転生をしたらマリーダ・クルスだった。   作:桐野 ユウ

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キラとマリーダ

アークエンジェルの医務室、マリーダ・クルスはベットの上で眠っている。そのそばにキラ・ヤマトは心配そうに彼女の手をつかんでいた。

大気圏での戦い、落下をしようとしていた彼女を救うためにストライクのスラスターでウイングガンダムを回収をしたのはいいが、アークエンジェルの進路はアラスカ基地よりも遠い場所に落下をしてしまう。

ザフトの勢力圏内のアフリカ北部の方へと落下をしてしまったのだ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

キラは無言でマリーダを見ていた。あの時マリーダがかばっていなかったらシャトルは撃墜されていた。だけどそのせいで彼女が死んでしまうのはもっと嫌だという気持ちが今のキラにはあった。

 

「・・・う、うう・・・・・・」

 

「マリーダ!!」

 

マリーダは目を開けると、医務室と判断をして右手を誰かがつかんでいるので見るとキラが涙を流しながらいた。

 

「キ・・・ラ?」

 

「マリーダ、僕がわかる?」

 

「あぁ・・・わか・・・る。」

 

「良かった・・・良かったよ!!」

 

キラはマリーダが生きていてくれてよかったと思い、マリーダは体を起こそうとしたが、疲れが出ていたのか起き上がれないのでキラがサポートをして起き上がらせる。

 

「すまない・・・・・・」

 

「いいんだよ。マリーダがシャトルを救ってくれたから・・・・・・だけど、あの時君は気絶をして大気圏に突入をしようとしたんだ。僕は必死に君を救いたくて・・・・・・」

 

(そうか、あの後そんなことがあったのか、ってことはここは砂漠の虎「アンドリュー・バルドフェルド」が支配をしている空域で間違いないな。ってことはバクゥが出てきてもおかしくないか・・・・・・)

 

マリーダは前世での記憶で、アンドリュー・バルドフェルドが迫ってくると判断をして立ちあがろうとしていた。

 

「マリーダどこに?」

 

「モビルスーツデッキだ。敵が来る!!」

 

「え!?」

 

キラはマリーダが叫んだので、驚いてしまうが彼女はキラを振りほどいてモビルスーツデッキがある方へと歩いていく。

 

「ちょっとマリーダ!!」

 

キラも彼女を追いかけていき、マリーダはなんとか意識を回復させてウイングガンダムがある場所へと向かうと飛び乗った。

 

「ハッチを開けろ!!敵が来る!!」

 

『ちょ!?マリーダ!?起きたの!?だけど出撃って!!』

 

「いいから、開けろ!!さもなくばカタパルトを壊してでも無理やり出る!!」

 

ハイパーバズーカを持ち構えているのを見て、すぐにハッチが開いてウイングガンダムは飛びだした。

地球のGを感じながらも着地をしたのはいいが、砂漠のためウイングガンダムは前のめりに倒れてしまう。

 

キラもマリーダを追いかけるためマルチプルアサルトストライカーを装着をしていく。

 

「これ、重いけど・・・・・・文句を言っている場合じゃない!キラ・ヤマト!ガンダム行きます!!」

 

ストライクも出撃をして、ウイングガンダムが前のめりに倒れているのを見つける。

 

「マリーダ!!」

 

すぐにウイングガンダムの元へと行き、彼女を起こさせる。

 

「大丈夫?」

 

『砂漠の足にウイングガンダムがとられてしまう。今のうちにOSを書き換えないと。』

 

「だね。でも敵は・・・アラート!?ぐううううううううううううう!!」

 

ミサイルが飛んできてストライクはガードをしたが吹き飛ばされてしまう。

 

「モビルスーツ!?」

 

ウイングガンダムは起き上がり、キラを援護をするためにハイパーバズーカを放ったが、バクゥの素早い動きで交わされてしまう。

キラは右手に装備されたビームライフルを放ちバクゥへ攻撃をするが交わされて行く。

 

「く!速い!!」

 

ストライクは一旦着地をして、砂漠に足がとられてしまうと思ったが、OSを書き換えたのでバクゥのパイロットは驚いている。

 

「何!?」

 

「うああああああああああああああ!!」

 

左手に装備されているパンツァーアイゼンが飛びバクゥをつかむとそのまま地面に叩きつけてシュベルトゲベールを抜いて突き刺して撃破した。

 

「くそ!ならもう一機の方だ!!」

 

残ったバクゥはウイングガンダムの方へレールガン、ミサイルを発射させてきた。マリーダはOSを書き換えたのか飛びあがりハイパーバズーカを発射させた。

 

「そんな弾に、何!?」

 

散弾として放たれたのでバクゥ達はその攻撃を受けてダメージを受けるとキラは飛びあがりシュベルトゲベールで一体のバクゥを切り裂いた。

 

「へぇーあの二機、なかなかやるじゃない。しかも砂漠用にOSまで変えている。レセップスから砲撃をしてくれ。」

 

「は!!」

 

レセップスと呼ばれた戦艦から砲撃が放たれたのを見て、キラはアグニを構えて発砲をして撃破した。

パックのバッテリーが外れていき、ウイングガンダムはキラのところへと着地をする。

 

「数が多いな。」

 

「このままじゃこっちのエネルギーが。」

 

『そこの二機のモビルスーツ!バクゥをこの辺の場所へと誘い込んでくれ!』

 

突然の通信を聞いた二機は、一か八か信じることにしてバクゥが迫ってきて攻撃をしてきたが二機は飛びあがりその場所まで逃げることにした。

 

「ねぇマリーダ、大丈夫だろうか?」

 

『信じてみよう。それにウイングガンダムはエネルギーが大丈夫でもストライクの方がな。』

 

「確かにバッテリーが増大をしているとはいえね。マリーダ!そろそろ!」

 

『あぁ!来ているな?よしキラ、一旦着地をするぞ!!』

 

「了解!!」

 

ストライクとウイングガンダムは一旦着地をして、バクゥは迫ってきたがストライクとウイングは飛びあがり、バクゥ達は着地をするとトラップが発動をして爆発をしていく。

 

「す、すごい・・・・・・」

 

『あぁ、爆弾が仕掛けられていたのか・・・・・・』

 

爆弾が発動をしてバクゥは撃破されてウイングガンダムの方にバクゥが装備をしたであろうレールガンが飛んできて命中をする。

 

『どあ!!』

 

「マリーダ!?大丈夫!?」

 

『あぁ、まさかレールガンを手に入れることができるとはな。』

 

「いやそこなの?」

 

彼はマリーダが冷静にそんなことを言うので苦笑いをしてしまう。

 

「撤退をする。これから狙う獲物だからな・・・・・・」

 

「は!!」

 

相手の方も撤退をして、アークエンジェルは危機を脱した。スカイグラスパーと呼ばれた戦闘機がアークエンジェルの方へと通信をした。

 

「相手はレセップスということは、砂漠の虎アンドリュー・バルドフェルドの空域に入ってしまったってことね。後は助けてくれた者たちね・・・・・・」

 

「彼らは味方と見てよろしいのでしょうか?」

 

「そうと見てもいいと思いたいわね。」

 

マリューはそういい、ウイングガンダムとストライクガンダムのコクピットに搭乗をしている二人もじーっと見ていた。




次回 襲い掛かってきたバクゥからの攻撃を助けてくれた「明けの砂漠」と呼ばれるレジスタンス、共同戦線をはり、彼らの秘密の基地へと移動をする中、降りたった際にキラが殴られようとしたので、マリーダがその前に立ち彼女の攻撃を受けとめる。

次回「明けの砂漠」
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