色んな怪獣と触れ合いたいモスラ   作:青色好き

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「1話当たり5000字位が読みやすく感じるから、前半と後半に分けるか。この辺りで区切れば大体5000字だな!」



4000字位。



「………………」



「まぁ、大体5000字だし(震え)」


後編

「成程、モスラは他の怪獣達と友達になったようですね」

 

「心配は杞憂に終わりましたか」

 

 インファント島では小美人達がモスラからの手紙を読んでいる。その手紙の内容は怪獣ランドに住むゴジラ達と仲良く暮らしているという事。他の怪獣から虐められるような事が無くて安心しているのだ。色んな怪獣と仲良くなったが、最近ではゴロザウルスとクモンガとは特に仲が良いらしい。

 手紙には怪獣ランドのスタッフが撮影した写真が同封していた。その写真はゴジラやラドン・アンギラスといった怪獣と仲良く遊ぶモスラの写真だ。

 

「友達が出来て凄く嬉しそうですね」

 

「えぇ、私も実際に行ってみたいです」

 

「モスラ様が喜んでいらっしゃる…… 良い事じゃ……」

 

 小美人だけでなく島民達もモスラの島での生活に喜んでいる。友達と共に暮らしていけば寂しくなる事は無いだろう。安心してモスラを託せる。それに、怪獣ランドの手紙には定期的に故郷の島に帰る事も許されているようだ。これなら時折インファント島に帰って来る事も出来る。

 

「モスラのこれからが楽しみです」

 

「えぇ、そうですね……」

 

 今日の怪獣ランドのモスラは何をやっているのだろうか? ゴジラやラドンといった怪獣と遊んでいるのだろうか? それともゴロザウルスやクモンガと一緒なのだろうか? 或いは年が近いミニラか? 考えるだけでわくわくする。一体今日はどんな風に過ごすのだろうか? 明日はどう過ごすのか?

 

 きっと怪獣ランドで平和に、楽しく過ごしていくだろう。そう確信しているのであった。

 

 

 

 

 

 だが、その平穏が何時までも続く訳は無かった。

 

 

 

 

 

 その後、宇宙からの鉱物生命体がヘドロと公害により誕生したヘドラ、M宇宙ハンター星雲人がキングギドラとガイガンを引き連れて地球を襲来、シートピア海底王国が地上にメガロを送り込む、ブラックホール第3惑星人によるメカゴジラの襲来といった大きな出来事が相次いだ。

 

 そしてある日、キラアク星人が怪獣ランドを襲い、島の怪獣が操られて世界中を襲撃したのだ。

 

 その中にはモスラも含まれていた。

 

 その後洗脳は解かれ、キラアク星人と彼らが連れて来たキングギドラは無事に退治された。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「そうですか、モスラは無事ですか……」

 

「キングギドラとの戦いでは糸を吐いて活躍したそうですね」

 

 キラアク星人の侵略とキングギドラとの戦いが終わって数日後、怪獣達は怪獣ランドに戻った。怪獣ランドの復興は順調に進んでおり、怪獣ランドの設備の大半が修理出来た今では怪獣達が以前のように元気に暮らしている。と言っても怪獣達も人間達と共に復興の手伝いをしているが。

 

「これからは警備体制をもっと強化するとの事です。それと、ゴジラやモスラ達は今後怪獣が襲って来た時に備えて特訓を増やすそうです。勿論体調に影響が出ない範囲で」

 

「まぁ、そうでしょうね…… 特訓のし過ぎで体調を崩したら意味無いですし……」

 

「他にも色んな怪獣を積極的に怪獣ランドに誘うそうです。最近ではキングコングやカマキラスという怪獣を誘っているそうです」

 

「キングギドラやメカゴジラといった怪獣への対策でしょうね……」

 

 以前現れたキングギドラ、そして近年現れたヘドラやメガロ・ガイガン・メカゴジラといった怪獣は非常に強力だ。怪獣ランドに住んでいる怪獣は10体。数なら多いが、だからと言っても必ず勝てるという訳では無い。万が一強い怪獣(ゴジラなど)がやられてしまい、弱い怪獣が残ったら…… 結果は言うまでもないだろう。それ故、全員が強くなる必要がある。

 それに加えて戦力も大事だ。多いに越したことは無い。それに地球には多くの怪獣がいる。もしも昔のゴジラやラドンのように誰かに操られたら、簡単に洗脳の解除は出来ないだろうし、洗脳の解除により疲弊したところを敵に攻撃されたら一たまりも無い。それ故になるべく一か所に集めて保護しようとしているのだ。最近ではキングコング・エビラやカマキラスといった怪獣が怪獣ランドに移住しているらしい。

 

「怪獣ランドが賑やかになりそうですね……」

 

「えぇ、モスラの友達が増えますね。友達は多い方が良いですから」

 

「モスラ様が強くなられるとなると、先代のモスラ様より強くなられるかもしれませんな。何せゴジラなどがいるのですから」

 

 小美人も島の民もモスラや他の怪獣達が強くなる事・友情を結ぶ事を願った。彼らならこの地球の平和を守れる筈。そう祈りながら怪獣ランドの方向を見つめた。モスラ達が徐々に強くなっていく事を想いながら……

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 小笠原怪獣ランドでは様々な怪獣達が入ってきており、ゴジラ達が新しく入った怪獣達を歓迎していた。その怪獣はかつてゴジラと戦ったファロ島の魔神として知られているキングコング・ファロ島の海に現れた大ダコ・レッチ島周辺に住んでいるエビラ・同じくレッチ島に住んでいる大コンドル・ゾルゲル島に住んでいる巨大カマキリ・そしてその巨大カマキリが更に巨大化したカマキラス・シートピア海底王国の守護神であるメガロ・海底で生き残っていたチタノザウルスだ。

