進撃の王国心1.5+2.5   作:いすゞ

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皆様、大変お待たせ致しました。

『進撃の王国心Ⅱ』連載スタート致します。約1年が経ったエレン、霊夢、魔理沙の旅の再開は間もなく始まります。

では、新たな冒険の始まりです。




第1話 夏休みの異変

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠い思い出のようなちぎれた夢…

 

 

ちぎれた夢のような遠い思い出…

 

 

繋ぎ合わせたいんだ…

 

 

一緒に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空は暗く、海も闇に染まったかのような暗さ。

 

 

そんな中、岩に腰掛ける人物はある人物を待つ。

 

 

すると、待ち合わせた人物が私の前に姿を現す。

 

 

 

「待っていた。彼に会ってきた…彼は君によく似ている…」

 

 

 

ーあなたは…?ー

 

 

 

「抜け殻…いや、これが本来の姿?」

 

 

 

ーあなたの名前を聞いたのよー

 

 

 

「そんなものに意味はない。君はどうだ?本当の名前を覚えているのか?」

 

 

 

ー私の本当の名前…ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレナ「ん…?んん…」

 

 

 

目を覚ました少女・エレナはベッドから起き上がる。

 

 

 

エレナ「また彼の夢…」

 

 

 

カーテンを開けると外には朝の光が広がっていた。

 

 

 

エレナ「彼は何者……?」

 

 

 

少女は考える……しかし、何も思い出せない。

 

 

分かることは少女の夢に毎日出てくる少年の事。

 

 

 

エレナ「彼は誰?」

 

 

 

鏡の前に立つエレナ……そこには少女の姿があった。

 

 

 

エレナはその姿を見て涙を流す……そして呟く。

 

 

 

エレナ「エレン・イェーガー」

 

 

 

ここはトワイライトタウン。

 

 

私の故郷だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー夏休み1日目ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイネ「な?許せないだろ?」

 

 

ピンツ「うん、なんだか腹が立ってきた」

 

 

オレット「チルノやりすぎだよね!」

 

 

 

トワイライトタウンのいつもの場所でハイネ達は何やら怒っていたがエレナは上の空だった。

 

 

しかし、彼女は視線に気が付きハッとしてハイネ達の方を見る。

 

 

 

エレナ「なに?」

 

 

 

ピンツはエレナに告げる。

 

 

 

ピンツ「チルノが許せないって話」

 

 

ハイネ「街でいろんな物が盗まれているのは事実でチルノとは長い因縁があるから俺達を犯人と思うのは1000歩譲って許してやってもいい!」

 

 

ピンツ「けど、許せないのは僕達が犯人って街の人達に言いふらしていることだよね?」

 

 

ハイネ「さぁ、エレナ。どうしてくれようか?」

 

 

エレナ「えーと……犯人を探そう。私達の無実を証明しないと!」

 

 

ピンツ「それは面白そうだね!」

 

 

ハイネ「チルノはどうするんだ?」

 

 

エレナ「真犯人を見つけ出せば誰もゴチャゴチャ言わないはずだよ?」

 

 

ピンツ「大変だ!!ーーーーがなくなってる!」

 

 

突如、カメラを手に持ったピンツが叫ぶが何か違和感を感じ取る。

 

 

ハイネ「俺達のーーーーが!?」

 

 

オレット「え!?なにこれ!?ーーーーが言えない!?」

 

 

続々とそのーーーーが言えない事に驚く一同。

 

 

ピンツ「でも僕の言いたいこと分かるよね?!ーーーーが何なのか分かるよね?」

 

 

エレナ「私達のーーーーだけじゃない…ーーーーって言葉も盗まれた!?」

 

 

ハイネ「くっそ!どんな泥棒だよ!」

 

 

エレナ「チルノ達に聞けば何か分かるかも」

 

 

オレット「みんな、行こう!!」

 

 

 

ハイネは駆け出し外に出ると、エレナも後を追うように駆け出そうとする。

 

 

エレナ「あ…れ……?」

 

 

