転生をしたらマリーダ・クルスだった。   作:桐野 ユウ

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マリーダの悩み

キラside

 

僕自身、一体何があったのかわからない状態になっていた。ストライクのコクピットの中でいつの間にか戦闘が終わっていたみたいで、マリーダが僕に近づいて声をかけてくれるまで気づかなかった。

 

マリーダ曰く

 

「突然として、お前の戦い方が変わったから驚いたよ。だがキラのおかげでアークエンジェルは助かったものだ。すごかったよ。」

 

と言われたのだが、やはり記憶がない。ムウさんからも

 

「よくやったな坊主!」

 

と言われたのだけど。うーーーんやっぱり記憶がない、そろそろアークエンジェルは第八艦隊と合流をして、僕たちもここで降ろされることになる。

 

「・・・・・・・・・」

 

マリーダがずっと考え事をしており、どうしたんだろうと声をかけることにした。

 

「マリーダ、どうしたの?」

 

「キラ、私はこのまま残ろうかと思うんだ。」

 

「え!?」

 

丁度移動をして、皆と合流をしていたので全員がマリーダの言葉に驚いている。

 

「どうしたんだよマリーダ。」

 

「そうだよ!」

 

「お前がそんなことを言うなんて・・・・・・」

 

「・・・・・・私は、皆と違い、父や母もいない。だから、私のことをまってくれている人なんていない。それに・・・・・・この艦をほっておくわけにはいかないんだ。」

 

マリーダの言葉を聞いて、僕たちは一度考え直すことにした。そういえば僕と一緒に暮らすようになったのも一人で過ごしているから、母さんたちが引き取ったのを思いだした。

 

「なぁ、皆はどうする?」

 

サイの言葉に全員が無言でいるとミリアリアが声を出した。

 

「私は・・・残るわ。マリーダが一人で残るなら、私も一緒にだよ!だって友達をほっておけないもん!!」

 

「だな、ミリアリアが残るなら、俺も残るぜ!!」

 

「あぁ俺もだ。」

 

「ぼ、僕も・・・・・・」

 

皆が言う中、僕はどうしたらいいのだろうか?戦いたくない、でもアークエンジェル、そして友達、何よりもマリーダが残ろうとしているんだ。だから僕は・・・・・・

 

「キラは降りるんだろ?」

 

「・・・・・・ううん、僕も残るよ。」

 

「「「「え!?」」」」

 

「だって、皆が戦うのに、僕だけ逃げても同じだ。それに・・・・・・マリーダが残って戦う。なら僕も同じだ。」

 

「キラ・・・・・・」

 

「ごめんね、でもマリーダが言っていた通り、悔しいけど僕は男なんだってね。」

 

僕たちはそう決意をして、再びアークエンジェルに乗りこむことにした。マリーダだけ戦わせないようにするために・・・・・・そして、僕に取って彼女は・・・彼女は大事な・・・・・・

 

キラside終了

 

そして第八艦隊と合流をした、マリューは目を見開いていた。それは彼女達が退艦をせずにアークエンジェルに残ると言ったからである。

 

「あ、あなたたち、それがどう言うことかわかっているの?」

 

「もちろんわかっている。それがどういう意味なのかは、だけどこれが私達が決めたことです。それに、ウイングガンダム、ストライクガンダムを動かせるのは私とキラしかいない。ムウさんの機体だけで戦えるとは思わない。」

 

(確かに、これからの戦いでストライクとウイングガンダムが使えないのは痛い・・・・・・でも、これ以上民間人であるこの子たちを巻きこむことは私は・・・・・・)

 

マリューは彼らにはアークエンジェルから降りて、脱出をしてほしかった。だが彼女達は自ら残る決意を固めるとマリューの方も意思を固める。

 

「わかりました。これを受け取ればあなたたちはアークエンジェルから降りることはできません。それでもいいのですね?」

 

全員が首を縦に振ったのでマリューはため息をつきながらも承諾をして、マリーダはキラに話しかけた。

 

「・・・・・・・・・なぜ?」

 

「え?」

 

「なぜ、お前も残ったんだ!お前たちには戦いのない世界で「マリーダがいなかったら意味がないよ。」キラ?」

 

「君だけ戦って、僕たちだけ逃げても結局は戦争に巻き込まれる。それなら僕たちも残って戦うよ。」

 

「・・・お前は本当に甘ちゃんだ。だが感謝をするよキラ・・・・・・正直に言えば、私もお前達が残ってくれたことに感謝をしているんだ。」

 

「マリーダ。」

 

「ありがとう。」

 

彼女の笑顔を見て、キラは顔を赤くしてしまう。

 

「おー青春だねーーーー」

 

「「!!」」

 

二人は振り返ると、ムウがニヤニヤしながらいたのでイラついたのか、マリーダは接近をしてムウの頭を握りしめた。

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「貴様・・・・・・今すぐにここで死ぬか?死ぬか?どちらかを選べ!!」

 

「待て!?それどっちにしても俺死ぬしかないじゃないかああああああああああああああああ!!」

 

「マリーダ!落ち着いて!ムウさんが死んでしまうよ!!」

 

「うるさい!こんな男!!」

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

マリーダのアイアンクローがムウの頭を握りしめており、キラはそれを止めるために奮闘をする。

そして数分の戦いで、ムウは頭を抑えておりキラ自身もマリーダを落ち着かせるのに時間を使う。

 

「ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」

 

「落ち着いて、ね?ね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

興奮状態が解除されたのか、マリーダは元の状態に戻ったので、キラ自身はホッとしていた。

 

「悪い悪い、いてててててて・・・・・・」

 

「ムウさん、これからマリーダをからかうときは僕がいる時にしてくださいね?」

 

「そうさせてもらう。またこんな痛い思いをするのはごめんだぜ。てかお前ら残ったのは本当なのか?」

 

「えぇ。」

 

ムウはこっそりとキラの耳元で囁いた。

 

(もしかして、マリーダのことが好きだから、一人にさせたくないって奴か?)

 

「!!!!???!?!??!?」

 

ムウのマリーダのこと好きという単語を聞いて、キラ自身は顔を真っ赤にしていく。

 

「あ、いや、その、えっと、これは、その・・・・・・」

 

「ほほーーう、なーるほどねーーーー」

 

ニヤニヤしながら、ひじ打ちをするムウたちを見て、マリーダは首をかしげる。

 

(何やっているのだろうか?キラが顔を真っ赤にしながらフラガ大尉からひじ打ちを受けている。どういうことなのだろうか?)

 

自分が原因でそーなっているのに知らないマリーダであった。




次回 第八艦隊と合流をして、補給や民間人たちの引き取りを開始したアークエンジェル、マリーダはコンテナの中身を確認をしていた。
だがそこにザフト艦隊が攻撃を仕掛けてきた。

次回「大気圏の出撃」
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