進撃の王国心1.5+2.5   作:いすゞ

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第10話 ホロウバスティオン攻防戦 前編

 

 

 

前回のあらすじ

 

久しぶりにトワイライトタウンに訪れたエレン達一行。 

 

しかし、狭間の世界であるトワイライトタウンにはノーバディが多く出現しているらしく住民を悩ませていた。

 

ノーバディを倒すとⅩⅢ機関のメンバーの一人がエレン達の前に現れ、惑わす様な発言を残し、消え去る。

 

また、ミカサがこの世界にやってきおり、ⅩⅢ機関員に連れ去られたという事実を聞き、再び行方のわからないアルミン、ミカサを探す為に旅に出る。

 

すると、レミリアから救援要請があり、ホロウバスティオンへ向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二度目のホロウバスティオンの訪れ。

 

 

エレン、霊夢、魔理沙が降り立つと目の前にハートレスの集団が現れ、目の前で消えた。

 

 

 

エレン「まさか…?」

 

 

霊夢「レミリアの言う通り、ハートレスが増えたみたいね」

 

 

 

 

すると、ハートレスを追いかけるようにノーバディの集団がエレン達の前を通り過ぎる。

 

 

 

 

エレン「こいつらを先に倒してからハートレス退治だな」

 

 

霊夢「面倒ね……一気にカタをつけましょう。夢想封印!」

 

 

魔理沙「私もやるぜ!マスタースパーク!」

 

 

 

霊夢と魔理沙のコンビネーションで次々とノーバディを撃破する。

 

 

すると、今度はハートレスがエレン達を囲うように出現した。

 

 

 

霊夢「囲まれたわ」

 

 

エレン「どうやら、逃げ道はないみたいだぜ?」

 

 

魔理沙「とにかく、さっさと倒してレミリアのところに…!」

 

 

 

駆け出そうとしたその時だった、瞬く間にハートレスが一掃される。

 

 

 

エレン「え…?」

 

 

 

足元を見ると身に覚えのある黄金の剣や槍などが地面に突き刺さっていた。

 

 

 

 

 

霊夢「この武器…まさか…!?」

 

 

 

「ククク…久しいではないかエレン・イェーガーとその仲間たちよ」

 

 

 

 

 

建物の上を見上げるとそこにはかつてエレン達と共闘したサーヴァント。

 

 

 

腕を組んだ英雄王ギルガメッシュがエレン達を見下ろす形で立っていた。

 

 

 

エレン「ギルガメッシュ!?」

 

 

ギルガメッシュ「ほう、我の名を呼ぶという事は忘れずに覚えていたようだな」

 

 

エレン「ああ、忘れたくても忘れられねぇよ」

 

 

霊夢「で、なんでこんな所に?ここは本来あんたの世界ではないでしょ?」

 

 

ギルガメッシュ「フン。一年前…我は言峰により呪いをかけたに過ぎん」

 

 

エレン「呪い?」

 

 

ギルガメッシュ「我はこの世界から二度と出られない体になってしまった」

 

 

エレン「ってことは他の世界を渡ることもできないのか?」

 

 

ギルガメッシュ「その通りだ」

 

 

霊夢「は?自業自得じゃない。1年前共闘するまでは敵だったんだから」

 

 

ギルガメッシュ「うむ、否定はしない。だが退屈で仕方ないのだ」

 

 

エレン「えっと、今のギルガメッシュは他の世界には行けないんだろ?」

 

 

ギルガメッシュ「何度も言わせるでない。そのとおりだ」

 

 

霊夢「つまり、暇って事ね?」

 

 

ギルガメッシュ「黙るのだ博麗の巫女よ!我は貴様らに構っている暇はないぞ!」

 

 

エレン「おい霊夢。実はレミリアから救援要請があったんだ。協力してくれよ」

 

 

ギルガメッシュ「ほう……キーブレードの勇者がこの我を頼りにするとはな……」

 