その時、エレナは気絶し、地面に倒れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー彼が目覚めるー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレナ「うう…」

 

 

 

エレナは目が覚めると立ち上がると、オレットがやってくる。

 

 

 

オレット「エレナ!行こう?」

 

 

 

そして、オレットの後に続きチルノがいる空き地へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空き地に着いたエレナ達はチルノの取り巻き達と遭遇する。

 

 

エレナ「あなた達、チルノに話がある!!」

 

 

ルーミア「あー!盗人!」

 

 

リグル「チルノちゃんの大事なものを盗んだ犯人ですね!」

 

 

ハイネ「なんだと!」

 

 

チルノ「アンタ達……」

 

 

エレナ「チルノ、私達はやってない。信じて」

 

 

チルノ「ふん……アンタらが盗んだんでしょ?」

 

 

リグル「そうだ!そうに違いない!」

 

 

 

エレナ達が誤解を解こうと説得するが誰も話を聞いてくれない……

 

 

そして、妖精達は騒ぎ出す。

 

 

 

チルノ「あたい達のーーーーを返してもらおうか?」

 

 

エレナ「私は盗んでないわよ」

 

 

チルノ「盗まれたのはアンタの敗北の決定的証拠!まぁ、最強のアタイからすればアレがなくなっても過去は変わらないけど」

 

 

ルーミア「チルノちゃん!なら、もう一回再現させようよ!」

 

 

チルノ「いいねそれー!」

 

 

 

妖精達はオモチャの剣に似せたストラグルソードを構える。

 

 

 

オレット「何をするつもりなの?」

 

 

チルノ「降参するなら今のうちだよ〜?」

 

 

 

すると、チルノの足元に一本のストラグルソードが落ちており、エレナはすかさず広いチルノに斬りかかる。

 

 

 

エレナ「はぁぁぁ!!」

 

 

チルノ「おっと!」

 

 

 

チルノの持つストラグルソードで防がれ、エレナは後方に下がる。

 

 

 

チルノ「やる気なんだな!」

 

 

エレナ「ええ!成敗してあげるわ!」

 

 

 

チルノの取り巻き達がストラグルソードを構えてエレナ達に向かって攻撃してくる。

 

 

 

ルーミア「くらえー!」

 

 

リグル「えい!」

 

 

 

エレナはそれぞれ攻撃を防ぎ、反撃する。

 

 

そして、妖精達はエレナにあっけなく倒される

 

 

 

エレナ「ふぅ……」

 

 

 

エレナは一息つき、チルノを見る。

 

 

彼女のストラグルソードは青く輝いていた。

 

 

 

エレナ「何それ?!」

 

 

チルノ「これ?あたいの能力によって作られた特別な剣さ」

 

 

オレット「そんなの卑怯だよ!」

 

 

エレナ「任せて!」

 

 

 

エレナはチルノと戦う気満々で構える。

 

 

それを見たチルノはニヤニヤと笑う。

 

 

 

チルノ「いいのかなー?怪我しても知らないぞー?」

 

 

エレナ「私は本気よ!」

 

 

 

エレナは武器を構えながらチルノに突進する。

 

 

チルノはエレナの攻撃を避け、斬りつける。

 

 

エレナ「っ!」

 

 

ハイネ「大丈夫か!」

 

 

チルノ「喰らいなっ!」

 

 

 

チルノがストラグルソードを振り上げたとき、エレナは隙をみてチルノに一撃を与える。

 

 

 

エレナ「はぁぁ!」

 

 

チルノ「グハッ!」

 

 

 

攻撃を受けた瞬間、チルノのストラグルソードが輝く。

 

 

 

エレナ「!?」

 

 

 

チルノは青い剣で攻撃を繰り出す。

 

 

しかし、エレナはすかさずガードをし、チルノを弾き飛ばす。

 

 

 

チルノ「くっ……」

 

 

エレナ「貰った!!」

 

 

 

エレナはチルノを斬る。

 

 

すると、ストラグルソードがチルノの手から離れ地面に落ちる。

 

 

 

オレット「凄い!!」

 

 

