進撃の王国心1.5+2.5   作:いすゞ

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第4話 始まり

ベルトルト「?何を言ってるんだエレン。君は1ヶ月前から行方不明だったんだぞ?」

 

エレン「え…?」

 

ライナー「まさか……記憶喪失なのか……?」

 

エレン「記憶……喪失?」

 

ライナー「ああ……そういえば、俺たちが助けた時もなんかお前らしくもなかったよな?」

 

ますます訳がわからない…

 

再び、エレンは皆に問いかける

 

エレン「なら、一体この世界は何が起こったんだ…?」

 

エレンの言葉に一同は困惑していた……

 

 

 

 

 

ジャン「ここはハートレスに飲み込まれた狭間の世界だ…」

 

エレン「狭間の…世界?」

 

ライナー「ああ、ここはもうトロスト区でもなければウォールローゼの壁内でもない。ハートレスに支配された世界だ」

 

エレン「そんな…じゃあ、もうここにいる人間達は…」

 

サシャ「ハートレスに喰われ消滅しました…」

 

エレン「……」

 

ジャン「こんな狭間の世界に取り残された俺達にはもうこの世界から離れることも…助けに来てくれることもないんだ…」

 

エレンは今絶望に立たされている

 

ハートレスに支配された世界…

 

誰も助けに来ない…

 

一体どうすれば…

 

ユミル「おい、大丈夫か?」

 

クリスタ「エレン!」

 

エレン「!?すまない…気分がよくなくてな…」

 

ユミル「んで?どうするんだ?今ここにいるキーブレードマスターのみなさんよ?」

 

マルコ「どうするって言われても…」

 

コニー「俺達の力でも…ハートレスの集団を倒すのにやっとなんだよ…」

 

ユミル「あーあ、結局マスターになったお前らはただの頭のいいだけやつだったんだな」

 

俺を含む、キーブレードマスターになった者達は俯く

 

まさか、卒業してからこんなことになるなんて予想もしてなかったからだ…

 

今ここには主席のミカサも、俺達の答えを導いてくれるはずのアルミンもいない…

 

一体、どうすれば…

 

 

ジャン「うるせぇ!お前らだって何も出来ねぇじゃねえか!!」

 

ユミル「あぁん?なんだとてめぇ!!」

 

クリスタ「二人とも落ち着いて…!」

 

アニ「……あんたら、いつまでここで足止めくらうつもりだい?」

 

ユミル「ああ?」

 

ライナー「どういうことだ?」

 

アニ「ここから抜け出す方法はあるさ」

 

エレン「え…?そんな方法があるのか?」

 

アニ「ああ、だけどそれを行う前に私達はまずやるべきことがあるだろう?」

 

マルコ「やるべきこと……?」

 

アニ「ハートレスへの奇襲だよ」

 

全員「……」

 

アニ「奴らを殲滅しなければ私達がここから出られることはない。だから……」

 

ライナー「だな、ここにいてもすぐにハートレスにやられるだけだ…」

 

コニー「覚悟するしかないか…」

 

クリスタ「うん……」

 

エレン「やるしか……ないか……」

 

諦めかけていた104期の俺達は立ち上がった

 

まだ希望を捨ててはいけない

 

必ず生きて帰るために!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルトルト「よし!行くぞ!」

 

ベルトルト達は一斉にハートレスの大群へと進撃した

 

 

ゴゴゴゴゴ!!

