 

「お主はそうやって笑っとる方がいい」

 

っと頬を撫でられる

 

 

 

「と、なるとりりかさんが魔女ということを気づかれると大変まずいことになるのは確定なので。外出は控えてもらいますが……」

 

『ええ、大丈夫です!』

 

「友達連れて遊びに来るからよ、そしたらみんなで外の話いっぱいしてやるよ」

 

『ありがとう!黒崎くん!』

 

 

 

そして帰り際まで

 

「俺は!このバインバインお姉さんと一緒にいるんだァァァ!!!!」

っと言いながら黒崎くんに頭鷲掴みにされてるコンくん。

 

また遊びに来るといいな

 

 

 

とは言ったものの

 

翌日に

 

 

「わぁ!!あなたがりりかちゃん?あたし井上織姫!」

 

「石田雨竜だ、」

 

「茶渡 泰虎だ」

 

っと3人もの人を連れてきてくれた。

 

あっという間に仲良くなって色々おしゃべりした

 

「へぇ!りりかちゃんの世界ではロボットが沢山いるんだ!」

 

『うん!科学が発展してて、お店なんて注文1分でロボットが運んでくるんだよ』

 

「早!」

っと石田くんがビックリしていた

 

『会計調理提供ぜんぶロボットなんだ』

 

「でも、店員さんとおしゃべり出来ないのすこし残念かも」

と織姫ちゃん、たしかにそうかも

 

『でも店員さんとのコミニュケーションを楽しむカフェなんかは今も人気なの。あまり話したくない人とかはロボットの方に行ったりしてどっちも需要あるんだよ』

 

「へぇ、すごいもんだな」

 

お互いの世界のこと話で盛り上がった本当に楽しい

茶渡君は可愛いものが好きらしく、無口なのかなって思ったけど意外と色々話してくれた。

 

 

玄関のお見送りで

 

『また……来てくれる?』

 

 

「もちろんだよりりかちゃん!」

 

「また来るぜ!!」

 

っとみんなに手を振る

 

少し寂しい。

みんなでお外で遊べたらいいな

 

 

「んな悲しそうな顔しないでくださいな」

っと後ろから寄りかかるようにして上に乗ってくる浦原さん

 

『重いです〜!』

 

「早く解決して、一緒に買い物行って一緒にお散歩もしましょ」

 

『はい!』

 

 

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

その日夢を見た

 

 

 

おいで

 

 

かわいい

 

 

ぼくのお人形さん

 

 

ねっとりとした感覚……

 

 

夢だってわかるのに

 

私の目の前には私がいて

 

捕まっている私。

 

 

鎖に繋がれ、足を切り落とされガタガタ震えている

 

 

そうだ、この男だ

 

 

銀髪の……男……

 

 

「可愛い可愛い……」

っと狂気の目……。頬をねっとりと舐められ、

叫んだ私の舌を切り落とした

 

 

「……さん」

 

見たくないのに。

目を閉じれない

 

「り……さん……」

 

 

見たくない……

 

ゴロンっと転がった私の目と

 

 

________目が合った

 

 

「りりかさん!!!!」

 

 

『っ!!!』

 

 

呼ばれて勢いよく起き上がる

 

『はぁ……っ……はあっ』

 

ドッと汗が出た

まるで息をしていなかったのように苦しかった

 

「おちついて」

 

そう言って私の背中をさする浦原さん

 

「……また。見てすみません」

 

故意じゃなく、たまたま夢を見てしまったらしい浦原さんはまた謝ってくれた

 

「相当思いが強いんスねりりかサンは。」

 

 

『起こしてくれて……ありがとうございます』

 

何故か浦原さんの方が泣いていて私はギョッとする

 

『いた、えっ?痛かったですか?どこか不調でも!え!浦原さん?』

 

 

 

ポロポロと涙が零れて畳を濡らす

 

『ど、どうしよう』

 

そんな慌てた私に何故かニコリと笑って

 