ハイネ「なんか、よく分からんけどやったな!」

 

 

ルーミア「チルノちゃんが負けた!?」

 

 

 

ピンツはカメラを取り出しエレナに向ける。

 

 

 

ピンツ「ねぇ、写真撮ってもいい?」

 

 

エレナ「あ、うん」

 

 

 

妖精達は悔しそうに顔を歪ませながら去っていく中、エレナはポーズを決める。

 

 

カシャリッ!という音がなりピンツのカメラのシャッタが鳴る。

 

 

その時、銀色の生物がピンツのカメラを奪い取る。

 

 

 

ピンツ「わっ!?」

 

 

ハイネ「何だアイツ!?」

 

 

オレット「犯人!?」

 

 

 

そして、エレナは銀色の生物の後を追いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀色の生物を追いかけるために走り続けるエレナ。

 

 

あとを追いかけると町外れの森に出る。

 

 

 

エレナ「この先は…幽霊屋敷?」

 

 

 

幽霊屋敷に近づく度に、エレナは寒気を感じる。

 

 

 

エレナ(なんだろう……この感じ)

 

 

 

そして、ついに幽霊屋敷にたどり着くと銀色の生物が門の前で佇んでいた。

 

 

 

エレナ「あなたは一体?」

 

 

 

すると、エレナの脳内に声が響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーお迎えに参りました。我が主人よー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレナ「え?」

 

 

 

その時、銀色の生物が襲い掛かる。

 

 

 

エレナ「な、なに!?」

 

 

 

銀色の生物の攻撃を避けると、エレナは戦闘態勢に入る。

 

 

ストラグルソードで銀色の生物に斬りかかるが攻撃を簡単に弾き返されトリッキーな動きでエレナを困惑させる。

 

 

エレナ「速い!?」

 

 

 

銀色生物の攻撃を避け続けるエレナだが、徐々に追い込まれていく。

 

 

エレナ「駄目だ…」

 

 

 

その時、ストラグルソードが光に包みこまれる

 

 

 

エレナ「え…?」

 

 

 

次の瞬間、ストラグルソードが大きな鍵の形をした剣に変わる。

 

 

 

エレナ「な、なにこれ!?」

 

 

 

銀色の生物は、武器が変化したことに驚いているエレナに再度襲い掛かる。

 

 

 

エレナ「はぁぁっ!」

 

 

 

すると、鍵の剣が光り輝き、そのまま斬撃波を放つ。

 

 

斬撃波が直撃した銀色の生物は吹き飛ばされる。

 

 

 

エレナ「攻撃が当たった!?」

 

 

エレナは鍵の剣を構え、跳躍すると銀色の生物に二度三度攻撃を与える。

 

 

そして、銀色の生物は消滅すると、それとともに写真が散らばる。

 

 

 

エレナ「これって…」

 

 

 

すると、先程の鍵の剣が光に包まれ、ストラグルソードに戻る。

 

 

エレナは足元に数枚の写真が散らばっている1枚を拾う。

 

 

そこには、幽霊屋敷の前で集合写真を取ったエレナ達の姿だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイネ達と合流したエレナは先程回収した写真を見ていた。

 

 

 

そこには、エレナと男性が写っていた。

 

 

 

 

ピンツ「この"写真"は?」

 

 

オレット「あ!言葉が戻ってる!?」

 

 

エレナ「あの人が店の店長になったばかりの時に私が最初のお客さんだったの。だからその"記念写真"」

 

 

ハイネ「なぁ、犯人はどんなやつだったんだ?」

 

 

エレナ「うーん……分からない。でも、写真だけが落ちてた」

 

 

ハイネ「それじゃ、俺達の疑いが晴れないだろ?」

 

 

ピンツ「ねぇ、それよりもどの写真にもエレナが写ってるよ」

 

 

エレナ「え?」

 

 

オレット「本当だ!全部、エレナが写ってる」

 

 

エレナ「……どうしてなんだろう?」

 

 

ピンツ「もしかして、犯人が本当に欲しかったのはエレナ自身だったりして?」

 

 

