進撃の王国心1.5+2.5   作:いすゞ

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Fate stay nightって、冬に起こるストーリーだが、現実は真夏という真反対な状態という…。

因みにようやく、FGOも見始めFateどハマリ再来しております。因みに皆さんの好きなFateキャラは何でしょうか?





第14話 理想の末路(こたえ)

 

 

 

前回のあらすじ

 

炭治郎と共に魘夢の野望を阻止しようと動くエレン達。

 

魘夢を無事に撃破したと思った矢先、猗窩座と呼ばれる鬼と対峙することになるも、煉獄が相手をすることになった。

 

しかし、圧倒的な力に押された煉獄は最後の抵抗をするも猗窩座に逃げられてしまう。

 

そして、エレン、炭治郎、霊夢、魔理沙に思いを告げた煉獄は息を引き取り、この世から去ってしまう。

 

煉獄から言葉を受け継ぎエレン達は次の世界へ行くことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グミシップ内でエレン、霊夢、魔理沙はぼんやりと外の景色を見ていた。

 

 

 

エレン「煉獄さん……立派だったな…」

 

 

魔理沙「あぁ、あの煉獄さんですら鬼に敵わないなんてな…」

 

 

エレン「ぜってぇ死なないと思ってたのに……」

 

 

 

エレンは景色を見つめながらそう呟いた。

 

 

霊夢と魔理沙は各々の感想を述べると、そのまま黙り込んでしまう。

 

 

 

霊夢「あなたは生きるのよ?」

 

 

 

そして、突然そんなことを呟く霊夢にエレンは振り向いた。

 

 

 

 

エレン「……え?」

 

 

魔理沙「世界はこんなに荒れてんだ。お前がいなきゃ誰が世界を救うんだ?」

 

 

エレン「………。そうだな…」

 

 

霊夢「さて、次の世界へにもうすぐ着くわね」

 

 

エレン「ああ、行こう」

 

 

 

 

そして、グミシップは次の世界へと着き、着陸する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、三人は外の世界へ出た。

 

 

グミシップから出るとそこは大きな城があった。

 

 

 

魔理沙「なぁ、あれってアインツベルン城だよな?」

 

 

霊夢「ってことはここは…」

 

 

エレン「ああ、衛宮と遠坂達のいる世界だ」

 

 

魔理沙「1年ぶりだなー!皆、元気にしてるかな?」

 

 

エレン「ああ、早く会いに行こう!」

 

 

霊夢「そうね!じゃ、衛宮の家に行くとします……」

 

 

 

その時、アインツベルン城から大爆発が起きる。

 

 

 

魔理沙「な、なんだぜ!?」

 

 

エレン「城が……」

 

 

霊夢「……行ってみましょう!」

 

 

 

 

三人は爆発が起きたアインツベルン城へ急いで向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辿り着く頃には城は崩れ落ちており、瓦礫の山となっていた。

 

 

その先にはギルガメッシュとバーサーカーが対峙していた。

 

 

 

ギルガメッシュ「フハハハハハ!やはり英雄王である我の力には敵わぬか!」

 

 

バーサーカー「■■■■■ーー!!」

 

 

ギルガメッシュ「よもや、英霊風情が、この我を……」

 

 

 

バーサーカーの斬撃がギルガメッシュに放たれるがにやりと笑い、軽々と避ける。

 

 

 

魔理沙「……ん?あいつは?」

 

 

瓦礫の山に隠れながら戦いを見ていたエレンと霊夢と魔理沙。

 

 

 

エレン「っ!ギルガメッシュ!?」

 

 

 

エレン達がそんなことを言っている間にもバーサーカーはギルガメッシュに攻撃の手を止めていなかった。

 

 

ギルガメッシュはそれを軽く受け流してはいたが、徐々に押され始める。

 

 

バーサーカーの猛攻に流石の英雄王でも押されている様子だった。

 

 

 

バーサーカー「■■■■ーー!!」

 

 

 

バーサーカーの渾身の一撃を放たれようとした時、黄金の鎖がバーサーカーを捕らえた。

 

 

 

ギルガメッシュ「天の鎖よ!!例え、貴様でもこの攻撃には耐えることはできぬ!」

 

 

 