 

 

ユミル「!?」

 

クリスタ「きゃっ!」

 

突然、地面が大きく揺れた 

 

エレン「地震か!?」

 

アニ「違う!!来るよ!!」

 

すると、俺達の目の前に大きな穴が現れた そしてその中から何かが出てきたのだ……

 

それは大きな獣のような姿をしているハートレスであった

 

ライナー「新手のハートレスか…!」

 

クリスタ「皆!身構えて!攻撃が来るよ!!」

 

 

 

大きなハートレスは俺達に目掛けて口を大きく開いた

 

その瞬間、巨大な火の玉が放たれた

 

エレン「ぐあっ!!」

 

俺は咄嵯にキーブレードでガードしたが、あまりの攻撃の強さに吹き飛ばされてしまった

 

クリスタ「エレン!!」

 

ライナー「気をつけろ!他のハートレスよりも強敵だ!!」

 

エレン「っく……こいつは……強い!」

 

ユミル「おい、立てるか!?」

 

エレン「ああ……」

 

俺達は再び立ち上がる だが、先程のダメージのせいで動きが鈍っている

 

ライナー「おいアニ!何か作戦はあるのか!?」

 

アニ「一か八かだけどね!ライナー、ベルトルト!手を貸しな!」

 

ライナー・ベルトルト「「おう!」」

 

三人はキーブレードを重ね光を放つ

 

エレン「何をするつもりだ……?」

 

アニ「私らがあいつの動きを止める。あんたはその隙にあのハートレスをぶっ倒しな!」

 

エレン「わかった!」

 

アニ「行くよ!あんた達!」

 

ベルトルト「うん!光を一つに!!」

 

ライナー「本当に一か八かだな!!」 

 

アニ「行くよ!!」

 

アニはキーブレードを掲げ、光の輪を作り出す

 

それをベルトルトとライナーのキーブレードから放たれる光が繋いだ

 

アニ「はあぁぁぁぁ!!!」

 

アニは声を上げながら、ハートレスに向かって一直線に投げ飛ばした

 

エレン「今だ!!」

 

俺はハートレスに斬りかかる

 

しかし、寸前で避けられてしまう

 

エレン「くそっ!ならもう一回!」

 

もう一度、攻撃を仕掛ける

 

今度はうまく命中させた ハートレスは苦しむように暴れ回る

 

すると、ボロボロと崩れるように消滅した

 

エレン「やったか…」

 

アニ「なんとかね…」

 

ライナー「おい、気を抜くなまだアイツがいるぞ」

 

 

 

 

 

 

俺達は上に視線を向ける

 

そこには巨大な影のハートレス。ダークサイドがエレン達を見下ろす

 

ジャン「んで、これからどうするだ?」

 

アニ「私の推測が正しければ、奴の周りのどこかにこの世界から抜けられる入口があるはず。それを探すことよ」

 

ベルトルト「探すって言ったって……」

 

ユミル「ああ、こんなデカイ化け物と戦いながらって無理な話だぜ」

 

エレン「確かに…だが、俺達が助かるにはやるしかないんだ…」

 

サシャ「ですね……」

 

コニー「あーあ、もうダメかもな……」 

 

マルコ「諦めちゃだめだよコニー!」

 

クリスタ「うん、まだ諦めるのは早いよ!」

 

ライナー「そうだ、ここで諦めたら全てが無駄になるぞ!」

 

ジャン「くそっ!やってやるよ…お前ら!!回廊を探せ!!」 

 

「「おおおおおぉっ!!!」」

 

104期生達による雄叫びと共にダークサイドに立ち向かう 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は、必ず生きて帰る!

 

エレン「はああぁぁっ!!」

 

俺は渾身の一撃をお見舞いする

 

しかし、ダークサイドには効いておらず平然と立っている

 

エレン「な……!」

 

エレンは一旦距離をとる

 

ライナー「エレン!大丈夫か!?」

 

エレン「ああ、問題ない」

 

ユミル「ちぃ!こいつ全然効いてねぇのかよ!」

 

アニ「エレン、ライナー、ユミル。あんた達はアイツの相手をしてて、その間に私達は回廊を必ず見つける!」

 

ユミル「はぁ!?なんで私があんな化け物と!」

 

アニ「じゃあ、アンタはクリスタをこんな所にずっと閉じ込める気なの?」

 

ユミル「ちっ、クリスタを盾に使うとはな…仕方ない。おい!エレン、ライナー!やるぞ!」

 

