前回のあらすじ
言峰を追いかけ、新たな世界ヒーローを目指す雄英高校にやってきたエレン達は人を悪夢に誘うハートレスを打倒すべく緑谷達と共闘することになる。
ハートレスを打ち破ったエレン達は緑谷達と別れ旅を再出発するのであった。
グミシップの異空間でエレンはミカサから貰ったお守りを握りしめる。
霊夢「あんた、さっきからそのお守りずっと握り締めてるわね」
エレン「うるさいぞ…」
魔理沙「まぁ、ミカサからもらった大事な物だよな?」
エレン「ミカサ…大丈夫なんだろうか…」
霊夢「少なくともアンタよりは元気にしてるわよ」
エレン「なんでそんな事が分かるんだ?」
霊夢「女の勘よ」
エレン「聞くんじゃなかった…」
魔理沙「おい!あれ見ろよ!」
魔理沙が突如と叫び、指さした方を見るとそこはトワイライトタウンだった。
霊夢「あら?トワイライトタウンね」
魔理沙「折角だし、降りてみないか?」
エレン「そういや、ハイネ達とまた会う約束しちまったな…よし、降りよう…」
こうして、エレン達を乗せたグミシップはトワイライトタウンへ降り立つ。
トワイライトタウンに降り立ったエレン達。
エレン「懐かしいな?」
霊夢「そう?ここを旅立って精々数日以来だと思うけど?」
魔理沙「まぁ、エレンにとっては思い入れがあるんじゃねぇか?」
霊夢「そんで、降り立ったのはいいけどどうすれば…」
エレン「すいません、シーソルトアイス4本ください」
霊夢達が悩んでいる中、エレンは近くの駄菓子屋でアイスを4本購入していた。
魔理沙「おい、何してんだよエレン」
エレン「いや、なんかつい足を運んじまって…」
霊夢「それに、私達3人なのになんでアイス"4本"買ってるのよ?2本も食べるつもりなの?」
エレン「仕方ないだろ、なんか自然と4本って言っちまったんだからよ」
そう言うとエレンは霊夢と魔理沙にアイスを一本ずつ渡す。
魔理沙「うっひょ!しょっぱいなこのアイス!」
霊夢「でも甘いね。好きだわこの味…」
エレン「まさかこの世界にもシーソルトアイスがあるなんてな…故郷が恋しくなってきた…」
エレンがアイスを堪能していた時、この街の住人らしき人物が走っていた。
「大変だ!空き地に白い奴等が誰か助けてくれて!!」
霊夢「白い奴等?」
エレン「まさかノーバディ!?」
魔理沙「無視するわけにはいかないか」
エレン達は急いでその場所に向かった。
たどり着いた場所は空き地。
ノーバディが複数体妖精達をねじ伏せていた。
チルノ「く、くっそ…!!」
チルノが立ち上がろうとするとエレンがキーブレードを手に持ち現れる。
エレン「あとは任せろ!!」
エレンはチルノ達を助け起こす。
エレン「大丈夫か?」
チルノ「あたい達は大丈夫だけど……」
エレン「なら避難しろ!」
チルノ達が避難したことを確認するとキーブレードを構え、ノーバディを消し去る。
エレン「悪いが、お前達を倒す!!」
霊夢「こいつら……一体何処から……」
ノーバディは再びエレンに襲い掛かってきた。
エレン「どうやら、やるしかないらしいな……」
魔理沙「さっさと片付けるぞ!」
ノーバディとの戦いが始まった。
霊夢「ハアァッ!!」
霊夢は陰陽玉を飛ばしてノーバディに攻撃し、怯ませる。
魔理沙「今だぜ!」
エレン「うおぉぉッ!!」
エレンはキーブレードを振るい、ノーバディ達を切り裂く。
だが、その背後からノーバディが襲い掛かる。
魔理沙「エレン!」
エレン「っ!」
だが、エレンはキーブレードを握ったまま体を回転させる。
その一撃はノーバディを蹴り飛ばした。
魔理沙「おお!今のって!」
霊夢「体術?」
エレン「訓練兵のとき、俺の世界にいた時に教わった格闘術だ」
霊夢「そうよね!アンタはキーブレードマスター!そう簡単には負けないわよ!」
エレン「ああ!とにかく片付けるぞ!」
こうして、エレン達はノーバディを一掃した。
その時、拍手の音が響き渡る。