黄金の鎖はバーサーカーに絡まり、そして、そのまま地面に叩きつけた。

 

 

 

ギルガメッシュ「他愛もない」

 

 

バーサーカー「……■■■■ーー!!」

 

 

 

バーサーカーは鎖を千切ろうと暴れる。

 

 

そんな様子に対し、ギルガメッシュが攻撃を仕掛ける。

 

 

 

ギルガメッシュ「フハハ!我の宝物庫を甘く見るなよ?雑種」

 

 

 

そして、ギルガメッシュは宝物庫から無数の武器が射出される。

 

 

その数は数え切れず、まるで雨のようにバーサーカーに降り注いだ。

 

 

バーサーカーはそれを受け、倒れる。

 

 

 

イリヤ「バーサーカー…」

 

 

 

すると、イリヤの目の前にギルガメッシュが立っていた。

 

 

 

ギルガメッシュ「最後の別れは済んだか?」

 

 

イリヤ「っ!」

 

 

ギルガメッシュ「では、貴様の心臓を貰うぞ?」

 

 

 

ギルガメッシュがイリヤの心臓を取ろうとした瞬間、何かに阻まれた。

 

 

 

イリヤ「……え?」

 

 

 

そこにはバーサーカーの立っておりギルガメッシュに襲い掛かる。

 

 

 

ギルガメッシュ「何ぃ!?」

 

 

バーサーカー「■■■■ーー!!」

 

 

 

イリヤを庇うように立ったバーサーカーは鎖を引きちぎり、ギルガメッシュに攻撃した。

 

 

ギルガメッシュは宝物庫から宝具を射出させるも、バーサーカーは避けながらギルガメッシュに攻撃を繰り出す。

 

 

しかし、ギルガメッシュの前でバーサーカーは消滅した。

 

 

 

ギルガメッシュ「貴様にしてはやるではないか…ヘラクレス…」

 

 

イリヤ「……バーサーカー……」

 

 

 

すると、ギルガメッシュはイリヤの背後に立ち、宝物庫から鎖を飛ばし、イリヤを拘束した。

 

 

バーサーカーが消滅したことにより、イリヤは抵抗することができなくなる。

 

 

 

ギルガメッシュ「ではな?小娘よ」

 

 

エレン「やめろぉぉ!!」

 

 

 

その時、エレン達がギルガメッシュに襲いかかる。

 

 

しかし、時すでに遅くギルガメッシュの手がイリヤの体を貫き、心臓を取った。

 

 

 

ギルガメッシュ「ククク、これが聖杯か、雑種よ。感謝するぞ?これで我は完全体となる」

 

 

 

そう言い残しギルガメッシュは立ち去ろうとした時だ。

 

 

ギルガメッシュの背後から極太レーザーが襲い掛かるが、レーザーに気付き、飛び退いた。 

 

 

 

ギルガメッシュ「ほう?貴様らかキーブレードの勇者共!」

 

 

エレン「ギルガメッシュ!!お前何をしてるんだ!!」

 

 

魔理沙「そうだ!なんでこんな酷いことをしたんだぜ!!」

 

 

ギルガメッシュ「フッ、この人形には聖杯を完成するのに必要でな?だから心臓を抜いてやったのだ」

 

 

霊夢「……お前!!」

 

 

 

エレン達は怒りに震える。

 

 

エレンはキーブレードを、霊夢はお払い棒を構え、魔理沙は八卦炉を構える。

 

 

 

ギルガメッシュ「……まだ歯向かうか……」 

 

 

エレン「ギルガメッシュ…お前本当にどうしちまった?俺の知ってるお前はこんな事するやつじゃ無い筈だ」

 

 

ギルガメッシュ「フハハハ!!何のことだかさっぱりだ!我と貴様は初対面の筈だ?」

 

 

エレン「とぼける気か!!」

 

 

霊夢「許せない……許さない!」

 

 

ギルガメッシュ「まぁ良い。我は実に気分が良い。今回は見逃してやろう」

 

 

 

ギルガメッシュはエレン達に背を向け、立ち去ろうとする。

 

 

その後ろ姿を見てエレンは攻撃しようとするが……。

 

 

 

霊夢「っ!ダメよ……エレン…!!」

 

 