 

エレン「頼む。今はお前の力が必要だ」

 

 

霊夢「言っておくけど、裏切らないでよ?」

 

 

ギルガメッシュ「当然だ。この我を誰だと思っている」

 

 

魔理沙「私等の頼りになる英雄王だぜ!」

 

 

ギルガメッシュ「ククク、……仕方あるまい。どの道この世界が消えれば我も消えてしまう」

 

 

エレン「決まりだな。よろしく頼むぜギルガメッシュ」

 

 

ギルガメッシュ「…だが我は少し行くべき場所がある。それが終われば合流しようではないか」

 

 

エレン「あぁ、待ってるぞ」

 

 

 

エレン達はレミリアの元へ向かい、ギルガメッシュは別の方角へ歩を進める。

 

 

 

 

霊夢「本当にチョロいわねあの金ピカ野郎」

 

 

エレン「おい、いい加減にギルガメッシュに対してその喧嘩腰やめろよな?」

 

 

魔理沙「相当嫌いなんだなアイツのこと…」

 

 

霊夢「二人がアイツに甘すぎるのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館の会議室。

 

 

そこでは、レミリア、咲夜、美鈴が集まっていた。

 

 

 

霊夢「レミリア!」

 

 

レミリア「遅いわよ。会議に遅刻なんてアンタたちらしいけど」

 

 

美鈴「お疲れ様です。エレンさん」

 

 

咲夜「ここで合流ですか……なんとかなりそうですね」

 

 

霊夢「……それで、何よあの有り様は?ハートレスだらけじゃない」

 

 

レミリア「一応、戦力は集めたけど……状況は最悪よ」

 

 

エレン「戦力?」

 

 

 

すると、奥の部屋から出てきたのは…

 

 

 

 

ライナー「よお!久しぶりだなエレン」

 

 

 

エレン「ライナー!?それに、ベルトルトにコニーまで!?」

 

 

 

ベルトルト「……やぁ、エレン」

 

 

コニー「久しぶりだなエレン」

 

 

 

そこにはかつて一年前に共にキーブレードマスターになるために訓練を共にした104期生の仲間達だった。

 

 

 

エレン「お前ら、どうしてここに……?」

 

 

ベルトルト「レミリアさんに呼ばれてね。ホロウバスティオンをハートレスから守るためにここに集まったんだ」

 

 

ライナー「もちろん、ノーバディっていう奴等も蹴散らすこともだがな」

 

 

コニー「ここを守る事が俺たちにできることだからな」

 

 

霊夢「……つまり、アンタが言う戦力ってのはエレンの仲間達って訳ね?」

 

 

レミリア「ま、そういうことよ。ここまで戦力を集えば勝機はあるでしょ?」

 

 

エレン「ああ……そうだな。心強い仲間だ」

 

 

魔理沙「お?けど、何人かいなくないか?」

 

 

 

エレンは辺りを見渡す気がつくとアニとマルコの二人がいないことに気づく。

 

 

 

エレン「アニとマルコはいないのか?」

 

 

ジャン「マルコは死んだ」

 

 

エレン「ジャン……?」

 

 

ベルトルト「すまない。数日前に僕たちが駆けつけた時には手遅れだった」

 

 

ライナー「敵のノーバディにやられちまったよ」

 

 

エレン「……そうか、アニは?まさかアイツも?」

 

 

クリスタ「それが、一年前から行方不明で…」

 

 

エレン「そうか、無事ならいいんだが……」

 

 

ライナー「俺たちは共に戦った仲間だ。心が繋がっていればいつかアニは見つけ出せる」

 

 

ベルトルト「だから、エレン……信じよう!」

 

 

コニー「この後の戦いでも生き抜くためにもな!」

 

 

 

ライナー達104期生の決意と覚悟を聞いたエレンは頷く。

 

 

 