ハイネ「馬鹿言うなよ。こんな奴盗んだって何のメリットもないよ」

 

 

エレナ「いや、そんな言い方はひどいよ!」

 

 

ピンツ「でも、この写真に写っているのは全部エレナは笑顔だね。まるで君は喜んでいるように見えるよ」

 

 

エレナ「……うん、この時の私はとても凄く幸せだからだと思う」

 

 

ハイネ「そうなのか?」

 

 

エレナ「うん、それに皆と出会えてから毎日が楽しいもの!」

 

 

オレット「そうだね!私も楽しい!」

 

 

 

すると、遠くから列車の汽笛が鳴る。

 

 

それを聞くように4人は夕陽を見つめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼…エレン・イェーガーは鍵の形をした剣。

 

 

"キーブレード"を持っていた。

 

 

そして、霊夢と魔理沙という名前の少女達と旅をしていた。

 

 

まるで、私とハイネ達みたいに仲良しだね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕陽の光が差し込み目を覚ます。

 

 

 

エレナ「キー……ブレード?」

 

 

 

今思い出すと、昨日私が出したのはエレンが使っているキーブレードだった…。

 

 

 

エレナ「まさかね……」

 

 

 

彼女は立ち上がると、身支度を整えハイネ達と合流する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー夏休み2日目ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの場所につくとエレナ達はシーソルトアイスにかじりつく。

 

 

すると、ハイネが立ち上がり私達に提案する。

 

 

 

 

ハイネ「ということでみんなで海に行こう!」

 

 

エレナ「い、いきなり何?」

 

 

オレット「確かに…でも、夏だしいいかもね!」

 

 

ピンツ「うん!」

 

 

 

ハイネはエレナに近づきながら言う。

 

 

 

ハイネ「ほら、お前は昔海に行った事あるだろ?なら思い出が1つくらい残ってるんじゃないか?」

 

 

 

エレナ「……っ!」

 

 

 

すると、彼女は何かを思い出したかのように目を見開く。

 

 

それは、私がまだ小さかった頃の話だ……。

 

 

 

 

エレナ「うん、少しだけあるよ。思い出した」

 

 

ハイネ「なら、夏休みもあと僅かなんだ!駄目か?」

 

 

エレナ「でもさ、お金はどうするの?」

 

 

ハイネ「んなもん、任せろって!」

 

 

エレナ「うーん……」

 

 

オレット「エレナ、行こうよ!海!」

 

 

ピンツ「そうだよ!折角だし!」

 

 

エレナ「うーん、皆が言うなら……分かった行こう!」

 

 

ハイネ「よっしゃー!!」

 

 

ハイネはガッツポーズを取る。

 

 

シーソルトアイスを食べ終えた後、4人は街中に向かう。

 

 

すると、4人がピタッと止まる。

 

 

それは、明後日開催するストラグルバトルの決勝大会ポスターに目に止まったからだった。

 

 

 

ハイネ「いよいよだ、決勝は俺とエレナで戦って。賞品は4人で山分けだ!」

 

 

エレナ「ええ、臨むところよ!」

 

 

ピンツ「二人ならやれるよ!」

 

 

オレット「頑張ってね!」

 

 

 

そして、ハイネとエレナは握手を交わす。

 

 

 

ハイネ「約束だぞ?」

 

 

エレナ「うん!」

 

 

 

こうして、一致団結した雰囲気の中エレナ達は海へ行く資金稼ぎのために"バイト"に向かうのであった。

 

 

 

エレナ「というかハイネの任せろってバイトなのね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後私は短時間で様々なバイトをした。

 

手紙配達、荷物運び、パフォーマンス、ポスター貼り、蜂退治、ガラクタ掃除などなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、駅前に集合したエレナ達はお金の集計をしていた。

 

 

 

オレット「みんな頑張ったから稼いだ金額は5000マニーあります!」

 

 

ハイネ「おっし!」

 

 

オレット「切符買いに行こう?」 

 

 

 

そう言うと、オレットは私にマニーの入ったポーチを受け取るとハイネ達は先に行っていた。

 