魔理沙「分かってるか?アイツは私等の知るギルガメッシュじゃない!下手をすればやられる…」

 

 

エレン「くっ………。分かったよ…」

 

 

 

エレンはグッと堪え攻撃するのをやめた。

 

 

ギルガメッシュは鼻で笑うとそのまま去って行った。

 

 

イリヤの亡骸に近寄るエレンは拳を地面に叩きつける。

 

 

エレン「畜生……!何も…出来なかった……」

 

 

 

 

 

 

 

「エレン?エレンじゃない!!」

 

 

 

 

 

突然響く声に振り返るとそこにいたのは遠坂凛と衛宮士郎だった。

 

 

 

エレン「遠坂に衛宮も!?」

 

 

遠坂「久々ね、あなた達…!」

 

 

衛宮「ああ、1年ぶりだな3人共」

 

 

 

エレン達は二人の姿を見て安心したのか、笑顔を取り戻す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、イリヤの遺体を埋葬し、お墓にお参りする一同。

 

 

 

遠坂「なるほど……そういうことがあったのね……」

 

 

エレン「ああ、奴が…ギルガメッシュがあの少女を…」

 

 

 

遠坂は何か考えていたのか、すぐに口を開いた。

 

 

 

遠坂「…衛宮くん。エレン達にも…」

 

 

衛宮「ああ、今は戦力が必要だな…」

 

 

魔理沙「ところで、セイバーとアーチャーはどうしたんだ?」

 

 

霊夢「そう言えば、見かけないわね?聖杯戦争ってまだやっているの?」

 

 

遠坂「ええ、まだ続いているわ。そして、セイバーとアーチャーは…」

 

 

 

エレン達は遠坂から経緯を聞く。

 

 

キャスターと呼ばれるサーヴァントが暴走していること。

 

 

そして、セイバーはキャスターに捕らえられ。

 

 

アーチャーはキャスター陣営に寝返った。

 

 

色々と起こったことに動揺を隠せないエレン達。

 

 

 

霊夢「そのキャスターって奴なんてことしてくれるのかしらね」

 

 

魔理沙「けどよ、アーチャーが寝返ったのは驚きだな」

 

 

遠坂「ええ、それにセイバーまで……」

 

 

エレン「……そうか……でも、二人が無事でいるのは不幸中の幸いだな」

 

 

衛宮「ああ、だが一刻も早くキャスターを何とかしないと……」

 

 

霊夢「そうね……これからどうするの?」

 

 

衛宮「……セイバーを救う。キャスターも倒す。そして……」

 

 

 

「それ、俺も混ぜてもらってもいいかな?」

 

 

 

突如の声に見上げると、そこには赤い槍を持った青い服を着たサーヴァント・ランサーが笑みを浮かびながら見下ろしていた。

 

 

 

エレン「ランサー!?」

 

 

遠坂「なんで貴方が……」

 

 

ランサー「よぉ。久しぶりだなお前達」

 

 

霊夢「盗み聞き?悪趣味ね」

 

 

ランサー「おいおい、それより俺も混ぜろよ?キャスターの暴走は俺のマスターからも危惧しているらしいからよ」

 

 

エレン「セイバーを救うの手伝ってくれるのか?」

 

 

ランサー「ああ、マスターからそう命令されている」

 

 

遠坂「言っとくけど、信用しているわけじゃないわよ?」

 

 

ランサー「……勝手にしろ。あくまでキャスターを倒すまでの共同戦線だ」

 

 

エレン「衛宮、どうする?」

 

 

衛宮「断る理由は無い。ランサーが加わってくれたら心強い」

 

 

遠坂「しょうがないわね……」

 

 

ランサー「話がわかってて助かるぜ坊主」

 

 

遠坂「仕方ない、皆でキャスターをボコボコしにいくわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、ランサーの加わった遠坂達はキャスター陣営の本拠地であろう教会に進撃する。

 

 

すると、前から気配を感じ取る。

 

 

 

「君のことだ。かならず来ると思ってた」

 

 

エレン「っ!アーチャー……!」

 

 

 

霧が晴れ、現れたのは赤い服を纏ったサーヴァント・アーチャーだった。

 

 

アーチャーはランサーを見るとため息をこぼす。

 

 

 

 