エレン「誰だ?!」
振り返るとそこに黒いフードを被った人物がいた。
「見事なものだ」
霊夢「ⅩⅢ機関!?」
「ところで、クロードという男を知らないか?この世界に来ている筈なんだが…」
魔理沙「クロード?知らねぇなそんな奴」
「そうか……実はクロードは我が機関の裏切り者でな?探しているんだ」
魔理沙「そいつもⅩⅢ機関の仲間だったのか?」
「ああ」
霊夢「仲間割れね!」
エレン「ⅩⅢ機関も大したことないな?」
「なら、協力しないか?」
エレン「何?」
「我々に協力するならアルミンの居場所を教えてやる。どうだ?悪くない話だと思うが」
エレン「っ!!なんでアルミンを!?」
「さぁ、どうする?」
エレン「…断る。アルミンは俺達の手で見つけ出す!」
そう言うと、エレン達は武器を構え睨みつける。
「ククク…それを聞いて安心した。我々はお前のことを心配していたからな?」
霊夢「心配?心なんてないくせに!」
「確かに心なんてない。けどな?そんな我々にも偽物と言えど感情はある」
魔理沙「そんなもんは捨てた方がいいぜ?」
エレン「お前らに何があったかは知らないが、いつか倒すからな!」
「怒りや憎しみは力を更に増す。今後もその調子でハートレスを倒すといい」
すると、機関員は背後から闇の回廊を開き、後ろ歩きで入っていく。
「だが、闇に飲まれることはない様にな?アルミンの様になりたくなければ」
エレン「え!?」
そして、機関員は姿を消し闇の回廊が閉じられた。
霊夢「消えた……」
魔理沙「どういうこだぜ?アルミンの様になりたくなければって…」
霊夢「分からない。けど、ⅩⅢ機関は人を惑わす奴等だから、信用は出来ないわね」
魔理沙「ああ。XIII機関が何を企んでいるか知らないけど、悪い奴等なのは確かだ」
エレン「そうだな……」
チルノ「おい、アンタ達!」
その時、先程助けた妖精達が近づいて来た。
エレン「ん?なんだ?」
チルノ「さっきはありがとうな!礼を言うぜ!」
霊夢「別にお礼なんていいわよ」
チルノ「そうか!なら、これも渡す。この街で一番最強の証だ!」
そう言うと、チルノは4つのクリスタルが付いたトロフィーらしき物をエレンに差し出す。
エレン「気持ちは嬉しいが…いらない」
しかし、チルノはトロフィーを魔理沙に押し付ける。
エレン「い、いやだからいらないって!」
気が済んだのかチルノ達はその場から去った。
魔理沙「エレン、これどうするんだぜ?それと重い!!」
霊夢「とりあえず、貰っとけば?返すにしてもね?」
ピンツ「エレン?エレンだよね!?」
エレン「ん?確か…ピンツ!!」
エレンに声をかけたのはトワイライトタウンの駅で見送りをしてくれたピンツだった。
エレン「久しぶりじゃないか!」
ピンツ「それより、ミカサって子知ってる?」
エレン「えっ!?も、もちろん!」
ピンツ「なら、駅に行こう!色々と話したいことがあるんだ!」
駅にたどり着いたエレン達はそこにハイネとオレットが待っていた。
ハイネ「おーい!」
エレン「なぁ、なんでミカサのことを知ってるんだ?」
ハイネ「それは俺が説明しよう」
数時間前…
いつもの場所でハイネ、ピンツ、オレット。
そして、ミカサの4人は笑顔で会話をしていた。
オレット「とっても素敵なお話ね」
ピンツ「ここで待っていればきっとエレンに会えるよ?」
ハイネ「アイツまた来るって言ってたぞ」
ミカサ「ありがとう、皆…」
「見つけたぞミカサ」
突如、響き渡る声に立ち上がる4人。
そこに闇の回廊が開き、中から黒いコートの人物が現れる。
「なんとなく、この世界にたどり着くと思っていたが、まさか闇の回廊に飛び込もうとするとはな?」
ミカサ「あなたはっ!」
ミカサはキーブレードを握り黒いコートに振りかざすが避けられ気絶させられる。
そして、ミカサを抱え、闇の回廊へ消える。
ハイネ「おい待てよ!!」
