もうタイトルから分かる通り、無限列車編のストーリーです。
前回のあらすじ
ホロウバスティオン攻防戦。
正体を現した、ⅩⅢ機関員ライナーとベルトルト達と対峙する104期生のエレン達。
しかし、圧倒的な力で捻じ伏せられたエレン達の危機的状況のなか、リヴァイの介入により、戦いはエレン達の勝利に収めた。
そして、リヴァイから今までに起きた事とアルミンが世界を渡り歩いている事を聞き出し世界を後にするのだった。
グミシップで異空間を走り続けるエレン達。
エレン「アルミン、元気にしてるかな?」
魔理沙「アルミンなら大丈夫さ」
霊夢「ええ、アルミンはエレンよりも心は強いはず。きっと、いつか会えるわ」
エレン「だな!って、誰が心弱いんだよ!」
魔理沙「まぁまぁ……ところでいつになったら次の世界に着くんだ?」
霊夢「知らないよ」
と、その時遠くから汽笛が鳴り響く。
エレン「なんだこの音?」
魔理沙「ちょっと、あれ!前から来るあれじゃねえか!?」
と魔理沙が指を指す先を見るとそこには黒い機関車がこちらに向かっていた。
エレン「列車がこっちに向かってきてる?」
霊夢「って、避けなさいよ!」
そう言うと、グミシップは旋回を始め、回避行動をとる。
エレン「なあ、あいつに乗ればアルミンに会えるんじゃないのか?」
霊夢「どうかしら?」
魔理沙「いや、あっちから来たんだしきっとアルミンもいる筈だ」
霊夢「うーん………そうよね!乗り込むわよ!」
と、グミシップは機関車へ近づく。
エレン達は列車の窓から中を覗き込むと一人の少年が座っていた。
魔理沙「お!あれは!?」
エレン「"炭治郎"か!?」
霊夢「それに煉獄さんもいるわね…?」
エレン「とにかく、列車に乗り込もう」
エレン達は、列車の最後尾に近づき、中へ入る。
列車の中に入った瞬間、エレン達の服装が鬼殺隊の隊服に切り替わった。
エレン「ん?なんだ?」
霊夢「これは、隊服ね……」
魔理沙「久々だなこの服も」
と、疑問に思っていると再び汽笛が鳴り響く。
エレン「とにかく炭治郎達と合流しないと」
エレン達は、炭治郎達のいる車両に向かった。
そこには、炭治郎達が座っていた。
炭治郎「……」
煉獄「……」
霊夢「おーい、炭治郎!煉獄さん!」
しかし、二人は深い眠りについており、エレン達の声を聞く事はなかった。
魔理沙「まさか、寝てるのか?」
霊夢「ええ、何かの術に掛かっているみたいだわ」
炭治郎達を起こそうとした時、車両が揺れ出す。
エレン「な、なんだ!?」
汽車は急ブレーキをかけたようで、車輪と線路の擦れる音が耳に響く。
そして、遂に車体は停車してしまったのだ。
霊夢「止まってしまったわね」
エレン「それより、炭治郎達の他にも色んな人たちが眠っている。何かあるなこの列車…」
と、エレンは炭治郎の方に歩き、炭治郎の頰を指でつつく。
すると、炭治郎が突如うなり始める。
エレン「炭治郎…夢の中で何が起こってるんだ?」
霊夢「エレン。アンタのキーブレードでなんとかならないの?」
エレン「……。炭治郎の夢の中に入る事は可能だとは思うが…」
と、エレンが悩んでいると車両の揺れが収まる。
霊夢「とにかく、私達はここで見張りしているから行ってきなさい」
エレン「ああ、任せた」
エレンは、炭治郎の額に指を当て「行くぞ」と呟く。
すると、エレンはキーブレードを掲げるとエレンは光となり炭治郎の夢の中に入る。