 

あとを追いかけようとした途端だった。

 

 

 

エレナ「わっ!!」

 

 

 

突如転んでしまう。

 

 

 

エレナ「いてて…」

 

 

 

立ち上がろうとすると何者かがエレナの腕を掴みそのまま起き上がらされる。

 

 

 

エレナ「ありがとう……ってあれ?」

 

 

 

そこには誰もいなかった。

 

 

気のせいかな?とエレナは思い再び歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイネ達は窓口で切符を購入しようとしていた。

 

 

 

ピンツ「あ!エレナ、お金!」

 

 

エレナ「あれ?」

 

 

 

エレナはポケットにしまっていたはずのマニーポーチを探す。

 

 

しかし、ポケットの中は何も入ってなかった。

 

 

 

エレナ「ない!?」

 

 

ハイネ「どうした?」

 

 

エレナ「ないの!お金が!」

 

 

ピンツ「えぇ!?」

 

 

オレット「嘘でしょ!?」

 

 

エレナ「もしかして、盗まれた!?ねぇ、私が転んだときに誰かいなかった?」

 

 

ハイネ「誰も見てないぞ?」

 

 

エレナ「誰も…みてない…?」

 

 

 

 

結局、エレナ達は電車に乗れず、海にも乗れないまま、撤収するしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、エレナ達は駅前の時計台でシーソルトアイスを食べていた。

 

 

しかし、エレナは俯いたまま食べずにいた。

 

 

 

 

ハイネ「はぁ……どうした?」

 

 

エレナ「……ねぇ、私って不幸体質なのかなぁ……?」

 

 

ピンツ「どうして?」

 

 

エレナ「だって、お金が無くなったから、電車に乗れなかったんだよ?おまけに私のせいで皆が海にも行けなかったし。これって不幸じゃん」

 

 

オレット「でもさ、お金が無くても楽しい思い出は沢山あるでしょ?」

 

 

エレナ「………うん、そうだね……」

 

 

ハイネ「ほら、そんな落ち込むなってアイス溶けるぞ?」

 

 

 

しかし、私はまだ気にしている事があった。

 

 

転んで、立ち上がろうとしたときに誰かに囁かれたような気がした

 

 

 

エレナ「"エレンを感じているか?"か…」

 

 

ハイネ「ん?何か言ったか?」

 

 

エレナ「ううん、何でもないよ」

 

 

ハイネ「そうか?」

 

 

 

 

こうして、また1日が終わったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ暗な空間で一つの光がある。

 

 

しかし、それは光ではなく人の姿。

 

 

黒髪の長髪をした少女の姿。

 

 

 

エレナ「あなたは…?」

 

 

 

エレナの問いかけにその少女は私に振り返ると微笑む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレナは目覚める。

 

 

そこは、いつもの自分の部屋だった。

 

 

 

エレナ「今の夢……一体何なんだろう」

 

 

 

その時、人の気配を感じ取り、部屋の中を見渡す。

 

 

しかし、そこには誰もいなかった。

 

 

 

エレナ「気のせい…?」

 

 

 

ベッドから起き上がり、身支度を整えいつもの場所に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー夏休み3日目ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの場所に訪れるとハイネ達は居なかったが、代わりにメモが残されていた。

 

 

『我々は今度こそ海に行く!マニーのことはノープロブレム!』

 

 

エレナ「またハイネ達はバイトしてるのかしら…」

 

 

 

 

 

 

外に出ると後ろから聞き慣れた声が聞こえた。

 

 

 

ピンツ「あっ!エレナ!」

 

 

エレナ「あ、おはよう」

 

 

オレット「うん、おはよう!」

 

 

 

2人が私の元に歩き出そうした途端、時が止まる。

 

 

 

エレナ「え?」

 

 

 

瞬きをした瞬間、目の前にあの夢の少女が現れる。

 

 

 

「こんにちは、エレナ」

 

 

エレナ「あ、あなたは?」

 

 

「どうしてもあなたに会っておきたくてね」

 

 

エレナ「私に?」

 