霊夢「で?レミリア、これからどうするの?ハートレスやノーバディと戦争でもおっぱじめるつもり?」

 

 

レミリア「そうよ」

 

 

魔理沙「いや、流石に私等が強いからって相手は数が多いから無謀だと思うが…」

 

 

レミリア「もう、いつまでもここにいるわけにはいかないわ。ここに集まってる面子で打って出る」

 

 

霊夢「正気?死ぬわよ?」

 

 

レミリア「それが運命なら従うまでよ」

 

 

魔理沙「……わかった。付き合うぜ」

 

 

エレン「ああ、やるしかないみたいだな」

 

 

霊夢「さて、行きましょうか?」

 

 

霊夢の言葉と共に全員顔を見合わせうなづく。

 

そして、全員が外へ出ようとしたとき

 

 

 

 

レミリア「ちょっと待ちなさいあなた達…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリアに連れてこられたのはかつて激しい戦いをした虚ろなる城の中。

 

 

エレン、霊夢、魔理沙は広間でレミリアと会話する。

 

 

 

エレン「おい、そろそろ教えてくれ。何でここに連れて来たんだ?」

 

 

レミリア「……まず、あなた達は奴等に聞いたのよね?セブンハートを」

 

 

エレン「…ああ。知ってるのか?」

 

 

レミリア「ええ、奴等が来ることも想定済み。でも……まさかこんな事になるなんてね」

 

 

エレン「奴等が来た?何かあったのか?」

 

 

レミリア「単刀直入に言うわ。つい最近、私はあの言峰綺礼と出会ったのよ」

 

 

霊夢「アイツがここに?!」

 

 

レミリア「ええ、ゼファーと同じくハートレスを生み出した全ての元凶」

 

 

エレン「けど、なんで言峰がレミリアに会うんだ?二人の接点なんて…」

 

 

レミリア「……私はかつて言峰と手を組んでいた」

 

 

エレン「え!?」

 

 

魔理沙「は!?」

 

 

レミリア「私もかつて言峰の思想に賛同していた一人。つまり、あなた達の敵になるかもしれないわね」

 

 

霊夢「そんなの初耳よ…!!」

 

 

レミリア「言ってないから当然よ」

 

 

魔理沙「はぁ……何だよそれ……結局、最初からレミリアも敵だったわけか……」

 

 

レミリア「勘違いしないで。私もう言峰と手は組んでない。だからこそ、私は奴等に屈するわけにはいかないのよ」

 

 

霊夢「……本当にアンタって面倒臭いわね。でもまあ、いいわ。信じてあげる」

 

 

レミリア「……あら、らしくない事言うじゃない?」

 

 

霊夢「ただ、教えて頂戴。セブンハートとは何?言峰と何を話したの?」

 

 

 

レミリア「そうね。じゃあ、話すわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日前。

 

 

レミリアは紅茶を飲む。

 

 

 

レミリア「それで、よくも私の前によく現れたわね。言峰綺礼」

 

 

言峰「フッ……久々の再会に随分と敵意むき出しだなかつての友レミリア・スカーレットよ」

 

 

レミリア「……かつての友ねぇ…。で、何をしにきたのよ?」

 

 

言峰「お前と話をしに来た」

 

 

レミリアは紅茶をテーブルに置く。

 

 

レミリア「……一体何の話かしら?私はもうあなたの目的に興味はないけど?」

 

 

言峰「セブンハートを知っているかね?」

 

 

レミリア「セブンハート……知ってるわよ。7つの純粋な光の心のことでしょ?」

 

 

言峰「流石だな。私はどうしても必要なのだ。セブンハートが」

 

 

レミリア「……ふーん、闇の事にしか興味無いあなたが光の心。笑える話ね」

 

 

言峰「君ならわかるはずだ。これからどうなるか」

 

 

 

レミリアは考える仕草を見せた後、首を横に振る。

 

 

 

レミリア「……残念ね。協力はしてあげれないわ」

 