エレンが目を覚ますと、そこは雪原だった。
エレン「ここが炭治郎の夢の世界…」
と、その時目の前にハートレスが現れる。
エレン「夢の中にハートレス!?」
ハートレスは、エレンに向かって拳を振るう。
エレンは、その攻撃をかわしキーブレードを出現させる。
エレン「お前達が炭治郎の悪夢の元凶だな……やってやるぜ」
エレンとハートレスの戦闘が始まった。
一方その頃、霊夢達は眠りにつく煉獄を起こす事にした。
煉獄「……」
魔理沙「煉獄さん!起きて下さい!」
しかし、何も反応がない。
霊夢「仕方ないわね、最終手段を使うわ」
すると、霊夢は煉獄の耳元で手を叩く。
霊夢「起きて下さい!」
煉獄「……」
魔理沙「ぐぬぬ…これもだめか…」
すると、炭治郎の足元にある木製の箱の中から少女が出てくる。
「ムー?」
霊夢「あら?貴方確か……」
魔理沙「確か、炭治郎の妹で、確か…禰豆子だったけか!?」
禰豆子は霊夢と魔理沙を見てキョトンとするが、炭治郎に目をやると炭治郎を起こそうと体を揺する。
禰豆子「ムー!ムー!」
炭治郎「う……あ……起きないと…起き……ないと……」
霊夢「更にうなされている……エレン…早く…!」
すると、禰豆子は眠る炭治郎の頭に頭突きを放つと、ゴンッ!!と音が鳴り響く。
その後、霊夢と魔理沙に顔を向けると額から血が流れる。
魔理沙「お、おい。大丈夫…か?」
霊夢「炭治郎の頭が石頭…」
禰豆子「ムー!!!!」
禰豆子は泣きながら再び炭治郎に頭突きを放つ、すると今度は炭治郎の体が燃え出した。
魔理沙「わっ!!炭治郎が!!水!?水はどこだ!!」
霊夢「待って!この火…特別な力を感じる…!?」
エレンはハートレスを一体一体消し去る。
エレン「くっ!倒しても倒してもきりが無い!」
その時、エレンの前に一人の人影が現れる。
炭治郎「水の呼吸……壱ノ型……水面斬り!!」
と、攻撃を放ち、ハートレスを消し去る。
エレン「っ!炭治郎!?」
炭治郎「エレンさん!お久しぶりです!!」
エレン「え?あ、ああ」
炭治郎「なぜエレンさんは僕の夢の中に?」
エレン「お前と煉獄さんの悪夢を断ち切りに来たんだよ」
炭治郎「っ!煉獄さんも!?」
エレン「ああ、今は霊夢と魔理沙が現実でなんとかしているみたいだが」
炭治郎「先程、現実の世界にいる禰 豆子のお陰で僕は今やっと夢の世界という自覚が持てました。けれど、脱出方法が…」
エレン「そうか、とにかくここを切り抜けよう」
炭治郎「はい!」
エレンと炭治郎はハートレスに攻撃を放ちながら前に進んでいく。
一方、霊夢達は……。
霊夢「まったく!なかなか起きないわねこの人達!」
魔理沙「っ!霊夢!!」
霊夢「っ!なによ」
魔理沙の指さした先にハートレスの大群が現れた。
霊夢「ハートレス!?」
魔理沙「私等でなんとかするぞ!」
霊夢「ええ!」
と、ハートレスの大群に攻撃を放つ。
だが、ハートレスは次々と湧いてくる。
霊夢「まずい!キリが無いわ!!」
エレンと炭治郎は出口を探すために雪の降る森林を駆け抜ける。
エレン「くそ、どこにでれば…」
すると、炭治郎は何かに気付く。
炭治郎「もしかして…!!」
炭治郎は首に日輪刀を当てる。
エレン「おいバカ!死ぬぞ!」
炭治郎「ですがエレンさん!ここは夢の中。もし、夢の中の自分を殺せば!目が覚める可能性が!」
エレン「そ、そうだけど……けど、何か違う気がする!!」
