「霊夢ったら、どうして賞味期限の切れた食材ばかり置いているのかしら。私が処分してあげないとね♪」
「ちょっと何なのよこれは!!」
朝ごはんを待っていたら台所と思われる方向から霊夢さんの怒鳴り声が。どうしたのかな?
「どうしたんだ霊夢~」
「あんたっ!用意してた食材全部盗んだわね!?」
「ひどいぜ霊夢~いくら私でも幽々子じゃあるまいし食材全部食べたりはしないぜ」
どうやら朝ごはんのための食材が盗まれていたようだ。そんなこんなしているうちに猫さんが来た
「まったく、朝から騒がしいぞ。どうしたんだ?博麗の巫女」
「あんた、台所に置いてた食材盗んだ?」
「いや、盗んでないぞ。そもそも私は一応食べ物がなくても生きていけるのだからわざわざ盗む必要はないだろう」
「それもそうね...となると誰が?」
霊夢さんがこっちを見てきた。いや私じゃないですよ?盗む動機もないですし、来たばかりの幻想郷に隠す場所なんてないし
「荷車まるまる一台分盗むなんてありえる?」
「「そんなに盗まれたの!?」」
わぁお。大量に盗まれたようですね。泥棒も大変だっただろうに
「猫、あんたも力がある妖怪なんだったら台所に行って犯人が誰か調べてきなさい」
「はいはい。しょうがないなぁ」
あんまり乗り気じゃないけど猫さんが調べにいったね。ご飯が食べれないんだったら暇だし私もついていこうかな
―――少女迷子中―――
「おーい、誰か~」
狭い建物の中でかれこれ10分近く道にまよっている。どうしてこうなった。
猫さんが廊下から左の部屋に入ったので後に続けばなぜか同じ廊下が続いていた。
深く考えずに一番近くにあった部屋に入ったらまた廊下。廊下迷路に迷い込んでしまったようだ。
とりあえず何故この状態にあるかを考える。
猫さんのイタズラか?妖怪の罠にかかったか?
おそらく前者だろう。こんな迷路を作れる知力をもつ妖怪が神社の敷地の中で猫さんもいる中罠を作れるはずがない。
じゃあ猫さんがこの状態に私をおく理由は何か?まったく分からない...
とりあえずさっきから空気中に薄いけれども違和感を感じているから違和感の原因を探ってみる
いろいろ見たが、ここの柱に一番違和感を感じる。といっても感じてもどうしようもないのだが
「柱さ~ん。よかったら私を助けて~」
言ってから気づいたけど何してるんだ私。なぜ柱に話しかけた...
「はぁ~い、呼んだかしら?霊ちゃん♪」
「えっ?だっ、誰?柱さん?」
「違うわよ...」
違うと言われた。そりゃそうだけど恥ずかしい。穴を掘って自分で埋まるレベル
空間に猫さんに連れてきてもらった時とは違う目とか腕が奥にある裂け目ができる。中からはきれいな女の人が
「えっと、どちらさま?」
「私は八雲紫ですわ、食材を捨てたのも、あなたを迷宮に閉じ込めたのも私ですわ」
なんで迷宮に閉じ込めたの!?あ、食材は捨てたんだ...
「食材はほぼすべて腐っている状態になっていたので処分させていただきましたわ」
なんか不思議な人だなぁ
「さっそくですけど霊ちゃん、私の式神にならない?」
「シキガミ...?」
式神ってなんですか?
―――バリィィン
「紫、本気で言っている訳ではないよね?」
廊下の景色を割って殺気だらけの猫さんが出てきた。かっこいい!!
というか廊下の景色が割れるってなかなかに謎な光景だなぁ
皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。