 

「そう、君に…」

 

 

エレナ「ど、どういうこと……?」

 

 

 

すると、再び時が動き出し、気づいた時には目の前にいた少女がいなかった。

 

 

 

ピンツ「オレットの買い物に付き合わされてるんだ」

 

 

オレット「エレナも一緒にどう?」

 

 

エレナ「そ、そうなんだ。それより…さっきの…」

 

 

ピンツ「誤魔化してるし…」

 

 

オレット「まぁいいでしょう。それじゃエレナまた後でね」

 

 

エレナ「う、うん……」

 

 

 

2人はそのまま街の中へ消えていった。

 

 

 

エレナ「幽霊屋敷へ向かったのかな?」

 

 

 

そう呟き、エレナは目的地に向かった。

 

 

その時、目の前に何か嫌な煙が現れ、その中からあの写真泥棒の銀色の生物数体が現れる。

 

 

 

エレナ「な、何!?」

 

 

 

すると、銀色の生物が襲いかかる。 

 

 

 

エレナ「っ!」

 

 

 

エレナは攻撃を避け、町中へ引き返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げた先はチルノ達のいる空き地にたどり着く。

 

 

エレナ「はぁ……はぁ……」

 

 

チルノ「何しに来たエレナ?」

 

 

エレナ「チルノ!」

 

 

 

すると、エレナの頭上から銀色の生物3体が現れる。

 

 

 

ルーミア「ち、チルノちゃん!なんか出たよ!」

 

 

チルノ「誰だが分からないが激しく気に入らないな!」

 

 

リグル「ち、チルノちゃん!早くやっつけないと!」

 

 

チルノ「わ、分かってる……適当なもの使うぞ!」

 

 

エレナ「私も手伝うよ!」

 

 

チルノ「エレナは下がってな!」

 

 

エレナ「でもっ!」

 

 

 

すると、銀色の生物が襲いかかってくる。

 

 

チルノは魔法で氷の剣を作り出し応戦する。

 

 

 

チルノ「っ!」

 

 

ルーミア「チルノちゃん、あぶない!」

 

 

エレナ「危ないっ!」

 

 

 

すると、エレナが飛び出しチルノを庇う。

 

 

 

エレナ「うっ……」

 

 

 

エレナはダメージを負う。

 

 

チルノ「な、なんで?」

 

 

リグル「チルノちゃん!あそこ!」

 

 

 

そこには、もう一体の銀色の生物がいた。

 

 

 

チルノ「ちっ!エレナ、これ使いな」

 

 

 

そう言うと、チルノはエレナにストラグルソードを渡す。

 

 

 

エレナ「でも、チルノは?」

 

 

チルノ「アタイは平気だ。こんな奴等、氷でぶっ飛ばす」

 

 

エレナ「……分かった。ごめんね」

 

 

 

そう言ってエレナは受け取る。

 

 

銀色の生物3体は同時に襲いかかってくる。

 

 

エレナは目を閉じ、意識を集中する。

 

 

そして、3体がエレナに一斉攻撃する。

 

 

 

 

エレナ「っ!」

 

 

チルノ「エレナッ!」

 

 

 

エレナはストラグルソードを頭上に掲げる。

 

 

すると、光の柱が放たれ銀色の生物達は弾き飛ばされる。

 

 

 

エレナ「はぁ……はぁ……」

 

 

チルノ「な、なんだ?」

 

 

ルーミア「な、なんかエレナから光ったよね?」

 

 

しかし、背後からもう1体の銀色の生物が襲いかかってきた。

 

 

 

エレナ「っ!」

 

 

 

銀色の生物の攻撃はエレナを弾き飛ばす。

 

 

 

チルノ「おいエレナ!」

 

 

 

その時チルノ達を囲むように銀色の生物達が立ちはだかる。

 

 

 

エレナ「……ど、どうすれば…」

 

 

 

その時、エレナは違和感に気づく

 

 

チルノ達が動いてない?

 

 

まるで、先程のピンツとオレットが止まったみたいな?