アーチャー「全く、数日と絶たずに新しいサーヴァントと契約したのか…」

 

 

ランサー「俺が相手になるさ!」

 

 

アーチャー「ふん、まぁいい。相手になろう」 

 

 

 

そして、アーチャーは双剣を構え、ランサーは槍を構えるが、ランサーの前にキーブレードが遮られる。

 

 

 

エレン「待て、俺に戦わせてくれ」

 

 

遠坂「エレン!?」

 

 

エレン「俺はどうしてもアーチャーと戦わなければならない理由がある」

 

 

ランサー「お前、特別な武器使いとは言えど相手はサーヴァントだぞ?一人でどうかなる相手じゃ…」

 

 

エレン「頼む!」

 

 

ランサー「ったく、好きにしな。危なくなったら手を貸す」

 

 

霊夢「大丈夫なの?」

 

 

 

エレンは頷き、アーチャーの元へと駆け寄ると共にキーブレードを構えて攻撃を仕掛けた。

 

 

しかし、その攻撃はいとも簡単に防がれる。

 

 

そして二人は鍔迫り合いをしたあと距離を取るように離れる。

 

 

アーチャー「……まさかお前と一戦交えることになるとはな?」

 

 

エレン「アーチャー…なんでこんな事を…」

 

 

 

すると、背後からハートレスの集団が現れる。

 

 

 

ランサー「ちっ、こんな時に…」

 

 

遠坂「囲まれた!?」

 

 

ランサー「お前らだけでも先にいけ!ここは俺がなんとかする!」

 

 

霊夢「一人じゃ大変よ!私と魔理沙も残るわ!」

 

 

魔理沙「だな、遠坂、衛宮!先に行け!」

 

 

衛宮「遠坂、ここは皆に任せて俺達だけでも行こう!」

 

 

遠坂「皆、ごめん!頼んだわよ!」

 

 

 

 

遠坂と衛宮はエレン、ランサー達の助けを借りて教会に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

エレン「……行くぞ」

 

 

 

エレンはキーブレードを構え、再び攻撃を仕掛けた。

 

 

対するアーチャーも双剣で防ぐが、力負けし弾き飛ばされる。

 

 

だが、すぐに体制を立て直して攻撃を仕掛けた。

 

 

 

 

エレン「教えろアーチャー、何を企んでいる?」

 

 

アーチャー「私は何も企んではいない。自分の目的を遂行するだけだ」

 

 

エレン「ふざけるな!遠坂を守るために仲間を裏切ってきたってのか!?」

 

 

アーチャー「それなら君も私の目的を邪魔するのと同じだろう?」

 

 

エレン「違う!アーチャー!俺はお前の真意を暴く!!」

 

 

 

すると、アーチャーは双剣を投影し、エレンに向けて投げるがキーブレードで打ち返し、詰め寄る。

 

 

 

アーチャー「なら、これはどうだ?」

 

 

 

今度はアーチャーが弓を構え、矢を放つ。

 

放たれた矢はエレンのキーブレードに命中し、エレンの手から落ちる。

 

 

 

エレン「くっ!?」

 

 

アーチャー「まだだ!」

 

 

 

そして、アーチャーも双剣を投影し、斬りかかる。

 

 

キーブレードを手中に戻したエレンは再び鍔迫り合いになりお互い飛び退くように距離を取った。

 

 

 

エレン「一気に決めるぞ!!」

 

 

 

キーブレードにエネルギーを溜め、エレンはアーチャーに向けて走り出す。

 

 

アーチャーは不敵な笑みを浮かべ、詠唱を唱える。

 

 

 

アーチャー「熾天覆う七つの円環!!」

 

 

 

すると、アーチャーの目の前に花弁のような7つの盾が現れる。

 

 

エレンは構わず突進するが、花弁の盾に阻まれる。

 

 

 

エレン「邪魔だああああぁ!!」

 

 

 

エレンはエネルギーを纏って花弁の盾を打ち破り、アーチャーに迫る。

 

 

 

エレン「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

しかし、アーチャーの姿は消えており、エレンは足を止める。

 

 

 

アーチャー「驚いたな、アイアスを貫通するその技……どうやら、かなり成長したようだなエレン?」

 

 