エレン「わかった!」

 

ライナー「ああ!」

 

そして、三人はダークサイドに立ち向かって行った

 

アニ「ベルトルト!コニー!あんたらは私と一緒にキーブレードで入口を見つけるよ!」

 

ベルトルト「わかった!」

 

コニー「おう!」

 

アニ「いいかい?キーブレードを空に掲げな!!」

 

アニ達三人はキーブレードを空に掲げ、光を放つ

 

すると、アニのキーブレードから反応が強くなった

 

アニ「そこだ!!」 

 

アニはキーブレードを地面に突き刺した すると、上空から光を放つ入口が現れた

 

ベルトルト「すごいな……」

 

アニ「さあ、あそこから脱出するよ!」

 

 

マルコ「みんな!あの回廊からすぐに入るんだ!!」

 

サシャ「た、助かりました…」

 

アニ達の活躍により104期生達の大半は脱出することに成功した

 

残ったのはダークサイドを足止めしいるエレン、ユミル、ライナー。

 

キーブレードで入口を維持しているアニ

 

そして、アニを守るためベルトルト、コニーが残っていた

 

アニ「そろそろ、潮時ね!ベルトルト、コニー先に行きな」

 

ベルトルト「わ、分かった!」

 

コニー「お前たちもすぐに来いよな!」

 

 

 

 

ライナー「おい、ユミル!先に行け!」

 

ユミル「そうか!ならお先に行くぜ!」

 

ベルトルト、コニー、ユミルは入口へ避難した

 

 

ライナー「よし!エレン、奴に一撃を加えて撤退するぞ!」

 

エレン「あぁ!!」

 

二人はダークサイドに目掛けて走り出す

 

アニ「早くしな!もたないよ!」

 

ライナー「喰らえっ!!」

 

ライナーはダークサイドの頭部に斬撃を与える

 

更にエレンは、ダークサイドの胸元にキーブレードを突き刺す

 

攻撃が効いたのか、ダークサイドはよろめく

 

エレン「撤退だ!!」

 

ライナー「行くぞ!エレン!」

 

エレンとライナーはアニの元へ向かう

 

アニ「来たね!行くよ!」

 

アニはキーブレードを収め、エレン達同時に回廊の中へダイブする

 

 

こうして、狭間の世界に取り残された104期生は全員脱出したのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルミン「……うぅ…」

 

どこかの世界でアルミンは目を覚ます。

 

辺りを見渡すが誰もいない…

 

アルミン「エレン…!ミカサ…!!どこなの?」

 

大切な幼馴染の名を叫ぶが返事が無い…

 

アルミンは悲しげに顔を俯いた

 

すると、それを遠くから見る一人の人物がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャンハーイ!シャンハーイ!

 

うっ…うぅ……

 

シャンハーイ!

 

なんだこの声?それより…俺はどうなった?

 

ライナー達は?

 

わからない……

 

 

「ねえ、起きて」

 

ん……?

 

「ねえ、起きてってば!」

 

声が聞こえた 女の子だ……

 

目を開けるとその少女は俺の目の前にいた

 

「あなた、名前は?」

 

エレン「エレン・イェーガー…キーブレードマスターだ…」

 

「キーブレードマスター?え…!?まさかあなた…」

 

エレン「なあ、ここは一体何処なんだよ……?」

 

「ここは幻想郷よ……エレン」

 

エレン「幻想郷?」

 

「とにかく私はアリス。よろしくね」

 

エレン「お前、一人でここにいるのか……?俺を見つけたのも…」

 

その時、俺の頭上にあのリボンを付けた金髪の人形が浮いていた

 

アリス「あなたを見つけたのはこの子よ」

 

「シャンハーイ!」

 

俺は手を伸ばし人差し指でツンッとする すると、その人形はパタパタと動き出した

 

エレン「な、なあ、お前の名前はなんていうんだ……?」

 

「シャンハーイ!」

 

エレン「え……!?」

 