 

 

 

エレナ「……時が止まってる?」

 

 

 

そして銀色の生物達は一斉に襲ってくる。

 

 

 

エレナ「っ!」

 

 

 

その時だった、突如少女の声が響く。

 

 

 

「エレナ!キーブレードを使って!!」

 

 

 

エレナ「え?」

 

 

 

すると、世界が光り出し、眩しさのあまり目をつぶる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けると、そこは不思議な世界だった。

 

 

周りは暗く見えないが、足元に円形のステンドグラスがあり、そこには夢に出てくる人物達。

 

 

エレン、霊夢、魔理沙の姿が描かれていた。

 

 

 

エレナ「ここは…」

 

 

 

すると、目の前に剣、盾、杖が現れる。

 

 

エレナはそれらを見る。

 

 

 

 

見ているだけで力がみなぎってきそうな剣。

 

 

 

 

とても頑丈そうな盾だ。これがあれば傷一つつかない気がする。

 

 

 

 

不思議な雰囲気をした杖だ。手にするだけで賢くなりそう。

 

 

 

 

全てを確認したエレナは1つの武器を手にする。

 

 

そして、手にした武器は消え去り、キーブレードに変わる。

 

 

すると、先程の銀色の生物3体がエレナの前に現れる。

 

 

 

エレナ「っ!こいつら…!」

 

 

 

すると、エレナはキーブレードを構え銀色の生物3体に攻撃を仕掛ける。

 

 

 

エレナ「はぁーー!!」

 

 

 

そして、銀色の生物の一体が消える。

 

 

次に、他の2体が襲いかかるも華麗に避け反撃する。

 

 

さらに、もう1体の攻撃を受け止めると、そのまま押し返し斬りつけ消滅。

 

 

最後の一体が襲いかかるもキーブレードで攻撃を防ぎ弾き返す。

 

 

 

エレナ「喰らえっ!!」

 

 

 

そして、そのまま銀色の生物をキーブレードで貫き消滅させる。

 

 

 

エレナ「や、やった……」

 

 

 

しかし、エレナは後ろに気配を感じ取り、振り返ると、そこには先程の銀色の生物よりも更に大きな銀色の怪物トワライライトゾーンが現れる。

 

 

 

エレナ「な、なによこいつ……!?」

 

 

 

トワライライトゾーンは攻撃体制に入る。

 

 

 

エレナ「っ!!」

 

 

 

その時、眩しい光が放つ。

 

 

気が付くと、空中でエレナの手足は拘束されていた。

 

 

 

エレナ「えっ!?なにこれ!?」

 

 

 

突然、トワイライトゾーンが目の前に現れる。

 

 

トワライライトゾーンはエレナに向かって、パンチを仕掛ける。

 

 

しかし、エレナは間一髪避け、キーブレードで反撃し、トワイライトゾーンを弾き飛ばす。

 

 

しかし、すぐに起き上がると、再びエレナに襲いかかり空高く投げる。

 

 

エレナはキーブレードを構え直すと、トワライライトゾーンの攻撃を避け、反撃する。

 

 

トワライライトゾーンはエレナの攻撃により倒れ、地面のない底へ落ちる。

 

 

 

エレナ「や、やったのかしら?」

 

 

 

すると、地面が揺れだし、そこからトワイライトゾーンが姿を現す。

 

 

エレナ「な、なにあれ!?」

 

 

トワイライライトゾーンは大きなエネルギーを溜めた玉をエレナに投げようとしていた。

 

 

 

エレナ「っ!?喰らえっ!!」

 

 

 

エレナはキーブレードを投槍のように投げる。

 

 

そして、エネルギーの玉は大爆発を起こしエレナと共に闇に取り込まれる。

 

 

 

エレナ「く、苦しい!!」

 

 

 

すると、闇の中から一筋の光が溢れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その光に吸い込まれるようにエレナは脱出し、気が付くと目の前に少女がいた。

 

 

 

フリーダ「私の名前はフリーダ」

 

 

エレナ「フリーダ…?」

 

 

フリーダ「エレナ。あなたの本当の正体はわかる?」

 