エレン「なんだと!?」

 

 

アーチャー「しかし、呆れてものが言えん。そんな甘い考えで戦い続けるとは……」

 

 

 

すると、エレンの背後から双剣が斬りかかるが咄嗟にキーブレードで防ぐが勢いに負け吹き飛ばされてしまう。

 

 

 

アーチャー「やはり弱いな…キーブレード使いという者は」

 

 

 

 

アーチャーはそのまま歩き出し、教会の中へ入っていく。

 

 

 

エレン「まずい、アーチャーを追わないと!」

 

 

 

エレンはアーチャーを追おうとしたが、突如、目の前にハートレスが現れる。

 

 

 

エレン「またか!邪魔をするな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャスター陣営を壊滅させたアーチャー。

 

 

 

遠坂「アーチャー、もしかしてとは思ってたけど。そういうこと?」

 

 

 

そして、セイバーに駆け寄る衛宮は優しく彼女の体を抱き上げる。

 

 

 

セイバー「シ…ロウ…?っ!!」

 

 

 

セイバーは咄嗟に衛宮を突き飛ばすと、二人の間に数本の矢が壁に刺さる。

 

 

 

アーチャー「外したか」

 

 

遠坂「アーチャー……!!まだ、衛宮くんを殺す気なの!?」

 

 

アーチャー「当たり前だ。その男を殺さなければ聖杯は手に入らない」

 

 

遠坂「そんなことさせ…!!」

 

 

 

突如、遠坂の周りに剣が刺さり、遠坂は身動きが取れなくなる。

 

 

 

アーチャー「ふん……そこで大人しくしておけ」

 

 

 

すると、アーチャーは衛宮の方に向くがセイバーが剣を構え阻む。

 

 

 

 

セイバー「く……シロウ!!」

 

 

アーチャー「その体で無茶をすれば消えるぞ?」

 

 

 

アーチャーはセイバーに一気に迫り、双剣を振り下ろす。 

 

 

 

衛宮「や、やめろおぉぉ!!」

 

 

 

衛宮は双剣で防ぐが吹き飛ばされる。

 

 

 

セイバー「シロウ!!」

 

 

 

アーチャーは再びセイバーに剣を振り下ろす。

 

 

 

エレン「させるかあああぁ!!」

 

 

 

後から追いついたエレンはアーチャーにすかさず跳躍し斬りかかる。

 

 

 

アーチャー「ふん!」

 

 

 

しかし、双剣を投影させ、防いだ後再び距離を取る。

 

 

 

セイバー「え、エレン!?」

 

 

エレン「どういうつもりだ"英雄エミヤ"!!」

 

 

アーチャー「っ!!」

 

 

 

突然現れたエレンが発したアーチャーの真名に驚く遠坂達。

 

 

 

セイバー「ど、どういうことですか…」

 

 

エレン「質問に答えろエミヤ!!何故この時代の衛宮を殺そうとする!」

 

 

アーチャー「……何故?知れたことを!!」

 

 

エレン「何!?」

 

 

遠坂「告げる!!汝の身は我の下に、我が命運は汝の剣に!聖杯のよるべに従い、この意、この理に従うのなら我に従え!ならばこの命運、汝が剣に預けよう……!」

 

 

 

遠坂の差し出す手を握るセイバーから光が放たれる。

 

 

 

セイバー「セイバーの名に懸け誓いを受ける……!貴方を我が主として認めよう、凛!」

 

 

 

すると、セイバーは騎士の姿に戻り剣を構える。

 

 

 

エレン「これで形勢逆転だな?」

 

 

セイバー「さぁ、説明してもらおうアーチャー!」

 

 

アーチャー「ふん、いいだろう。俺はこの俺の目的を終わらせる」

 

 

エレン「なん……だと?」

 

 

遠坂「どういう…」

 

 

 

次の瞬間、遠坂の背後に周り気絶させ、抱えるアーチャー。

 

 

 

アーチャー「この小娘は人質だ。返してほしくば俺と戦え衛宮士郎」

 

 

エレン「そんな、卑怯だぞ!」

 

 

アーチャー「戦いに卑怯も何もない。ここにいると貴様たちが戦いの邪魔になる!」

 

 

衛宮「ならアインツベルン城だ。そこで決着を着けよう!!」

 