 

言峰「なるほど。残念だな……」

 

 

レミリア「あなた、昔から何も変わってないわね。だから、私からすれば信用できない」

 

 

言峰「……」

 

 

レミリア「これからあなたがする行動に文句は言わない。けれど、闇の力を使って人を傷つけるなら私も容赦しないわ」

 

 

レミリアは席を立つと紅茶を入れ直すと再び席につき紅茶を飲む。

 

 

 

言峰「……これから君はどうするのかね?何もせず傍観者として過ごすつもりなのかい?」

 

 

レミリア「答える必要があるのかしら?」

 

 

言峰「……どうやら、話の無駄だったようだ。君も私も相性が悪いな」

 

 

レミリア「ふふっ……それはお互い様でしょ?私はもう信頼できる人は限られてるからね」

 

 

 

言峰は立ち上がるとレミリアをただ見つめる。

 

 

 

言峰「……一つだけ警告しておこう」

 

 

レミリア「あら、何かしら?」

 

 

言峰「エレン・イェーガーはいずれ消えることになるだろう」

 

 

レミリア「……どういう意味かしら?」

 

 

言峰「それは運命が見える君が分かることだろう。では、良いお茶会だった」

 

 

 

言峰は闇の回廊を開き、姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「純粋な光の7つの心…」

 

 

レミリア「まあ、簡単に言えばね。セブンハートは純粋な心の結晶……つまり、どんな闇も打ち消す心の強さよ」

 

 

エレン「……まさか」

 

 

レミリア「そのまさかよ。言峰は一年前から手下たちを使ってセブンハートを集めてきたと推測するわ」

 

 

魔理沙「それはなぜ?」

 

 

レミリア「言峰の目的は"キーブレード戦争"が起こすことね」

 

 

霊夢「キーブレード戦争……」

 

 

レミリア「えぇ、霊夢。あなたなら分かるはずよ。あの惨劇を…」

 

 

魔理沙「キーブレード戦争ってなんだ?」

 

 

エレン「古の時代、数多くのキーブレード使い達が光を奪い合い戦っていた戦争だ」

 

 

霊夢「そして、その戦争で一つだった世界はバラバラになった…けれど、子供たちの心で世界は修復され今に至る…伝説の話よ」

 

 

魔理沙「つまり、その戦争がまた起こるってことか?」

 

 

霊夢「あくまで推測よ。でも、レミリアの推測がそう言っているわ」

 

 

レミリア「言峰は1年前キーブレードを使ってキングダムハーツを開き世界を修正しようとした…けれど、それはエレン達によって阻止されたわ。そして、セブンハートも手に入れられなかった」

 

 

霊夢「そして、その言峰は復活し、ⅩⅢ機関もここで動き出した」

 

 

レミリア「えぇ。そして、後に光と闇が衝突する」

 

 

エレン「……どうする?」

 

 

レミリア「決まってるじゃない」

 

 

霊夢「……そうね。まずはあのクソ野郎共を止めるしかないわね」

 

 

エレン「お前ら……」

 

 

魔理沙「そうか……じゃあ、次こそは決着をつけようぜ!」

 

 

レミリア「ふふ、エレン、霊夢、魔理沙。あなた達は元気で自由。そして、困っている仲間がいたら助けるのは当たり前よね?」

 

 

エレン「ああ、当然だ。困ってる仲間がいるなら全力で助けるさ!」

 

 

レミリア「いい返事ね。一緒に言峰、ⅩⅢ機関の野望を止めましょう」

 

 

 

と、その時地響きが鳴り響く

 

 

 

エレン「なんだ!?」

 

 

霊夢「今の音って……」

 

 

エレン「まさか、ハートレスか!?」

 

 

レミリア「もちろん、ここにも助けるべき仲間達がいる!!」

 

 

 

そう言うと、レミリアは翼を広げ飛び上がる。

 

 

 

