異世界の魔女と死神のお話   作:ちーむ

6 / 6
お風呂

 

ようやく出れた外の世界。本当に楽しかったな。

お風呂に入って、ばすぼむ?っていう溶かして匂いとか色を楽しむ入浴剤ってものを買ったんだ。使っていいよっ言われたから遠慮なく使ってる

 

白色で何だか気のせいか肌がツルツルする気がする

 

このバスボムいいな。今度また買いに行こうかな

なんてウトウトしてくると

 

ガラッっと誰かが入ってきた。

また夜一さんかな…なんて思って淵に頭を預けて寝ていると

 

どれだけたったか分からないけど、シャワーの音が響いて、そうしてしばらくすると、ゆさゆさと起こされた

 

「はいはい〜少し詰めてくださいねん」

なんて聞きなれた声が聞こえて

 

 

『はぁい』

 

っと生返事を返して少しズレる

 

そこで意識が覚醒して起き上がると

 

『う、浦原さん!?!?』

 

「どーもー気持ちよさそうに寝てましたね、溺れちゃいますよ?」

 

なんて裸の浦原さんが湯船に入っていた。

お互いバスボムのせいで身体は見えないけど。

 

『な、なんで入って来てるんですか!!』

 

「だーって、バスボム気になってたんスもん。お湯抜いちゃうの勿体ないでしょう?夜一さんも今日はあちらに帰ったようですし、これはチャンスかなーって」

 

ってにこにこと笑う

 

帽子がないせいか表情がはっきり見える

 

「…それにしても…胸浮くってホントなんスね」

 

『追い出しますよ!?』

なんて、隠すことなくガン見してくる

 

冗談ですって〜って笑われて何が冗談なのかよく分からない

 

「どうでした?黒崎サンとのデート」

 

『デート!?違いますよ、案内してくれただけで。でも楽しかったです、やっぱり知らないものに触れるって楽しいし。くれーぷってものも食べて雑貨屋さんも行って、ハンバーガーって物も食べてゲームセンターも行って。本当に楽しかった』

 

って思い出しただけで頬が緩んでしまう

 

「えぇ、ずるいッスよ〜次はアタシが連れてきますんで」

 

『楽しみです』

って約束した。

 

そろそろ上がろうかとするが、少し困ったことにタオルを持ってきていない。私は脱衣所に置く派なのだ

 

『えっと…お風呂上がるので…その』

 

「はいどーぞ♪」

 

っと言われる。多分わかってて言ってる

 

『う、後ろ向くか目をつぶるかして頂いても?』

 

っというと目を覆い隠すが指の隙間から目が見える

 

『もう、浦原さん!上がれないじゃないですか。』

 

っと無理やり頭を横に向ける

 

『いいですか!このまま!このままですからね!』

 

っと言って上がり、シャワーを軽く浴びてから脱衣場に入る

 

「あ、あのりりかサン。テッシュ…タオルでもいいので貰えます?」

なんて言われて驚いて

『えっ?どうしたんですか?』

ってお風呂を覗くと

 

『は、鼻血!?血液回りすぎじゃないですか?ど、どうしよう』

 

鼻を抑えてる浦原さんがいて、指の隙間から血がダラダラとでて排水溝に流れてゆく

 

とりあえずタオルを数枚渡すと

 

「まえ…隠さなくてもいいんスか?」

 

なんて言われて夢中でタオルで隠してないことに気づく

 

『バカ!!!』

 

「これはボク悪くないっすよ!!!」

 

パシンッっと音が響いてまた浦原さんの頬にカエデができた。

 

___________________

 

浦原side

 

帰ってきたりりかサンがワクワクしながらバスボムを使っていいか聞いてきたので二つ返事で了承。

 

そしてお風呂に入ってしばらく出てこないので疲れて寝ている?と思って声がかけるも応答無し。

 

致し方ないと少し覗くとお風呂の縁で腕を枕にするようにして寝ていた

 

夜一サンも居ないしこれはチャンスでは?っとちょうどお風呂も入りたかったしと自分に言い訳してシャワーを浴びる

 

最後まで全然起きずに流石に入れないので揺さぶる

「はいはい〜少し詰めてくださいねん」

 

っと言うと

 

『はぁーい』

なんて寝ぼけて横にずれた

 

ようやく入れて少しお湯が溢れると、ハッ!!っと起き上がったりりかサンがこちらを向いて顔を赤くした

 

『う、浦原さん!?』

 

そしてしばらく取り繕った言い訳を語ると追い出されずにすんだ。

まぁ見えないのはちょっと残念ッスけど。

 

 

黒崎サンとのお出かけの話をするとそれはそれは嬉しそうに指を降りながら、ここに行けた!ここが凄かったと話してくれる。

すぐそこの店で喜んでくれるなら、遊園地や水族館なんて連れていったらどんな反応になるのだろうと、少しニヤける

 

しばらくしてのぼせかけたのか、

恥ずかしがりながら出ていくりりかサン。怒られて嫌われたくは無いので致し方なく、致し方なく!横をむく

 

ボクもあがるかと向くと鏡越しにりりかサンが見えて

 

そこからはお風呂で血が回りすぎたのか。鼻血が出てしまった

そしてタオルを数枚渡され安心しきった頃に振り向くと。心配そうにしてるりりかサン。

 

そして。タオルで隠してもなく

 

全裸________

 

 

その後頬にできた紅葉はまだヒリヒリする

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。