翌日、宿舎で目を覚めるエレン。
その時、エレンは異変を感じ、外を見る…
エレン「嵐?」
外では強い雨と風が吹き荒れていたのだ
エレン「えぇー!?」
エレン「まさか、あの時の……」
その光景に、エレンは見に覚えがある。
いや、夢で何度が見たことがある雰囲気だ
すると、ドアがバタンっと開く
キース「貴様ら!アルレルト訓練兵とアッカーマン訓練兵を見なかったか?!」
!?アルミンとミカサがいない?
エレン「まさか…!?俺探してきます!」
キース「待てイェーガー!外は嵐だ危険すぎるぞ!!」
だが、エレンの耳にキースの言葉が届くことなく外に駆け出してしまう。
エレン「あいつらが危ない!!急がないと!!」
エレンは急いで3人の大切な場所へ向かう
その道中、あの頃の小さな影ハートレスの集団が姿を表す。
エレン「邪魔だ!!どけっ!!」
エレンはキーブレードを出現させ、戦闘態勢に入る。
しかし、ハートレス達はそれをあざ笑うかのようにエレンの攻撃をかわしていく
エレン「くそっ!!なんなんだよお前らは!!」
ハートレスの退けながらエレンはようやく湖に辿り着く
すると、そこにアルミンが立っていた
エレンは急いでアルミンの元へ駆け出す
エレン「アルミン!ミカサはどうしたんだ!」
アルミン「扉が開いたんだ…」
エレン「アルミン?」
アルミン「やったよエレン!僕達、遂に外の世界に出られるんだ!!」
意味がわからなかったこんな状況でアルミンはなぜそんなに嬉しそうなんだよ…
エレン「なに言ってるんだよ!そんなことよりミカサはどこだよ!」
アルミン「ミカサも一緒さ!!」
エレン「だからなに言って……ッ!?」
突然、背後から何者かが現れエレンの腕を掴む それは先程まで戦っていたハートレス達だった。
エレンはその手を払おうとするがびくともしない それどころかどんどん力が強くなっていく
エレン「ぐあっ!ああぁあ!!!」
アルミン「エレン」
アルミンは手を差し伸べる
エレンはハートレス達をなんとか振り払い、アルミンの手を握ろうとするが
ザッバーン!!
湖の水が頭上から落ち、エレンはもがき苦しむ
エレン「うぅ……ゴホッ……ゴホ……ア……ルミ……ン……」
エレンは意識を失いかけるが、ギリギリのところで持ち堪えた。
エレン「っ!」
エレンはキーブレードを握り、水を切り裂いた
そして、水中から開放されたエレンは辺りを見渡す
エレン「アルミン!?どこだ!」
アルミンが忽然と姿を消した
エレン「畜生、ミカサは…どこだ?」
エレンは必死にあたりを探し回る。
その時、エレンの視界には見慣れた後ろ姿が映った
エレン「ミカサッ!!」
ミカサを呼ぶ、彼女は苦しそうな顔を浮かべ、エレンに振り返る
ミカサ「エ…レン…?」
ミカサはエレンに手を伸ばす
すると彼女の背後から風が吹き
ミカサを吹き飛ばす
エレンは抱き止めようとするが直前に彼女はエレンとすれ違う様に消えてしまう
エレン「なんだこれ……」
その風に思わず目を閉じる そして再び目を開けた時、そこにはミカサの姿は無かった。
エレン「おい……嘘だろ……」
エレンはその場で膝をつく
エレン「俺は失ったのか……?大切な人達を……?」
エレンの目からは涙が流れ落ちる
エレン「嫌だ……もう失いたくない……!」
エレンは自分の無力さを悔やみ続ける。
そして、彼は自分の胸に手を当てる。
エレン「頼む、教えてくれ、俺はどうすればいい?どうしたら、二人を救えるんだ!!」
エレンは叫ぶ続ける
その時、再び突風がエレンを襲う。
エレン「うわっ!!」
エレンは遥か彼方へ吹き飛ばされた
エレン「うっ…うぅ……ここは…」
エレンは目を覚ます
そこは、トロスト区の街。
しかし、いつもと違う雰囲気だ…
エレン「っ!これは…」
建物の下を見るとそこには大量のハートレスが湧いて出ていた
エレン「なんだよ……あれ」
エレンは絶句する。
ハートレスが街を破壊しているのだ。
エレン「あいつら、一体何をしているんだ……」
ハートレスは人間を襲っているわけでもなくただ破壊を繰り返す。
まるで、何かを探すように
エレン「とにかくライナー達を探さないと…」
エレンは駆け出した。
エレン「はぁ……はぁ……はぁ……くそっ!どこにいるんだよ!」
エレンはハートレスを避けながら、街の中を走り回っていた。
しかし、いくら探し回っても見つからない。