魔理沙「私たちも行こうぜ!!」

 

 

 

3人も、その後を追いかけ走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウバスティオンの城壁広場では、ハートレス達の猛撃であろう穴がポツリポツリと開いている。

 

 

 

その穴から大量のハートレス達が進撃する。

 

 

 

その上からライナー達が奇襲を仕掛ける。

 

 

 

ライナー「敵が多いな……しかも、ハートレスだけじゃない」

 

 

コニー「ハートレスの次はノーバディか……!」

 

 

ベルトルト「皆、気を引き締めて!」

 

 

 

その時、上空から黄金の武器が降り注ぐ。

 

 

コニー「な、なんだ!?」

 

 

上を見上げると仁王立ちでハートレスを見下ろすギルガメッシュの姿がいた。

 

 

ギルガメッシュ「フン、まさかこの我がこのような戦いに関わるとはな……」

 

 

ライナー「あいつは…!?」

 

 

コニー「確か1年前にエレンと一緒にいたやつだよな?」

 

 

 

ギルガメッシュはハートレス達を睨むと宝具を放つ。

 

 

そして、一気に敵を殲滅した。

 

 

 

ベルトルト「す、凄い……」

 

 

 

上空からレミリア達が舞い降りてきた。

 

 

 

レミリア「あなた達無事?」

 

 

コニー「あ、ああ!アンタも大丈夫なのか!?」

 

 

レミリア「えぇ。ここは私達に任せなさい」

 

 

ライナー「なら、俺たちは外にいるハートレス達を叩く!」

 

 

コニー「おう!行くぜ!!」

 

 

 

そう言うとライナー達は城壁を降りていった。

 

 

 

レミリア「……さて、私も行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜と美鈴は背中を合わせハートレスに囲まれていた。

 

 

 

咲夜「美鈴、この数倒せそう?」

 

 

美鈴「うーん、あと一匹増えたらキツいかもです」

 

 

咲夜「ふふ、その時は私が一匹多く倒すわ」

 

 

美鈴「なら、私は二匹多く倒します!」

 

 

咲夜「美鈴……いいわ。最後まで付き合ってあげる」

 

 

 

そして、ハートレスの群れに2人は飛び込み戦う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その様子を遠くから見つめる言峰。

 

 

 

言峰「始まったか…」

 

 

 

すると、言峰に宝具が襲い掛かるが、目の前で弾かれる。

 

 

言峰「む?」

 

 

 

そこに現れたのはギルガメッシュだった。

 

 

 

ギルガメッシュ「まさか生きてたとは綺礼…」

 

 

言峰「ギルガメッシュ……」

 

 

ギルガメッシュ「今度は何を企んでいる?答えによっては貴様を殺すまでだ…」

 

 

言峰「私は何も企んでなどいない」

 

 

ギルガメッシュ「ふざけるな!!」  

 

 

 

ギルガメッシュは宝物庫から無数の宝具を取り出し、言峰に放った。

 

 

しかし、それらは弾かれてしまう。

 

 

 

言峰「私はただ、新たな世界を作ろうとしているだけだ」

 

 

ギルガメッシュ「新たな世界だと……?」

 

 

言峰「ああ。私と共に来いギルガメッシュ」

 

 

ギルガメッシュ「……フン、この我に貴様であろうと指図を受ける気は毛頭ない!!」

 

 

 

再び無数の宝具を飛ばすがまたしても弾かれてしまう。

 

 

 

ギルガメッシュ「ちっ!」

 

 

そして、目の前にはハートレスがギルガメッシュを囲む。

 

 

言峰「残念なことだが、私はやるべきことがある。邪魔はしないでもらおう」

 

 

 

そして、言峰は闇の回廊を開き姿を消す。

 

 

 

ギルガメッシュ「……ちっ!やはり、貴様は我が脅威しかないな…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城の外を出たエレン達は様々な人達が戦っている光景を目にする。

 

 