「シャンハーイ!」

 

エレン「なぁ、こいつ喋ってるのか……!?」

 

アリス「うん。上海っていうの。可愛いでしょ?」

 

エレン「ああ、まあな」

 

アリス「ところでエレン。あなたに聞きたいことがある。良かったら付いてきてくれる?」

 

エレン「あ、あぁ…俺も聞きたいことがある…」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、アリスに案内され森の中にある屋敷に辿り着く

 

エレン「ここがお前の家なのか?」

 

アリス「違うよ。私の家じゃない。ここで待っていて。今、呼んでくるから」

 

エレン「呼ぶ?誰を……?」

 

アリス「いいから、いいから♪」

 

ガチャ

 

そして、ドアを開け部屋に入る

 

エレン「な、なんだこれ……!」

 

そこにはたくさんの本が並べられていた

 

エレン「すげぇな……。本だらけじゃないか……」

 

「お?珍しいお客だな」

 

エレン「な、なぁ!この本は全部あんたが集めたのか?」

 

「あぁ、集めたものだ」

 

アリス「盗んだんでしょ?魔理沙」

 

エレン「あ、あんたは……」

 

アリス「紹介するわ。彼女は霧雨 魔理沙、普通の魔法使いよ」

 

魔理沙「普通の魔法使いじゃねぇよ!ったく、んでお前の名前は?」

 

エレン「え、エレンだ…」

 

魔理沙「ふーん……エレンか……面白い名前してやがるぜ!エレン、お前は何者だ?」

 

エレン「何者って言われても……」

 

魔理沙はエレン、アリスにお茶を渡し今までの経緯を話す

 

 

 

アリス「魔理沙。恐らくだけど、エレンは別の世界から来たと思うのよ」

 

魔理沙「別の世界?まさか…!?」

 

アリス「そう、彼は選ばれし存在だと思うのよ」

 

エレン「おい、さっきからなんの話をしてるんだよ?」

 

魔理沙「悪いな、エレン。お前さ、もしかして大きな鍵のようなもの持ってたりするのか?」

 

すると、エレンは手からキーブレードを出す

 

それを見た魔理沙とアリスは驚きを隠せないでいる

 

魔理沙「ほぉ……やっぱりそうだ!こいつは驚いたぜ!」

 

エレン「なぁ、そろそろ教えてくれ、ここはウォールローゼ内のどこかじゃないのか?」

 

魔理沙「うぉーるろーぜ?そんな地名、この幻想郷にはないぜ?」

 

エレン「え…」

 

アリス「とにかく、私達はあなたを助けたいと思ってる。だから、まずはゆっくり休んで。それから全てを話すから」

 

エレン「あ、あぁ……」

 

こうして、エレンはアリスの家の一室で夜を過ごす。

 

あれからアニやライナー達はどうなった…

 

もしかしたら俺と同じように別の世界へ飛ばされた可能性があるのかもしれない…

 

そんなモヤモヤする中、エレンは夢に落ちる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初はソ!

 

ね?ソ、ラ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレン「ソラ…?」

 

エレンはとある人物の名を呟きながら目を覚ます

 

ベッドから起き上がり窓から外を見る そこは、森に囲まれておりとても綺麗な風景だった

 

コンコン

 

エレン「はい」

 

アリス「おはよう。よく眠れた?」

 

エレン「あぁ、おかげでバッチリだ」

 

アリス「なら良かった。今、朝食を作ってるところなんだけど一緒にどうかしら?」

 

エレン「ありがとう。是非頼むよ」

 

アリス「ええ、もちろんよ」

 

 

 

 

 

エレン「なぁ、昨日の続きを教えてくれるか?」

 

アリス「ええ、分かったわ。」

 

アリスはエレンに事情を話し始める

 

アリス曰く、この幻想郷には人間の他に妖怪、妖精、神などが存在するらしい。

 

そして、アリスもその一人だという

 