すると、ハートレス達が一斉に空を見上げる
エレン「ん?なんだ?」
エレンもハートレス達の視線の先を見る。
そこに現れたのは巨大なハートレス。
ハートレス達はそれに群がっていく。
エレン「っ!?」
エレンはハートレス達の行動に驚愕するがすぐに理解した。
ハートレス達はあの巨大ハートレスに食われているのだと。
エレン「あいつらは仲間を食ってるのか……?」
その光景に唖然としながらもエレンは走り続けた。
すると、どこからか聞き覚えのある声がする
コニー「おいジャン、なんで撤退が出来ないんだよ!!」
ジャン「見ればわかんだろ…あの巨大ハートレスがこの世界を取り込みやがったんだ…増援も来なければ、助かる方法もない…畜生…」
エレン「え?」
コニーとジャンの声だ。
間違いない。
エレンは急いで声のする方向へ向かう。
と、その時地面から黒い影の大群が噴出するように出てくる
エレン「何だこいつら…」
エレンはキーブレードで身構える
ライナー「?っ!おい、エレンだぞ!」
ベルトルト「よかった無事だったんだ…」
コニー「おいアイツなんかハートレス大群が襲われてないか!?」
ライナー「アイツを助けるぞ!」
ライナーはそう言うと駆け出す、それに続くようにベルトルト、コニーも駆け出す
ジャン「馬鹿だろ…どうせ誰も助からないのによ…」
エレン「くっ!」
ハートレスの大群。デビルズウェーブがエレンに襲いかかる。
エレンはそれをなんとか退けるが、 次々と湧き出てくるハートレスに徐々に追い詰められていく。
エレン(このままじゃ……)
デビルズウェーブが再び攻撃しようとしたとき、ある人物の攻撃により後退する
エレン「え…」
ライナー「エレン大丈夫か!?」
エレン「ライナー……」
ベルトルト「僕もいるよ!」
エレン「ベルトルト……」
コニー「俺も忘れんじゃねー!」
エレン「コニー……」
ライナー「お前たち!気合い入れて行くぞ!」
3人はそれぞれのキーブレードを構え、エレンの前に立つ。
エレン「みんな……」
ライナー「今は感動してる場合じゃない!ハートレス共を倒すぞ!」
ライナーはそう言うと、エレンを腕を掴む。
エレン「あぁ……ありがとう」
エレンは立ち上がり、4人でデビルズウェーブに立ち向かう。
エレン「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
4人のキーブレードから放たれる斬撃が敵を次々と倒していく。
しかし、デビルズウェーブの勢いは止まらない
ライナー「畜生、まるで攻撃すればするほど数が増えてるみたいだ!!」
ベルトルト「とりあえずみんな治癒魔法かけるよ!癒やしを!」
ベルトルトは回復魔法を発動させる。
コニーは傷だらけになりながらも懸命に戦う。
すると、デビルズウェーブによる突進攻撃がエレンに迫る
エレン「くっ!」
エレンは咄嵯に避けようとするが、足が動かない。
恐怖で固まってしまったのだ。
すると、その攻撃をライナーが庇い、受けてしまう
エレン「ライナー!!」
ライナー「こんなのかすり傷だ!!自分の心配をしろ」
ベルトルト「でも…これだと埒が明かないよ…」
コニー「そうだぜ、これじゃいつか力尽きちまう……」
エレン「くっ……どうすれば……」
その時、エレンの頭の中に声が響く
???「…………え……」
エレン「ん?誰だ?」
???「たた…かえ…!!たたかえ…!!戦え!!」
エレン「な、なんだ……頭が割れるように痛いっ!!」
エレンは突然の頭痛に襲われる。
すると、エレンの目には見たことのない光景が映る
エレン「これは……誰の記憶?」
そこには巨人と戦う兵士達の姿があった。
エレン「なんだこれは……」
エレンはその光景に見入る。
すると、エレンにも見覚えのある人物が現れた
エレン「ミカサ…!?」
エレンは目を見開く。
それは、ミカサだった。
エレン「アイツ……まだ生きている……?」
そして、エレンは気づく。
エレン「まさか……この記憶は……ミカサなのか……?」
ミカサは俺に何を見せてるんだ?
俺は何をしたらいい? エレンは必死に考える。
しかし、答えは見つからない。
ただただその映像だけが流れ続ける。
エレン「くそっ……何か手掛かりはないのか……?」
エレンは辺りを見渡す。
すると、地響きがしてくる…
ズシンッ!ズシンッ!