「大丈夫、りりかサンはここにいる。大丈夫」

 

っと私を抱きしめてくる

 

まるでその言葉は私に言ってるのではなく、自分に言い聞かせてるようで

 

『だ、大丈夫です浦原さん!私はいます!りりかここにおりますぞ!』

 

っと昼間の時代劇に引っ張られてしまうと

浦原さんが小刻みに震え始めた

『あ!笑ってますね?笑ってますよね?』

 

「わらっ……ぶふっ……ないっ……スよ」

 

『隠しもしてない!!』

 

っはぁー!っと息をはいた浦原さんは泣きながら笑っていた

 

きっと私の記憶をみて辛かったんだろうな。申し訳ないことをした

 

 

「ちょっと不安で、ここで寝ても?」

 

『い、いいですけど変なことしたら夜一さんに言いつけますからね!』

 

予備の布団を敷いた浦原さんは私の横にピッタリとくっつけた

 

『そんなに不安でした?』

 

 

「そりゃ、不安にもなりますって」

 

浦原さんは私の手を握ると天井を見上げていた

 

 

手から伝わる温度は私がここにいる、この世界に存在してるって証明で、私も安心してきて、眠りについた

 

 

今度は悪夢は見なかった

 

 

_______________________

 

浦原side

 

黒崎サンが連れてきた井上サン達と仲睦まじく話している、あっという間に仲良くなったらしくりりかサンのコミニュケーション能力に驚いた。

 

帰る時に寂しそうに眉を下げる彼女はきっと素直で友達思いで寂しがり屋なんだとその純粋な心に惹かれた

 

 

その日の夜にいつものように寝る前に様子を見るかと襖から少し除くと

『うっ……あ”』

 

っと苦しんでいるりりかサン

「りりかサン?」

 

どうやら魘されているようで

 

『やめて。いやだいやだ、見たくない見たくない見たくない』

 

っと苦しそうだ

 

一旦起こした方がいいと、肩をさすると

 

また……視界が揺れた

 

 

銀髪の男が鎖に縛られたりりかサンを好き勝手していて

 

ゴロンっと地面に転がった目がこちらを向いた

 

何度も何度も繰り返すその記憶、その夢

何度も何度も何度も

 

自分の意識を無理やり現実に戻す

 

「起きてりりかサン。」

 

 

「りりかサン!!」

 

 

『っ……!!』

 

 

勢いよく起き上がって息が上がったりりかサンはボクをみるとほっとしたように笑ったかと思えば

 

慌て出す

 

記憶とりりかサンの感情に引っ張られてしまったようで涙が零れる

 

それを隠すようにりりかサンを抱きしめる

 

暖かい。りりかサンはここにいる。そう、ここにいる

 

『だ、大丈夫です浦原さん!私はいます!りりかここにおりますぞ!』

と、昼間に見た時代劇のテレビのセリフに引っ張られたりりかサンに笑いが込上げる

 

 

しばらくして布団を敷いたら、静かな寝息を立てた彼女

今度は魘されてはいない。

 

手は小さくて暖かい。別世界から来て不安で仕方なくて、夢にまで見るトラウマ。そんな大きなものをこんな小さな体に溜め込んでいて。

 

気まぐれな夜一さんが一人の人間に入れ込んで気にかけるのが分かる。

 

 

 

___________________________

 

『え?私人間じゃないですよ?』

 

りりかサンは人間なんスからそんな無茶しちゃダメッスよ

 

なんて言われた今日。フライパンの熱いところを触ってしまって火傷してしまったんだ。

 

 

「……??」

 

困惑した様子の浦原さんの手当してる手が止まる

『えっ……と……人間……という種類ではなくて……魔女っていう種族で……、似て非なるものというか、狐と九尾……みたいな?』

 

説明が下手なのが少し困る

 

『えっと、人間はだいたい寿命100年で魔法の耐性もないので魔法に弱いですけど、魔女魔法使いは魔法の耐性があって……不老です。不老というか、魔法が最大にため込める年齢で止まるんです。私はまだですけど』