アリスはエレンにキーブレードのことを聞くがエレンは自分が持っていたこと以外何も知らなかった。

 

そして、アリスは言う。

 

アリス「エレン、あなたはもう元の世界に帰ることはできない」

 

エレン「え……!?」

 

アリス「あなたのいた世界はきっと……もう……」

 

エレン「そうか……わかった。これからどうするか考えないとな」

 

アリス「そうね……まずはこの世界のことについて話すわね」

 

アリスはこの世界について説明し始めるこの世界にはかつて、外の世界で忘れ去られた者達が住む場所であり、幻想となったものが住まう地とされている。

 

エレン「つまり、ここには忘れられたものだけが来るというわけなのか?」

 

アリス「そういうことになるわね」

 

エレン「でも、どうして俺はここに来てしまったんだ……」

 

アリス「それは分からない。でも、今は手がかりがないからここで過ごすしかないと思うけど……」

 

エレン「あぁ……そうだな……」

 

アリス「とりあえず、今日は霊夢のところに行ってみない?」

 

エレン「れ、れいむ?誰なんだ?その人は」

 

アリス「博麗神社の巫女よ。私の知り合いでもあるの」

 

エレン「そうなのか……」

 

アリス「うん!決まり!早速行こう!」

 

エレンとアリスは家を出る

 

そして、神社へと向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレン「これが博麗神社……」

 

アリス「そうよ」

 

エレン「すげぇな……」

 

そこには大きな鳥居があり、奥に大きな建物がある

 

アリス「おーい!霊夢〜!」

 

アリスは霊夢を呼ぶ、そこには赤い服を着た人物が現れる

 

霊夢「アリスじゃない。それに……あんたは……?」

 

エレン「エレンだ」

 

霊夢「ふーん……エレンっていうんだ。あなた…この世界の住人じゃないわね?」

 

エレン「分かるのか?」

 

霊夢「感じる…キーブレードの気配が…」

 

エレン「キーブレードの……?」

 

霊夢「ええ、私は感じ取れるのよ……この世界にいるはずもないキーブレード使いの力を……」

 

アリス「流石、博麗の巫女ね…私と魔理沙はエレンと初対面してもそんなの感じなかったのに…」

 

霊夢「ええ……。とにかく、話は中でしましょう」

 

エレンとアリスは境内の中に入る

 

そして、居間に通される

 

 

 

 

 

 

 

 

エレン「なぁ、どの世界でもキーブレードの存在は知ってるのか?」

 

霊夢「いいえ、本来なら世界の秩序によって、他の世界の干渉はできないからキーブレードの存在を知る者はそうそう居ないわ」

 

エレン「だったら、なんであんたとアリス達はキーブレードを…」

 

アリス「そうね……恐らくだけど、エレンと同じ別世界から来たんじゃないかしら」

 

エレン「え……!?」

 

アリス「嘘よ。それよりエレン、貴方はどうやってこの世界に?」

 

エレン「実は……話せば長くてな……」

 

エレンはアリス達に事情を話す

 

 

 

 

 

 

アリス「まさか……エレン達の世界でそんなことが………」

 

霊夢「しかもキーブレード使いが複数人存在するなんて……」

 

 

すると、外から声が聞こえてくる

魔理沙「おい!霊夢!大変だ!!」 

 

霊夢「魔理沙!?一体どうしたの!?」

 

魔理沙「アリスの家が……襲われてるぞ!!!」

 

アリス「なんですって!?」

 

エレン「なんだって!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

エレン達4人はアリスの家にたどり着く

 

そこには、謎の黒い影がいた

 

エレン「あいつらは……ハートレス!?」

 

アリス「あれが…ハートレス…」

 

上海「シャンハーイ!」

 

アリス「上海!!……まさか、あの子を狙って……」

 

エレン「俺に任せろ!」

 

そう言うとエレンはキーブレードを手に取りハートレスの群れへ突っ込んだ

 

アリス「エレン!ダメよ!まだ、奴らの実力は未知数よ!勝てる保証はないわ!」

 