大きな人形をした巨人がミカサに近づく
エレン「おい!ミカサにげ………!」
その時、ミカサの声が脳内に響く
その時…思い出した…
この光景は今までに…
何度も…何度も…見てきた…
いつだって…目に入っていた…でも…
見なかった事にしていた…
そうだ…この世界は…残酷なんだ…!!
…その瞬間、体の震えが止まった…
その時から…私は自分を完璧に支配できた…
何でもできると思った…
戦え…! 戦え…!! 戦え!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!!
ミカサの叫び声と共に世界がフラッシュする
ライナー「エレン!!エレン!!聞こえてるのか?」
エレン「あ……あぁ……」
ベルトルト「よかった……急に動かなくなったから……」
コニー「大丈夫かよ……」
ライナー「一体どうなってんだ?さっきまでとは様子が……」
エレン「大丈夫だ……」
ライナー「ならいいんだが……」
エレン(俺はまだ何も知らない……だが、分かることはミカサは俺に戦えと言ってるんだ!それに応えないとな!)
エレンはそう決意すると、キーブレードを構える。
エレン「行くぞ!!」
4人はデビルズウェーブに向かって駆け出した。
エレン(あの時は恐怖で動けなかったが、今は違う。何故だろう、今は体が軽い)
ライナーとベルトルトとコニーはデビルズウェーブを斬りつける。
エレンもそれに加勢するように、3人の後ろに立ちながら敵を斬っていく。
エレン「これで最後だ!!」
デビルズウェーブに大きな斬撃を与えたと同時に、周りにいた巨大ハートレス達は消え去った。
コニー「やった!倒したぞ!」
ベルトルト「一時はどうなるかと……」
ライナー「あぁ、エレンのお陰だ」
エレン「いや、みんながいてくれたからだ」
エレンは笑顔を浮かべる
ライナー「さて、聞きたいことは山々だが、ここは危険だ。本部に避難するぞ」
エレンは本部へ戻ろうとする。
しかし、それを阻むように目の前には黒いフードを被った人物が現れる。
エレン達4人は身構える。
エレン「誰だ!!」
「つながった世界…」
ライナー「?何を言ってる?」
コニー「なんかヤベー奴じゃん」
「繋がりを辿れ…」
エレン「え?」
「そうすれば…友を救えるだろう」
その人物は謎の言葉を放つと同時に闇に溶けていった…
エレン「なんだったんだ……今のは……」
エレン達が本部へ戻ると、既にジャンが待っていた。
マルコ「皆、無事だったか…」
ベルトルト「なんとかね…」
ライナー「なあ、エレン。ミカサとアルミンはどうしたんだ…」
ライナーに問われ俺はすべてを話した。
ハートレスの出現…
ミカサとアルミンが行方不明ということを…
ベルトルト「そんな……2人が……」
コニー「くそっ!絶対許せねぇ!」
エレン「とりあえず、今は情報が必要だ」
ユミル「それはいいけどよ。この状況をどうするつもりだ?」
ミーナ「そうだよ!外はハートレスで埋め尽くされてるわ!」
エレンは窓の外を見る。どこを見ても建物から黒い影のハートレスがうじゃうじゃといるのが確認できる…
そして、その奥には俺達を見下ろすように立っている巨人なハートレス…
訓練初日に遭遇したハートレスよりも巨人だ…
エレンは険しい顔で考え始める
アニ「ライナー…どうする?」
ライナー「まだだ…やるなら集まってからだ…」
クリスタ「でも、このままだと……私たち……」
エレンは考え事をしているときにふと疑問が1つ浮かぶ
エレン「ところでマスター・アクアはどうしたんだ?一緒じゃなかったのか?」
エレンの問いかけに皆俯く
……
ジャン「マスター・アクアは……もういない……」
エレン「えっ……」
ベルトルト「僕たちを助けに来てくれたんだけど……」
クリスタ「途中で……あの巨大ハートレスに…」
エレン「くそっ……!なんでこんなことに…俺が宿舎から出てまだ間もないって時に!」
ベルトルト「?何を言ってるんだエレン。君は1ヶ月前から行方不明だったんだぞ?」
エレン「え…?」
ライナー「まさか……記憶喪失なのか……?」
エレン「記憶……喪失?」
ライナー「ああ……そういえば、俺たちが助けた時もなんかお前らしくもなかったよな?」
ますます訳がわからない…
再び、エレンは皆に問いかける
エレン「なら、一体この世界は何が起こったんだ…?」
エレンの言葉に一同は困惑していた……
エレン「この世界は……一体何なんだ……」
ミカサとアルミンはどこに行ってしまったのか……
そして、エレンは本当に記憶を失ってしまったのか……
to be continue
次回は明後日ごろ投稿予定です
また次回から外の世界。つまり、別作品のコラボが始まります。その作品でお供も決まりますのでお楽しみー