 

 

「えっと……つまり老化で死なない……と?」

 

『そうですね、不死ではないので普通に死にますけど老化では死にません』

 

そして何故か嬉しそうな浦原さんと

 

 

『グッ!!』

 

後ろから突撃してきた夜一さん

いたい

 

 

 

 

 

『え?死神ってそうなんですか?』

喜んでた訳を聞くと死神の話をされた

 

「そうじゃ、総隊長殿も1000年以上いきとるしの」

 

 

『せ、1000年……』

 

1000年って凄いな。

 

だから喜んでたのか

 

『長い付き合いになりそうです……ね?』

 

っと言うとまた嬉しそうに笑われた

 

 

 

 

「のぉ、りりかは行きたいところあるか?」

 

よく夜一さんが風呂に入ってくる……のは前言ったと思う。

もう慣れた。今日は私の背中を流してくれてて

ゴシゴシと、ゴシゴシタオルの優しい感触が背中に伝う

 

『行きたいところ……あれ、あれ行きたいです!この前テレビで見た、江戸!』

 

「ふはは!江戸はもうないぞ!」

 

『えぇ!ないんですか……うーんなら、あの、なんだっかな遊園地……?あのぐるぐるしてる高い乗り物とか、カップに乗るヤツとか、行ってみたいです!!』

 

「ほぉ!遊園地とな、よいよい連れてってやろう。」

 

 

『ほんとですか!やったー!……ひゃ!!』

 

 

『夜一さん!!』

 

「可愛いらしい反応じゃな」

とニヤニヤする夜一さんは私の胸を揉みしだくようにしていて

谷間にゴシゴシタオルが滑る

 

『ま、前はいいですから!』

完全に遊ばれてる

くすぐったくて立ち上がると顔に跳ねた

 

 

『ちょ、!顔に石鹸が!』

 

タオル……っと脱衣所のタオルを取ろうと扉を開くと

 

「おや……」

 

 

『ひっ!う、らはら……さ』

 

何故か浦原さんが脱衣場にいて、

 

浦原さんは私と目が合うと視線が下に……

 

そこで私の横から褐色の足が浦原さんの顔面に

 

「ぶへっ!!!」

 

 

 

 

私がビンタしたせいで浦原さんの顔には立派なカエデが出来ていた

 

居間で話し始める浦原さん

黒崎くんも来たみたいだ。

 

 

「それで〜少し古い文献を見つけまして〜

千年に1度現れる魔女の石を使えば膨大な霊圧を手に入れられるという、一文を見つけました。その他にも色々使い道があるようで、」

 

『せんねんに……1度』

 

 

「まぁ、これはアタシの憶測なんスけど、ちょうどりりかサンが死んだその瞬間、りりかサンがこちらに飛んでしまった。体はこちらの世界に耐えうる身体に作り変えられその時に落ちた石が現世に落っこちた……

それを何者かが察知し、石を手に入れ、もうひとつを持つりりかサンを探している……って考えるのが辻褄が合って普通ッスかね」

 

 

『……そうですね。』

 

 

 

 

「で、浦原さんその頬何したんだよ」

 

 

「……聞かないでくださいな」

っと扇子で隠すようにそっぽ向く浦原さん

 

 

 

 

「ふかふかぁ」

 

っとコンくんが私の膝の上で寝ると

浦原さんがギリッとコンくんを睨む

 

「怖ぇよ!」

 

 

 

 

 

 

 

すると。殺気というのかビリッとした何かを感じた

 

 

「りりか!」

 

夜一さんが私の頭を思いっきり下に下げる

 

「ぐふっ」

コンくんが胸に埋れたが

 

それよりもちゃぶ台にぶつけた頭が痛む

『なに……が?』

 

 

するとコンくんを鷲掴みにした黒崎くん

は身体が二つに分かれる

片方は死覇装を着ていて

 

 

『死神……』

これが死神の姿か

 

 

刀を構えてるのは私の後ろで

 

夜一さんに抱き寄せられてあまり状況が掴めないでいる

 

 

「コン!りりかを頼む」

 

 

「おうよ!」

コンっと呼ばれたのが黒崎……くん?