エレン「大丈夫だ……信じてくれ……」

 

アリス「え……?」

 

エレンは走りながら叫ぶ

 

エレン「そこを退けえ!化け物共おおぉ!!!」

 

すると、エレンは手に持っていたキーブレードで次々と倒していく

 

エレン「ハァッ!セイヤアアッ!」

 

エレンの攻撃が命中し、続々と数が減る

 

 

 

 

アリス(凄い……)

 

アリスはただ見ることしかできなかった

 

 

 

 

エレン「はぁっはあっ……」

 

エレンは息を切らす

 

アリス「エレン!後ろよ!」

 

エレン「え……!?」

 

ハートレスの一匹に背後を取られていた

 

魔理沙「あらよっと!マスタースパーク!!」

 

間一髪、魔理沙の魔法でハートレスは消滅する

 

魔理沙「大丈夫か?」

 

エレン「あ、ああ……」

 

アリス「良かった……」

 

すると、ハートレスがエレンと魔理沙に迫る

 

突如、御札らしき物がハートレスに襲い掛かる

 

あっという間に、ハートレスが一掃される

 

霊夢「大したやつじゃないのね?ハートレスは」

 

 

 

 

上海「シャンハーイ!」

 

上海は満面の笑みでエレンに抱きつく

 

エレン「お、おい。やめろよくすぐったいぞ!」

 

霊夢「それにしてもあんたやるのね。エレン」

 

魔理沙「ああ、ちょっと勇ましいと感じたぜ」

 

アリス「ええ、見直したわ」

 

エレン「そ、そうか……」

 

アリス「ねぇ、エレン。貴方はこれからどうするの?」

 

エレン「そうだな……実は俺のいた世界で大切な幼馴染がどこかに消えたんだ…それを探したい…」

 

アリス「そう……分かったわ。じゃあ、私達も手伝うわ」

 

エレン「いいのか?無関係なお前らにそこまで手伝ってくれる必要は…」

 

アリス「友達だから助けたいのよ。ね?二人とも」

 

そう言うと、二人は苦笑いしながらやれやれと言った顔をする

 

霊夢「まぁ、仕方ないわね」

 

魔理沙「そういうことだな」

 

エレン「ありがとう……」

 

アリス「気にしないで。それじゃあ、早速、どうしようか…」

 

霊夢「ねぇ、エレンをアイツに会わせてみない?多分アイツなら力になると思うし」

 

そう言うと4人はとある場所へ移動する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢に案内され到着した場所は西洋のお城のような屋敷だった…

 

エレン「なんか、俺のいた世界よりも建築の技術が進んでんだな…」

 

霊夢「ええ、ここは紅魔館。きっと、エレンの力になってくれる人物がいるから会いに行こ?」

 

エレン「あ、ああ……」

 

霊夢「ほら、行くわよ」

 

霊夢はスタスタと歩いていく

 

 

そして、大きな扉の前にたどり着く

 

霊夢「レミリア〜いる〜?」

 

中からはーいと返事が聞こえる そして、ゆっくりとドアが開かれる

 

すると、そこから現れたのは紫髪の少女だった

 

「何か用かしら?」

 

アリス「この子がこの館の主人である吸血鬼、レミリア・スカーレットよ」

 

エレン「この子が……」

 

レミリア「それで、一体何のようかしら?キーブレード使いを連れて来た巫女さん」

 

霊夢「あら、話が早いじゃない?じゃあ早速本題ね」

 

 

そう言うと霊夢はレミリアに事情を話した

   

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「なるほど……この人と同じ力を持つキーブレード使いを探せば良いのね」

 

霊夢「ええ、頼めるかしら」

 

レミリア「いいでしょう……ただし条件があるわ」

 

霊夢「それは?」

 

レミリア「私のちょっとした遊び相手になりなさい」

 

 

エレン「遊ぶって何をすれば……」

 