 

アーチャー「ふん、すぐに決着をつけるぞ」

 

 

 

アーチャーは遠坂を抱えて消え去る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外へ出ると霊夢達が待っていた。

 

 

 

霊夢「エレン、無事で良かった」

 

 

ランサー「?あの嬢ちゃんはどうした?」

 

 

セイバー「っ!ランサーがなぜ?」

 

 

エレン「セイバー、大丈夫だ。今はランサーとは協力関係にある」

 

 

衛宮「遠坂はアーチャーに連れ去られた」

 

 

ランサー「何だと?」

 

 

魔理沙「それでどこに行ったんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインツベルン城に再び戻ってきたエレン達。

 

 

ホールに入るとそこにはアーチャーが立っていた。

 

 

 

アーチャー「遅かったな?」

 

 

衛宮「遠坂はどうした!?」

 

 

ランサー「焦るな坊主、元々あの嬢ちゃんを助けるのがマスターの命令なのでな?」

 

 

エレン「霊夢、魔理沙。ランサーと共に遠坂を見つけろ」

 

 

霊夢「え?でも、エレンは?」

 

 

エレン「俺はこの場面に立ち会わなければならない、そんな気がする…」

 

 

ランサー「騎士王様はどうすんだ?一応、あんたのマスターなんだろ?」

 

 

セイバー「わ、私は………。私もエレンと共にここに残ります」

 

 

衛宮「セイバー……」

 

 

アーチャー「ふん、いいだろう。だが、邪魔はするなよ?」

 

 

ランサー「なら、俺は先に行くぜ」

 

 

 

 

そう言うと、ランサーは跳躍し、城の奥へと消える。

 

 

それに続くかのように霊夢と魔理沙も階段を登り、先へ進んだ。

 

 

残ったのはのエレン、衛宮、セイバー。

 

 

そして、3人を見下ろすアーチャーのみだった。

 

 

 

エレン「さて、教えてもらおうか英雄エミヤ」

 

 

衛宮「それがお前の真名…」

 

 

セイバー「シロウの理想…。英雄となった姿があなたではないのですか?なのになぜ、こんな自分を殺すような真似を…」

 

 

アーチャー「確かに俺は理想通りの英雄になった。人間を救い、世界の危機とやらを救ったこともあった。だが、得たものは後悔。残ったものは死だけだった」

 

 

セイバー「死…だけ?」

 

 

アーチャー「できるだけ多くの人間を助けるために殺して殺して殺し尽くした。己の理想を貫くために多くの人間を殺し、殺した数千倍の人間を救った。そんな事を何度繰り返したのか分からないんだ」

 

 

エレンはアーチャーの心の奥に衛宮士郎としての気配を感じ取る。

 

 

 

エレン「まさかお前、後悔しているのか!?」

 

 

アーチャー「ふん、流石はキーブレード使い。心を読むことは容易いか…」

 

 

衛宮「後悔だと?」

 

 

エレン「俺は今までずっと考えてきた。アーチャーが…エミヤがなぜ自分を殺そうとしてたのかを…。それは、エミヤの理想とはかけ離れていたのではないか?と」

 

 

セイバー「シロウの理想が……?」

 

 

エレン「ああ、俺はその答えを見つけた。アーチャーは遠坂と契約している。だからこそ障壁になる契約を断ち切り、そして、衛宮士郎を殺す事で、英雄としてのエミヤをなかったことにしようとしたんだ」

 

 

セイバー「シロウが自分自身を殺して英雄としてなかったことにする…未来を変えようということですか!?」

 

 

エレン「ああ、少なくとも俺の知っている1年前のアーチャーはそんな奴ではなかった。俺の知るあいつはもっとまっすぐで、皮肉屋で、剣と弓の腕は誰よりも上で、誰よりも優しく仲間思いで……。それに正義の味方になりたかった…」

 

 

エレン「……本当に後悔しているのか?お前は衛宮士郎として多くの世界を救ってきたじゃないか?」

 

 

アーチャー「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be Continue

 

 





去年あたりにヘブンズフィール見ていたましたが本当に良い映画に出会えたと感じておりました。

では次回8/20 Fate 後編「無限の剣製」お楽しみに
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