ハイネも闇の回廊に飛び込もうとするが、目の前で閉じられた。
ハイネ「そして、何もできず黒いコートに拐われてしまった…」
エレン「そうか…」
その時、エレンは肩を震わせる。
霊夢「エレン?」
霊夢はエレンの顔を覗き込むと噛み締めながら笑っているようにも見え、悲しんだかの様な顔をしていた。
霊夢「どうしたのよ?」
エレン「いや、なんでもない。それよりハイネ達が責任を感じる必要ない…」
霊夢「黒いコートなんてⅩⅢ機関しかないよね?」
魔理沙「ああ、多分な」
エレン「ミカサも探さないと!!」
魔理沙「うわっ!」
エレンの叫び声にビックリしたのか魔理沙は手に持っていたトロフィーを落とす。
すると、トロフィーに付いていた4つのクリスタルが外れ地面に転がる。
オレット「あっ、これ……」
エレン「クリスタル?」
エレンは足元にある青のクリスタルを拾い上げると夕陽に向かって掲げた。
『いよいよだ、決勝は俺とーーーで戦って。賞品は4人で山分けだ!』
『ええ、臨むところよ!』
『二人ならやれるよ!』
『頑張ってね!』
そして、少年と少女は握手を交わす。
『約束だぞ?』
『うん!』
魔理沙「エレン!」
エレン「っ!俺は一体…」
霊夢「ずっとぼんやりしてたよ!」
エレン「す、すまない」
その時、エレンの手に持っていたクリスタルが光りだし、頭上から鍵穴が現れる。
エレン「っ!」
エレンはキーブレードを取り出し、鍵穴に向ける。
そして、キーブレードから光線を放ち、鍵穴に直撃させる。
すると、鍵穴は開き、中から光が溢れ世界を包む。
ピンツ「これは……一体?」
エレン「新しい道だ。ミカサとアルミンを探す新しい道…」
オレット「なら、早く行かないと!」
ハイネ「俺達はこっちでミカサの行方を調べてみる!」
エレン「ああ、また来るからな」
ハイネ「元気でな!」
こうして3人はエレン達を笑顔で見送った。
その頃……
XIII機関の本拠地ではジーク戦士長を含む黒いコートの人物達が集結していた。
「エレンに伝えました。ハートレスを倒すようにと」
「それでいい。これで面白くなりそうだ。エレンがハートレスを更に倒してくれれば我々の計画はさらに進むことができる」
ジーク「それで、クロードは見つけたのかい?ポルコ」
ポルコ「それが一向に見つけられず…」
ジーク「そうか。まぁ、そのうち見つかるから泳がせておいてもいいかな」
ポルコ「ですが、一つ気掛かりが…」
「あの"二人"の事か?」
ポルコ「敵地に潜入してからもう3年…未だ連絡がつかずです。かつて忘却の城で裏切ったアニ・レオンハートの様に…奴らも何か企ててるのではないかと…」
ジーク「大丈夫大丈夫。そのことなら、俺が確認しに行った。どうやら、近いうちに戻ってくるらしいよあの二人」
「さて、我々はこれより、一歩前進する。大きな戦争が…」
グミシップでエレンは項垂れていた。
エレン「リヴァイさん、アルミンも行方知れず、おまけにミカサまで…」
霊夢「落ち込んでても仕方ないよ?」
魔理沙「それにエルヴィン団長も言ってたろ?アルミンを見つけ出すにはエレンのキーブレードの導きが必要だって!」
エレン「ああ……そうだな」
そして、エレンは笑顔を取り戻し次の世界へ行こうとしてたときモニターからレミリアが映し出される。
レミリア『あなた達、ちょっといいかしら?』
エレン「レミリアか?どうした?」
レミリア『さっき咲夜から連絡があって、ホロウバスティオンでハートレスが大量発生しているの』
エレン「なに?」
レミリア『どうやら、別世界のハートレスがこっちの世界にも現れたらしくて…』
霊夢「え!?」
魔理沙「一体、なにが?」
エレン「それは分からないが、とにかくホロウバスティオンに向おう」
そして、グミシップは加速しホロウバスティオンへ向かう。
to be Continue
次回6/30にホロウバスティオン攻防戦編へ突入致します。
お楽しみに