レミリア「簡単よ……弾幕ごっこをするだけよ。最近体がなまってるから…ちょっとしたほぐしを…ね?」

 

霊夢「分かったわ……エレンもいい?」

 

エレン「ああ……問題無いさ」

 

アリス「決まりね……さぁ、始めましょう!」

 

すると、レミリアの周りには無数の槍状のものが浮いていた

 

エレン「これは……!?」

 

アリス「これが、彼女の能力……『運命を操る程度の能力』……彼女はその気になれば未来すら見えるらしいわ……」

 

エレン「そんな事まで……!」

 

霊夢「大丈夫よ……負けるつもりは無いわ」

 

霊夢は手に持っている御札を構える

   

エレンもキーブレードを持ち構える

 

魔理沙「私達は観戦してるぜ」 

 

アリス「頑張って!」

 

アリス達の声援を受け、二人は戦い始める

 

レミリア「フッ!」

 

レミリアは空高く飛び上がり、大量の光弾を放つ

 

霊夢「甘いわね……!」

 

しかし、霊夢の周囲に結界が張られ、攻撃は全て防がれてしまう

 

エレン「これが…霊夢の力なのか…」

 

霊夢「今度はこっちの番よ!」

 

すると、霊夢はお祓い棒を上に投げる

 

すると、お祓い棒は巨大化し巨大な陰陽玉へと変化する

 

霊夢「喰らいなさい!」 

 

巨大陰陽玉は一直線に飛んでいき、レミリアに命中する

 

レミリア「くっ……」

 

霊夢「まだまだ!」

 

次に霊夢は扇子を取り出すと、勢いよく仰ぎ始めた

 

すると、霊夢を中心に竜巻が発生しレミリアを襲う  

 

レミリア「ぐっ……」 

 

霊夢「エレン!ボヤッとしてないでアンタも加勢しなさい」 

 

エレン「っ!お、おう!」 

 

エレンは駆け出しキーブレードを振り下ろす

 

レミリア「ふん……効かないわよ……?」

 

レミリアは軽々と避け、蹴りを入れる

 

エレン「うわあっ!!」

 

レミリア「さぁ、キーブレード使いさんの力見せてょうだい!」

 

そう言うと、レミリアは再び槍みたいな物をエレンに飛ばす

 

エレン「そう簡単にやられるかよ…守りを!!」

 

エレンはキーブレードを上に掲げ、防護魔法を発動させ、全ての攻撃を弾き返す

 

レミリア「ほう、なかなかやるわね」

 

エレン「ハァアアッ!!!」

 

エレンは次々と技を出していく

 

レミリア「ふむ……貴方、まだ本気出してないわね?」

 

エレン「なに……?」

 

レミリア「貴方のキーブレードには力がある……それを解放していない貴方に私は倒せないわ……」

 

エレン「キーブレードの力を…開放してない?」

 

霊夢「あんた!私もいることわすれない?」

 

レミリアの背後をとった霊夢が御札を投げスペルを発動する

 

レミリア「無駄よ……」

 

霊夢の投げた御札はレミリアに当たる前に消えてしまった

 

霊夢「どういうことよ?今確かに当てようとしたはずなのに……」

 

レミリア「ククク……もういいわ。十分に遊んだから久々に楽しんだわ」

 

霊夢「へー、そうですか」

 

エレン「終わったのか…」

 

レミリア「さてと、エレンね?あなたにはまず旅の準備をしないとね」

 

そういうと、レミリアはエレン達を応接室へ案内する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「まずはエレンの運命を見たわ。」

 

霊夢「結果は?」

 

レミリア「そうねぇ、強いて言うなら見えないよの…」

 

魔理沙「見えない?レミリアに限って人の運命を見れないなんてことがあるのか?」

 

レミリア「ええ、まるで誰かに妨害されてるようにね……まあ、気長に待っていればそのうち見えるようになると思うけど」

 

霊夢「そう……じゃあ、次はどうすればいいかしら」

 

