異世界の魔女と死神のお話   作:ちーむ

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「りりかサン〜ちょっと来てくださいな」

 

 

『はぁい、失礼します』

 

あれから3日敵の襲来もなく過ごしていると、浦原さんが下から呼ぶ声が聞こえ、2階から降りる

 

 

「あー…これできたんスけど、ちょっと試してはくれません?」

 

『こ…れ…!!』

 

 

そこには綺麗な装飾がされた杖があって。

 

「ど、どうして!』

 

無いと言われてた木。なのに…

 

「いやぁ、どうしてその木が杖になるのかなーっていろいろ調べましてぇ、りりかサンの魔法の構造と、箒。その原理から分析__」

 

っと色々専門用語が出ててわからなかったけど、つまりは

無いなら作ればいいと言うことで、木に似た物質で私の言った杖を3日で作ってしまったのだ

 

 

『す、すごいです!!浦原さん!!さすがは科学者!!すごい凄い!すごーい!!』

 

語彙力が追いつかなくて杖を持ったまま喜びでぴょんぴょんと跳ねる

 

「いやぁ!そこまで喜んでもらえるなら本望っすよ〜こっちまで嬉しくなっちゃうなぁ」

 

っと2人でキャッキャウフフしてたら夜一さんからさっさと試さんか!っとお叱りを受けた

 

 

 

 

 

『参ります!!』

 

長ったらしいから結果だけ言うと大大大成功。

壊れることも無く杖としての役目を担っていた

 

 

魔法を知らない浦原さんがこんな短期間で、しかも実在しない素材を作ってしまうなんて…凄い人なんだって更に実感させられる

 

 

杖を使えば疲れも半減。重量操作も楽でいいので倍戦えるようになった。

 

「いやぁ、威力もつよいっスねぇ、久々危なかったス」

 

なんて無傷の浦原さんが笑う

『ぜぇ…はぁぁぁ…』

 

息を吸うのですらつらい。

喉痛い…

それでも限界までやらされて私はまた地べたに這い蹲る

 

 

 

 

 

「ふむ、だいぶ厄介じゃな。魔法というのは」

 

っと手を握ったり開いたりする夜一さん

 

 

「みよ、まだしびれとるぞ」

 

なんと夜一さんは雷を受けてみたくて、正面から受けたんだ。

本当にびっくりした

 

いや普通まともに食らったら死ぬよね…?

 

『こっちは心臓止まるかと思ったんですから…』

 

「ははは!すまんのぉ!でも雷は便利なようじゃな。」

 

「でも魔法と言っても自然、電気の通る場所とかは魔法関係なく本来の雷と一緒みたいッスね」

 

「んなことを言うな喜助!細かいのぉ」

 

なんて2人でだべっている

 

 

 

そして、ついに

 

 

 

 

敵が来てしまった

 

 

 

_________________________

 

「お久しぶり、魔女ちゃん」

 

うふっ。っとウインクしたこの女性

 

私は今外にいる。なんでかって投げ飛ばされたのだ。

こんにちは〜なんて後ろから言われたかと思えばお腹に蹴りをいれられ、勢いよく外に飛ばされた

 

魔法を使っていなかったら今頃死んでましたが?なんて恐怖も浦原さんと夜一さんと訓練してたおかげで冷静だ。

私は生きるために戦う。ぽっと出の変なやつに命狩られてたまるか

 

っと亜空間から杖を取り出すと

 

「やぁーん、本当に魔女って杖使うのね?そんな杖。へし折ってあげる」

 

なんて、突っ込んでくる。美人なお姉さんキャラなのにバリバリの近接らしくトゲトゲしたグローブを装着してた

 

でも私は魔法というリーチがあるし、空間魔法で弾くことが出来る。

相性最高だ

 

 

「りりかサン!!」

 

『浦原さん!私は大丈夫!!!』

 

寄ろうとしてた浦原さんが別のと接敵しながら私に呼びかける。

大丈夫、もう守られるだけの人じゃない。

 

 

「大丈夫だなんて、余裕ね舐められたもの」

 

『貴方何者なの!死神?』

 

「死神だなんて、んなわけないじゃない!」

 

っとブチ切れた女の人が拳を振るう

 

と、ピッとキレる感触。風圧だけで頬がキレた…?

あれを1発でも食らったら私は死ぬ。

っと出し惜しみをせずに箒も使って逃げながら一定の距離をとる

 

『氷結!』

「なっ…足が」

 

何回も同じ攻撃されたら流石に読める!その瞬間に足を氷で固める

「こんなもの…!!」

 

『私の氷は魔法を宿したもの。ただの氷と言って侮らないで!ごめんなさい。』

 

「な…に!?」

 

パキッパキッっと、氷が足から太もも、下半身、上半身頭まで登ってゆき、ついに全身氷漬けになった

 

『かっ…た…』

 

ペタンっとへたり込む

勝ったよ。自分の力で初めて戦って初めて…。

 

って思ってると相当遠くまで来てしまったらしいさっさと帰ろうとすると

嫌な感じがした

 

いやな…感じ

 

 

「はじめまして、魔女」

 

黒いローブに身を包んだ男…?

 

『だれ…』

 

やばい、この人はやばい。霊圧とか未だによく感じられないけど。わかる

死の恐怖。あの時と一緒…死の恐怖

 

「安心するといい、これは人形。君の魔法の石から作り出したものだ。僕はそこに存在していない」

 

どういうことだろう…目の前にいるのが人形…?

人形を伝ってどこからか話してるってこと?

 

「少し話しをしよう」

 

『っ…』

 

「これが君の魔法石だね、魔女の涙と言ったかな」

 

『…は、い』

 

どうしてそれをなんて聞けなかった。

その男の手には魔法石があって。いや、ホログラム…?少し透けて見えるから映写されたものなのだろう。

 

「これは崩玉と同じぐらい…いや使い方によってはそれ以上に恐ろしいものだ。原理を無理やり歪める能力を秘めている理なんて関係ない。これをもう1つ私にくれないかい?そうすれば命も周りの人間も大切な人も全て手を出さないと約束しよう」

 

なんて話し始める男。

この人が一体何者なのか、どうして涙をもってるのか連中との関係。

そんなの聞けない

 

でも、でもこれだけは言わないと

 

『そ、れは…ダメです!』

 

「なぜ?」

 

震えるような殺気を感じた。

 

『それは、恐ろしいものです。そんな変な事に使うって分かって渡すわけないじゃない!!』

 

怖くて途中で声が震えて涙が出る。でも、でも伝えた!私の意思を

 

「そうか…残念だ、なら仕方ない。時が満ちたら___」

 

 

その瞬間声が途切れ肩が抱き寄せられたかと思うと人形が半分にキレた

 

 

「よく言えました。無事っスか、りりかサン」

 

『うらはら…さん。』

 

話を聞いてたらしい。浦原さんは人形を壊してくれて。

落っこちた人形を確認するとローブを残して砂みたいになっていた。

 

「…」

 

『このローブなんですか?』

 

「この外套は霊圧遮断する外套ッス。おそらくほんの少しでも残る霊圧を隠すためでしょうね。」

 

浦原さんはさっきの男の声が誰だか分かっているらしい。

私は聞いても分からないから聞かなかった。

 

するとこちらに向いた浦原さん

 

「こっちは全員倒して尸魂界に連行されてきましたよん。りりかサンも倒してたようですし、成長しましたね」

 

って頭を撫でられる

 

『浦原さんと夜一さんのおかげです。』

 

 

 

 

 

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