 

エレン「皆を助けないと…」

 

 

霊夢「そうね。行くわよ!」

 

 

レミリア「エレン、霊夢、魔理沙!」

 

 

 

振り向くとレミリア達が駆けつけてきた。

 

 

 

エレン「レミリア!ライナー達は?!」

 

 

レミリア「大丈夫よ。私の仲間が向かってるから」

 

 

咲夜「お嬢様!城壁広場に再びハートレスが現れました」

 

 

美鈴「敵はホロウバスティオンの外も囲んでいます!!」

 

 

エレン「……どうやら、最悪の事態になってきたな」

 

 

霊夢「皆……助けましょう!」

 

 

 

全員頷くと同時に一斉に走り出した。

 

 

エレン達は城壁を降り、ホロウバスティオンの外へと出る。

 

 

そこで見た光景は……

 

 

 

エレン「こ、これは……」

 

 

 

ホロウバスティオンの外の荒野には大量にハートレスとノーバディが押し寄せていた。

 

 

霊夢「なんなのよ……これ」

 

 

レミリア「……まだ戦いは終わっていないようね」

 

 

 

その時、背後からハートレス達が一斉に襲い掛かってくる。 

 

 

エレンは察知し、キーブレードでハートレスを薙ぎ払う。

 

 

 

エレン「レミリア、ここのハートレスは俺達が倒す!その間に皆を助けてくれ!」

 

 

レミリア「分かったわ!!」

 

 

 

レミリアは仲間の元へと駆け出した。

 

 

 

霊夢「私も行くわよ!」

 

 

魔理沙「おうよ!!」

 

 

 

霊夢と魔理沙は迫り来る敵の軍勢に2人で突撃する。

 

 

3人はどんどん前へと突き進むと遠くにいる仲間達の戦場を目にする。

 

 

更にはハートレスとノーバディがどんどん押し寄せている光景だった。

 

 

 

霊夢「行くわよ!」

 

 

魔理沙「ああ!」

 

 

エレン「……終わらせるぞ!!」

 

 

 

3人も一気に駆け出し、城壁の外に出て、交戦中の咲夜達に合流した。

 

 

咲夜は無数のナイフを発射し、美鈴は格闘技で一体一体倒していた。

 

 

エレン「加勢するぞ!」

 

 

3人は咲夜達と合流し、ハートレスとノーバディを蹴散らす。

 

 

エレン「それにしても数が多すぎだろ!!」

 

 

美鈴「倒しても倒してもキリがないです!」

 

 

咲夜「このままだとこちらが持たないわ……」

 

 

 

その時、美鈴の元に一体のハートレスが迫ってきたが蹴り飛ばし、払い除ける。

 

 

しかし、その背後には別のハートレスがいた。

 

 

そして、ナイフを持った腕が振り下ろされるはずだったが、咲夜のナイフで消し去る。

 

 

 

咲夜「油断大敵よ」 

 

 

エレン「無事か?美鈴!」

 

 

美鈴「ええ、大丈夫です!」 

 

 

 

エレンと美鈴は背中合せにし、次々とハートレスとノーバディを倒していく。

 

 

そして、周りのハートレス、ノーバディを消し去った。

 

 

 

咲夜「ふぅ……」

 

 

美鈴「なんとかなりましたね」

 

 

咲夜「……エレン、この先にあなたの仲間とお嬢様が戦っているわ。すぐに向って!ここは私と美鈴達で足止めする」

 

 

エレン「分かった!」

 

 

 

エレンは飛翔し、先へ急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリアの手には赤く光る剣が握られていた。

 

 

その剣から放たれる光線で敵を薙ぎ払っていた。

 

 

霊夢は夢想封印を放つとハートレス達は吹き飛んでいく。

 

 

 

レミリア「遅いじゃない!」

 

 

霊夢「待たせたわね!」

 

 

3人は背中合わせになる。

 

 

 