炭治郎「いきます!!うおおおおおおおっ!!」
炭治郎が日輪刀で首を斬る。
炭治郎は眠っている煉獄の肩を揺らす。
炭治郎「煉獄さん!起きてください!!」
炭治郎は煉獄の肩を強く揺すり起こす
煉獄「うぅ……」
炭治郎「煉獄さん!!」
しかし、煉獄は目を覚まさない
炭治郎「かなり深い眠りだ」
霊夢「どうする?エレンにまた行ってもらう」
炭治郎「いや、元凶の鬼を倒せば問題は解決するはず…」
すると突然、車両が再び揺れる
霊夢「またこの揺れ…もうさっきからなによ?」
炭治郎は先頭車両に視線を向ける
炭治郎「鬼の匂いがする…!俺行ってきます!」
エレン「待て!一人じゃ危険だ。俺も行く」
炭治郎「でも……煉獄さんや他の人達が…」
霊夢「安心しなさい、私と魔理沙はここで待機しておくわ」
炭治郎「ありがとうございます!禰豆子は煉獄さんを起こす方法を探してくれ」
禰豆子「ムー!」
炭治郎とエレンは先頭車両に向かうとそこには、一人の人物がいた
その人物は下弦の鬼、魘夢だった
魘夢「あらら?夢から覚めたの?」
エレン「お前がこの事件の元凶なのか!?」
エレンはキーブレード、炭治郎は日輪刀を握り締め睨む。
炭治郎「乗客全員を解放しろ!!」
炭治郎は叫ぶが、全く動じず逆に笑みを浮かべていた
炭治郎「何を笑ってるんだ!」
エレン「油断するなよ炭治郎!」
炭治郎「わかってます!」
すると、炭治郎とエレンの後ろから無数の手が伸びてくる
炭治郎「しまった!」
エレン「ちっ!」
エレンはキーブレードを振り回し攻撃する
エレン「こいつは俺に任せてお前はアイツを倒せ!」
炭治郎「わかりました!」
炭治郎は日輪刀を抜き構える
炭治郎「お前が皆を眠らせた犯人か!?」
炭治郎は構えながら問いただす
炭治郎「どうしてこんなことをした!!」
魘夢「僕はただ、人間に夢を見せてただけさ?幸せな夢を見せてから殺すのが僕にとって幸せなときなのさ」
炭治郎「ふざけるな!!人をなんだと思ってる!!」
怒りをあらわにする炭治郎は魘夢に斬りかかる。
炭治郎「俺はお前を許さない!!水の呼吸壱ノ型水面斬り!!」
日輪刀から水が現れ、攻撃を繰り出す
すると、周りに濃い霧が現れる
炭治郎「なんだこれ!?」
視界を奪われた、炭治郎は辺りを警戒する。
魘夢「本当は幸せな夢を見せた後で悪夢を見せてやるのが好きなんだ。不幸に打ちひしがれて苦しんで踠いている奴を眺めてると楽しいでしょう?」
エレン「炭治郎!」
魘夢「血鬼術 強制昏倒催眠の囁き お眠りィィ!!」
炭治郎「くそっ!」
突如の魘夢による術にフラフラと倒れかける炭治郎だが…
炭治郎「っ!」
炭治郎は目を覚まし再び魘夢に攻撃する
魘夢「え…?」
魘夢は再び血鬼術で炭治郎を眠らせるが、彼は何度も攻撃を仕掛ける
エレン「炭治郎、まさか…夢の中で何度も何度も自分の首を…」
炭治郎「無駄だ!もう術には掛からない!そんなことは絶対にさせない!水の呼吸肆ノ型打ち潮!」
流れるような動きで斬りかかる炭治郎。
炭治郎「陸ノ型ねじれ渦!」
炭治郎は激しい水流のように斬撃を繰り出していく
魘夢「くっ!」
エレンは魘夢の背後を取る
エレン「喰らえっ!!」
エレンはキーブレードを振るい攻撃する
エレン「これで終わりだ!光よ!」
キーブレードから眩い光の玉を放ち魘夢に襲い掛かる。
エレン「はあっ!!!」
魘夢「っ!!」