 

『えっ!コンくんなの?』

 

 

「そうだぜ!」

コンくんは私を夜一さんから受け取るとお姫様抱っこして離れる

 

 

そしてが壁に刺さった斧に気づく

 

そこはちょうど私の首があったところで……

 

もしかして……

 

っと恐怖が渦巻く

 

 

「うぉ、はええな、外しちまったぜ」

 

っと笑う、変な姿をした身長の高い大男

 

 

 

すると男は黒崎くんの襟を掴んだかと思うと

襖を薙ぎ倒して外にぶん投げた

 

『黒崎くん!?』

 

 

「儂がゆく喜助、りりかを頼むぞ」

 

夜一さんは物凄い速さでくんの後を追う

 

 

「とりあえず地下へ」

 

バンッと畳を叩く浦原さん、するとバウンドするように跳ねた畳を持ち上げると長いハシゴが見えた

 

 

『ちょ!!まってコンくん!!』

 

 

そのまま落ちていくコンくん長い長い暗闇の中ふと明るくなった

 

 

『えっ、地下だよね……広!!ってかコンくん足は!?』

 

 

「ふふん!俺様は足が強化された改造魂魄なんだぜ!!!」

 

『もっど、そうる?』

 

 

なんてドヤ顔。

 

 

「さて、不法侵入されると困るんスよねぇ」

っと浦原さんはどこからともなく取りだした杖の鞘を抜く

 

 

『え』

あれ、仕込み刀ってやつ!かっこいい!

 

 

 

するとドンッ!!っと音がしたかと思うと目の前の岩が一刀両断された

 

 

「うはは!そいつか魔女!!」

 

 

謎の男や女合わせて3人が現れた

 

 

「首さえ持ち帰ればいいらしいわよ」

 

「えぇ、ぼくその子可愛から持ち帰りたいなぁ、ボスに言ったら貰えるかな」

 

 

「目さえあればいんだろ?くり抜いて後は好きにすればいいじゃねぇか、」

 

なんて好き勝手話される

 

 

首……目?

 

 

咄嗟に左目を抑える

 

「コンサン、なるべくアタシが見える範囲で逃げててください」

 

「おう!任せとけ!!」

 

浦原さんが何か言ったかと思うと、刀の形が変わった……

 

やっぱりあっちの方が魔法じゃない……

 

『ってコンくん早い!早い!』

 

 

グングンと見えないスピードで走るコンくん

 

 

「ごめんな!!」

 

私はぶっ飛ばされないように掴む

 

 

 

しばらくしただろうか

コンくんは迫ってくる敵を避けて避けて避けて。

浦原さん一人ではどうしても間に合わなくて

 

『コンくん……身体が』

 

「大丈夫!これは一護の体だ」

 

『それはそれで問題……』

それはそれで一護くん困るのでは?と思ったら

 

「浦原さんー!!」

っと本物の一護くんが助太刀に現れる

 

 

「助かったぜ一護!」

 

「なっ、コン!油断すんな!!」

 

「うわ!」

 

『へっ?』

 

 

ぴょんぴょん跳ねてたコンくんは頭に岩が当たり

 

それと同時に私が離れてしまう

 

 

『いっ……たたた』

 

 

「りりか!!」

 

「いかせるかよ」

少し奥で黒崎くんが寄ろうとして対峙してる姿が

 

尻もちを着いて落ちた私の目の前には

 

槍を持った男が

 

「ごめんね?目だけでいいからさ」

 

 

『ひっ……』

 

切っ先が私に向いていて

 

 

その瞬間スローモーションに見えた____

 

 

 

『どう……して』

 

 