魔理沙「久々だな?こうしてレミリアと共闘することが!」

 

 

レミリア「ええ。けど、エレンにいいところを見せたいからって張り切り過ぎないでよ?」

 

 

魔理沙「分かってるぜ!!」

 

 

 

3人は次々とハートレスとノーバディを倒していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場の最前線ではライナーとコニー達がキーブレードを使い、多数のハートレス達を相手に戦っていた。

 

 

 

 

ライナー「くそ、どれだけいるんだ!」

 

 

コニー「おい、ライナー!油断するなよ!」

 

 

ライナー「分かってる!!」 

 

 

 

ライナーはハートレスとノーバディの群れを薙ぎ払うが一向に減らない。

 

 

コニーはキーブレードを振りかぶり、無数の炎の玉を放つ。

 

 

その攻撃でハートレス達が燃え尽きていくがすぐに補填されてしまい、再び押し寄せてくる。

 

 

コニーは休む暇もなく攻撃を続けているためかなり疲労していた。

 

 

 

クリスタ「コニー!!危ないっ!」

 

 

コニー「うわっ!?」

 

 

 

その時、一体のハートレスがコニーに襲いかかるがクリスタのキーブレードがギリギリで攻撃を防ぐ。

 

 

ライナー「クリスタ!!」

 

 

 

クリスタは必死に耐えていたがもう限界だった。

 

 

もう……駄目……。そう思った時だった。

 

 

 

サシャ「コニー!!クリスタ!!」

 

 

 

サシャがキーブレードでハートレス倒す。

 

 

 

クリスタ「サシャ!?」

 

 

サシャ「大丈夫ですか!」

 

 

ライナー「くっ!このままだと、俺達が…」

 

 

コニー「もう、限界だ……!!」

 

 

 

サシャはクリスタの手を掴み、コニーと共に後退する。

 

 

ライナーは最後まで戦い続ける。

 

 

しかし、ハートレス達は容赦なく襲い掛かる。

 

 

 

もう……終わりなのか?そう思った瞬間再びハートレスがライナーの背後から襲い掛かる。

 

 

 

ベルトルト「ライナー!!」

 

 

 

ベルトルトがハートレスを消し去り背中を合わせる。

 

 

 

ライナー「べ、ベルトルト!?」

 

 

ベルトルト「無茶だ!一旦体制を整えよう!」

 

 

ライナー「ベルトルト。生きて帰るぞ、俺達の故郷に!」

 

 

ベルトルト「ライナー…。ああ、帰ろう!僕らの故郷に!!」

 

 

 

と、その時にエレンが二人の前に現れる。

 

 

 

ライナー「エレン!?」

 

 

エレン「っ!!」

 

 

エレンはキーブレードを空に掲げると13本の光の柱が現れ、そこからハートレスとノーバディを倒していく。

 

 

 

ベルトルト「この光は……!?」 

 

 

ライナー「あれは…"あいつ"の…!?」

 

 

 

エレン達は一斉にハートレスやノーバディを倒し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハートレス、ノーバディの軍団を一掃したエレン達。

 

 

 

 

コニー「ったく、どれだけ湧いて出てくるんだよ」

 

 

サシャ「もうヘトヘトです…」

 

 

エレン「おい、お前ら何弱気なこと言ってんだよ」

 

 

 

 

すると、背後からライナーがエレンに声を掛ける

 

 

 

ライナー「なぁ、エレン話がある…」

 

 

 

エレン「なんだよ?」

 

 

ライナー「俺とベルトルトは訓練兵卒業の日のときにトロスト区で起きたハートレス達を放った犯人なんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライナー「そして、俺達はⅩⅢ機関の一員。つまり、お前たちと敵対してる組織の一員なんだ」

 

 

エレン「何を言ってるんだお前は…」

 

 

ベルトルト「何を言ってるんだライナー!」

 

 

ライナー「俺達、機関の目的はハートレスの心を集めてキングダムハーツを作ることだったんだ。だが、そうする必要はなくなったんだ。お前が俺たちと一緒に来てくればハートレスもノーバディも使う必要もなくなるんだ」

 

 

 

 

 

 

 

エレン「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は黙り込む……

 

 

こいつは何を言っているんだ?