あまりの眩しさに魘夢は膝をつく。
炭治郎「今だ!!」
そして、炭治郎は日輪刀で魘夢の首を切り落とした。
炭治郎「はぁ……はあ……」
炭治郎は息を切らす
炭治郎(やった……)
エレン「大丈夫か?」
炭治郎「ええ、なんとか……」
エレン「とりあえずこれで鬼は倒した筈だ。煉獄さんや乗客達を起こそう」
炭治郎「そうですね」
二人は車内に戻ろうとしたときだった
複数の手が二人に襲いかかるがとっさに避ける
エレン「なにっ!」
魘夢「ククク、君達がすやすやと眠っている間に俺はこの汽車と融合した!」
背後から生首だけの魘夢がいた
エレン「融合だと!?」
炭治郎「つまりこの汽車自体が鬼になったってことか!?」
エレン「どうやら…そういうことらしい!まだ終わらない!!」
魘夢「ねえ守りきれる?君達だけでこの汽車の端から端までうじゃうじゃとしている人間たち全てを俺におあずけさせられるかな?」
そして、魘夢の生首は列車に飲み込まれるように消える
エレン「どうする炭治郎?」
炭治郎「もちろん、まだ戦うしかない!」
エレン「ああそうだな!」
炭治郎「行きましょう!」
エレン「炭治郎はこの車両近くを頼む」
炭治郎「わかりました!!」
炭治郎とエレンはそれぞれ別行動をとる
エレンは霊夢達の元に戻ると、既に戦闘中だった
魔理沙「おいエレンどうなってんだ!?突然、壁やら天井から手とかなんか気持ち悪い物が生えてきてるぞ!」
霊夢「とにかくこいつらをぶっ飛ばして、状況打破よ!」
エレン・魔理沙「了解!!」
三人はそれぞれの武器を構える
霊夢「夢想封印!」
魔理沙「恋符マスタースパーク!」
エレン「ソニックレイヴ!」
三人の攻撃が炸裂するが壁から新手が生えてくる
霊夢「ちっ!全然効いてないじゃないのよ!!」
エレン「再生能力が高いな」
すると、再び壁に亀裂が入るとそこから大量の手が出てくる
霊夢「一体どうすれば…」
「よもやよもやだ…柱として不甲斐ない…穴があったら入りたい!!」
聞き覚えのある声が聞こえた瞬間に炎の攻撃が敵を蹴散らしていった。
皆は一斉に声のする方に視線を移す。
そこには日輪刀を構えた煉獄の姿があった。
煉獄「久しいな君達!!」
霊夢「煉獄さん!」
煉獄「おお、赤い少女か!俺は寝ていたのか?」
霊夢「ええ、寝てましたよ。しつこいぐらいにね!」
霊夢は淡々と答えると再び無数の触手が生え、霊夢達に襲い掛かる。
エレン「ちっ、再生速度が速い!」
煉獄「うむ!だが問題ない!!」
すると、再び炎が触手を蹴散らしていく。
今度は煉獄が炎を繰り出している。
霊夢「忘れてたけど、あの人かなり強いわね」
煉獄「鍵の少年!君は竈門少年と共に先頭車両へ向え!その間に私と赤い少女たちは人質を守るぞ!」
エレン「わ、分かりました!!」
エレンは窓を突き破り、列車の先頭の方へ向かう
すると、後ろから炭治郎が走ってきた。
炭治郎「エレンさん!煉獄さんから聞きましたね!?」
エレン「ああ、俺と炭治郎でこの汽車を乗っ取った鬼と戦う。行くぞ!」
炭治郎「はい!!」
二人は先頭車両に向かっていく。
無惨様の命令でここまでやってきたが、やはり来ていたか…
鍵の剣を持つ少年が…
なら、一刻も早く始末せねばな……。
その人物は音速の速さで、列車の後を追いかけた。
to be Continue
次回遂にあの鬼が襲来。
7/30に投稿予定。お楽しみに