 

エレナ「正体?」

 

 

フリーダ「そう、君は何者なの?」

 

 

エレナ「わ、私は……」

 

 

 

すると、フリーダの横から黒コートを着た人物が現れ、フリーダの手を掴む。

 

 

 

「何をする気だフリーダ?」

 

 

フリーダ「でもこのままだとエレナが!」

 

 

「本当のことなど知らない方がいい」

 

 

 

すると、エレナは黒コートの人物の声に聞き覚えがあった。

 

 

 

エレナ「あなた……あの時の……!?」

 

 

黒コート「まさかここまで来るとは思わなかったが、どうせお前は消える」

 

 

 

フリーダは手を振り払う。

 

 

フリーダ「エレナ!逃げて!」

 

 

エレナ「……あなたは?!」

 

 

フリーダ「早く!」

 

 

エレナ「あなたは誰なの!?」

 

 

 

すると、フリーダはエレナに微笑む。

 

 

 

フリーダ「また会えるよ。だから今は行って」

 

 

 

すると、エレナは光に包まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、目を開けるとそこには心配そうな顔をしたチルノ達だった。

 

 

 

チルノ「エレナ!大丈夫か!?」

 

 

エレナ「え?」

 

 

 

気が付いたら、手にはキーブレードはなく、いつの間にかストラグルソードに変わっていた。

 

 

まるで幻かのように。

 

 

 

エレナ「あれは一体……」

 

 

チルノ「エレナ?」

 

 

 

エレナは立ち上がる。

 

 

 

エレナ「……大丈夫」

 

 

 

フリーダの正体……何か知っている気がする。しかし、今は考えてもしょうがない。

 

 

 

チルノ「そにしてもなんだったんだ?あの銀色奴らは…」

 

 

エレナ「私が聞きたいよ…」

 

 

チルノ「まぁ、どうでもいいが、アタイらに喧嘩ふっかけたのが運の尽きだったな!」

 

 

エレナ「それで、あいつ等は?」

 

 

チルノ「なんか突然消えたよ。不思議だよな?」

 

 

エレナ「……そうだね」

 

 

 

すると、奥にハイネ達が立っていた。

 

 

しかし、ハイネは怒ったような顔をして去っていった。

 

 

その後をピンツ、オレットは後を追う。

 

 

 

エレナ「ま、待って!」

 

 

チルノ「お、おい!明日の大会逃げんなよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの場所にたどり着くとハイネ達はアイスを食べていた。

 

 

 

ピンツ「チルノ達と遊んでたの?」

 

 

エレナ「いや、それよりも海には行ったの?」

 

 

オレット「ううん?4人じゃないと…ね?」

 

 

エレナ「だ、だよね?明日こそ海に行かない?」

 

 

ハイネ「明日は約束がある」

 

 

エレナ「……そうか………あっ!!」

 

 

 

エレナは昨日のことを思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイネ『いよいよだ、決勝は俺とエレナで戦って。賞品は4人で山分けだ!』

 

 

エレナ『ええ、臨むところよ!』

 

 

ピンツ『二人ならやれるよ!』

 

 

オレット『頑張ってね!』

 

 

 

そして、ハイネとエレナは握手を交わす。

 

 

 

ハイネ『約束だぞ?』

 

 

エレナ『うん!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだった。明日はストラグルバトルの決勝大会…忘れてた…

 

 

 

ハイネ「俺、帰るわ」

 

 

 

ハイネはその場から立ち去る。

 

 

 

エレナ「あっ!………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒コートの人物の2人は喋っていた。

 

 

「侵入者が入った」

 

 

「機関のメンバーか?」

 

 

「エレナと接触する可能性は?」

 

 

「可能性はあるな…」

 

 

「そうか、だが問題ないはず…」

 

 

「なら、俺が見張りしておくよ」

 

 

「ああ、頼んだクロード」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 

 






さて、エレンが目を覚ますかと思いきや、まだ目覚めてない。

そして、謎の少女エレナは一体何者なのか…

次回4月15日に投稿です!お楽しみに

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