レミリア「とりあえず、世界の秩序についてエレンには再認識してもらわ」

 

エレン「あぁ…」

 

レミリア「まず…数多くある世界には『キーブレード』という武器が存在するわ。このキーブレードは心を持った剣であり、使用者を選ぶ。そして、選ばれた者は『キーブレードマスター』となり、他のキーブレード使いを導く存在となる……ここまでは分かるわよね?」

 

エレン「ああ」

 

レミリア「そして、キーブレードはハートレスを消し去ることのできる光の武器でもあり、世界を行き来するのに必要な鍵のようなものと思いなさい」

 

エレン「あぁ…訓練でそう教えられた…」

 

レミリア「そして、ここから本題で…もし、別の世界に来た場合。あなたは決して他の世界の住人と悟られないようにしなさい」

 

エレン「何故だ……?」

 

レミリア「もしも、エレンが別の世界に迷い込んだことがバレれば、必ずその世界を侵略しようとする者が現れるわ」

 

霊夢「なによそれ……面倒臭いじゃない」

 

レミリア「だから、気をつけないと行けないわよ。咲夜!」

 

そう言うと、レミリアは指を鳴らす

 

 

すると、隣にメイドのような女性が立っていた

 

咲夜「お呼びでしょうか」

 

レミリア「エレンの旅の準備をしときなさい」

 

咲夜「畏まりました……では、こちらにいらして下さい」

 

エレン達はその後、旅の支度を整え

 

応接室に帰ってくる

 

エレン「なぁこの服はなんだ?」

 

レミリア「それは異空間を移動する際、闇に飲まれないようにするための服よ」

 

レミリア「それと、これも渡しておくわ」

 

そう言うと、エレンはレミリアから1つの手帳を受け取る

 

エレン「これは?」

 

レミリア「旅には日誌が付き物。もし、何かあったときはすぐに日誌に書くといいわ。旅のヒントになるかもしれないし」

 

そう言われると、エレンはポケットにしまう

 

魔理沙「おいエレン。今回の旅なんだが、私と霊夢も連れて行ってくれるか?」

 

エレン・霊夢「「え…?」」

 

霊夢「ちょっと魔理沙!何勝手に!」

 

エレン「いや、別に構わない」

 

霊夢「えっ!?」

 

エレン「人数が多い方が楽しいからな」

 

霊夢「ちょっ!あんたまで!」

 

魔理沙「あんがとよ!こういう冒険ちょっと憧れだからよ!一度行ってみたいと思ってたんだ」

 

霊夢「だからって私は行くなんて一言…」

 

魔理沙「他の世界に行ったらもしかしたら美味しい料理が食べられるかもしれないぞー?」

 

 

霊夢「よし、行きましょう!今すぐ行こう!」

 

魔理沙「決まりだな改めてよろしく頼むな?キーブレードの勇者さん?」

 

そう言うと魔理沙は手を差し出す

 

エレン「あぁ、こちらこそ世話になる」

 

そう言うと、魔理沙とエレンは握手を交わした

 

霊夢「私がいることも忘れないで…」

 

エレン「もちろんさ」

 

アリス「私は幻想郷に残るわ。霊夢、魔理沙がいないとなると異変の解決ができる人もいないからね」

 

レミリア「じゃあ、そろそろ出発の時間よ」

 

霊夢「いよいよね……」 

 

エレン「そうだな……」

 

 

アリス「しっかりね!3人とも!」

 

レミリア「貴方達の旅に鍵が導いてくれるよう祈るわ」

 

こうして、新たな仲間と共にエレンは旅立つのであった

 

 

to be continue

 

 




遂に外の世界に出たエレン

出会ったのはなんと「東方」に出てくる人物たち、本作はエレン、魔理沙、霊夢達の旅が始まります

次回からも続々と世界を巡る旅が始まります

次の世界は世間でも人気のあのアニメの世界です

では次の投稿は下旬ごろ予定です。お楽しみ
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