 

「うわ、久しいな。ゴジラ」

 

「コングも久しいな。元気だったか?」

 

「まぁな…… そっちは大変だったみたいだな」

 

「オイラはタコだから長時間の上陸はキツイタコ~…………」

 

「ここら辺は美味しい魚が多くて楽園だよ」

 

「う~ん、此処ら辺の空は気持ち良いなぁ~」

 

「げ、クモンガもいるんですか? おやび~ん!」

 

「お、落ち着け! 昆虫界のハンターであるカマキリが負ける訳が無いぜ!」

 

「あ~、地上は眩しいなぁ……」

 

「わぁ、ゴジラだ…… 噂に聞いてたけど初めて見た……」

 

 島に初めて来た、かつてゴジラと戦った事のある怪獣の同種別個体達だ。この怪獣ランドにやって来たばかりで、色々と知らない事が多い。それに加えて怪獣王の名を持つゴジラがいる事とかつて同種が戦った怪獣がいるという事で戸惑っているようだ。

 

「まぁ、緊張するな。此処は色んな怪獣が楽しく暮らす場所だ」

 

「その通りだ。俺達が案内するから安心しとけ」

 

「そうそう、僕達は此処での暮らしが長いですからね」

 

 ゴジラやラドン・アンギラスは新たにやって来た怪獣達を安心させようと優しい感じで語り掛けている。ゴジラはこの島の怪獣のリーダー格であるためしっかりと怪獣達を案内しようとしている。その舎弟的存在であるラドンやアンギラスもしっかりと案内を手伝っている。

 

 そこに、一体の怪獣が飛んで来た。

 

 その姿は、「美」を体現したような姿。

 

 極彩色の羽で空を優雅に飛んでいる怪獣。

 

 そう、

 

 インファント島の守護神、

 

 モスラだ。

 

「おぉ、あれがモスラか……」

 

「はい、皆さん。初めまして!」

 

 モスラがやって来た事によりキングコングといった怪獣達は驚きの表情を見せた。モスラは昔ゴジラを倒した事のある強力な怪獣として知られているだけでなく、最近成虫になった事で知られているのだ。

 

「うわ、すげぇ……! これがモスラ成虫……! 親分よりかっこいい」

 

「おいいぃぃ!?」

 

「いえいえ、カマキラスさんもかっこいいと思いますよ? 鎌がかっこいいです!」

 

「そ、そう? なら嬉しいな……」

 

「正直私もカマキラスさんの鎌みたいな武器が欲しいです~」

 

「う~む、僕はモスラみたいな羽が欲しい……」

 

 カマキラスはモスラに褒められて少しばかり照れている。モスラから見れば確かにカマキラスの鎌はかっこいい。モスラはゴジラのような尻尾やアンギラスのような棘を生やしていないため直接的な攻撃が不得意だ。そのため何か直接的に攻撃出来る武器に憧れているのだ。

 ついでに、メガロはモスラの羽に見とれている。彼からすればモスラの極彩色の羽は美しく見えるようだ。

 

「あ、皆さん来たようですね」

 

「あ、クモンガさん」

 

「えぇ、クモンガの奴が宙に浮いていやがる!?」

 

 モスラが話をしていると、そこにクモンガが現れた。そのクモンガは口から糸を出してそれを風に受け止める事で空を飛んでいるのだ。所謂バルーニングを身に付けたのだ。おかげでモスラ程ではないが飛行能力を身に付けたのだ。

 

「えぇ!? クモが空を飛んでる!?」

 

「はぁ!? クモンガの奴、飛べるようになったのかよ!?」

 

「えぇ、飛べるようになりました」

 

 クモンガはあっさりと飛行出来る事を認め、大コンドルとカマキラスは大いに驚いている。前者は明らかに飛べない怪獣なのに飛行している事、後者は同種にとってのライバルが飛行出来ている事に驚いているのだ。

 

「お前飛べたのか!?」

 

「最近飛べるようになりました」

 

「マジかよ……」

 

「凄いですよね! 流石クモンガ先輩です!」

 

 モスラとクモンガ達が会話をしていると、奥の方から他の怪獣達が出て来た。それはゴロザウルスやミニラと言った怪獣達だ。

 

「わ、キングコングだ…… 久しい……」

 

「お、ゴロザウルスじゃねーか。懐かしい」

 

「あわわ、あの時のカマキリだ……」

 

「いやいや、流石にもういじらねーよ。そもそも別個体だし」

 

「あ、そうか」

 

 ゴロザウルスとミニラはかつての因縁の怪獣であるキングコングとカマキラスに出会う。尤も、別個体なので争う気は全く無いし、ゴジラと当初敵関係だったアンギラスなども普通に暮らしている為今更であろう。

 

「ほう、中々面妖な様子じゃ」

 

「怪獣島が賑わいそうだなぁ……」

 

「お~、色んな怪獣が来てるなぁ」

 

 近くではマンダ・バラゴン・バランが近くでモスラ達の様子を眺めている。この歓迎会に参加するためにこの場所に来たのだ。モスラ達の様子を見ていると比較的明るい様子だ。この歓迎会はきっと彼らにとって心に残るイベントになるであろう。

 

 小笠原怪獣ランドはこうして様々な怪獣達がやって来る、怪獣達の楽園となっていく。

 

 地球の平和を脅かす悪い怪獣や宇宙人と戦う、ヒーロー達の島となるだろう。

 

 こうしてモスラは色んな怪獣と友達になり、怪獣の友達が沢山出来たという……




今後も色んな怪獣を怪獣ランドに移住させれば地球は永劫安泰ですね! いっそ宇宙怪獣も誘って……(マテ)。

そういえば児童誌とかでモスラの移住の理由って書かれた事ってあるんですかね?
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