「カハッ……」

 

『夜一さん!!!』

 

 

夜一さんが私を覆い被さるように庇っていて、

血が私の顔に滴り落ちる

 

夜一さんの腹から槍が

 

 

『夜一さん?夜一さん』

 

 

槍が抜かれて地面が真っ赤に染る

 

 

「紅姫!!」

 

赤い閃光が走り槍の男が遠く離れる

 

『よるいち……さん?おきてよるいちさん……よるいちさん……』

 

夜一さんの目は塞がれてて。

おきてよ……おきてよ……

 

『夜一さん!!!』

 

 

 

__________________________

 

NOside

 

『いやァァァァァァー!!!!!』

 

というりりかの叫び声

 

りりかの近くには夜一が転がっていて

 

一護と戦っていた男が

 

突然離れると舌打ちした

 

「くそ、時間だ帰るぞ!」

 

 

「おいゲコのやつ居ねぇぞ」

 

「あいつはやられちまったよ、置いてけ!」

 

そう言って忽然と姿を消した3人。霊圧も感じない

 

 

『嫌だ!いや、夜一さん!夜一さん!!』

 

「おちつけりりか!」

すぐに駆け寄ると錯乱したりりかが泣いていて一護が揺さぶる

 

 

「りりか!おい!」

 

「黒崎サン、コンサン、夜一サンを上へ!井上サンを呼んでください!!

 

りりかサンはアタシが何とかします」

 

 

「あ、あぁ」

真剣な顔の浦原が夜一をを持ち上げる

 

「コン!携帯で井上を呼んでくれ、右のポケットだ!」

 

「お、おうよ!!」

 

 

 

 

________________________

 

浦原side

 

 

『はぁ……いやだ、血が、死んじゃうよ、嫌だ、』

 

夜一サンが居なくなっても錯乱した状態で

 

 

「おちついて、りりかサン。大丈夫。夜一サンがそんなぽっくり死ぬわけないじゃないっすか」

 

『いやだ、やだやだ、やだ!』

 

パキッっと音がしてブレスレットにヒビが入る

「まずい……!」

 

感情に左右されて霊圧が溢れ出ている

 

「りりかサン!しっかり!!」

 

このまま割れると身体に負担がかかる……

 

仕方ない

 

「後で謝るんで」

 

そう言ってりりかサンに口付けした

 

『ん……なっ……えっ』

 

息苦しさと羞恥心で少し落ち着いたりりかサンはようやく目が合った

 

 

「大丈夫、夜一サンは死にませんよ。あんなんでしぬたまですか」

 

『うっ……うう』

 

大きな瞳から大粒の涙

 

「あーよしよしよし」

 

しばらく抱きしめながら背中を叩くと羽織がしめっていく

 

『す、みません、私のせいで、私のせいで夜一さんも浦原さんも、怪我してみんな。怪我……』

 

「大丈夫ッスよ大丈夫」

 

『大丈夫じゃない!』

 

そう叫ぶ彼女に驚く

 

『本当に、死ぬんですよ、痛いんですよ……死って……ほんとうにあるんです。消えちゃうんですよ……』

 

 

「……」

本当に1度死んだ彼女の重いセリフ。

 

いつも死に触れていたボクたち死神は死と言うのを軽く考えている節があった。

 

この子は痛みも死の恐怖も身をもって体験していた。

 

「すみません、」

 

『ごめんなさい』

 

謝るとハッとした様子でりりかサンは謝ってくる

 

「仲直りしましょ」

 

『はい。すみません』

 

「じゃー仲直りのキス〜なんちゃって」

 

『もう!!』

 

顔を真っ赤に紅葉させた彼女

冗談で言ったつもりだったがこれもこれで……

 

小さなリップ音と共に更に顔を真っ赤にさせたりりかサン

 

 

『なっ…………バカ!!!』

 

「べぶっ!!いた、い痛いっ」

 

 

ボクの頬に更に濃いカエデが浮かんだ

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