 

 

俺がこいつらに付いていけばハートレスやノーバディはもう世界には現れないというのか?

 

 

それに、一緒に来てくれって……どういうことだ?

 

 

そんなことを考えているうちに口が開く

 

 

 

 

 

 

エレン「いや待てよ、訳が分からない。どういうことなんだ!?」

 

 

ライナー「だから、俺達と一緒に来てくれって言ってるんだ」

 

 

ベルトルト「…」

 

 

 

 

 

その時、地響きが鳴り響く

 

 

 

 

ジャン「チッ、向こうの方面からまたハートレス達が進撃してやがるのか」

 

 

コニー「とにかく、急がないとな」

 

 

ジャン「…」

 

 

 

 

 

エレンはライナーの肩に手を置く

 

 

 

 

 

エレン「お前さ、疲れてんだよ。なぁ、ベルトルト。こうなってもおかしくないぐらい大変だったんだろ?」

 

 

 

ベルトルト「あ、ああ。ライナーは疲れてるんだよ」

 

 

 

エレン「大体、お前が俺の敵だというならなんでそんな相談を俺にしなくちゃいけないんだ?そんな事言われてはい、行きますなんて頷けるわけがないだろ?」

 

 

 

すると、ライナーは目を大きく開く

 

 

 

ライナー「そうか…。そのとおりだよな?何を考えてるんだ俺は…本当におかしくなっちまったのか?」

 

 

 

エレン「とにかくハートレス退治に行くぞ」

 

 

 

と、その時近くに刺さっていた旗が折れる音が響く

 

 

 

ジャン、コニーはライナー達を見つめながらキーブレードを強く握る

 

 

 

 

 

 

ライナー「そうか…。きっと……。ここに長くいすぎてしまった。馬鹿な奴らに囲まれて…3年も暮らしたせいだ。俺達はガキで何一つ知らなかったんだ。こんな奴等がいるって知らなければ…俺はこんな半端でクソ野郎にならなくて済んだのにっ!!」

 

 

 

ベルトルト「どうする気だライナー?」

 

 

 

ライナー「もう俺には、何が正しいことなのか分からん!ただ、俺のすべきことは自分のした行いや選択に対し、"戦士"として最後まで責任を果たすことだ!!」

 

 

 

すると、ライナーは闇のオーラを放ち始める

 

 

 

 

ベルトルト「ライナー、やるんだな?今、ここで!?」

 

 

 

ライナー「あぁ、勝負は今、ここで決める!!」

 

 

 

エレンを捕縛しようとキーブレードを振りかざしだその時、背後からジャンはキーブレードでライナーに斬りかかる。

 

 

コニーはベルトルトの背後から攻撃を仕掛ける。

 

 

ライナー、ベルトルトはキーブレードを構え、攻撃に対抗する為に地面から闇の衝撃波を起こしジャン達を吹き飛ばす

 

 

ライナー、ベルトルトはキーブレードを構え、エレンに向かって走り出す。

 

 

そして、エレンの目の前で止まり、2人は同時に攻撃を仕掛ける。

 

 

エレンは攻撃を防ぎ切れず吹き飛ばされる。

 

 

 

 

そして、2人は黒いコートを羽織り、エレンに斬りかかる。

 

 

 

エレン「ライナー…ベルトルト…」

 

 

エレンは涙を流しながら訓練時代の思い出がよぎる。

 

 

すると、意を決したのかエレンは叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレン「この裏切り者がああああああぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be Continue

 

 

 






本性を現したライナーとベルトルト。

次回、後編7/5に投稿致します。
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